艦娘 バーサス オブジェクト   作:ビーター/beater channel

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〜花粉は空気を読まな過ぎ〜

前話で、艦娘達は1人を犠牲とし、大きな技術を手に入れた。

それは、”下位安定式プラズマ砲”。

装着するも良し、改良するも良し。

とにかく、艦娘達はオブジェクトに対抗できるかもしれない技術を味方に付けたのだ。

 

が、そんなことには一切興味を持てない艦娘が何人かいた。

余りにも、犠牲が大き過ぎる気がしてならないのだ…。

 

ーーー

 

「霰…。どうして私より先に絶っちゃうのかな?私をおいていくなんて酷いよ…。」

 

陽炎はとある部屋にて泣いていた。

その部屋は、回りを見渡してもほとんど物が置いていなかった。

まるで、誰かが亡くなってしまった時に使われるかのような部屋。

陽炎は、

「こんな部屋…。まだ死んだとは限らないんだし、縁起でもない‼︎」

とか何とか言って抵抗したが、誰が見ても明らか。

誰も陽炎の言うことに対して聞く耳を持たなかった。

 

 

「こんなの酷すぎるよ…。」

 

でも、考えてみればその通りじゃないか。

オブジェクトとの戦闘が始まってから、人数が減っていく一方。

今更、1人戦線から脱落した程度では、誰も泣きはしない。

 

ただ、もう少しだけ、立ち直るには時間が必要そうだった。

 

ーーー

 

「どうだった?」

長月は横に首を振る。

「まだ陽炎は部屋から出てこない。」

「そう。…なら乗り込みに行く?」

「え?それは流石にダメだろう⁈」

「冗談だって。」

いや、冗談ではない。

と、曙は心の中で思った。

私が、何度オブジェクトに無惨に殺される仲間を見てきた事か。

今更、1人の犠牲程度でくよくよしてんじゃないよ、と。

しかも、陽炎は第14駆逐隊の長だ。

長がそんなんでどうする?

まったく…、私まで泣きたくなるじゃないか。

 

これはもらい泣きなんだと心の中に抑え込み、少し涙が溜まった目を擦る。

「どうした?曙。もしかして泣いているのか?」

「花粉よ‼︎」

そんなことより、

「やっぱり、突入するべきじゃないかな?」

「どうしてそう思うんだ?」

「だってさ、死んでしまった人はかえらないし、長がいつまでもくよくよしてたら駆逐隊が纏まらないじゃない。」

纏まらない。

確かにその通りだ。

今現在、第14駆逐隊のメンバーは私達2人を除いて部屋にこもっている。

「うむ。確かにその通りだ。では、あまり刺激させない方向で、こっそり入ろうか。刺激させてしまっては、悪化しそうだからな。」

 

ーーー

 

こっそり入る。

だがしかし、ボロ屋だからか足音が意外と響く。

これではこっそり歩く意味がないじゃないかと、笑いを堪えようとするが、堪えきれない。

 

吹っ切れて、思いっきり笑った後、足音をわざとたてながら歩く。

 

 

 

そして、肝心の陽炎はというと…、

寝ていた。

 

「ムニャムニャ…。大丈夫だよ。私、もう立ち直ったからさ。」

 

どんな夢を見ているのだろうか。

夢の中でも私達2人が部屋に突入してきているのだろうか?

そう考えると、また笑えてくる。

まさか、夢の中の私達と、現実の世界の私達の考えが同じだとは(笑)。

思わず吹いてしまい、お腹を抑えて笑い転げるのだった。





どうも、2日ぶりですかね?
お久しぶりです。

最近、ラインで顔文字にハマりました。
便利ですよね、顔文字。
僕、顔文字を考えた人天才だと思うんですよね(^o^)/

顔文字使い過ぎて笑える作家が書いた小説∑(゚Д゚)
読んでいただき、ありがとうございました。
次回作も読んでいただけるよう頑張りますので、応援よろしくです
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*。
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