理由は…戦国立志伝にはまって…つい…遅れてしまった
何はともあれ更新したのでどうぞ!
八上城からやや北に位置する黒井城から2000という騎馬隊が出撃した方を受け八上城の後方に陣取っている本隊がどよめいた。
別所就治「不味いの。このままでは、我らは退路をたたれてしまう」
別所就治はその報を受けこちらの背後を強襲することを察知し、対策を考える。
有馬則頼「就治様。この戦、我々の敗北でございます、直ぐに退却し播磨に戻るべきかと」
有馬則頼は対策を考える別所就治に横から助言を与えるがこれには一つだけ問題があった。
別所就治「しかし、前線で戦っておる範景と頼定の部隊を呼び戻して撤退するまでにどれ程かかるか…恐らく騎馬隊の方が早いはずだ」
有馬則頼「ということは赤井の騎馬隊を誰かの部隊で足止めをしなければならないということになります」
足止め、赤井直正率いる騎馬隊を誰かの部隊で迎撃し時を見て引く、有馬則頼の話は殿ということになる。
だがここで問題がある、この中でその殿ができるものが一人だけということだ。
有馬則頼「その殿が務まるのがこの場に一人…歩夢殿のみでございます」
衣笠範景と神吉頼定は前に出ており、歩夢の隣にいる有馬則頼もまた別所就治の副将として従軍しているために離れるわけにもいけない。
残ったのが歩夢が引き連れてきた900という部隊のみであった。
別所就治「歩夢よ初陣早々、極め危険な行いだが赤井直正の部隊の足止め頼めるか?」
歩夢に足止めの任を与える別所就治。その問いに答えるように歩夢は頷いた。
歩夢「わかりました、これより、直ぐに出立し別所家の退路を確保しに参ります」
ここで拒否することはできない、動けるのが自分だけだということもあり歩夢はその任を受けたまり自信が連れてきた兵をつれて八上城から離れていった。
丹波国 篠山口 黒井の平道
一度進軍してきた道を戻り篠山口から黒井城に続く道の半ばへと到着した歩夢は走っていた足を止める。
歩夢「このあたりでいいかな。みんな!もう敵はすぐそこまで迫っているはずだ!数はこちらが劣勢、まともに戦っても勝ち目はない、そこでこの道の隣にある森に隠れて騎馬隊を待ち伏せる!一刻を争う、すぐに取りかかってくれ」
次第に近づいている敵軍に悟られるように両脇の森に兵を潜ませる。
そして待つこと20分ほど馬の地鳴り音が響いて来て歩夢はその音で来たことを察して兵達に鉄砲と弓矢を構えさせる。
歩夢「合図があるまで撃たないで下さい。」
そして音は大きくなり騎馬隊の先頭が歩夢の目にも目視できるようになった。
赤井直正「続け!丹波国を侵攻した別所家達に赤井の恐ろしさを思い知らせなさい!
」
先頭に立つのは黒い毛並みの馬にまたがる茶髪の髪に赤い軽装少女であった。
歩夢(女の子!?部隊を率いているってことは…あれが赤井直正ということ!?)
男性だと思っていた歩夢は赤井直正が実は女だという事実に取り乱してしまうなか、更に状況は悪化する。
取り乱した直後、鳴り響く銃音それに連鎖して銃音が次々と響き渡る。
歩夢「っ!?まだ合図は出してないですよ!」
恐怖のあまり、合図を待たずして発砲してしまった足軽、それにつられて他の鉄砲隊も銃声につられて発砲してしまい、赤井直正率いる騎馬隊を三人ほど命中するが他の弾は外れ、銃声により馬が暴れるだけとなった。
赤井直正「っ!奇襲か!」
歩夢(初手を外した、鉄砲の弾込めには幾分時間がかかる!)
歩夢「弓隊!矢を放ってください!」
歩夢の号令のもと、弓隊が赤井直正の騎馬隊に矢を射かけはじめる。
赤井直正「怯むな!矢の降り注ぎ方を見て数は私達のほうが上とみました!敵は恐れずに足らず!」
矢を放ち赤井直正の騎馬隊にも被害はでるが赤井直正の指揮により、狼狽えていた騎馬隊はすぐに統率を取り戻してしまう。
歩夢(くそ!これじゃあ時間稼ぎにもならない!)
本来の目的は足止め、このままではすぐに突破されて本隊が挟撃されるため、引くに引けない状態であった。
赤井直正「全軍!騎馬を下車!乱戦に持ち込め!」
矢が降るなか赤井直正隊は馬から降りると刀を抜刀し歩夢達に迫る。
歩夢達も弓を捨てると刀を抜刀し双方入り乱れの乱戦になった。
肉を切られ響き渡る断末魔や葛藤する声。
歩夢はその中で戸惑っていた。
歩夢「どうすれば…どうすれば」
次のてを考える歩夢に赤井直正が歩夢に向かってくる。
赤井直正「この部隊の敵将とお見受けします!その首とらせてもらいます!」
持っている十字槍構えながら歩夢を撃ち取ろうとする赤井直正と対峙するのであった。
武将紹介!!
赤井直正
丹波の豪族。時家の次男。兄・家清の戦死後、若年の甥・忠家を後見した。明智光秀の丹波平定軍を撃退するなど武勇に優れ「丹波の赤鬼」の異名をとった