申し訳ない…
テミス軍があり得ない快進撃を進めるなか…
IS学園は何時もと変わらない平穏な空気が流れていた…
違いは何人かの代表候補生が国に帰っている事位の物だが、学園全体の空気は戦争が現在世界で繰り広げられているとは全く思えないような雰囲気だった…
しかし、そんな中……たった一人の男子生徒は自分の思考に無限ループに追い込まれていた…
そう、織斑一夏である…
「(ホミーにも…レンにも言われた俺の甘さ…それに行き過ぎた正義感ってなんだよ……)」
「一夏…」
「(俺は誰も傷つけたくはないだけなんだ……それが甘いってのはわかるけど…でも…)」
「おい!一夏!聞いているのか!?」
「……ッ!?…なんだ箒か…」
思考の海に浸かっていた一夏を現実に引き戻したのは幼馴染の箒の罵声で現実に戻される…
「何をそんなに考えこんでいるんだ?…それに臨海学校から元気もない…何があった?」
箒は少し怒っているというオーラを出しながらも心配そうに聞いてくる…
だが一夏は…
「…箒には…関係ない…」
「!?…ちょっ一夏!」
一夏はそう言って制止する箒の声を振り切り屋上へ向かった……
そこで一夏はホミーから渡された“鍵の様な物”を取り出し眺める…
「(ホミーは、俺が答えを見つけ出した時…俺に力の有る所へと導く鍵だと言っていた…)」
再び一夏は思考の海に沈んでいく…
「(答えってなんだよ?…さっぱりわからねえ…)」
一夏は空を見上げる…
「(結局俺は…)」
そんな事を考えている時だった…
突如敵襲のサイレンが鳴ったのだ…
IS学園は世界が戦争化になった場合に敵襲があればサイレンがなるようになっていた…
しかも…
『現在連合側の艦隊がこちらに接近中!速やかに生徒は避難せよ!繰り返す!これは本当の敵襲である、速やかに生徒は避難せよ!』
「!!」
織斑千冬が慌てた声で放送を流していたのだ…
そして一夏はふと疑問に思った…
「(何で此処なんだ?)」
ニュースによれば連合側は士気が低下し、現在AEMA側の圧勝続きだそうなのだ…
「(そんなに厳しい戦況で何で連合はこのIS学園を攻撃するんだ?)」
そんな風に思っていた矢先…
『一夏!聞こえるか?』
「ん?箒か、どうしたんだ?」
プライベートチャンネルから箒が通信をしてきた…
『何を呑気な!それより専用機もちは集合しろと言う事だ、直ぐに職員室に迎えと…』
「分かった直ぐ行く…」
箒も何故か焦っているように聞こえたのは聞き間違いじゃないと分かったのはこれから少したった頃のことだった…
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職員室…
そこに集められた専用機持ち達…と言ってもほとんどいないので一夏と箒と簪の三人だけだが…(楯無はロシア軍として戦争に参加中…)
そこで織斑千冬に言われたのは絶望的な状況だった…
曰く…連合艦隊が迫っており、現在の学園の戦力では一日も守りきれない戦力である事…
曰く…日本軍にロシア軍は北から侵攻してきた連合艦隊と戦っていて援軍が寄こせない…
オーストラリアや中国はテミス軍と南から侵攻してきた艦隊と戦闘中…しかも現在トリントン基地から援軍も出撃しているが、早くて三日で到着するため間に合わない…
と言う絶望的な状況だった…
「日本政府も横須賀基地の守備隊をまわしてくれたが…焼石に水でな、手が足らん…そこで思え達の出番だ」
と言う事で一夏達三人の専用機も持ちも戦闘に駆り出される羽目になったのだ…
