オーディンに稽古をつけてもらうべくロスヴァイセと気弾のみの模擬戦をする。
試合にあっさりと勝利した一誠はオーディンの力を分け与えてもらい眠っていたゴッドの力を覚醒させるのだった。
side一誠
オッス!オライッセー!
夏休みも大分過ぎ八月後半…。
オラ達グレモリー眷属は、本邸前の駅で冥界との別れの時を迎えようとしていた。
「カカロット。また会える日を楽しみにしているよ。ここはお前の第二の故郷だ。いつでも気兼ねなく帰ってきてくれて構わんよ」
爺ちゃんの言葉にオラは大きく頷く。
「あぁ!またミリキャスを連れて遊びにくっぞ!急に帰ってくるかもしんねえけどそんときは勘弁な?」
そう言うと爺ちゃんは苦笑していた。
「カカロット、グレイフィアやミリキャス、それにリアスをよろしくお願いします。あなただけが頼りなのですから…。」
「分かった、任しといてくれ!」
そう言うと婆ちゃんはにこやかに頷いていた。
隣では部長が顔を真っ赤にして顔を隠していた。
なにやってんだ?部長のやつ…。
そしたらオラの言葉を聞いてた爺ちゃんが泣きながら…。
「……うぅ、私も涙脆くなったものだ。我が家の将来は明るい……。」
爺ちゃん、なんでそんな号泣してんだよ…。
すると、婆ちゃんが号泣している爺ちゃんを怒りはじめた。
「ちょっと、あなた。そこは祖父らしく、『まだまだ若い者には負けん!』ぐらい言って返すものですわよ?」
「そんなことを言ってもだな、カカロットはすでに私の力を凌駕しているのだ、もう十分だろう?そろそろ落ち着いても良いのではないかと思ってな…。」
「隠居めいたことを仰るのは、せめてリアスが高校を卒業してからにしてください」
ん?さっきから二人は何の話をしてんだ?オラはグレイフィア達を守ってやるってことを言いたかったんだと思ってたんだけんど…。
『なぁ、グレイフィア、爺ちゃん達何の話をしてんだ?』
『今はまだご理解なさらなくても大丈夫ですよ、一誠様。いずれ分かりますから…。』
コソッとグレイフィアに聞いてみたけどよく分からねえこと言われちまった…。
ま、いいか!今は気にしなくてもな!
「リアスにイッセー、残りの夏休み、手紙ぐらいは送りなさい」
「はい、お兄様。」
「そんなことしなくてもオラなら一瞬で会いに行けるからなぁ…。」
手紙書くくらいなら直接会ったほうがいいんじゃねえかな?
「そうなのかい?なら、頻繁に会いに来てくれてもいいんだよ?一人だと淋s…..」
スパァァァンッ!!
そう話す父ちゃんをグレイフィアが思いっきりハリセンで叩いていた。
「良い歳して子供みたいなことを言わないでください…。」
そう言いながら父ちゃんの頬を引っ張るグレイフィア。
「いひゃい…いひゃいよ、グレイフィア…。」
ほんとに痛そうだぞ…?止めてやるか…。
「そろそろ止めてやんねえか?父ちゃん痛そうだぞ…。」
「……一誠様がそう仰るのでしたら…。」
しぶしぶといった感じで父ちゃんから離れるグレイフィア…。
しばらくして列車のベルが鳴り響く。
「んじゃ、また来るぞ三人とも!またな!」
「お爺様!お婆様!お元気で!!」
オラ達は列車へと乗り込み人間界へと帰っていくのだった。
ーーーーーーー
揺れる電車の中でオラは眠っていた。
すると膝に重みを感じてオラは目が覚めた…。
下を見ると小猫がオラの膝に寝転がっていた。
「どうした?小猫、オラの膝なんかに寝転んでよ…。」
「…ここが一番安らぐんです…。にゃん♪」
小猫の甘えてくるその姿は猫そのものだった…。
「はははっ!ま、いいか!」
そう言って笑い飛ばしたが周りの状況はすごいものになっていたんだ…。
部長はオラを半眼で睨んでいたり、朱乃は無言のまま微笑みながらプレッシャーを放ってたり…。
アーシアが涙目だったり、グレイフィアなんかミリキャスと話をしているが目だけはしっかりとこっちを捉えてたぞ…。
何されるか若干警戒してたけど特に何もされなかったからよかったぞ…。
そんなことがありつつも人間界側の地下ホームに列車は到着し、オラは延びをする。
「ぁあ…!やっと着いたぞ…。さて、さっさと家にけえるか!」
そうしてアーシアの方を振り向くとアーシアは何故か優男に詰め寄られてたんだ…。
なんだ?アイツ…。
「アーシア・アルジェント……。やっと会えた」
「あ、あの……」
あちゃぁ…。アーシア困ってんじゃねえか…。
「おめえ!アーシアに何の用だ!ナンパならオラを倒してからにしてもらうぞ」
アーシアを助けるためオラはアーシアの前に割って入る。
しかし優男は真摯な表情でアーシアに訊いていた。
「……僕を忘れてしまったのかな。僕達はあの時出会ったはずだよ」
何言ってんだコイツ…。気持ち悪い奴だな…。
すると優男は突然胸元を開き、大きな傷痕を見せてきやがった。露出狂か?警察につきだした方がいいんじゃねえか?
しかしアーシアはその傷痕を見て、目を見開いていた。
「ーーーっ。その傷は、もしかして………」
なんだ?この変質者と知り合いなんか?
「そう、あの時は顔を見せられなかっけれど、僕はあの時の悪魔だ」
「ーーーっ」
つまりどういうことなんだ?訳分からねえぞ…。
「僕の名前はディオドラ・アスタロト。傷痕が残らないところまで治療してもらえる時間はあの時なかったけらど、僕は君の
アーシアの過去は以前聞いた…。たまたま、一人の悪魔を助けたことで魔女の烙印を押された。
ーーーそう、ソイツはアーシアが教会を追い出されるきっかけとなった悪魔だったんだ。
「ディオドラ?ディオドラね?」
なんだ部長、コイツしってんのか?
するとグレイフィアがコソリと耳打ちしてくる。
『この方は現ベルゼフブの御家、アスタロト家の次期当主であらせられるディオドラ・アスタロト様です…。』
あぁ!そういえばそんなやつ居たな!
影が薄すぎてすっかり忘れてたぞ…。
ディオドラはアーシアのもとに跪くと、その手にキスをした。
何のつもりだ?コイツ…。気安くアーシアに触りやがったぞ…。仕方ねえ、あの技を使っとくか…。
オラは怪訝そうにその様子を見守りながらある技を発動させる。
そんな事をされているとは知らずディオドラはアーシアに話しかける。
「アーシア、僕は君を迎えに来た。会合の時、挨拶できなくてゴメン。でも僕と君の出会いは運命だったんだと思う。ーーー僕の妻になって欲しい。僕は君を愛しているんだ」
あろうことかオラ達の前でアーシアに求婚したのだった。
オラはその様子をただ、不審げに見守るのだった…。
オッス!オラ悟空!
ディオドラの奴、しつこいぞ…!
アーシアに求婚してからしつこくなにかにつけては物を送り付けてきやがる…。
って!今度は本人の登場か!?これ以上アーシアを困らせんならオラが一肌脱いでやる!
次回!ドラゴンボールD!
アーシアを守れ!ディオドラVS兵藤一誠!
ぜってえ見てくれよな!