丹波国 八上城前
丹波国…現代では京都と兵庫の境に位置するその土地は山岳に囲まれ他国からの侵入は限られているその土地に西から河合の地から迫ってきた、別所家、歩夢達の軍団5900という兵が進軍していた。
歩夢「これが戦か…」
後方で別所就治の軍2000と共に後方に待機していた。
歩夢の目の前のは現代では見ることが叶わない立派な日本の城、山を利用した守りに強く攻めるに難しい要所
既に北の外門を淡河城城主、衣笠範景(きぬがさ のりかげ)が西の門を神吉城城主、神吉頼定(かんき よりさだ)手勢1500の兵と共に門を突破するべく攻め寄せていた
八上城守備隊「奴等を近寄せるなぁ!!」
だが、櫓など外部からの防衛機能が充実している八上城は門を守備する守備隊の矢の雨により着実に別所家の数を減らされていっていた。
神吉頼定「ぬうぅ…攻め上がれんか…」
神吉家臣「北門を攻めている衣笠様も同じ模様、いかがいたしますか?」
神吉頼定「門を突破する一番槍は我らよ皆!門をこじ開けるのだ!!」
神吉頼定は率いる兵を鼓舞し士気を高めると門の突破を継続する。
衣笠範景「ふっ!神吉殿め、戦功を立てようとしているのだろうが、一番槍はやらせぬぞ!皆!我らの方が先に突破するのだ!!」
神吉頼定の行動を見ていた衣笠範景は負けじと攻めてを激しくさせ城門を突破を試みる。
それを後方から眺めていた歩夢は目の前に広がる命のやり取りを目に気分は優れなかった。
これが今いる現実だとそういった雰囲気がこの場を包み込んでいて、歩夢は今にもこの空気にやられて吐きそうになっていた。
有馬範頼「どうした?歩夢殿、気分が優れないご様子」
そこに別所就治の副官としてこの地に赴いていた有馬範頼が歩夢の様子を見て声かけてきた。
歩夢「っ!範頼殿、すみませんこの様な姿見せるわけにはいかないのですが…」
有馬範頼「いや、別に攻めいるわけではない、しかし、やはり戦場は初めてであろう?」
歩夢「はい、元の世界ではもうこの様な命の奪いなどは日の本からなくなり平穏な時代でしたから」
歩夢「…今にでもここから離れたいぐらいです」
有馬範頼「皆、初めは同じことよ、初めて戦場にたったとき、歩夢殿と同じ気持ちであった…直ぐにとは言わんなれていけばいい」
有馬範頼は歩夢の心情を察して助言を歩夢に与えられた。
歩夢(そんなに、割りきれるものでもないですよ)
歩夢(戦争はやってはいけないこと…けどこの時代ではそれが当たり前のように繰り返されている…どこかの偉い人がいってた…創造は破壊でしか生まれないって…それはわかってる…けど…俺はどうすれば…)
だが歩夢にとってはこんなのは非日常なこと早々に受け入れるなど無理があった。
そんな歩夢達に火急の知らせが届く。
別所間者「殿!殿は何処か!?」
後方から焦りの顔をしながら来たのは周囲に放っていた別所の間者であり、その表情から一大事だということは見てとれた。
別所就治「いかがした?」
別所間者「ここより北に位置する黒井城から赤井直正率いる騎馬隊が我らの背後をつかんとしておりまする!!」
波多野家に攻めてきた別所家に着実に危機が迫っていた。
武将紹介!!(戦国立志伝参照)
有馬則頼
播磨の豪族。重則の子。豊臣秀吉に仕え九州征伐、朝鮮派兵などに従軍。秀吉死後は徳川家康に仕えて関ヶ原合戦に従軍し、戦後、摂津三田3万石を領した