夜明けの月   作:tomato88

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閲覧有難うございます。

今更なんですが、ティーダのデバイスって何か名前あったりしましたっけ? わかる人、コメントお願いします。


第2話

一方その頃、ティアナは演習が終わると3人を残して、1人でさっさと寮へと戻って行ってしまった。今の状態のティアナを放ってはおけないとスバルはエリオとキャロに先に夕飯をすませるように言い、ティアナを追いかけて行った。

 

「ティア! ちょっと、ティアてば!」

「なによ、うっさいわね。私は疲れてるの。話なら後にして」

 

今は1人にして欲しい、それぐらいわからないの? この馬鹿スバルは。

 

私の言葉はそんな気持ちが見え隠れしているものだった。私は歩くのを止めるつもりはない。それはスバルもわかってる。だけどーー

 

「ティアってば、今朝からなんか変だよ。いったいどうしちゃったの?」

 

諦めてくれない。おまけに逃さないように手を掴まれてるし……

 

「あんたには関係ないでしょう!? 今は1人にして!!」

「嫌だよ! 親友がそんな苦しそうな顔してるのに無視するなんてあたしにはできないよ!」

 

……はぁ? なんで私が苦しそうな顔なんてしなきゃならないの? この子はなにを言ってーー

 

ふと、窓に映って見えてしまった自分の顔。それは確かに、何処となく苦しそうにしていた。

 

「ライトさん……?」

「はぁ?」

「ライトさんが何か関係してるの……?」

 

私は自分のなかで何かが壊れるような音が聞こえた。

 

「あんたになにがわかるっていうのよ……ッ!」

「ティア?」

「私のことなにも知らないくせに知ったような口を利かないでよ!」

 

私はスバルが掴んでいた手を振り払らい、ティア!、と私を呼ぶスバルをその場に残して私は逃げるように走った。

その後、しばらくはギクシャクとした関係が続いた。全く話さないわけじゃない。ただ、なんとなく距離が遠い。

 

「ティアナさん、スバルさんと何かあったんですか?」

「なんとなく、よそよそしいというか、お互い距離を置いているというか……」

「別に、なんともないわよ」

「そうですか……」

「私たちにできることなら何でも言ってください!」

「そうね。うん、何かあったら頼むことにするわ」

 

このやり取りは数日前にあったことだ。子供だと思ってたけど意外と周りを見てるんだ、と思わず感心してしまった。

私だってわかってる。このままじゃいけないことぐらい。スバルとの喧嘩のこともあるが、あいつとのことだってそうだ。あいつとは最初の日以外、一言も話してはいない。それどころか顔を合わせたことさえない。あいつとギンガさんとは私たちとはメニューが違う。だから、訓練する場所ですら違う。

 

「私って面倒くさい女だなぁ……」

 

私の気持ち1つ、言葉1つで解決できること、これらはそういう問題なのだ。ごめんなさい、たったその一言だけでいいのに。それでも、私はその1つの勇気が出ない。

私とスバルがそんな関係のなか、機動六課始まって以来、最初の実戦が開始されるのだった。

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