執筆するときはようつべをみながら書くんですけど、最近フルブの動画に飛んでそのままフルブを起動して数時間やりこむ悪循環ががが
フルブを知らない人は......世の中知らないほうが幸せなこともあるんやで(遠い目)
その日の冬木市はとてもいい天気だった。
雲ひとつ無い......といえば流石に誇張だが、それに近い清々しいほどの晴天だった。
ただ日のあたるところを歩いているだけでもどんな陰鬱な感情も吹き飛ぶこの空の下で、
「はあぁぁぁぁ、絶対私が自害するのが一番の最善策ですって。これマスターの為に言ってるんですよ? ほんとですよ?」
「だからダメっていってるでしょ! それに私のためとか言っておきながら何で疑問系で話すのよ!」
とても暗いそれはもうお先真っ暗な『もう私には絶望しかない』と口に出さずとも周囲の人間に伝わるほどに陰鬱なオーラを纏った女性と、必死に励ましながらその横を歩く女性がいた。言わずもがなソラウとディルムッドの二人によるランサ
ー陣営である。
結局あの後、『家に閉じこもってばかりではよけいに気がめいるばかりだ、今日はちょうどいい天気だし気晴らしに外出しよう』ということでソラウがランサーを半分無理やり外へと連れ出したのだが、ランサーを見る限りでは、気が晴れるどこ
ろか、そこらですれ違った人たちに不幸を分け合うレベルのオーラを出していた。
「じゃあ真面目な話あの怪物たち相手にどう戦えって言うんですかますたぁー?」
「それは......向こうが勝手に潰し合って全滅してくれるのを待つとか?」
「結局実力でも策でもなんでもない運任せじゃないですかやだー」
このようにソラウが励ましても逆効果になることも多かった。もはや忠義のかけらもうかがえない。
しかし、実際問題ランサー陣営の実情は現在控えめにいっても絶望的であった。理由としてはもちろんあの
あの三名もいまのところやってること自体は馬鹿丸出しだが、その当人たちの実力は確かなものである。片や知る人ぞ知る伝説の騎士王、片やただひとつの夢を追い求めて幾多の国々を征服した征服王、片や最も古き英霊にして最
古の王である英雄王。
正直な話、勝手に向こうが潰れでもしない限り、勝てる相手ではない。少なくとも馬鹿正直に真正面から戦って勝てるあいてでは断じてない。それ故に、勝ち残る気があるのであれば何かしらの策が必要である。
「じゃあ他のマスターと同盟を組むとかは? あの三体のサーヴァントは他のマスターにとっても十分脅威のはずよ。こちらから申し出たら受けてくれる可能性は十分あると思うのだけど」
「同盟......ですか。......うん、いいかも知れませんね! そうなるとバーサーカーがいいと思います。あの
可能です! いや、私の為にも殺って貰わなければ困る!」
「そ、そうね」
目標と自身の(貞操の)危険を排除できる活路を開く方法を見つけたランサーは心なしか生き生きとし始めていた。
「そうと決まれば行動あるのみです! さあ、いきましょ......あぅっ!」
「きゃっ!」
希望が見えてきて前後不覚になっていたランサーは、意気揚々と歩き出すと、向こうから歩いてきた少女とぶつかってしまった。そのままランサーにぶつかってしまった少女は後ろへと力なく倒れ......
「危ないっ!」
なかった。
先ほどまで情けない姿をさらしていたとは言え、ランサーは三騎士と称されるサーヴァントの中でも特に優秀とされるクラス、その上ランサーの敏捷のステータス値は規格外たるEXに片足をつっこんだレベルのA++。バランスを崩した少女
を倒れる前に支える程度は実に容易いことだ。
「すいません! 前を見てなくて、大丈夫でしたか? ......あれ?」
ランサーがぶつかってしまった女性へと気遣うように声をかけたが、返事が返ってこない上に様子がおかしかった。
ぐったりとしており、体に力が入っておらず、呼吸もどこか弱々しい。しかし意識はあるようで少しではあるが顔を上げてランサーを上目遣いのように見上げ、搾り出すような声で喋った。
「だ、大丈夫です。こちらこそすいませんでした」
「......ほんとに大丈夫ですか? 具合が悪そうに見えますが.......」
ランサーは純粋に少女の体調を気遣って声をかけるが、当の本人は明らかに体に力が入っていない状態にも関わらず、どこか焦るようにその場を逃げるように去ろうとしたが、
ぐううぅぅぅぅ
「......えっと?」
「......うぅぅ......」
唐突に鳴り響いた
完全に空気となっていたソラウにいたっては明後日の方向を見ていることから、『私は何も見てない聞いてない』というスタンスをとるようだ。ようするに『じぶんでなんとかしてくれ』ということらしい。
気まずい空気にになってきて、とうとう少女の方から極々小さな音ではあるが嗚咽が聞こえてきてますますランサーはどうすればよいのがわからなくなってきていた。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。三人にとっての救世主とも言える存在が現れたのだった。
「あれ? ジャンヌお姉ちゃん? こんな所でなにしてるの?」
「へっ? あ、し、士郎! 何でこんなところにいるんですか!?」
そこにあらわれたのは赤髪の小さな少年だった。どうやら金髪の少女と知り合いのようで、少女のほうにとてとてと走りよっていった。
