?「クフフフ、お巡りさんがこんな廃墟で職務怠慢とは見て呆れるなぁ」
誰もいないはずの廃墟、そこに左目を包帯で巻いた女物のような着物を着た男性が刀を持ち、警官の一人は右腕を切断されていた
奥の方を見ると、拳銃で撃たれて倒れている少女と、怯えているもう一人の警官がいた
警官1「アァァァァァァァァァ!!俺の、俺の腕がぁぁぁ!!」
警官2「ま、待て、俺だけでも見逃してくれ!!」
?「あんな事をやっておいて…テメェ等だけ生きて帰れると思うなよ偽善者警官…今裁くのはこの俺だ」
男性は鍔の無い刀を抜刀し、警官の一人の心臓を貫いた
恐怖で動けなくなったもう一人の警官の首を撥ねた
?「せめて地獄で眠りな!! 偽善者警官共!!」
男性は刀を納刀し、立ち去ろうとしていた
その時丁度、蓮太郎達が乗っていた車が到着し、蓮太郎達が中に入った
男性は柱の陰に身を隠した
そうとも知らず、幸太郎は少女の元に駆け寄った
蓮太郎「何なんだよ…これは…」
桂「おい、しっかりしろ!!気を持て……クソ、間に合わなかったか」
そんな中、銀二と辰斗はとある柱の方を見ていた
銀二「…そこにいるんだろ? 高杉!!」
高杉「クフフ、流石だな」
柱の後ろから先ほどの男性が現れた
高杉「よぉ、ヅラに辰斗じゃねぇか、何してるんだこんな所で」
桂「ヅラじゃない!!桂だ!!」
蓮太郎「あ…あんた…何をしていたんだ…?」
高杉「何をやってたって 差別主義のアホを処刑しただけだ」
銀二「高杉、テメェ、まだこんなことをしていやがったのか!?」
桂「高杉……貴様はいつまで自分の手を汚すつもりだ」
高杉「この腐った時代が終わるまで……俺は、処刑し続けるさ」
高杉は狂気に歪んでいるかのような笑みを浮かべ、そう言った後、少女の元に駆け寄った
高杉「そいつは『呪われた子供達』だ、急いで病院に連れてきゃ助かる確率はあるぜ」
蓮太郎「あんた、それを知ってて何故、助けなかった!? あんたは俺達よりも先にここにいた…だったら、助けることもできたはずだ」
蓮太郎は高杉に敵意を向け、拳銃を向けた
高杉は気にする様子もなく、煙管を取り出した
高杉「おいおい「何故助けなかったのかって」俺はここで休んでいた所 銃声が聞こえてきたから駆け寄ったらこんな状況になっていたんだよ」
蓮太郎「だからって、こんな…」
遥「そんな事を言っている場合じゃねぇぞ、桂だったな、この近くで一番近い病院を知っているか?」
桂「当然だ、この東京エリアは俺の庭、知らない場所などない!!」
遥は少女を優しく抱き上げると、車に走った
高杉「俺は、死体処理とパトカーの破壊しておく早く行け」
辰斗「なぁ晋之助、いつまでそんな事をやるつもりじゃけ…もっと平和的に解決する方法はないのかぜよ?」
高杉「知らんな」
高杉こと、高杉晋之介はバッサリ言い捨て、辰斗は悲しそうな目をしながら銀二を連れて車に向かった
小さな病院に付くと、蓮太郎は医師に引き渡そうとしていた
だが、医師は少し嫌そうな顔をしていた
遥はそれを見て、前に出た
遥「俺が執刀する…手術室を借りるぞ…」
医師「あ、あんた何勝手に…」
遥「黙れ浮気男」
遥は何時の間にか手袋を外し、医師の頭を掴んでいた
遥「こいつの命がかかっているんだ…わかったら大人しくしていな…」
遥はそう言い終えると、手術室に向かった
時間が経ち、遥が戻ってきた
蓮太郎「おい、あの子の容体は!?」
遥「手術は終わった…もう大丈夫だ…金はそうだな…俺のほうで払っておこう…」
辰斗「お前さん、本当に何者じゃ? とてもじゃないがただの高校生とは思えんぜよ」
遥「悪いな、俺はもう大学を卒業している…」
遥は懐から万札を置いて去って行った
蓮太郎達はその様子を見ていることしかできなかった
暫くしてから、蓮太郎は病院を出た