しかも今回かなり無理矢理になってしまった気がします…
兎に角どうぞ!
アリーナは熱気に包まれていた
観客席には大勢の観客と言っても全員生徒だが
そしてそのアリーナの中には二機のISがいた
黒い機体と赤い機体…
レンの“シナンジュ”とウィルの“デルタカイ”だ…
「たくよ~、何でこんな事したんだよ?」
「・・・」
「お~いシカトですか?」
「・・・」
全く喋らないレンにウィルは痺れを切らす
「…はあ~…ならオメーを倒して聞くまでだ!」
「…無理だろうな…」
「お!やっと喋ったか…あとそれどう言う事だ!?」
「何時もの貴様なら解らんが…今の貴様は取るに足らん…」
その言葉にウィルは少しカチンとした
「いや違ったな…何時ものお前でも勝てんか…」
今度はカチンと言うレベルではなく何かが切れた音がした
「珍しく喋ると思えば好き勝手言ってくれるなー」
「・・・」
「また黙るし…」
まあという物の実力で劣るのは事実だ…ムカツクけど…
その後二機は静かにその場で停止して開始の合図を待った…
そして……
ビィィィィィ!
開始のサイレンが鳴った…
その途端にレンのシナンジュが異常な加速を見せウィルのデルタカイに
一気に接近し蹴りを食らわせる
ウィルはその蹴りをシールドで防ぐが勢いに負けて後ろに飛ばされる
ウィルはスラスターを蒸し何とか体制を立て直す
しかしレンはその間にも一気に上昇しビームライフルを展開してアリーナのバリアを蹴って急降下しウィルに迫る
ウィルも黙ってはおらずビームライフル“ロング・メガ・バスター”を展開
レンに狙いをつけて撃つ
しかしレンはそれをスピードを落とさずに少しサブブースターを使って軽くロールして避け
ウィルに向かってライフルを撃った
ウィルは横に飛んでビームをかわすがその隙にレンが接近して来て何時の間にか出したビームサーベルでロング・メガ・バスターが切られ爆散する
レンはすぐに向きを変えて一気に距離を離す
「相変らず早い!」
ウィルは直ぐに体制を立て直し“変形”して加速
その場を離脱する
するとウィルの居た場所にレンのライフルのビームが飛んできて地面を焦がす
辺りは驚きの声を上げる
今の攻防も凄い
が周りはウィルの機体が“変形した事”に驚いたのだ
そんなISは記録に一体しかいない…
それはAE社が特別枠で第一回モンド・クロッゾに出場した際に登場した
“Zガンダム”と言う機体しか記録には無い
各国の知っている限りでは…
だが観客が驚いている中でも戦況は著しく変わっていく
ウィルは変形しながら機体の機首に“メガマシンキャノン”を展開
そのまま機首をレンのシナンジュに向けて撃つ
レンはそれを滑るように向きを転換
ウィルの方に向くとスピードをそのままに再びライフルを撃つ
正確なその射撃はウィルに吸い込まれるように着弾する…前に変形し人型を取るとそのままシールドで防ぐ…
そして再びレンがその勢いのままビームサーベルを展開して切り込む
「二度もその手が聞くかよ!」
ウィルはそう言うとメガマシンキャノンを高速切替(ラビットスイッチ)と言う技能を
使って収納そして別の兵装“ハイメガキャノン”をシールドに展開シナンジュに向けて撃つ
普通ならこのタイミングでは避けれない
しかも極太のビーム
明らかに喰らえばひとたまりもない
ウィルの勝利を観客は感じていた…しかし
レンは足を前に出し脚部だけ瞬時加速をして後ろに飛びそれをかわしきった
通常のISではできない事なので観客は驚きの声を上げる
しかもかなりの加速からの無理やりな方向転換
体に掛かる負担は相当の物のはず…
しかしレンは顔色一つ変えず再び加速
ウィルに接近しシールドを切り落とす
「しまった!…」
レンはその後も続けてビームサーベル切りかかってくる
ウィルはすぐにビームサーベルを抜いて応戦しようとするが…
「遅い!」
そのレンの言葉と共に
機体を切り付けられその後さらに蹴られてしまい体制を崩す
その後は一方的な攻撃だった…
レンはビームサーベルを使って切り付け一方的に攻撃していった
「(何故だ!?何故何時ものように動けない!?)」
ウィルはそんな中何時もの自分とは違う違和感を感じていた…
何時ものウィルならこんなに無様な戦いはしない
レンが相手でもこんなボコボコにされる様な事は滅多に無い…なのに…
