自宅にてイッセー主役の冥界の番組、ニンジンドラゴンを視聴するグレモリー眷属と義家族と同家族。
皆が楽しんでそれを見ていた…。
しかしリアスやドライグだけは複雑なものであった。
こんなのでイイのかイッセー!?
sideイッセー
オッス!オライッセー!
前のニンジンドラゴンの一件から更に数日が経ってからの話だ!
まず最初にオラ達はしゅうがくりょこう?ってのに行くために班決めをしたり……。
『禍の団』の英雄派って奴等をぶっ飛ばし
(オラが変身してボコボコにしたらみんなに引かれてた……)たり……。
小猫に滅龍を発動させたときに使ってしまった気の乱れ(良く覚えてねえけど気が乱れててうまく使えなかった)を整えてもらったりしたんだ。
そんなある日のこと……。
「おしっ!今日はこのくらいにしておくかぁ!」
オラが何時ものように重力室で修行をしていると…。
「あらあら、うふふ…お疲れ様ですわ、イッセーくん」
そう声をかけられて、振り返ると朱乃がタオルを持って立っていたんだ。
「お、サンキュー!にしても朱乃がここに来るなんて珍しいじゃねえか、どうしたんだ?」
オラは気になって聞いてみる。
すると朱乃は少し咳払いをしてから話し始めた。
「イッセーくん、今度の休日ってなにか予定あるかしら?」
その言葉にオラは予定を思い出して首をかしげる。
「ん~…特にねえかな、修行してるくらいだと思うぞ?」
『なんでだ?』と聞くと朱乃は少し安心した顔をして口を開いた。
「良かった…それじゃあ、今度の休日、少し私に付き合ってくれないかしら?」
「ん?別にいいけど何すんだ?」
そう聞くと、朱乃は少しだけ顔を朱に染めて言った…。
「デートですわ♪」
その顔はとても嬉しそうであった。
ーーーーーーーー
そして休日……。
オラは待ち合わせ場所である駅近くのコンビニの前にいた。
一緒に住んでんのに何でわざわざ待ち合わせなんだ?
前日にそう聞いてみたら……『女の子には色々と準備が必要なのですわ』って笑顔で言われちまった。
う~ん……オラ良くわかんねえぞ……。
因みに服装は何時もの道着じゃなく余所行きの服だ。
グレイフィアに話すとどうなるか分かんなかったからミリキャスにその事を話したらよ……。
「それじゃあ僕がイッセー兄様の服を見立ててあげます!いつもの格好で行ったら駄目ですからね!」
って言って選んでくれたんだ!
こういうところもなんか悟飯に似てんだよなぁ。ミリキャスは……。
そんなことを考えながら待っていると待ち合わせ時間の午前十一字近くになっていた。
もうそろそろ来るか?と考えてたらフリルつきの可愛らしいワンピースを着た同い年くらいの女の子がオラの前に現れたんだ……ん?
「おめえ、ひょっとして朱乃か?」
「ゴメンなさい、待たせちゃったかしら?」
「いや、そんなことねえけどよ……」
いつもの格好じゃねえんだな…。という言葉は呑み込んだ。
オラてっきりいつもの大人っぽい落ち着いた服装で来ると思ってたから驚れえたぞ!
あまりの珍しさにマジマジと見つめてたら朱乃が…。
「そ、そんなに見られていると恥ずかしいわ。……今日の私、変?」
そう聞かれ、オラは首を横に振る。
「そんなことねえさ、似合ってっと思うぞ?
