もうわかっていると思いますが…
マリーダさんと鳳さんが転入して来た次の日の朝
僕は食堂でロドニーに相談を持ちかけられた…
「…と言う事があって………」
「…事情は分かったけど…」
ロドニーが言うには、鳳さんがいきなり一夏の部屋から泣いて飛び出して来たのを見て
悪いとは思ったが話を聞くと…
一夏が鳳さんとの“酢豚を作る腕前が上がったら毎日食べてくれる?”と言う約束を間違った意味でとらえており、それを聞いて鳳さんが怒り一夏の頬をひっぱたいてしまったのだという
でもそれって…
「…ぶっちゃけ僕ら…関係無くない?」
「…そうもいかなくてな……」
ロドニーはひどくげっそりとしており見るからに疲れているのが解った…
「……何が…あったの?…」
「実はな…キヤラと鈴が意気投合してしまってな……」
「………お疲れ様……」
恐らくだが……意気投合した二人にロドニーが振り回されたのだろう…
キヤラは見た目通りとても明るく好奇心旺盛なのだが…
実を言えばかなり我儘だ…
僕らが何度その我儘の餌食になった事か……思い出したくもない…
「でもそれは本人達の問題で
僕たちはまったくではないにしろ関係は無いt「どう言う事よそれ!!」!?…」
いつの間にやら僕たちのテーブルの真横にキヤラと鳳さんが居た…
「アンタは一人の女の子が困っているのに放っておく訳!!」
「…時と内容によっては……」
「薄情な奴ねアンタは!!」
だって今,簪さんのISの制作&改造の事で頭がいっぱいだし
あれのIS化の事でもかなり手一杯なのに…
これ以上問題を増やされても困るんですよ…
「こっちは今自分の事で手一杯です…他を当たってください!」
「へ~あんたがそこまで自分勝手だとは思わなかったわ!!もういいわよ!!他を当たりましょう?」
「そうね…このままじゃ埒があかないし…」
……僕が自分勝手なら貴方たち二人は傲慢とおり越して絶対王政レベルになるのでは?
「「なんですってー!!!!!!!」」
この二人にも読まれてしまうとは…
いったいどうして?
「ホミー、すまんな……」
「ロドニーこそ、苦労している様で…」
「「…はあー……」」
二人そろってため息がでてしまった…
今って朝ですよね?
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あの後は平常通りに事が進んだ…
キヤラは物凄く不機嫌で山田先生がビビッていたけど…
時間は一気に飛びますが放課後になったので
あるお願いをするために生徒会室に向かっていた
頭には毎度のごとく本音さんが乗っているが…
「ホミホミ~」
「なんですか?」
「何しにいくの~?」
「ちょっとお願いをしに…」
「なんの~?」
「ここでは言えません」
「え~教えてよ~」
「生徒会室に着くまで我慢してください」
「は~い」
何故だろう…この独特の喋り方には慣れないな…
そうこうしている内に生徒会室に到着
さ~て、どう出てくるかな~?
コンコン…
「失礼します」
「あらいっらしゃい」
生徒会室に更識会長さんはいた…
よかったまたストーカーでもやっているのではないかと心配しました
「…今…な~にか失礼な事考えなかった?」
「いえ…妹さんをストーカーしているのではないかと思ったこと以外は、特に…」
「……なんで知ってるの?」
「僕の職業とその規模は?」
「…そう言う事…まあいいわ…で?何の用かしら?」
「実はお頼みしたい事が…」
そう言って空間投影型ディスプレイを取り出し見せる
「…これは!?…」
「聞いて貰えますよね?」
「………」
あれ黙って仕舞いましたね…
まあアレを見せられては仕方ないでしょう…
「…正気なの?」
「ええ…これによって得られるお互いの利益は相当のはずですが?」
「…それ以上に危険も伴うわ…」
「承知の上です」
「………(ギリッ!」
更識会長はとても怖い顔をする
「こんなの…こんなの正気の沙汰とは思えない!」
ディスプレイをこちらに向け…
