今回で過去篇は終わりです
ライが皇帝となってからブリタニアは大きく変わっていく
・ナンバーズの解放
・貴族制度の廃止
・財閥の解体
今までのブリタニアを否定するみたいに中から変えられる物は全て変えていった。そうしている内に世界は皇帝ライを認めようとしていた
ある日ナイトオブワンをはじめラウンズとその直属隊がライに牙を向く
その精鋭は東京決戦時のブリタニア軍と同等かそれ以上だ
ライはその報告を聞くと
「迎撃は私1人で充分だ。新型の試運転にもってこいだ」と言った
「陛下。ナイトオブワンは自分にやらして下さい」
「いいだろう。ビスマルクを倒し、最強のラウンズであると示せ」
「イエス、ユア・マジェスティ」
スザクがライにナイトオブワンと戦う許可を貰い格納庫に向かった
そして2人は迎撃に出た。スザクの機体は紅蓮と同じ翼<エナジーウイング>を装備した『ランスロット・アルビオン』紅蓮の一対八翼の赤にたいして一対六翼の緑である
そしてライの機体は天月をベースにロイドとセシルが完成させた機体『インペリア』皇帝の乗る機体と言うネーミングでだ
ランスロットと同じ一対六翼で色は蒼
2機はエナジーウイングで無数の攻撃をしラウンズ直属隊を壊滅させていく。更に高速で飛翔しラウンズを翻弄する
「これが第9世代ナイトメアーーー」
モニカが言い終わらないうちにライは彼女の機体を破壊した
ジノもライの攻撃するが敵わず落とされる
次にビスマルクがライの攻撃を仕掛けるがスザクが間に入って止める
「貴方の相手はナイトオブゼロの僕です。ナイトオブワン」
「プライドなき名前など」と言いエクスカリバーで再度切りかかる
丁度この時、この戦いは世界中に流れていた
そしてスザクとビスマルクの勝負の決着がついた。スザクは自分にかかった『生きろ』というギアスを利用して自身の潜在能力を極限まで引き出した
スザクの精神力にライとルルーシュは愚かE組の皆も驚愕させた
そしてライは全世界にむけて「我が神聖ブリタニア帝国は超合集国への参加を表明する」と発表した
会談の場としてライはブリタニアと超合集国の中間の地である日本・アッシュフォード学園を指定した
そして会談当日ライは案内人のカレンと歩いていた
そしてカレンは自分の気持ちを語りだす。ルルーシュとライに感謝していること、ギアスの存在のこと、ライ達が何をしようと知りたい事。そして自分の事をどう思っているか、黙秘を続けるライに聞いた
ライは沈黙を通していた。するとカレンがライに近づき唇を重ねた
「ライ、私は貴方の事が好きだったの・・・・・・さよなら」
唇を離したカレンはそう告げ、案内人の顔に戻り、体育館に向かって歩き始めた
そんなカレンの後ろ姿を見てライは小さな声で「ありがとう、カレン。そして、さよなら」と言った
体育館では超合集国の代表達とライが会談していた。だがライの周りを壁で囲った。これは咲世子の手でライに変装したルルーシュのギアス対策の為に黒の騎士団の幹部達が考えたものである。
そして超合集国がブリタニアの議員を減らすよう提案するとライはスザクに合図を出し、アルビオンを体育館に突入させた
「ブリタニアが超合集国に参加する際、発言権は通常の国と同じにしてもらいたい」とライはランスロットを見て困惑している代表達に冷たく言い放つ
超合集国の問題としては議員が過半数を超すブリタニアをそのまま参加させると、超合集国が事実上ブリタニアに支配されると言う事になる。
ライもこの事は承知の上でこの会談を利用した
「星刻様!ブリタニア軍が蜃気楼を先頭に日本の領空に入りつつあります!」
「何!?」
「自らを囮にし、ここで奇襲とは・・・」
