ブラック・ブレット 記憶の覇者   作:在原昴

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第7話

蓮太郎は遥と別れた後、しばらくしてから帰路についていた

 

蓮太郎「あの人、本当に何でもできるんだな…手術もできて、ガストレアも自由に操れる…剣の腕前も高い…これじゃあ、延珠に笑われちまうな…」

影胤「へぇ…そうなのかい、里見君」

 

その声が聞こえると同時に蓮太郎は拳銃を引き抜き、構えるのと同時に、その場にいた影胤も悪趣味な改造がされた拳銃を突きつけた

 

影胤「ヒヒヒ、驚かせて済まないねぇ、里見君、銃を降ろしてくれないかな?」

蓮太郎「断る!!」

影胤「だろうね、小比奈、右腕を切り落とせ」

小比奈「はいパパ」

 

影胤が指を鳴らすと、小比奈が影から現れ、すでに抜刀している小太刀で影胤に言われた通り、蓮太郎の右腕を切り落とそうとしたが、それはとある乱入者によって妨げられた

その人物は蓮太郎のイニシエーターの延珠だった

 

小比奈「斬れなかった」

延珠「蹴れなかった」

 

二人は互いに思ったことを呟き、対峙していた

 

影胤「今日は君に話があって来たんだ」

蓮太郎「…話?」

影胤「私の仲間にならないか? 何故だか君のことが好きになってしまってね」

蓮太郎「ッ!? なん…だと…!?」

 

蓮太郎は警戒しながら、影胤を見ていた

 

影胤「君はこの東京エリアの在り方が間違っていると一度も思った事は無いかね?」

 

それを言われた蓮太郎は図星だったのか、僅かに顔をしかめた

 

影胤「君は延珠ちゃんを普通の子供のふりをさせて学校に通わせているそうだね? 何故そうする、彼女達はホモ・サピエンスを超えた次世代の人類だよ? 大絶滅の後生き残るのは我々力のある者達だけだ」

 

影胤はそう言うと、大金の入ったアタッシュケースを見せた

 

影胤「私に付けば、これだけではないが、最低でもこれが手に入る、それに今、私のバックにはデカいものが付いているからね、どうだね? 君にとっても破格の条件ではないかね?」

 

蓮太郎は拳銃を取り出し、アタッシュケースを撃ち、答えを示した

 

影胤「それが答えかい?」

 

蓮太郎は影胤の言葉に睨むだけだった

 

影胤「そうか…君にもふられてしまったか…」

蓮太郎「俺にも…ほかにも声をかけたというのか!?」

影胤「ああ、最も、彼のイニシエーターは現段階では最強だ、接近戦ならば負けなしだった小比奈も手も足も出なかったよ」

小比奈「…あのワニ、絶対斬る!!」

蓮太郎「ワニ? お前が声をかけたのはいったい…」

影胤「それと一つ情報を提供するよ」

 

影胤は小比奈を連れて、立ち去ろうとしたとき、思い出したかのように振り向いた

 

影胤「薊島君はガストレアを支配するだけではなく、自らもガストレアとなり、戦う…彼を野放しにしておけば恐らくはこの世界そのものをガストレアも人間も曖昧な世界になるかもね…」

 

影胤はそれだけ言うと去って行った

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