「簪ちゃんのISの改造なんて!!!」
そう叫んだ…
ディスプレイには“打鉄弐式改造計画”と書かれていた…
「いいじゃないですか!こっちは兵器の運用データが取れる、
そっちはより高性能の機体が手に入る!互いにいい事ばかりじゃないですか!!」
「この改造の内容が問題なのよ!!ミノフスキー粒子収束型ビーム兵器って現在どの国でも作れていない物じゃない!!こんなオーバーテクノロジー満載の機体の事がバレたら簪ちゃんが狙われて危ないじゃない!!!」
「シスコンも大概にしてください!簪さんが困っているんですよ!!それに簪さんはその事を踏まえて納得してるんです!!後は日本政府の了承が居るんですよ!!」
「簪ちゃんが!?」
「はい…二言返事でOKしてくれました」
これは本当の事で、簪さんはすでに了承している…
問題は今は簪さんがISを所有しているが…
実際に簪さんのコアの所有しているのは日本政府なので
その日本の政府からの承認が必要なのだ…
で、まだ日本政府には言っていない
先にシスコン会長に教えておかなければ後で何をされるかわかったもんじゃ無い…
なので今回教えに来たのだ
「…それに更識会長の承認は必要ないので今回はただ教えに来ただけです」
「………」
「では教えたので帰ります」
「ホミホミ~」
「何です?」
生徒会室をでようとすると本音さんが声をかけて来た
「お願いじゃなかったの~?」
「………ああ!!」
思いだした時に大声を出してしまったので更識会長も虚さんも本音さんも驚いた
そう本当の用事を忘れる所だった…
「言い忘れましたがクラス対抗戦の時に僕に防衛の全権を預けて貰えませんか?」
「「はああああ!?」」
更識会長に虚さんがさらに驚いた声を上げる
「それ本気!?」
「至って本気です」
「何で生徒会にそんな事聞きにきたの!?」
本来なら学園の防衛は学園自体で行う物
しかも生徒会ではなく教師が行う物だ…
なのに何故生徒会に聞きに来たのか?
しかも防衛の一部では無く全部を一定期間寄こせと言ってきているのだ
普通なら許されるものではない…
「学園長に聞いたら田中先生と織斑先生、
後生徒会から許可がなければだめだと言われまして…」
「それホント!?」
「本当です」
ちなみに田中先生は学園の防衛に関して管理を行っている元軍人の方だ…
そして何故生徒会なのかと言うと…
学園への侵入者等を今まで取り締まって来たのが更識家だからである
「………何が狙いなの?」
「特には…ただクラス対抗戦の時に攻撃してくる馬鹿が居たりすると指揮系統が解れていては不便だと思いまして…」
「成程……いいでしょう…ただし!!「改造はしますよ?」……なんでもないわ…」
どうやら諦めてくれたようだ…
今度こそくるりと反転し部屋を出ようとするが…
「所で二人関係はどこまでいったの?」
「?」
訳のわからない質問をされた…
どう言う事?
「どう言う事ですか?」
「……いえ…なんでもないわ…」
何か呆れたような顔をされたけど何で?
「………」
「ん?本音さんどうしたんですか?」
「…なんでもな~い」
「?」
どういう事なんでしょうかね~?
まあいいでしょう…
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それから少しして夕食の際…
「ホミー、明日の事覚えてるか?」
と一夏に聞かれた…
明日は日曜だし…あ!
「ウチの戦艦を見せるって言ったあれ?」
「そうそう!」
「なら用意しといて…朝八時には迎えが来る事になって居るから…」
「おう!わかった!!」
一夏…目がキラキラしてるよ?
「でも何で一夏はウチの戦艦が見たいんだい?」
「そんなの男のロマンに決まってんでろ!」
そう言う事…
やっぱ初日のアレ失敗だったな…
その後それを聞きつけたキヤラに物凄い怒られていたけど…
まあそう怒らないであげてよ…一夏も一様男の子なんだし…
で次の日になりました…
時間飛びすぎの気がするのは気のせい?
