デュエル・バトル・レボリューション   作:ルーシャー

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今回の話は原作にないオリジナル回です。
マーシャにスポットを置いたオリジナル回は今後もちょこちょこありますのでその度に主人公とマーシャの中を変動させていきます。
あ、もちろんハリーも忘れていないのでご安心を


第12話同じ境遇のフタリ

第12話同じ境遇のフタリ

デュエル免許認定試験場

ケイ「終わったぁ~」

僕はデュエルディスクにライセンスデータを入れてもらうため受付に来ていた。そこでマーシャを見つける。 

マーシャ「あ、ケイ。どうだった?」

ケイ「うん。Bランクのライセンスが取れたよ!マーシャのお陰だよありがとう」

マーシャ「やっぱりBランクのライセンスだったんだ。ブレンドパークで横から貴方のデュエルを見たとき絶対Bランク以上のライセンスを持ってると思ったから」

ケイ「そ、そんな事ないよ。あ、それよりマーシャはどうだったのAランクのライセンス?」

マーシャ「えっと・・・」

マーシャの反応は僕の予想と全然違って歯切れの悪いものだった。そこで僕は察した。マーシャがAランクのライセンスに落ちたのだと

ケイ「あ、えっと・・・」

掛ける言葉が見つからず言葉に詰まっていると受付から僕の名前が呼ばれた。デュエルディスクにライセンスデータを入れる準備ができたのだ。

マーシャ「あ、ほら呼ばれてるよ?」

ケイ「あ、うん。ちょっと行ってくるよ。その・・・元気だして」

マーシャ「あ・・・」

僕はその場を逃げるように離れてしまった。そして手続きが完了した後・・・

ケイ「ねぇマーシャ。ちょっとブレンドパークによっていかない?」

マーシャを元気にさせるための方法は未だにわからない。でもこのままスティルハーツに戻ってしまったらこのギクシャクした感じになってしまうと思っての提案だ。

マーシャ「え、で、でも早くスティルハーツに戻って報告しなきゃ・・・」

ケイ「僕が試験に手間取ったって事にするから。寄っていこうよ」

マーシャ「え、ええ」

ブレンドパーク

マーシャ「ど、どうしてブレンドパークに?」

ケイ「マーシャ・・・さっきはごめん」

マーシャ「え、あ、いやあれは私の力が足らなかっただけだから・・・」

ケイ「・・・」

二人の間に長い沈黙が訪れた。その重苦しい空気にしてしまった原因は僕にある。何とかしなきゃいけないと思ったときだった。

マーシャ「・・・聞かないんだね。わ、私がAランクのライセンスを欲しがってる理由」

ケイ「・・・聞いていいの?」

マーシャ「・・・ケイには聞いておいてほしいかな。私がAランクのライセンスを欲しがってる理由」

ケイ「・・・マーシャ」

マーシャ「私ねポリス隊に入りたいの」 

ケイ「え?」

マーシャ「あ、ううん少し違うかな。ポリス隊に入って探したい人がいるの」

ケイ「探したい人?」

マーシャ「私のたった一人の・・・兄さま」

ケイ「え!?」

マーシャ「実はね私の両親は小さい頃に私達兄弟を置いて亡くなったの。そこから私は兄さまに育ててもらった」

ケイ「・・・」

マーシャ「でもね、その兄さまもポリス隊に入ってしばらくして行方不明になってしまったの・・・」

ケイ「マーシャ・・・」

マーシャ「だからね、私はポリス隊に入りたいの。行方不明になる前兄さまが何をしていたのかポリス隊に入ればわかる気がしたから。でもAランクのライセンスはお金が高くてあまり連続で受けれないんだ・・・」

僕に事情を語ってくれるマーシャは寂しさと不安が混ざりあったような震えた声だった・・・

マーシャ「あ、ご、ごめんね?出会ったばかりの人からこんな事話されても・・・」

ケイ「・・・マーシャの気持ち少しだけなら分かるような気がするよ」

マーシャ「・・・え?」

ケイ「僕も父さんが居ないんだ。仕事先で亡くなったらしい。母さんも小さい頃に亡くなった・・・」

マーシャ「!?」

ケイ「後で父さんの元から送られてきた遺言書には一言「デュエリストになれ」とだけ。後父さんとの思いではこの腕時計だけなんだ・・・だから少しだけ・・・マーシャの気持ちわかるよ」

マーシャ「ケイも私と同じだったんだ・・・」

ケイ「こんな事言うのは無責任かも知れないけどマーシャなら・・・次の試験には受かるよ。そんな気がする」

マーシャ「・・・ふふ。不思議だね。私達まだあって数日なのに貴方にこんな話をしちゃうなんて」

ケイ「辛い話を思い出させちゃってごめん。それと・・・話をしてくれてありがとうマーシャ」

マーシャ「私こそ話を聞いてくれてありがとう。なんだか貴方になら話しても良いって思えたんだ」

ケイ「・・・」

マーシャ「・・・私達似てるね」

ケイ「・・・そうだね」

ケイ「あのさマーシャ。その兄さんの・・・」

僕がそこまでいいかけた時突然僕のケータイが鳴った。

ケイ「あ、ごめんマーシャ。はい、もしも・・・」

アーネスト「もしもしじゃない!いったいいつまでかかってるんだ!さっさと終わらせて報告に来い!」

ケイ「あ、はい!今終わりました。これから向かいます!」

僕の言葉を聞くとアーネストはブツッと電話を切ってしまった。時間を見るとライセンスの試験を受けてからもうかなりの時間がたっていた。

マーシャ「・・・も、戻ろうか」

ケイ「・・・そうだね」

 

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