IS~AE社の規格外達のお話   作:サテライト

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気が付けば話はすでに四十話…
プロローグ合わせて四十二話…

なんか過ぎてみると早いものですね…

今回はアラスカ奇襲作戦の中編です。
書いていて思ったんですが…

やっちまった…かな?

まあ取りあえずどうぞ!


四十話 アラスカ奇襲作戦 ~中編~

水中母艦“マッドアングラー”内MS及びIS格納庫

 

そこにはISをまとった幾人もの女性と一人の男子がいた…

 

女性達の中には恐怖で肩を震わせる者や

自分は大丈夫だ、きっと生きて帰ってこれる、そう念じて心を落ち着かせようとする者…

 

肩やまだかまだかとワクワクしている者もいた…

と言っても後者は一人だけだが…(主にオータムなど…)

 

一方…

 

「なあマドカ…」

「何だ?ラウラ」

「私達はまた生きて会えるか?」

「……当たり前だ、これが終わったら皆でIS学園へ帰るぞ」

「…ああ!」

 

このように友との約束を交わす者もいた…

 

皆それぞれに緊張感を持って作戦に臨もうとしている中…一人だけ異質な者がいた…

 

その異質な者…五反田弾はまるでコンビニに行く前のような軽い気軽さがあった…

彼は怖くないのである…すでに感覚が麻痺してしまい

戦いの空気に“のまれかけている”からだ…

 

だが誰もそれに気付かない…

少年の感覚は麻痺を通り超す…

 

そして惨劇が起こる事になるとはまだ誰も予想していなかった…

 

「作戦開始十秒前!………5…4…3…2…1…作戦開始!!」

 

一人の女性…スコールの掛け声とともにマッドアングラーが浮上し、ハッチを開きそこからおよそ三十機に及ぶISが飛び立った…

 

そしてそれらの部隊は主に二つの別れた…

 

方や、守りの厚い方に…

方や、目標にもっとも近い場所に…

 

それぞれが、それぞれの目標に向かって飛んで行く…

彼女らの眼には、いったい何が映ったのだろうか?

 

希望か…それとも絶望か…

 

こうして戦いの火ぶたは切って落された…

_________________________________________

 

SIDE:マドカ

 

 

私は目的地に到着すると右手にビームマグナムを展開し…

停泊していた戦艦に向け引き金を引く…

 

すると呆気なく船体をビームが貫く…

そして誘爆したのだろうか?盛大に爆発し轟沈した…

 

それを合図にか、何機ものMSが姿を現す…

前に一度何機もの連合製のMS相手に単騎で戦い、勝った事が合ったが…

今回の敵の量は異常であった…

 

 

私は陽動チームとして動く事になった…

テミス軍人で尚且つAE社製のワンオフ機に乗り、実力も申し分ないとでも判断されたのだろう……名前を呼ばれた時には驚きはしなかった…

 

私はそんな事を思いつつ、ビームマグナムで敵を撃ち抜いていく…

 

数は一向に減らない…ますます増えていくばかりだ…

 

「これは……少々キツイな…」

 

まだ出てくる敵MSの数に舌を巻き、それでもそんな状況を楽しんでいる自分を自覚できる程冷静だった…

 

「まったく…あの眼鏡には後で特別手当、増やして貰わないとな…」

 

等とふざけながらも私は本気になり、戦闘に入っていった…

これが長い戦いの始まりだった…

 

 

SIDE:OUT

 

_________________________________________

 

SIDE:ラウラ

 

私は破壊チームとなったためDブロックハッチに来ていた…

 

陽動チームの攻撃が始まったのが合図に我々13人はハッチを破壊して中に突入…

拡張領域に入っている、“戦略兵器サイクロプス破壊用爆弾”を設置し基地を脱出してから起爆させると言う作戦だ…

 

問題は侵入、設置、脱出の際にあまり時間を掛けられない事だ…

 

時間がかかればかかる程、陽動チームの消費がまし、最悪の場合には陽動チームの全滅…爆弾設置も不可能っと言う最悪の状況になるのを防ぐためである…

 