隣では一夏がとてもワクワクして待っている…子供みたい…
ちなみにどうやって見せるのかと言うと
ヘリが来ることになっているのでそれに乗り
ゼネラル・レビルの見えざる傘の範囲内に入る
そうすれば全体が見える
その後一時間、艦の周りをまわり色々と機密ではない物以外の説明をする
今日の計画はそんな感じ…あの三人暴走しなきゃいいけど…
「お!来た!!」
「しかしいいのか?私達まで見せて貰って?」
ちなみに今回篠ノ之さんに簪さん本音さんも付いてきた
簪さんと本音さんは興味を示したみたいで一緒に来た
恐らく篠ノ之さんは一夏と一緒にいたいのだろう…
「別にいいですよ?元々手配したのは九人乗りのヘリですしね…」
「…そうか…すまんな…」
「ありがとう…」
「ありがと~ホミホミ~!」
「いえいえ…それで何でいるんですか?織斑先生?」
「なに気になったのでな…それだけだ…」
なぜか織斑先生も来た
まあいいけど…
そして全員がヘリに乗り込み発進した
「なあホミー」
「なんだい?」
「どこにあるんだ…そのゼネラル何とかっての?」
「もうすぐわかるよ…」
そして少したった所で行き成りヘリの目の前に巨大な戦艦ゼネラル・レビルが現れる
「すげーーーー!!」
「おお!」
「凄い…」
「おっき~!」
「ほう…」
三者三様というのはこの事だろう
そして艦に少し接近したので説明を始めた
「この艦はドゴス・ギア級二番艦“ゼネラル・レビル”テミス軍第一艦隊の旗艦です
全長六百三十メートル最大幅二百メートルこれは現存する戦艦では世界最大でカタパルトデッキが機首を形成しています」
「へ~、ん?二番艦ってどういう事だ」
「ああ、それはですね…一番艦は昔撃沈しちゃいまして…」
「そうなのか!?」
何故驚かれると思うかもしれない
だって公式ではテミス軍は今までの戦闘いずれも無敗だからだ…
と言っても記録は殆ど残ってはいない…
何故ならテミスと戦った軍は皆壊滅しているから…
「まあそれは良いとして…どうです?見てみた感想は?」
「凄いの一言に尽きるぜ…」
「ああそうだな…」
「……(コクコク」
「ねえ~ホミホミ~?」
「何でしょう?」
すると本音さんはダボダボの服の裾を主砲に向ける…
「あれはどんな弾を使ってるの~?」
「ああ、それはですね…実は実弾じゃ無いですよ」
「そうなの~」
「はい、あれはビーム砲ですから」
「「「「ビーム!?」」」」
主砲がビーム砲だという事を話すと織斑先生を除く四人はとても驚いていた
まあ言った所で取りあえずは問題無いだろう
「ええ、まあこれ以上は言えませんが…」
「…テミスって…何か規格外な事ばっかり…」
「だよな…しかもこんなデカイのが浮いてるんだぜ?」
「ホミホミ~これってPICで浮いてるの?」
「違いますよ?」
「「「「え!?」」」」
成程そういう考えも出来るけど…
これは違う…
ミノフスキー粒子を使った飛行能力なのだがこれは機密のため言えない…
世界各国の政府首脳は知っているが…
「まあこれは機密なので詳しくは言えませんが…」
前に織斑先生に話したがあれは仕方が無かったからで今回は話せない…
「ん?なんか開いたぞ?」
「え?」
一夏がカタパルトハッチの方を指す
すると本当にハッチが開き始めている…
まさか…
「こちらホミー・R・アナハイム!ゼネラル・レビル!聞こえるか?」
『こちらゼネラル・レビル、社長どうしましたか?』
「どうしましたかじゃ無い!ハッチが開いている!どう言う事だ!」
『え!?本当ですか!?今確認を…』
「な!?あれは…」
ホミーと通信機の向こうの人とのやり取りを
聞いていた一夏達が開き始めているハッチの方を見る
一夏たちは始めに見たときからある疑問があった…
それはおそらくISを運用するであろうカタパルトやそのハッチが異様にデカかったのだ…
ゆうに二十メートル近くはあるだろう
「もしかして!!ゼネラル・レビルすぐにハッチをしめろ!!!」
『ダメです!システムが受け付けなくなってます!』
「そんな!?……やっぱりあの三人か!!」
一夏達は見たイヤ…見てしまった…ハッチの中の巨大な人型のロボットを…
「「「「「「………………」」」」」」
ホミーは顔面蒼白になり、一夏達は驚いて何も言えなくなった…
そして別々のハッチから三体の人型のロボットは飛び立った…
そしてこっちに向かって三体が飛んで来た…
一体は背中に巨大なライフルのようなものが付いており
残り二機の機体はミサイルポッドのようなものが付いていた…
その内一気がヘリを捕まえてゼネラル・レビルにお持ち帰り(←誤字に非ず)された
