他の小説が詰まった時に書いていたのがいくらかできたので投稿してみることにしました。
あと、東方projectタグで添い寝でキーワード検索してもでなかったのでやってみました。
ぶっちゃけ普段から私の作品を見ている方からすれば早くほかの奴進めろよ、と思われるかもしれませんが…まぁ、息抜きも必要ということでここはどうかひとつ。
それでは記念すべき第一回目は皆大好きフランちゃん、幼い色を全面に出してみましたがはてさてどうなることでしょう。
紅魔館でお姉さ…アイツが彼を招いて食事をした日、彼はのどを詰まらせて倒れてしまった。
その時は人間はやっぱり脆いと感じただけだった。
次に来た日はその日は泊まって次の日に遊んでくれると言ってくれた。
私は楽しみに待っていたのだが彼は寝過ごしてしまい、私はそれに対して怒って彼を叩いてしまった。
流石にやりすぎたかなと反省はしている。
次の時には彼は湖へ連れて行ってくれた。
帰りに釣りに来ていた人里の人に仕事を手伝ってほしいと言われて彼は人里に帰った。
…私は彼ともっと一緒に居たかったのに。
ある日彼は咲夜と一緒に料理をしていた。
その時に包丁で腕を切ってしまい、一緒に遊べなくなった。
彼が私のために作ってくれていた料理はおいしかった。
別の日に私はハチミツをつまみ食いした。
その匂いにひかれて蜂がやってきて驚いたが彼が身代わりに刺されてしまった。
私は心配になって急いで彼を竹林に送った。
雨の日に私が少し濡れた床でこけそうになると彼が後ろから手をまわして助けてくれた。
その手が私の胸元にあったことと運悪くお姉さまに見られて初心なアイツが「尋問よ!」と騒いでいた。
胸に手をまわされたとき、何故かはわからないけど心が落ち着かなかった。
以前に蜂の毒から助けてもらったお礼にと彼と私は竹林にでかけた。
兎詐欺の落とし穴に引っかかって彼は足首を痛めてしまった。
あの時は兎狩りをしようかと思ったが、彼に止められてしまった。
私の部屋で彼は私をからかってきた。
恥じらい隠しに熊のぬいぐるみを投げてしまった。
人はやわらかいものでも気絶するのだと初めて知った。
私はみんなに日頃のお返しがしたいと彼に料理を教わった。
その時に熱したフライパンを持ち上げたら彼に当たってしまって彼はやけどをした。
もう少し周りに気を付けることにしよう。
「お兄様が紅魔館に初めて来てくれるようになった日から書き始めたこの日記ももう薄くなってきちゃったなぁ…また咲夜に言って新しいのを、ってひょっとしてお兄様に言ったら日記帳をまたお兄様がプレゼントしてくれたりしないかしら。」
私はこの日記帳をお兄様がくれた日のことを思い出して少し目をつぶる。
お兄様はお姉さまが気まぐれに人里の人間を呼んでパーティをしようとしたとき偶然選ばれた男の一人だった。
私はこういう知らない人が集まるパーティはあんまり得意じゃなかったから扉からそっと中の様子を覗いていた。
そんな私を見つけたお兄様は優しい笑顔で近づいてきた。
なんでもパーティで親とはぐれてしまった人里の子と思ったらしい。
その事実に少しむっ、とした私は扉の陰に隠していた七色の翼を見せつけるように広げた。
「私は吸血鬼!この館の主であるレミリアお姉さまの妹よ!!」
私の名乗りを聞いて彼は少し驚いたような目をしたものの直ぐにさっきまでの優しい顔付きに戻って勘違いに対する謝罪をした。
その謝罪する姿をみて私は心の中でふふん、と少し優越感に浸った。
その後上機嫌になった私は彼を連れて紅魔館の庭にでて話をしたり弾幕を撃って驚かせたりした。
…私の顔とか、翼が綺麗だとか言われて少しペースをもっていかれたりもしたけどね。
そして帰り際に彼は私のおかげでまた面白いお話が書けそうだとお礼を言ってきた。
面白い話という単語に興味を惹かれて詳細を詳しく聞くとどうやら彼は小説家らしい。
それで今日のことを日記に書いてまた別なお話を書くときにつかうそうだ。
その話を聞くと私も暇つぶしに日記を書いてみたくなってしまった。
そのことを彼に話すと鞄から一冊のノートを取り出して私へと手渡した。
それは真新しい日記帳のようだがなぜそんなものを持ち歩いているのだろうかと疑問に思うと彼は何かを察っしたのか説明をしてくれた。
どうやら彼はそろそろ日記のページがなくなりそうだったからスペアを買っておいたらしい。