しばらくするとAブロックのある方から爆発音が聞こえる始め…

 

私は両腕にレールガンを展開…

肩のレールガンと同時に放ち、ハッチを破壊する…

 

「今だ!突っ込め!!」

 

とオータムの言葉を受け私たち十三人は突入していった…

 

通路内は以外に広く、行き会う敵は皆ISを見るなり一目散に逃げていく…

一部は無謀にもサブマシンガン片手に向かって来たが、

オータムなどが容赦なく殺していた…

 

そのまま私たちは目的のブロックに向かう為に通路を進んだ…

 

 

SIDE:OUT

 

_________________________________________

 

 

彼女たちがサイクロプスを破壊しに向かっている頃…

 

AE社の社長、ホミー・R・アナハイムは第一艦隊旗艦“ゼネラル・レビル”の自室にて作戦の経過を待っていた…

 

「(作戦が成功すれば、後は数で勝るこちら側の完全勝利となる

…………もし失敗すれば)」

 

この男は見かけに寄らず冷酷非道なのだ…

しかもぬかりが無い…

今回のサイクロプス破壊作戦が失敗した所で、また別の手が彼にはあった…

 

「(それに今回の作戦はAEMAに調印してくれた国々を持ち上げると言うけのの……

言わば英雄を作る目的の作戦だからね…)」

 

そもそもこんな失敗しそうな作戦をこの男が発案するわけがないのだ…

今までの連合軍対テミス軍の戦闘でも解る通り、テミス軍はこれと言って損害がまったく無い…

それもそのはず…そのほとんどが天才といわれたこのホミー・R・アナハイム発案の作戦だったりあるいは天才参謀などの采配による所が大きく、さらには技術の差、士気の違い、錬度及び実践経験の差などの要因もある…

 

このような幾つもの要因が重なって緻密に計算された作戦は確実に成功してきた…

 

そう、今までの作戦は“確実”に勝てたのだ…

 

しかし今回は違った…

少数精鋭とは言え、“各国”から“召集”されたIS乗り…

 

悪く言えば不確実な作戦だからだ…

 

今回の作戦も本来ならテミス軍のIS部隊の中から十傑と呼ばれる者や、トップ4の中からも最低一人は出して、作戦の成功を“確実”な物にするだろう…

 

だが今回はそれが無かった…

 

しかも中には女尊男卑社会の影響をもろに受けた者までいるのだ…

言ってしまえば“自分はISに乗ってるんだし絶対しなないよね!”とバカな事を考えている、頭の中がお花畑の女性ととているのだ…

 

勿論、それに当てはまらない者とている…

ラウラ・ボーデヴィッヒやナターシャ・ファイルス等がいい例だろう…

 

だが今回選ばれた者の中には頭がお花畑の女性がいる…

それも事実であり、これは致命的なのだ…

 

ISとて弱点は存在する…

 

まず女性にしか乗れず、男は乗れない事…

 

次にエネルギーが少ない事…

 

最後に絶対防御は名ばかりだと言う事…

 

これも知らないようなバカな女性が乗るISほど粗末な物は無く、いちいちAE社の技術屋が改造しなきゃならなくなるのだ…

 

しかもそう言う人に限って実は実践でこそ使えない…

 

其れなのに何故こんな“不確実”な作戦を発動したか…

 

それは簡単AEに付いてくれている国を持ちあげるため…いわば宣伝だった…

 

何せこれまでの戦闘で活躍しているのは日本位な物で後の国々はろくに活躍出来ていないのだある…

 

流石にこれはまずいと、各国の政治家は考える…このまま行けばこちらに抗議がきそうだったので、持ち上げるためにこんな作戦を持ちかけたのだ…

 

だから各国の“精鋭を集めて”なのだ…

 

「(正直…こんな事に彼らは巻き込みたくはないのだけれど……)」

 

ホミーは思う…

こんな茶番に弾やマドカさん、さらにはボーデビッヒさんまでも巻き込み、成り行きで此方に付いてくれているファイルスさん等にも申し訳がない…

 

「必ず成功させてくれよ……じゃないと…」

 

