44話報告
応接室
マーシャ「も、もう大丈夫。そこのソファーに降ろしてくれる?」
ケイ「あ、うん」
マーシャ「/// 」
ケイ「しばらく横になってた方がいいよ。本当はリンファさんの部屋の部屋が使えればそこにベッドがあったんだけど流石に入れないし」
マーシャ「あ、あのケイは大丈夫なの?」
ケイ「え?」
マーシャ「体の事だよ!私ばかり気にして自分の身を大事にしなさすぎるよ・・・」
ケイ「大丈夫、大丈夫!違法カードだってかわしたし無事だよ」
マーシャ「そう、ならいいけど・・・」
ケイ「それじゃ僕はハリーと合流してリンファさんが来るのを待つよ。ゆっくり休んでて」
マーシャ「あっ・・・」
応接室を出た扉の前で僕はどっと崩れ落ちた。
ケイ「体を大切にしろか・・・マーシャに見抜かれてるかもなぁ・・・」
実のところ僕も結構限界だった。それはマーシャのような体力面の疲労ではなくマーシャを守れずデュエルに負けそうになったという精神面での疲労だった・・・
ハリー「よっ!お疲れナイトさん」
ケイ「ナイトねぇ・・・守ると誓った人の前で負けそうになるナイトってダメだよな・・・」
ハリー「いや、お前はすげぇと思うぜ。違法カードを使った相手の攻撃をかわしたんだろ?マーシャから聞いたぜ」
ケイ「かわして守ってるだけじゃダメだ。ゼクスを倒せるくらい強くならなきゃ」
ハリー「あー、まぁ俺で良ければいつでもデュエルの相手になるからよ。俺くらい軽く倒せなきゃゼクスを倒すなんて無理だからな」
ケイ「ハリー・・・ありがとう」
ハリー「っと、そろそろ日がのぼるな。ってことは」
しばらくハリーと雑談をしているとラボにリンファさんが戻って来た。僕たちはラボの有り様に驚くリンファさんを部屋につれていきこれまでの報告をした
リンファさんの部屋
ケイ「すみませんでした。ゼクスの侵入を許してしまって・・・」
リンファ「いいのよ。重要な物は何一つ盗まれていないみたいだし、何より貴方が無事で良かったわ」
ハリー「リンファさん。イービルのヤツはどうしたんですか?さっきから姿が見えないんですが」
リンファ「彼からの連絡でラボに侵入したゼクスを追跡しに行ったらしいわよ。ラボの警備はスティルハーツを使っていいって連絡もあったわ」
ハリー「イービルのヤツ何が「使っていいだ」俺らはお前の道具じゃねぇっての!」
リンファ「所でマーシャはどうかしたの?姿が見えないけど」
ケイ「実は・・・」
僕はマーシャと僕に起こった事をリンファさんに話した。
リンファ「わかったわ。ケイ、マーシャをここにつれてきて。ここで私が見るから」
ケイ「わかりました」
再び応接室
ケイ「マーシャ」
マーシャ「ケイ、どうしたの?」
ケイ「リンファさんが戻って来たんだ。部屋を使わせてもらえる。移動しよう、立てる?」
マーシャ「うん、休ませてもらったからもう大丈夫」
ケイ「よし行こう」
僕はマーシャとならんでリンファさんの部屋に移動を開始した。この時僕は精神面での疲れからか自分でも気づかない程だが、ふらっと足のバランスを崩していた
マーシャ「(ケイ・・・やっぱり・・・)」
リンファさんの部屋
ケイ「戻りましたよ」
リンファ「ありがとう。マーシャこっちへ。ここのベッドを使っていいわ」
マーシャ「あ、あの私ならもう休ませてもらいましたし・・・」
リンファ「ダメよ!ゼクスとのデュエルの後ハーフダイブまで使ったのでしょう?ゆっくり休みなさい」
マーシャ「はい・・・」
リンファ「貴方達も昨日今日とお疲れ様。ラボの復旧作業は私達とポリス隊で行うわ。帰って休みなさい」
ハリー「ポリス隊が来るならアネキも来るよな。俺も帰るか。ケイも帰ってゆっくり休めよ」
ケイ「うん、ハリー、マーシャもお疲れ様」
マーシャ「ケイ!」
ケイ「うん?」
マーシャ「・・・ありがとう」
ケイ「うん、マーシャもね」
こうして僕達の長い夜は終わった。だけどこの事件以降僕達は本格的にゼクスとの戦いに巻き込まれていく事となる・・