一瞬それを私がもらってもいいのかと考えたけれど渡してくれるということはきっと大丈夫なんだろう。
だから私はその本を彼からもらい、そしてその日から毎日欠かさず日記を書いている。
そしてその話をお姉さまにした時からお兄様は週に一度金曜日に来てくれている。
最初のころは皆お兄様のことを確かめるような感じだったけど今ではもう屋敷の皆でお兄様のことを待ちわびているくらいだ。
それでもお兄様が言うには私が目当てで来てくれるみたいで私はとてもうれしかった。
今までお姉さまからもらった、もしくはお姉さまとのつながりで出会った人しかいなかったからお兄様は私が初めて自分で手に入れたつながりなのだ。
「お兄様まだかな、何時もなら一時間前にはもう来ていたのに…」
そして私はその初めて手に入れた繋がりの人が来るのを今か今かと待ちわびていた。
ひょっとして今日は来ないのではないかという考えが脳裏をよぎるが即座に否定する。
来れないなら来れないでお兄様はいつもどうにかして連絡を飛ばしてくれるからだ。
だから今日は来てくれるはず、そう考えていると部屋の扉がコンッと何度かノックされた。
その音を待ちわびていた私はすぐさま腰かけていたベッドから飛び上がり下手をすれば扉が壊れてしまうのではないかという勢いで扉を開けた。
そして扉を開けたところに待っていたのはいつもの優しい笑顔のお兄様だった。
お兄様の顔を見た私はいつものように来てくれたという嬉しさで1も2も無くお兄様のお腹にへと飛びつきながら来るのが遅かったことによる怒りでお兄様を問いただす。
「もう!今日は遅かったじゃない!!いつもなら一時間前には来てるのに!!!」
私が問いただすとお兄様は少し困ったように髪を掻きながら事情を離した。
話を聞くと明日人里でお祭りがあるらしくそれの手伝いをしていて途中で抜けられなくて来ることができなかったらしい。
でも私に会いたくて何とかその仕事を早くに終わらせて会いに来てくれたらしい。
私に会いたかったなんて言われたらそれ以上怒れないじゃない…
ほんの少しだけほっぺが暑くなってしまった私は少し彼から顔をそらしながら部屋に入ってもらっていつものように椅子に座ろうとするお兄様を引き留めてベッドの方へと座らせた。
そして座った体勢のお兄様に対して私は飛び込んで供にベッドに寝転がる体勢になった。
お兄様は私が飛びついたことに対して特に怒ったりせずに頭をなでながらも少し困った顔をしていた。
これはお兄様のサインで今日は特に泊まるつもりなどはないという物で私はいつもそれを素直に聞いている。
だけど…
「駄目!今日は返さないもん!遅れてきたお兄様が悪いんだからね。」
今の私はそんなことを聞くつもりは全くなかった。
当然だ、何も言わずに遅れてきたのだから。
それに遅れた分は取り戻さないとね。
お兄様はそんな私の態度を見て諦めたのか少しだけ息を漏らして苦笑いをした。
あるいは私が普段お兄様に対しては我儘をあんまり言わないから聞いてくれたのかもしれない。
…こうなったら我儘をいっぱい言っちゃおうかな?
そう決めた私はお兄様に帰るつもりがないことをわかって言葉を発し始める。
「ほら、帰らないって証明にぎゅ~、ってして?」
私のお願いを聞いたお兄様は特にためらうこともなくやさしく私の体を抱きしめて自身の体温の温かさを私に与えてくる。
紅魔館のほかのみんなは知らない私の大好きな、そして私だけの心地の良い温かさ。
まるで私の心を優しく解きほぐすかのようなそんな温もり。
そこにお兄様が今日は帰らないという誓いを建ててくれたのと合わさって思わず私の顔から満面の笑みがこぼれてしまう。
その私の顔を見たからかは知らないがお兄様は片手は抱きしめた状態のままもう片方の手で私の髪を梳く用に撫でてくれた。
確か私の代わりに蜂に刺された時も心配して泣き出した私をこうして抱きしめながら私を撫でて落ち着けてくれた。
多分私はその時からこの温もりを気に入ってしまったんだろう。
「はぅ…一週間ぶりのお兄様の温もり、気持ちいい…」
大げさなとお兄様は苦笑するが私にとってはそれほど大事なものなのだ。
だから即座にその言葉を否定する。
「そんなことない、お兄様は自分への評価が低すぎるのよ。」
お兄様は自分の価値をまるで分っていない節がある。