ホミーは執務机に付いているパソコンのキーを叩くと、そこにはある戦略兵器が写し出される…

 

「星を落とさないといけなくなるからね……」

 

そのパソコンの画面には鉱物資源打ち上げ用の“マスドライバー”を改造した“兵器”の図面が写し出されていた…

 

 

_________________________________________

 

アラスカ基地Aブロック…

 

 

「さっすがに多いかな?」

 

五反田弾は落ち着いていた…

いや、落ち着きすぎていた…

 

彼の感覚は麻痺し…

 

「さてっと……やるか…」

 

っと呟いた彼の表情にその眼には狂喜が映りこんでいた…

 

「さあ、地獄を見に行きましょうかね!」

 

弾は試作ガンダム(リミッター解除状態)のパッケージであるGP04ガーベラを展開する…

 

此処では敵の数が多く、巨大なノイエ・ジールやデンドロビウムも幾ら高機動と言えど、的になる可能性が高い…

それにあれは一対多を想定されている…

今がその状況だろっと思うかもしれないが、デンドロビウムの武装は広範囲に多大な被害を与える物だし、ノイエ・ジールはどちらかと言えば戦艦相手の武装が多い…

 

GP01では機動力不足だし、GP02では動きが鈍くなり危険なため必然的にGP04の選択なる…

 

これもロドニーの鬼の訓練のおかげなのだが…(内容は不明)

 

 

五反田弾は敵を屠る…

 

ただ狂喜のままに…

 

敵を切り裂き、撃ち抜き…

 

 

その姿はまるで“狂戦士”…

 

彼は堕ちてしまった…

 

戦場の恐怖に…それを快楽に変えると言う狂乱に…

彼は後にこう呼ばれた…

 

 

“テミス軍第二の狂戦士”と…

 

そしてそれを見たマドカは弾の豹変ぶりをどこかで見た気がしたが…

今は戦闘中だった事を思い出し、再び戦闘に戻っていく…

 

 

これより終わりの見えない消耗戦が始まる…

 

 

_________________________________________

 

 

ラウラ達破壊チームは足止めを食らってしまった…

なぜか広い演習場が基地内部にあり、そこでMSと戦闘に入ったからだ…

 

 

ラウラは改造を施されたISに乗っているからいい物の、各国の選出者のISには最低限の改造しか施されていなかったために苦戦する結果となったのだ…

 

「おい、チビッコ!こいつらひきつれて先いきな!」

「チビッコ言うな!と言うより貴様一人で大丈夫か!?」

 

オータムがそんな中飛んでもない事をいいだした…

ラウラは反論するがオータムは飄々としており…

 

「こいつらいるだけ“邪魔”なんだよ!さっさと爆弾仕掛けて逃げな!!」

「!?……解った…無事でな…」

「チビッコに言われたくはねえな」

 

邪魔と言う言葉を強調したオータムだったが…その真意を見極めたラウラやほかの部隊の者はありがとう…と一言残して奥に進んでいく…

 

オータムだけが一人残った…

彼女は不適な笑みを浮かべる…

 

「アイツらには明日ってのの為に生きてて貰いたいかんな……

汚れ役は俺だけで十分だよ…」

 

テミス軍人として過ごした日々はオータムの心境を変えるには十分だったのだろう…

かつての彼女ではありえないような事を考え…実行に移した…

 

彼女自身には汚れ役に移ったかもしれない…が周りから見ればそれは立派な行為だった…

 

 

わざと仲間を罵り、仲間割れを装い仲間を先に行かせそして自分は残り敵を倒す…

彼女自身が一番危ないところに身を投じたのは彼女の性格が災いしているのかはわからない…

しかし彼女は今、恐らく…

 

 

「さあ、やろおかい?連合の兵士共よ!!!」

 

 

 

今までで…一番輝いているだろう…

 

 

 

 

 

 

その後彼女の姿を見た者は居なかった…




いかがでしたか?

と言う訳でアラスカ奇襲作戦の真の意味とオータムさんの見せ場でした!
こういうシーン書いてみたかったんですよ!


ちなみに次回、オータムさん出ますよ?
多分○○として…

では今回はこの編で…

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