ただいつもと格好が違えからビックリしたけどな!」
ハハハッ!と笑うと朱乃は恥ずかしそうにしながらもどこか嬉しそうだった。
う~ん…なんかいつもと雰囲気が違うからなんか戸惑うぞ……。
オラが内心で困惑していると朱乃が上目遣いで言ってくる。
「今日イッセーくんは一日私の彼氏ですわ♪……イッセー、って呼んでもいい?」
「ん?おぉ、いいぞ」
それを聞いた朱乃は顔をぱぁっと明るくさせた。
「やったぁっ!ありがとう、イッセー」
なんかこのやりとりしてっとあの堕天使…。
天野夕馬って奴のことを思い出すな……。
アイツはオラが変身しちまった大猿に殺られちまったんだっけか……。
まあ、そんなことはさておき、今日は朱乃以外にも知り合いがいる……。
あんま気にしちゃいねえけどさっきから殺気に似た視線とよく知ってる気を複数感じんだ。
ちらりと見ると、少し離れた電柱の影に紅髮の奴がサングラスと帽子を被って、こちらを伺っている……。
ん?メガネをかけた金髪の奴は涙目になってっぞ。
それとレスラー覆面から猫耳を出している小柄な奴。
紙袋被った怪しい奴!
そして普通の格好をした木場と……。
完全に変装して誰だか見分けがつかない銀髪の奴とその子供。
あいつらバレバレなんだよなぁ……。
オラが気を探れること忘れてんじゃねえかな?
「あらあら、浮気調査にしては人数多すぎね」
なんだ、朱乃も気がついてたんか。
そして、見せつけるみてえにオラに身を寄せてくる。
朱乃の身体…って言うよりチチもそうだったけど柔けえよな…。
【バキッ‼メキメキッ!!】
鈍い音が後方からして振り返ると怒りに震えている様子の部長とグレイフィアが電柱と壁にヒビを入れていた。
おいおい……人ん家の物壊すなよ……。
「とりあえず行くか」
「えぇ」
こうしてオラ達は町へと繰り出した。
ーーーーーーーー
デートを始めて三時間ほど経った。
服のブランドショップに行っては…。
「ねえ、イッセー。これ、似合う?」
とか…。
「それともこっちかしら?」
と、洋服を比べてはオラに聞いてくる。
オラはあまり聞いてなかったが…。
「おぉ、いいんじゃねえかな?」
と、時々相槌を打っていた。
腹へったなぁ……。
そんなことを考えながら買い物を済ませ露店で買ったクレープをいっしょに食って…。
「美味しいね、イッセー」
って聞かれたりしたぞ。
グレイフィアとも前にデートしたけど疲れるなぁ……。
まあ、朱乃…じゃなかった姫乃(今日はそう呼んでくれって言われた)が楽しそうならそれでいっか!
町中を歩いている間、ずっと手を繋いでたんだが、握り方が《オラを頼っている》って感じが伝わってくる。
そんなことしなくてもなにかありゃ助けてやんのによ……。
オラが何となくわかったのは今日の姫乃はなんだか変だってことくらいだ。
彼氏っての相手だと姫乃はこんな反応をするんか?
普段、高貴な印象を見せる和風美人として、人気のある(松田、元浜談)姫乃。気品ある口調と振る舞いでお姉様な姿を見せてんのに……。
それが今や口調も振る舞いも違和感しか感じねえ……。
これが年頃の娘って奴なんか?
確かに可愛いとは思うけどなんか違和感なんだよなぁ……。
他の奴等ならとっくに落ちてんだろうな。
いや、いつもの姫乃でも十二分に落ちてっか。
オラにはよくわかんねえけど……。
にしても彼氏か……。
オラには恋愛ってのは良く分からねえ…。
戦いのほうが好きだかんな!
けど、こいつらは違う。
グレイフィアはともかく、姫乃や部長。アーシアも恋愛は大事だと思う。
相手がいるかどうかしらねえけど幸せになってもらいてえし。
ディオドラみてえにあいつらを泣かす奴がいたらそんときはオラがソイツをぶっ飛ばしてやる!
そう改めて決意してオラは姫乃の手を引き、宣言した。
「よし、姫乃!今日はとことん遊ぶぞ!行きたいとこジャンジャン言ってくれ!」
キョトンとしてた姫乃だったが、最高に可愛らしい笑顔で応じてくれた。
「うん!」
よし!んじゃ、行くか!。
ーーーーーーーー
「深海魚って変な顔の子が多いわね」
水族館から出たばかりの姫乃は楽しそうにそう話す。
オラと姫乃はゲーセンで一頻り遊んだあと、水族館に入っていた。
町中の小さいとこだったけど、姫乃が楽しそうで良かったぞ!