此処で織斑一夏は激しく同様する…ホミーとレンに言われた言葉が心に引っ掛かったのだ…
だが同時に…
「(この戦いで答えが見つかるかもしれない…)」
っと淡い思いもあった…
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同日、IS学園沖…
織斑一夏達は日本軍と共に守備に就いた…
彼らが守るのは最終防衛ライン…
今回の作戦では学園の守備ではなく、他の非戦闘員である生徒の非難が優先されるべきとされ、残っていたエコーズ隊や日本軍によって輸送船の中に誘導されていた…
『もう始まっている…それにこのままでは…』
「『………』」
箒がギリッ!っと歯噛みしているのが聞こえる…
確かに現在最前線で戦っているのが見え尚且つこちらが劣勢と一目でわかった…
『ッ!?来るぞ!』
「え!?もう突破されたのかよ!?」
『………』
簪さんは冷静を保っていたがやはり体が震えていた…
箒もそれは同じだ…
「(やれるのか?この俺に……)」
接近してきた敵と戦闘が始まる…
最初はコックピットを狙わないようにしながら戦っていたが…
「強い!?」
一夏は苦境に立たされる…
三機の量産機とは違う機体三機が現れたからだ…
一機は黒く鉄球を変形しながら攻撃をしてくる…
一機は緑色で手に鎌を持ち背中に変なユニットが付いていた…
一機は淡い青色のようなカラーに肩に二問のキャノン砲右手にバズーカ左手にシールドがあった…
三機の戦闘力の高さに俺たち三人は苦境に立たされる…
「(クソ!何でこんな!?……)」
一夏は思う何でこんなに世界は残酷なんだ?と…戦場とはそう思える場所だ…
生へのしがらみに囚われた死神たちが殺し殺される……それが戦場だった…
尚且つまだ力を完全に発揮できていないが一夏はニュータイプ…
人の死の間際に放つその人の年のこもった“死の波動”がそこかしこで感じれた為に一夏は余計にそう思ったのだ…
黒い機体の放った鉄球に当たり衝撃で地面にぶつかる…
一気に一夏の肺から空気が抜け一瞬気を失いそうになる…
何とか意識を保ちながらも見た光景は…
箒の赤椿が青い機体から放たれたビームに飲み込まれた瞬間だった…
その時織斑一夏と言う一人の人間の中で何かが切れた…
「てめええええ!!!」
一夏は冷静さを無くし雪片弐型片手に突撃していく…
だがむなしくも鎌を持ったMSに叩き落とされ、再び地面に叩き付けられる…
「がはぁっ!!(なんでだよ!?何でこの世界は!こんなに残酷なんだ!?)」
一夏は闇に沈み始める意識の中でそう嘆く…
そんな中ふと思いだされたのは昔、一夏が誘拐された時の記憶だった…
何もできず、ただ姉の足枷になって居るのがたまらなく嫌で強くなると決めた時…
だが…
同時に一夏は見ていた…姉が俺を誘拐した連中を“殺して”行く所を…
ただあの時は安心できた…
「(そうだ…俺は知っていたはずだ……この世界は残酷で…)」
一夏はふたたび立ち上がる…
「(それを俺は知っていた…同時に…)」
再び視線を空へ向ける…
「(この世界がどれだけ美しいのかも!!)」
かつて俺を助けてくれた姉の姿が人殺しとも映らなかったあの時のように…
「俺は……もう迷わない!」
空を見据え一夏は決意を固める…
「だから……俺に力を貸せ!白式!!」
そう言い放った…
すると一夏の持っていた鍵が光を放ちだす…
「!?」
一夏は見た…鍵が自らの光を放ち場がら中を浮いている事に…
そして…
ズズズズズズズズズズ!!!!!!!
