「それでよ。いきなり恋人のフリなんかしろって言われちまったんだよ!ありえねーよなー俺には小咲がいるってのに!!」
「そ、そーだね。ちょっと安心した…かな」
「ん?何だって?」
「なんでもありませーん」
「んだよー」
「ダーリーン!」
何か金髪の少女が走っている。
その少女は走ってきた勢のまま楽に体当たりしていく。
「ちょ、おま!!」
避けようとした楽だったが避けることはかなわかった。
「ぐはっ!」
「ら、楽くん!!」
(あんたねぇ!状況わかってんの!?死にたいの!?)
(ふっざけんなよ!俺は彼女いるんだよ!お前と付き合ってるフリなんかできるかよ!)
(こんのッ!!)
「先学校いってるから!フンだ!」
「一条くん今のって……」
「あぁ、あれがさっき言った……って、一条くん??あれ、なんか小咲、目が死んでない?」
「フフフ…フフ……」
「怖い!小咲が怖いよ!」
学校につくまで小咲の目は死んでいたのでした。
教室に着くといつもの小咲に戻っていた。
(良かったァ。)
心の底からそう思う楽であった。
ー放課後
「小咲!!早く帰るぞ!」
そう言って小咲の手を引っ張っていく楽。
「え、ちょ、楽くん??」
顔を真っ赤にしながらもちゃっかりと鞄を持って、帰る準備を整えていく小咲。
「あ!ちょっと待ってよもやし!」
だだだ!
「ふぅ…悪いな小咲。」
「いいよ。別に楽くんは悪くないんだし…」
「そう言ってくれると助かるよ」
「あれ、楽に小野寺さんじゃん。二人で何やってんの?」
「「ッ!!」」
「よ、よぉ集、いや、実は偶然たまたまそこで小野寺に会ってよ!ついでだから一緒に帰ろうかなーって!」
「え?お前ら二人って付き合ってないの?」
「はぁ!?な、なわけねーじゃん!なんで俺が小野寺と付き合うんだよ!馬鹿じゃねーの!!!」
ゴゴゴゴ…
「なーんだ。てっきり呼び捨てで呼んでるし、学校には二人で来るし、帰りも二人だからてっきり付き合ってんのかと」
「そ、そんなもん友達なら誰だってするだろ?」
ゴゴ…ゴゴゴ……
「あーなんだ。またな楽!!」
「はー。バレるかと思ったー!!なぁ小咲?」
「……」
「どした?」
小咲の目が死んでいる。
「うぉーい!何があったんだ!?」
「楽くん…は、舞子君に言ってないの?」
「お、おう。」
「何でかな……?」
顔を当たる寸前まで近づけて聞いてくる。だが何故だろう。今の小咲相手には別の意味でドキドキしてしまう。
「いや、だって恥ずかしいじゃん?」
「そっかー…楽くん私と付き合ってるの知られるの恥ずかしいんだァ……」
「それにさ!その、面と向かっていうの恥ずかしいから今まで言わなかったけど、俺達まだ付き合い始めたばっかりだから、あんま、周りとかに冷やかされたくないっつうか、うまく言えねーんだけど…2人だけの秘密ってのじゃダメかな?」
「え…」ぽっ
「まぁ、小咲が皆に言いたいってんなら全然俺はいいんだぜ!ただ、小咲もあんましそういうの好きじゃないかなーって思ってよ…」
「そう…だったんだね…だから私は……」
如何でしたか?
毎度毎度短くてすいません。少しずつでも長くしていけるよう頑張ります!