「お使い頼まれたから買い物に行ってきたんだよ。それよりジャンヌお姉ちゃんはどうしたの? もしかしてどこかにいっちゃうの?」
「いや......その......いつかは私もいなくなってしまう訳ですし、なによりあまり士郎の親御さんたちにご迷惑をお掛けしたくないので......」
この二人の会話から察するに、どうやら二人は同じ家に住んでいるが、家族というわけではないようだ。そして、この少女------ジャンヌは家出ないし、黙って家を出てきたようだ。
「......いなくなっちゃうの?」
「うぅ......そんな捨てられる子犬みたいな目をしないでくださいよぉ......そのほうが士郎たちにとっても安全なんですよ」
「ぐすっ......もう会えないの?」
「へっ? な、泣かないでくださいよ士郎! お願いですから引き止めないでください!」
「うぅ......ぐすっ」
「わ、わかりましたから! 私はどこにも行きませんからなかないでください!」
どうやらジャンヌが折れる形ではなしは纏まったようだ。
「そう、よかった! なら早く帰ろうよ。きょうは材料大目にかってきたからね。母さんもジャンヌお姉ちゃんはたくさん食べるからつくりがいがあるって言ってたよ」
「へっ!? そんなとこ言ってたんですか!?違うんですよ! 私がたくさん食べるのはちゃんと理由があるんですよぉー!」
そのまま少年------士郎に手を引かれてジャンヌと士郎は家への帰路についたのだった。
そして、ランサーとソラウはしっかりとみていたのだった。ジャンヌが折れた瞬間の士郎のくったくない笑顔を。
「「あの子......将来は女泣かせになるな......」」
そう確信(直感)した二人だった。
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今日のセイバーさん家
第四次戦争において、紛れも無い優勝候補であるセイバー陣営。
聖杯戦争において最優のクラスと言われているセイバー。そしてセイバーのマスターである衛宮切嗣。そしてそのバックにいる聖杯を作った御三家の一つたるアインツベルン家
セイバーの真名はアルトリア・ペンドラゴン、世界的に有名なこのアーサー王であう。当然知名度も高く、元々の実力もあり、まさしく最優の名にふさわしい存在となっている。
そのマスターたる衛宮切嗣は聖杯製作をなした御三家の一つ、アインツベルンの婿養子であり、本人も魔術を道具とみなし、本来魔術師が毛嫌いする現代の機械や兵器を使いこなす魔術師殺しと恐れられる凄腕の殺し屋だ。
セイバー陣営の拠点である、森の中のアインツベルン城。
そこではスーツを着たセイバーと普段着のアイリスフィールがこの上なく真剣な顔で話し合っていたのだった。
「ふむ......アイリスフィールどう思いますか? 私はこの三番目の案がなかなかにいいとおもうんですが」
「うーん......やっぱり三つ目も捨てがたいんだけ......ここは最初の案にするべきよ。身に纏うものがどれだけ凄くても、その纏う者の良さを塗りつぶしてしまっては意味が無いわ」
「なんと! それは盲点でした! 流石はアイリスフィールです。この事に関しての知識では私を遥かに凌駕している。これからも頼りにさせてもらいます」
「えぇ、これくらいならお安い御用よ。あれ? そんなことろでなにしてるの切嗣。そうだ! 切継はどれがいいと思う?」
ちょうど二人がいる部屋の前にきたので様子を見ていた切継だったが、アイリスフィールに見つかったために、おとなしく二人のまえに出て行き、自分が持っていた疑問をぶつけたのだった。
「アイリ、セイバー......なにをしているのかな?」
「あら、決まってるじゃない
セイバーとランサーが挙式するときにランサーが着る衣装よ」
「........................はっ?」
「やっぱり素材の良さを出すためにシンプルなウェディングドレスがいいと思うんだけど......あ! いっそ
------なにも聞かなかった。
そう、衛宮切継はなにも聞いてないのだ。アイリスフィールが門外不出の魔術礼装をランサーに着せたいとかいってたなんて断じて聞いていない。
「切嗣? どうかしたのですか?」
「舞弥......」
城の中をがむしゃらに走っていた切嗣は偶然向こう側から歩いてきた舞弥と会ったのだった。
「舞弥......一つ聞いていいかい?」
「はいなんでしょうか?」
「僕たちの目的はなんだ?」
「もちろん聖杯戦争を勝ち抜き聖杯を手にするためですが......どうしてそんなことを聞くのですか?」
「そうだ、そうなんだよ。おかしいのは僕じゃないんだ。舞弥......君だけがたよりだ」
「ヘッ? き、切嗣!?」
やっとまともな感覚を持つ人とであえ、感極まって切嗣は舞弥を抱きしめた......
そう抱きしめてしまったのだった。
「き り つ ぐ ? 浮気は許さないわよ? うふふふふ♪ あははははは♪」
影からその光景を見ているものがいるとも知らずに,,,,,,
今日のセイバーさん家 続く......かも?
最近の虚無龍さん
いまさらダクソをはじめて死にまくって発狂している模様。なお、原因は倒さなくてもいい強敵に凸しているから。