「(何で…何でなんだよ!?)」
不意にレンがウィルの腹部を蹴る
その時ウィルは意識が飛びそうになった…
その朦朧とそする意識の中で不意にセシリアの事を考えてしまっていた…
「(何故だ?何故俺はこんな時に彼女の事を考えている?)」
出てくるのは楽しかった思い出、そしてあの日の事だった…
「(あの日に……俺は……)」
「何を悩んでいる?」
「ッ!?……」
不意にレンの声が聞こえた…
そしてその問いは俺の心境をいていた…
「貴様が悩む?笑わせるな…」
「なん、だと…」
「貴様は悩むより先に行動をする奴だろ?」
「…」
否定できなかった…
「貴様が何時もと違うのは何時も貴様じゃないからだ…」
「何時もの…俺じゃ……無い…」
「そうだ…」
その言葉で何か心の中の靄が消えた気がした
「(そうか!……だが…)」
確かに靄は消えたしかし悩んでいるのはセシリアの事だろう…
「だが…俺には………「貴様が思った通りにやればいいだろう?」…は?……」
「貴様は考えて物事を判断するより感情のままに行動する…ならそうあればいいだろう?
貴様は貴様だ他の誰でもないそうだろう?ウィル?」
すっと心の中が軽くなった
「(そうだよな~…俺らしくね~や!)」
「珍しく喋ると思えば饒舌だ事…だが……」
俺らしく行こうかね!
「感謝するぜええええ!!黒い閃光さんよー!」
「ふん…やっと吹っ切れたか……」
ウィルはビームサーベルを抜くと切りかかる
レンもそれに応戦しようとすると左右から拡散ビームが飛んで来た
ウィルの機体の“ナイトロシステム”が発動したのだ
『お!発動したみたいだね~』
「出てくんな腹黒眼鏡!!」
『うわ~まさかここまで変わるとは…違和感ないね……』
「全くだ…」
「へん!やっと心が解放された様なもんだ!!暴れていいだろうよ?なあ!!腹黒眼鏡さんよー!!」
『ちょっとウィル!?今オープンチャンネルに切り替えたから駄々漏れだよ!?
てか何で僕の呼び方は腹黒眼鏡なの!?」
「黙りな!!腹黒眼鏡!!こっちは忙しんだよ!!!話しかけんな!!!」
『………』
「さあ!!クライマックスだ!!!楽しもうか?黒い閃光さんよー!!!!」
「………」
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一方ウィルが豹変した頃のロドニー達は
「「「「「「「「!?!?!?!?」」」」」」」」」
ロドニーたちを除く全員が大混乱中である
それもそうだろうウィルは何時もへらへらしているような奴だったが
こんなに凶暴になる事は無い…
「あの!ロドニーさんウィルは…ウィルはどうしてしまったのですか!?」
「お、落ち着いて「落ち着いてなど居られません!!」……」
あまりにも何時もと様子が違い慌てているセシリアさんに疑問を持ちつつ
答えないといけないと思い説明を始める
「あれは“ナイトロシステム”の副作用でああなって居るらしい…」
「ナイトロシステムって何?」
一夏が突然出てきた言葉に疑問符を浮かべる
それは周りも同じだ…
「確か疑似的に“ニュータイプ”能力を追加するシステムだったような…」
「ニュータイプ?何だそれ」
「ん?知らないのか?」
「ああ、全く…皆も知らないよな?」
「「「「「「「「うん、知らない」」」」」」」」
何故か息がピッタリになって居る一年一組の皆に驚嘆しつつ続ける
「ニュータイプって言うのはホミーの提唱した人類の進化論の体現者さ」
「「「「「「「「「「進化論!?」」」」」」」」」」
「ちなみに僕とレン、ホミーはニュータイプだ」
「「「「「「「「「「ええええええええええええええええええ!!!」」」」」」」」」」
“ニュータイプ”とはホミーが提唱した人類の進化論
話ではこの多様化していく世界の中で人は宇宙に出ることで
より他者と分かり合う力を獲得するという物だ
ホミーはこれを学会に発表したが殆ど相手にされなかった
しかし一度だけその存在が認められた時期があった…
そして公的な研究機関も作られたが実際はマットサイエンティスト実験場だった
勿論すぐに潰したけど…
「あ!ウィルが!」
「ん?ああ、やっぱり負けたか…」
アリーナを見ると地面にウィルが倒れていた
機体はボロボロだ…
ビイイイイイイ!!
