播磨国 三木 歩夢領地
波田野家との、戦いから一月が経過し、歩夢は今日も変わることなく、領地発展の為に領地開拓に勤しんでいた。
歩夢「うーん、今のところ民達が不服にしていることはないし…」
逆に何か新しい建物をたて、不服と思う者もいるだろう、これはこれでかなり複雑な作業である。
小性「殿!失礼したします」
歩夢は建設に悩んでいると小性がやって来て、なにやら、報告することがあるようで歩夢の部屋の前に正座する。
歩夢「何かありましたか?」
小性「申し上げます、領地の先日開拓しました北側で、お湯が湧き出る場所があるとのこと…この件についていかがいたしましょうか」
歩夢(…お湯…そうだ)
小性が報告を終えるとその報告を聞いた歩夢が名案を思い付く。
歩夢「すまないが、そのお湯を湧いたという場所に温泉施設を建設してほしい、そのあとその隣に旅人のためにも宿屋もお願いする。」
小性「承知いたしました、早速大工達に殿の勅命をお伝えいきまする」
歩夢はそう、小性に告げると、直ぐ様小性はその案件に取り掛かり大工達がいる場所に向かっていった。
歩夢「さてと、これが吉とでるか凶とでるか…」
咄嗟の発想で行動を起こした歩夢はこの建設が領土の繁栄に繋がるか、不安を覚えながらも政務に取り組んでいくのであった。
そして、歩夢が温泉施設の建設を言い渡してから大体20日間が経ち、小性から温泉施設と隣に建設するように促した宿屋の建設が完了したとの方を聞き入れ屋敷からでて歩夢は建設地へと足を運ばせた。
建設された場所は領民達が集まっており、建設したての温泉施設に興味を示していた。
領民「おお~領主様じゃ領主様が参られたぞ~」
歩夢の存在に気づいた、領民が歩夢がここに来たことを告げると連鎖して領民達が歩夢にに向くと直ぐ様深く一礼をしだす。
領民「このような立派な温泉地を作っていただき、誠にありがたいことです」
歩夢「よろこんでくれたのならば、それでいい、みんなも、遠慮なく堪能してくれ」
そういうと領民達は温泉施設へと足を運び込み、温泉をご満悦に堪能し、歩夢の領土の温泉は直ぐ様に周りにも知らせることになった。
その夜、三木城では君主である別所就治、そして家臣である有馬重則が一室で密談を行っていた。
別所就治「ふむ、歩夢は実に民に愛され領土を豊かにしているようだな」
有馬重則「息子からも、天からの御使い…黒崎歩夢を称賛しておりまする」
別所就治「…ならば、動くときやもしれんな」
有馬重則「っ!!漸くでございまするか、今なら天は我らの味方、これもまた天命なのかもしれませぬ」
別所就治「うむ、耐えしのいできた甲斐があった…重則!出陣の支度をせよ!この播磨を別所家が納める戦起こすは今ぞ!」
有馬重則「ははっ!承知ございました!」
また歴史は動き出そうとしていた。
今回の武将紹介!!
有馬重則
播磨の豪族。はじめ摂津有馬郡に住んだが、のちに播磨に移った。有馬家は、有馬郡の地頭職に任ぜられた赤松義祐を始祖とする、赤松家庶流である。