とても優しいのにそれを普通の事と言ったり、お姉さま達が自分に向けている好意の目線を紅魔館に男がいないから珍しいだけじゃないかなんて言ったり。
それにお兄様のこの抱きしたり頭をなでるという行為は一度されてしまえばどんなに怒っていてもすぐに解かされてしまうくらいの力があるのだ。
もはやお兄様の能力なんじゃないかと真面目に一度疑ったことがあるくらいだ。
「お兄様はもっと注意するべきよ、あなたのこの腕は誰でも虜にしてしまうんだから。」
それにお兄様の虜にされた人が増えたら私と遊ぶ時間が減るし撫でる回数もへってしまう。
そんな心配がよぎって私としては気が気でない。
だけど心配な当の本人は苦笑いしかしておらず、なんとなくそれに少しだけ腹が立ちほっぺたをつつくことによってその怒りを表現した。
しかしお兄様は私を今度は一転して微笑ましいものでも見るかのような瞳をしてさらに頭をなでてくる。
そのせいで少しだけ怒りが消えてごまかされそうになるもののどうにか踏みとどまって今度は言葉で怒りを表現をする。
「むぅ…お兄様、フランは怒ってるんだよ!?」
それを聞いてお兄様は心配してくれてるんだよね、と笑顔で返してまた私の言葉をふさぐ。
…お兄様は顔は優しいのに少しだけ意地悪だ。
それもこっちが言葉を返しにくい方法で意地悪をしてくるからたちが悪い。
そうして反撃もできず素直に喜ぶこともできずに不機嫌になるとお兄様は私が可愛いからつい意地悪してしまいたくなる、なんて言ってきたものだから私はうろたえて少しお兄様から離れてしまう。
「意地悪するお兄様なんて嫌い!」
私は勢いに任せてそう言い放った。
そしてその言葉は予想以上にお兄様へのダメージが大きかったみたいで、お兄様はまるでお姉さまの使う槍が刺さったかのようにうなだれた。
なんとなくその顔を見ていると罪悪感が湧くのでプイッと寝返りをうってお兄様に背中を向けるようにして顔を背けてしまった。
でも、さっきの一瞬のお兄様の姿が目に焼き付いて…ううん、むしろ見えなくなった分余計に心苦しくなってしまった。
そしてお兄様も沈黙を貫いているので息苦しくもなってしまう。
「…ごめんなさい、意地悪は嫌いだけどお兄様は嫌いじゃないわ。」
そう言って私は後ろ手にお兄様の服の袖を掴んで手繰り寄せる。
たったそれだけのことだけどお兄様は私の意図を察してくれたようで後ろから私の事を優しく抱きしめてくれた。
私はそんな微かなサインでも察してくれるお兄様をやっぱり好きなんだ、と背中を摺り寄せた。
するとお兄様はそれを待ち望んでいたかのように私を抱きしめていた手の片方を私の頭に移動させ、私の薄い黄色の髪をサラリ、サラリ、と撫でていた。
顔は見えないけど今のお兄様は笑顔なんだろうと察した。
そして笑顔のお兄様を想像した私はなんだか悔しい気持ちになって何か言い返したくなってしまう。
そして私はとある一つの手段を考え出した。
これならば優しいお兄様は絶対に断れないはずだ。
そう考えると私は反転してお兄様の方を向くと少し悪のこもった笑みをお兄様に向けた。
お兄様はそんな私の笑顔を見て楽しそうに笑っていたその表情を引きつらせた。
本音を言えばお兄様のそんな顔を見れただけでも胸が少しスッとするけど満足とはいかなくて、その悪魔の笑みでお兄様に告げた。
「でもお兄様?意地悪をしたならお仕置きもあるべきだよねぇ?」
お兄様はその言葉にうっ、とさっきまでの余裕を完全に崩して固まった。
その状態のお兄様を見て私はさらに笑みを深くし、そのお仕置きの内容を告げた。
「それじゃあお兄様へのお仕置きは…明日一日私と一緒にこの部屋にいること!いいわね?」
これなら内容も少し軽いしお兄様も絶対に快く受けてくれるだろう、そう思ったのだがどうもお兄様の表情は良いとは言いにくいものになっていた。
そしてお兄様はあろうことかその要望だけは聞けない、と私に突き返してきた。
「なんで!?」
思わず私は声を荒げてお兄様に問い詰めた。
するとお兄様は明日はお祭りがあるからこの部屋には一日中はいられない、そう話した。
私はその言葉を聞くと急に怒りと悲しみが湧いて出た。
「それはつまり…お兄様はフランなんかよりもお祭りのほうが大事ってこと…!!!??」
私はその湧いて出た2つの感情をぶつけるようにお兄様の服の襟をつかみながら叫んだ。
そんな私の豹変ぶりを見てお兄様は目を見開くもののそれは違う、と反論をしてきた。