……まあ、オラ達を紅髮のあいつらは追って来てたんだけどな?
もしかして、前の時もオラ達を追って来てたんかな?
あいつらが水族館から出てきたところで姫乃がそれを確認していた。
可愛いイタズラ笑顔を作ると、オラの手を引いて走り出したんだ!
な、なんだ!?
振り向き様に姫乃は楽しそうに言った。
「リアス達を撒いちゃいましょう!」
そういうことか、そういうことなら!
「こうした方が早えかんな!」
オラは姫乃をお姫様抱きにすると超速で走り出した。
不意に抱き抱えられて驚いていた姫乃だったが、どことなく嬉しそうにしていた。
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数分走ったところで、小路に入り、そこで気配を殺し身を潜めた。
部長達の気配は捉えられない。
「うふふ、リアス達を撒けたみたい」
そう言う姫乃はとても楽しそうだった。
「それにしてもイッセーって早いのね。あんなに早く走れるなんて」
「あれでも本気じゃねえんだけどな、本気で走ったら道路が壊れっちまう」
そう言うと姫乃は『うふふ、確かにそうね』と、笑っていた。
と、ここで適当に走ったせいで何処にいるのかわかんなくなっちまった。
オラ達いってえ何処まで走ってきたんだ?
周囲を見渡した時だった。
……オラの視界に『休憩●円』『宿泊●円』な文字があちらこちらにあった。
なんだここ?変な看板の建物ばっかだぞ?
なんだかよくわかんねえし、瞬間移動で帰るか。
そう考え、オラは口を開いた。
「姫乃、良くわかんねえとこ来ちまったから瞬間移動すっぞ。掴まって…「……いいよ」い?」
いいよってどういうことだ?なんか顔が真っ赤になってもじもじしてっけど、でえじょうぶか?
「……イッセーが入りたいなら、私はいいよ。……だいじょうぶたから」
なにがでえじょうぶなんだ?そもそもこのタテモンはなんなんだ?
姫乃は姫乃で何かを決意したような表情してっし……。
オラが疑問に首をかしげていると聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「まったく、女を抱こうなどとやりおるわい、神龍帝の小僧」
ん?この声はもしかして!
オラが振り向くとそこにはオーディンのじっちゃんと戦乙女のロスヴァイセが立っていた。
「じっちゃんじゃねえか!どうしてこんなとこにいんだ?」
「それはこっちが聞きたいわい。バトルマニアに見えて意外と隅におけんのう…」
「不潔です!こんな日の出ているうちからこんなこと…!何をなさっているのですか!」
ロスヴァイセの姉ちゃんが言ってくるがオラにはなにがなんだかさっぱりだ……。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!そもそもここは何処なんだ?オラはさっぱり訳がわかんねえよ……」
するとじっちゃんはキョトンとした顔で聞いてきた。
「なんじゃお前さん、ここに知らんできたのか?」
「あぁ、ちっとあるやつらから逃げんのに朱乃と走ってたらここに出ちまった」
オラの説明に目を点にするじっちゃん。
「神龍帝の小僧、行動するときはもう少し周りを見て行動するようにせい」
呆れたように言われちまった。
「はははっ!悪りい悪りい!」
悪びれずに謝っていると朱乃がガタイの良い男に詰め寄られていた。
「……あ、あなたは」
朱乃が目を見開いて驚いている。
なんだ?またディオドラみてえな奴が来たんか?
警戒するオラを余所にその男は口を開くのだった。
「朱乃、これはいったいどういうことだ?」
オッス!オラ悟空!
いやー!アイツが朱乃の父親だなんてよ!
前に堕天使の父親がいるって聞いてたけどアイツだったんだな!
いいっ!?じっちゃん、しばらくこっちにいるんか!?
次回!ドラゴンボールD!
オーディン来訪!連れ回されるグレモリー眷属!
ぜってえ見てくれよな!