運ばれる間にヘリはとても揺れた…御蔭で皆頭を打ってしまった
そしてハッチ内に降ろされるとホミーが眼が笑っていない笑顔で降りると
その場に居たゼネラル・レビルの格納庫に居たクルーは「ヒッ!?」と悲鳴を上げた
「あの三人を此処へ連れて来てください」
『『『『『『『は、はいーーー!!!!』』』』』』』
と笑顔でドスの聞いた声で言った
クルーたちは物凄く怒っているホミーに恐怖した
一夏達は千冬を除いて何時もと様子が違い完璧に怒っているホミーに困惑していた
「社長~~~やっと会えた~~~~」
「な~に~せっかく運んであげたのに~」
「怒っちゃや~よ!」
上から順に金髪の眼鏡を掛けた女性“サーシェ・ホールトン”
黒髪の四十代くらいの女性“ユーリ・シーホール”
金髪でまだ若いけど少し太っている女性“メアリー・ボニー”
何か場の空気に合わない三人はすぐにホミーの様子が違う事を悟った
「どうしたんです社長?」
「貴様等が言うな…」
これまたドスのきいた声だった
ホミーに笑顔はすでに無くいつもは全然しないような怒った顔になっているが…
普段怒らない人ほど怒ると怖いと言うが……本当に怖い…
「取りあえず貴様等三人は給料カットに夏のボーナス無し、」
「「「え!?」」」
「後一週間独房に入れろ」
「「「え!?ちょっ!?」」」
「それとメアリーの食事を高カロリーかつ大量にしろ
サーシェの独房には何も持ち込ませるな
ユーリの独房は空調を酸素供給以外全部カットしておけ」
「「「いやあああああああああああああ!!!!!!!!」」」
三人の絶叫した…
はたから見れば何の事だと思うだろう…
しかし今この三人にとって今下された処罰はかなり嫌ものである
メアリーは自分が太っている事を気にしていてその上かなりの量を食べるため食事制限をしている所で、サーシェは外見はかなりの美人だがはっきり言って痴女だ…そのため何も持ち込めない=エロ本もダメつまりは…察してほしい…
ユーリは四十を過ぎても彼氏がいない最近は美容にかなり気を使っている
この艦の空調はマイナスイオンが入って居たり美容にはとても良い環境にととのえられている…よって酸素以外の供給カット=美容に悪いしかも温度調整もされないためさらに悪い…
よってこの三人は嫌だと絶叫したのだ
その後本当にその罰が下された模様で三人は何人ものクルーに連れていかれた…
「あ、あの…」
「なんでしょうか?」
「「「「!?」」」」
さっきまでは物凄く荒い口調だったのに今は何時もの優しい丁寧な口調に戻っていたホミーに織斑千冬を除く一夏達が驚いた
どうやら満足した模様でどことなく表情に出ていた
「…えっと……このロボットは何?」
「ああ~これは…」
少し戸惑った様だが直ぐに向き直った
「ある時期が来るまで秘密にするというならいいですよ…」
一夏達は顔を一度見合わせてからうなずいた
「では…これは我がアナハイム・エレクトロ二クスが開発した
“人型決戦用兵器”通称“MS”(モビルスーツ)です」
「MS…」
「そうです…ISと違い男女による登場制限は無くまた量産が可能な兵器…
動力には主に核エンジンを使っています」
「核だと!?危険ではないか!?」
「確かにそうですが…MSに使われているのは原発などに使われている物とは原理が違いクリーンなものです…
しかし誘爆すれば仲間ごと吹っ飛びます」
「「「「「………」」」」」
「しかも今僕らが使っているISやウチで発売しているISは全てMSの技術の転換をした物や模造品が多いんです」
「そうだったのか…」
「まあ今はなせるのは此処までです」
「「「「……」」」」
皆声が出ないようだ…
無理もない、不可能だと言われていた巨大ロボット兵器が眼の前にあるのだから…
「取りあえず皆を送りましょう…と言ってもヘリは壊れてしまったし…
だれかベースジャバーを!」
その後僕らはMSの空中飛行用ユニット“ベースジャバー”“通称ゲタ”にのって学園に戻ったちなみにこのゲタは人が乗れるユニットがある物である
そして学園に帰ると知らせを聞いたレンに説教を食らった…二時間も…
内容はちゃんと部下を扱わないからこうなるんだ!と言う物だった…
どうでしたでしょうか?
今回ホミーがついに怒りました…全然怒ったように書けてないですが…
そしてやっとMSの登場です
やっと出せました…
さらにスリーアローズ隊の三人が登場がすぐに独房送りになりました
キャラ設定は見た感じや話している内容から推測しました
名前は出ていなかったので勝手に想像しました
あと次回はそれほど時間は飛ばない…はず…