地面から爆発の物とは違う震動が鳴り響く…
震動が収まる…っとそこには…
「ユニコーン…」
真っ白な装甲で覆われた巨大なMSが存在した…
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side:一夏
眼の前の巨大な“兵器”に…
白式は反応し俺はなすが儘にコックピットに“導かれて”行く…
何故かそう思ったのだ…
コックピットに入ると底は案外広く、操縦椅子があるだけの簡素な造りだった…
流石に入るにはISを展開したままでは入れないので解除して入る…
白式の“導かれる”ままにパネルに手を置き
ピッと音がした後俺はその操縦席に腰かけた…
すると何かを解析しているような音が流れる…
―ガンドレットを前の装置に入れて―
「こうか?」
俺はふたたび導きのままに左手に付いていた白式のガンドレットを装置にとりつける…
すると目の前に見知らぬ少女がホログラムとして現れる…
『初めまして…は不自然ね、私は白式よ』
「えっ!?」
『今は驚いている時間は無いわ、直ぐに戦闘を始めましょ?』
「そんな事行き成り言われても…」
『大丈夫動かし方はもう頭の中に入ってるから…後はそれをやって見るだけ…』
一夏は少し不安にはなったがそれでも今がどんな状況かは解った…
「じゃあやるか…俺は…もう迷わない!大切な人を守るために…俺は…戦う!!」
『力を貸すわ…あなたの意志を示すために!』
「おう!」
俺は操縦桿を前の押す、すると機体が物凄い勢いで大空へ飛び出す…
「…そこだ!」
俺はまず箒を撃った奴めがけて照準を合わせ、引き金を引く…
ビームマグナムから撃ち出された赤いビームはまっすぐ青い機体に向かっていく…
避けようと左に青い機体は避けたがビームに纏っていたビームサーベルが青い機体を切り裂き爆散させる…
他の二機にも動揺が走ったのか一瞬動きが止まった…
俺は照準を合わせ再び引き金を引く…
今度は二機とも完全に避け黒い機体が突っ込んでくる…
俺は左手でビームサーベルを抜き横に薙ぐ…
黒い機体はそれをかわすとその後ろにいた機体が太いビームを撃ってくる…
俺は“拡張領域(パス・スロット)”からとりだしたシールドで防ぐ…
ビームは霧散する…
緑色の機体は今度は鎌で接近戦を挑んできたがユニコーンの装甲が赤く光り展開していく…
ロドニーの使っていたユニコーンのように装甲が展開していく…
最後に頭部の角が真ん中から二つに割れ顔の装甲もスライドしてそのしたからガンダムの顔が現れる…
俺は突っ込んできた機体の腕をビームトンファーで切断してMSの胴体横からコクピットに突き刺す…
その後引き抜くと期待は爆散した…
最後に黒い機体が正面から突っ込んできたので背中のランドセルから抜いたビームサーベルの出力最大の状態で真っ二つにした…
「もう俺は迷いはしない…俺は……」
俺は爆散する黒い機体を見ながら言う…
「大切な人達を守るために…“人殺し”にだってなってやるさ!」
そう誓った…
それに呼尾するかのように白式がうなずいた…
『私も貴方に力を貸すわ…貴方の守りたいものを守ってね?』
「ああ!ありがとう白式!」
そう言った後に俺はふたたび人殺しの戦いを始めた…
side:out
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「何だあの機体は?」
私は指令室に待機していた…
理由は私の機体の調整がまだだった事だった…
歯痒い気持ちで戦況を見ていると突如一夏達の配置されていた辺りに白いMSユニコーンが現れたのだ…
そしてもっとも厄介だった三機を撃破し今も前線で暴れていた
…
機械はパイロットを織斑一夏と示している…
あのMS版のユニコーンのおかげでだいぶ戦況はよくなった方だが、まだまだこちらが数でおされていた…
そんな中…
「レーダーに反応!これはテミス軍です!」
っという報告がきたのだ…
しかし報告ではたった二部隊しか来ていないのだ…
私が不思議がっていた時…
『こちらテミス軍所属ファントム・スイープ隊だ、IS学園応答してくれ』
「!?この声は!」
私は直ぐに通信機をひったくり
「お前はマオか?」
そう言うと…
『そうだ、久しぶりだな千冬、これからは我々ファントム・スイープ隊も戦闘に参加する』
親友のマオ・リャンの声だった…
ちなみに途中で出てきた三機とは“レイダー”“カラミティ”“フォビドゥン”です
さらにパイロットはあの三人でしたが一夏に圧倒されました…
そして最後に登場、マオ・リャンさん…
次回はファントム・スイープ隊とインビジブル・ナイツの活躍を書くつも知れです。
これが終わってから三隻同盟を潰しにかかります…
誤字脱字その他矛盾点などあったら教えてください
感想待ってます。