「しかし国際的な信用を裏切ってまで」
「もはや信用など要らないという事でしょう」
「やはり目的は独裁政治」
「そうだ、ライは世界の敵になった」
指令室では幹部達が索敵の報告を聞いて意見を言っていた
ライは代表達を連れ去り本国に戻ろうとしていた。しかし兵から帝都ペンドラゴンの消滅を聞いた。その後直ぐにシュナイゼルから通信が来て、フレイヤの回収と皇帝としてナナリーが紹介された。ナナリーは兄ルルーシュとスザクに自分は敵だと言い、ルルーシュは冷たくナナリーに当たり通信を切った
「ルルーシュ・・・」
「ライ。お前は気にするな。ナナリーが生きていたとしても俺は立ち止まらない」と言い部屋を出た
(お前がこれから背負う罪に比べれば俺の苦しみなど無いに等しい。これは俺への罰だ)
ここまで見てライが変わった事にE組の皆はショックを受けた。何時ものライは仮面の姿で本当の姿はこっちではないのか不安になる
光景が変わるライは自室のベットでナナリーと折った折り紙を眺めていた。そこにC.Cが入って来てライの本音を言い当てる
「お前は私に”求め続けろ”と言ったな?」
ライは無言で頷いた
「だったら、お前も私に何かを求めろ」
「え・・・」
「そうしないと不公平だ」と言いライの頭を包み込んだ。ライも彼女の腰に手を回ししばらくの間涙を流した
それから数日後世界の今後を左右する最後の戦いが始まる
「この戦いこそ私の覇道への最後の戦いだ!撃ち落とせ黒の騎士団をシュナイゼルをそして天空要塞ダモクレスを!!」
ライは自軍の士気を上げ、開始早々単騎で突っ込んだ。シュナイゼルは愚かと笑い黒の騎士団に迎撃を指示した。しかしインペリアに傷はつかずライは連携の要である隊長機を落としていた。これに気づいたシュナイゼルはすぐさま指示を出そうとしたが、ブリタニア軍がランスロットとジークフリードを先頭に動いた
「A~E部隊は敵機に張り付き自爆しろ!」
『イエス、ユア・マジェスティ!』
ライの命令でブリタニア兵は自爆した
立て直そうとしようとしている時に自爆を見て黒の騎士団は混乱して指揮系統が麻痺した
そこにライはフジの火山を爆発させ斑鳩を沈めた。本来フジは追い込まれた時に使う予定であったが、追い込む為に使った。この事にルルーシュと皆は戦慄した
蜃気楼がアヴァロンから出たのを確認したライはスザクをルルーシュの元に行かせた
シュナイゼルは2人にフレイヤの照準を合わしてナナリーが発射ボタンを押した
ルルーシュはデータの入力を始めた
フレイヤを消滅させるフレイヤエリミネーターの入力を始めた。使用するためには19秒でデータを入れてコンマ04秒で実行するしかない
皆そんなの無理だと思っていると、スザクが『生きろ』のギアスを使い潜在能力の限界を超え見事フレイヤを消滅させた。これを見て何故ライが2人に敵わないと言った事に納得した
ライ達はダモクレスに突入しスザクはジノ、カレン、藤堂、四聖剣、星刻の相手を
ルルーシュはナナリーの元にダモクレスの鍵を取りに行く。ナナリーは自分の意志でシャルルのギアスを打ち破り目の光を取り戻した。そしてナナリーの覚悟を聞いたルルーシュはギアスを使いダモクレスの鍵を奪った
同時刻ライはシュナイゼルの思考を読んだ録画の映像を流しその隙にシュナイゼルに近づき「私に従え」とギアスを掛けた。そして部下にルルーシュを捕らえるように指示を出した。そしてそのまま外に出て、ランスロットにヴァリスを撃った。スザク達は困惑する、だがライはルルーシュもスザクもダモクレスを手に入れるための駒だと言い、その場にいる全員の相手を始める
数分もしない内にカレンとスザク以外が落とされた