ブザーが鳴る負けた様だ…
だがこれで吹っ切れただろう…アイツも…
僕は立ち上がるとうウィルの側のピットに向かった
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一方ホミーはと言うと…
「で?さっきのバートンの変わりようはなんだ?」
「あれは“ナイトロ”の副作用ですよ」
織斑先生に今の戦闘の事でいろいろと聞かれていた
「ナイトロ?なんだそれは?」
「簡単に言えばウィルに疑似的にニュータイプ能力を追加するものです」
「…それはお前が一番したくない事では無かったか?」
そうだ…僕自身そんな事はしたくは無かった…
だけどウィルの必死の頼みについ答えたくなってしまったのだ
「まあ…仕方ない…と言ってしまえばそれまでです…」
「……そうか…」
織斑先生はそれ以上ナイトロシステムについて聞いて来なかった……代わりに…
「で?カラスのあの瞬時加速…あれは何だ?」
レンの機体について聞いてきた…
「あれはただ単に脚部のスラスターにISのメインスラスターを使っているからできるんですよ」
「何だと!?」
驚くのも無理は無い
そんな事すればパイロットの負担は相当の物になる…
だがレンにとってあの程度の負担は問題は無い…
「御かげで“模造品”でもレンにしか乗れない機体になりましたけどね…」
「模造品だと?…」
おっと…口が滑ってしまった…
「その内解りますよ…」
「だと…いいがな…」
さて…ウィル…おぜん立てはしてあげたよ…これでまたこの前見たいな事言ったら…
テミス軍総出で模擬戦をしようかな~
ウィル対テミス全軍で…
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一方ウィルはと言うと…
更衣室で着替えていたのだが…
「(!?…なんだ!?今何かヤバイ感じがしたぞ!?)」
オールドタイプなのにニュータイプ見たく何かを察知していた…
「……ウィル…」
「ん?セシリーか」
「え?……今…何と…」
「セシリー…そう言ったんだよ昔そう読んでただろ?」
それはかつてウィルがイギリスに居た頃のセシリアの呼び名…
「ごめんな……ホント…」
「え?…」
「勝手に…消えたりして…」
「ッ!?…」
あの日の事を話す…
あの日…それはセシリーが親を亡くし莫大な遺産目当ての連中に命を狙われたあの日…
俺は彼女を守るために……そいつらを“殺した”…
その時に俺は…こんな血濡れた手では…彼女に…セシリーの元にはいられない…
そう思って俺は姿を消した…
イヤ…違う…俺は……罪から逃れようとしたんだ…
そこまでをすべて彼女に話した
「嫌うだろう?俺の事…こんな汚れた俺の「そんな事はありませんわ!!」え?…」
するとセシリーは俺に抱き着いて来た…
突然の事で頭が真っ白になる…
「ウィルは…ウィルは汚れてなどいませんわ!…」
「え?…」
考えても居なかった答えに驚く…
「ウィルはあの時私を守ってくださいました!…そんなあなたが汚れている何て事はありません!」
「セシリー…」
「再開した時…セシリーとは呼んでくださいませんでした…でも今は…」
気付けばセシリーは俺の胸の中で…泣いているのがわかった…
その時俺は気づいた…
こんな健気な女の子をあの後……一人にしてしまっていた事を…
俺はセシリーをそっと抱いていた
「こんな俺でも…君の傍に居ていいのか?」
「そんなの…当り前ですわ!……」
許してくれるのか…こんな俺でも……
なら俺はそれに答えたい!
「もう一度誓わせてくれ…」
一度は果たせなかった約束を果たすため…
「君を…絶対に守ると!」
「はい!!」
次こそは絶対にセシリーを守って見せる!
そしてお互いに再び抱き合った…
お互いのぬくもりを感じるために…
失われた二年を取り戻すかのように…
どうでしたか?
無理やりだったでしょ?
しかも今回ホミーの出番少ないけどいいよね?
後ストーリーが全然進まない…
取りあえず次回はやっと鈴音の登場です!
あまり期待しないでくださいね?