自分で私のもとよりお祭りに行くとお兄様自身が言ったみたいなものなのに何を言っているのだろう。
「違わないわ!お兄様は私なんかよりもっ…!」
と、自分の推測、怒り、悲しみを込めて叫ぼうとした言葉をお兄様は手のひらを私の口に当てて塞ぐという手段でその先を言わせることをさせてくれなかった。
お兄様のその行動に何をするの、と目線で訴えようとお兄様の瞳を見るとその瞳にはただこちらをじっと見据えている優し気な雰囲気を纏った瞳があった。
そして私に対してお兄様はいいかい、と前置きをして言葉をつづけた。
まずは私にお兄様が今日遅れて来た理由を思い出してくれと告げた。
今日私のもとへ来るのにお兄様が遅れた理由、それは祭りの設営を手伝っていたから起きたもの。ただそれだけのはずだ。
しかしよく考えてみれば少しおかしい。
お兄様は遅れてきたら私がどんな反応になるかなんてわかり切っていたはず、それなのに遅れてきた。
それに遅れる時にはいつも連絡をくれるのにそれさえしなかったということは何か隠していることがあるのだろうか。
そこまで思考を進めるとお兄様は実は、とその答えを教えてくれた。
気が触れた妖怪として噂が出回っていた私が前にお祭りに参加してみたい、そういっていたから人里出入り禁止な私にどうにかして祭りを見せたかった、そんな理由だった。
そして私は瞬時に分かった。彼が遅れてきたのも、一日中はここに居られないというのもつまり…
「私の…ため?私をお祭りに連れていくために……?」
そういうとお兄様はずっと服の襟を掴んでいた手を優しくゆっくりと外してそのままぎゅっと手を握って、私の顔をしっかりと見ながらその優しい顔を少しだけ申し訳なさそうな表情にして告げた。
私を祭りに参加させてあげたいと人里の重役の人たちに直談判した事、何回も断られたがそれでもお願いした事、そしてそんなお兄様を見て人里の一番偉い人が認めてくれたこと、代わりに相当量の仕事を課せられたことを。
けれどお兄様はその仕事をやってのけた、全部私にお祭りを見せてくれるために。
そう、お兄様は最初から最後まで全部私の為に頑張っていてくれたのだなのに私はそんなお兄様に何度も怒鳴ってしまった。
そう自覚すると急に胸を罪悪感が包み込み、体の節々が冷え込むかのような感覚に襲われた。
「ご、ごめんなさいお兄様!お兄様は私の為に動いてくれてたのに私は自分勝手なことばっかり言って、えっと…その…!」
とにかく何かを話して謝り続けないといけない気がして口を動かすが思考がそれにおいつかず、言葉につまってしまう。
そんな私にお兄様は優しく頭を撫でて大丈夫、気にしていないと告げるとそれで、と言葉をつづけた。
そして私に一緒にお祭りを周らないかと聴いてきた。
何時もなら私は二つ返事で返事したのだろうけど今の私は少し躊躇してしまう。
「で、でもお兄様。私はお兄様に散々我満も言ったし怒鳴ったりもしたのに…いいの?」
そういうとお兄様はだから気にしていない、それにお兄様自身が私とお祭りに周りたいだけとどこまでも優しい声で私に告げた。
私はそのお兄様の優しい言葉に2度も逆らえずにただ、私も行きたいとだけ伝えるとお兄様の胸に抱き着いて顔を見えないようにした。
きっと今の私の顔は誰かに見せられるような顔じゃないから…
多分お兄様もそんな私の状態を察したのだろう。私の頭を撫でながら今日は明日に備えてもう寝ようかとだけ告げた。
そんなお兄様の言葉に私はおやすみなさいとだけ告げて本当にお兄様の胸の中で眠ったのである。
次の日フランがお祭りに行くと人里の男どもがフランの顔を見て手のひらを返したかのようにサービスやらおまけをしたりしてフランは実質人里に行けたりするようになるのだがそれはまた別の話である。
お読みいただきありがとうございました。
はい、変換が雑すぎて気付いていただけていない可能性が高いですが冒頭のよくわからない過去話は10人のインディアンの話を参考にしました。
…まぁ、ちょっとあれな感じになってしまいましたけどね。
そして一度書いてみて思ったんですが添い寝って書くのが難しいですね。
一人称視点で会話の成立のさせ方が難しくて…
例の紅茶サークルのすごさが窺えます。
あ、ツイッター等でキャラとこんな感じでやってくれというネタをいただければ書いたりするかもしれませんので気が向いたらどうぞ。
それではまた次回!