「ライ貴方はそんなに頂点に昇りたいの?」
「だったらなんだ?」
「貴方は存在してはいけない。私が貴方を止める」
「僕とルルーシュは君の駒だったのか?」
「そうだ!貴様たちがいなければダモクレスは破壊していた。無駄話はいいここで決着をつけるぞ。ナイトオブゼロ、黒の騎士団のエース」と言い3機は同時に飛翔した。蒼、緑、赤の線が高速でぶつかり合う光景に皆驚愕する
この戦いは世界中に流れている為紅蓮とランスロットは最後の希望なのだが相手が悪い
ライは真正面から2機を破壊し世界に向け放送を流した
「全世界に告げる。私は神聖ブリタニア帝国皇帝ライ・S・ブリタニアである。シュナイゼルは我が軍門に下った。反乱を企てていたルルーシュは取り押さえ、ナイトオブゼロは黒の騎士団のエースと共に私が叩いた。もはや私に盾突く者はいない。それでも抗うのならフレイヤの力を知ることになるだろう」
世界中の人々は絶望する。ただでさえ世界最強のパイロット達を1人で叩き潰した化け物が大量殺戮兵器を手に入れたからだ
「ライ・S・ブリタニアが命じる!世界は我に従え!!」
「オールハイ・ライ!」
ライの言葉にジェレミアが答えるとブリタニア兵も答えた
それから数か月日本で終戦パレードが開かれた。E.Uが超合集国憲章を批准した今、ライは世界統一と言う偉業を成し遂げた。ライの乗る車の後ろには先の戦いで捕まった、ルルーシュ、スザク、カレンを含む多くの者達が貼り付けにされていた
今この世界の人間は誰1人としてライを認めていない。あるのは負の感情のみ
パレードが進む中道の真ん中に仮面の人物が立っていた。その者は”ゼロ”記号の英雄がいた
皆困惑した、ルルーシュはあそこに磔にされているから別人だと思った。そんなゼロに向かって銃弾を撃つが全て避けられる。この動きが出来るのはスザクしかいないと思ったがスザクもルルーシュと同じ磔にされているため余計に混乱した
ゼロは一気にライのいる所まで登った、ライは銃を向けたが弾かれてしまう、ゼロは剣を構え心臓に向かって貫いた。この時のライの顔は安堵と優しさに満ちた顔だった。そして小声でゼロに向かって話しかけた
「ありがとう・・・スザク。これで・・僕も・・・眠れる」
「ライ・・・」
そうゼロの正体はスザクで磔にされているのは変装した咲世子である。スザクは仮面の下で泣いていた
「スザク・・・ルルーシュと共に、この世・界をた・・の・む」
「その願い<ギアス>確かに受け取った」と言い剣を引き抜いた
ライは下に落ちていき下にいたナナリーが口が動いていることに気づき最後の言葉を聞こうと手を握るとライの記憶を知る。この記憶はE組の皆にも見えた
3人が計画した『ゼロレクイエム』の全貌。それは憎しみをライと言うわかりやすい個人に集め、ゼロに殺させることで話し合いのテーブルに着くことができると言うものだった
「2人共ギアスは願いと似ていないか?」
映像のライはルルーシュとスザクに聞き頷いたのを確認して再び口を開いた
「僕はこの世界の人々のギアスに掛かる。だから君達にこの世界を頼むと言うギアスを送る」
この時のライの表情は皆の知っている優しいライの顔だった
そしてナナリーもライの記憶を思い出す
「そんな・・・ライ、さん・・・」
「ごめん、ね・・・折り紙の、約、束守れな・・・くって」と言いライは事切れた
ナナリーはライの死体に顔を埋め泣いた
「狂王ライは死んだぞ!!人質をかいほうしろ!!」
コーネリアの言葉を聞いた合集国の兵と市民が人質の解放に動いた
そして人々は仮面の英雄の名をコールし続けた「ゼロ、ゼロ、ゼロ、ゼロ」と
そして皆の視界が暗転した