遊戯王GX+   作:sura

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...ここはどこだ?

『ここは君の夢と現実の中間地点の世界だよ』

夢と現実の中間地点?それに君は?

『俺?俺は君だよ』

君が僕?

『そう、俺は君だ。正確に言うなら君の本心だよ』

僕の本心?

『質問が多いね、初めて会ったのにとても疲れるよ』

ごめん...でも一度気になると分かるまで調べたくなる性格でね

『知ってるよ、だって君は俺なんだからさ』

...君は本当の事を言ってるの?

『何を今更そんなこと言ってるんだよ?』

普通は疑うよ、夢と現実の中間地点とか自分の本心が前に現れるとか急に言われたらさ

『”普通なら”でしょ?』

ギクッ!

『君は...いや、俺自身は自分を特別な人間だと思ってるんだろ?』

.......

『そんなに顰めないでもいいじゃないか、君は才能はあるんだよ?』

才能?

『そう、君は普通の人間じゃない...その才能を持ってるってことさ』

どう言う事なんだ?

『普通を脱退したいなら俺と契約してよって話さ』

契約?

『そう、契約!てなわけでするかい?しないかい?』

そりゃ、普通を辞めれるなら...分かった、契約するよ

『そうと決まれば契約しようか!はい!』

そう言うと少年は握手を求めた

...?

『俺と握手したら契約完了だよ』

そっか、分かった

2人は握手をした。

『これで契約完了さ、後はそうだね...時間もないようだし4年後くらいにまた会おうか』

おい!結局契約ってなんの契約だったんだよ!普通じゃない俺の能力ってなんだったんだよ!

『いずれ分かるさ、いずれな』


プロローグ 始まりの3人
TURNー-1 〜始まりの日〜


「真二、起きなって!学校に遅刻しちゃうよ!」

 

僕の名前は遊闇 真二(ゆうやみ しんじ)、12歳だ、みんなからは真二って呼ばれてる。

 

いつもの母さんのモーニングコールか...それになんか体がダルい...いや、ダルいってか重いな

 

「母さんあと5分だけ...」

 

「誰がお母さんよ!早くしないと遅刻だよ!」

 

目を開けるとそこには女の子が馬乗りになっていた。

 

「って藍!?重いって!降りてよ!」

 

彼女の名前は遊坂 藍(ゆうさか あい)僕の幼馴染で右隣に住んでる女の子で、僕の...僕の好きな人だ

 

「だって真二が起きないからでしょ!」

 

それもそうか、僕の所為だと言えばそれまでだし

 

「とりあえずもう起きたからそこから降りてよ///」

 

「あ、ごめん」

 

そう言うと藍は真二から飛び降りた。

 

「さてと!真二も早く用意してね!んじゃ私は下で待ってるから〜!」

 

全く、藍はマイペースと言うかなんというか...

 

「って僕も着替えないとな」

 

『マスター、早く起きないと遅刻しますよ!』

 

こいつの名前はグラファ、俺のカードの精霊だ、本当は僕のデッキのモンスター全てが精霊らしいのだけど僕の魔力が足りてない所為でグラファしか見えないらしい

 

「はいはい、分かってますって〜」

 

それにしても今日の夢はなんだったんだろう?...契約とか僕の本心がどうとか

 

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玄関前

「もう!真二遅いよ〜!新学期早々遅刻だなんて私嫌だからね!」

 

玄関のドアを開けると藍が待っていた。

 

今日から僕は6年生、僕の夢は1つだけある、それはプロの決闘者(デュエリスト)になってデュエルキングになることだ

 

「お前が早いんだよ」

 

「そんなことないよ〜!真二が早いだけだって!」

 

よっしゃ!引っかかった!

 

「そうか?なら行こうぜ!」

 

「ち、違うって!待ってよ〜!」

 

「朝から騒々しいやつだな、お前等は」

 

後ろから声がし振り向くとそこには男の子が1人いた

 

「なんだ拓磨か」

 

こいつの名前は遊蔵 拓磨(ゆうくら たくま)僕の幼馴染でデュエルの天才とテレビ放送されたこともあるくらいの腕前だ

 

「なんだってなんだよ、いちゃ悪かったか?」

 

「いや、別に...」

 

「拓磨...その...奇遇だね!一緒に登校できるとかさ!///」

 

「ん?ああ、俺は今日寝坊してなそれで今この時間に...って真二どうした?何か気にでも触ったか?」

 

「い...いやぁ、なんでもない」

 

気にするわ!ってか拓磨も拓磨で少しは察してやれよ!どう見たってあの藍の表情はお前を気にしてるって表情だろうが!

 

「そうか?なら早く行こうぜ!遅刻しちまうよ!」

 

「うん///」

 

「はいはい...」

 

あれ?こんな所に引越しトラックが停まってる...新しく引っ越してきた人かな?苗字は...早乙女(はやおとめ)?変な名前だな〜

 

「真二!何してんだよ!早く行くぞ!」

 

「待ってよー!」

 

こうして僕たちはいつものように登校した。でもこの登校がいつもと違い、新たな出会いと儚い別れが待っていることを俺は知らなかった

 

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学校(教室)

ギリギリセーフってところかな?

 

『だからあれほど早く起きてくださいと言ったのに...』

 

グラファはグチグチと朝の事を言っている。

 

「真二、拓磨!おはよう!」

 

教室に入ると同級生の男子数人が集まり挨拶をしてきた。

 

「おはよう...どうしたんだ?みんな」

 

「驚くなよ?今日転校生が来るんだってさ!」

 

転校生?って新学期だから珍しくもなんともないか。

 

「へぇ〜そうなんだ...で?」

 

「”で?”じゃないだろ?きにならないのか?普通」

 

正直転校生とかどうでもいい、男子だったら仲良くなるだけ、女子でも同じだし

 

「残念ながら僕等は普通じゃないからね」

 

「俺を巻き込むんじゃねぇよ!...まぁ確かに俺は普通じゃなくて天才だけどな!」

 

拓磨を巻き添えにするんじゃなかった

 

キーンコーンカーンコーン!

 

朝のHRのチャイムがなった。

 

「はい、みんな席について」

 

チャイムと同時に先生が入ってきた

 

「みんなも知ってると思うが今日から新しい仲間が増える、早乙女さん、入ってきて」

 

「はい」

 

外から1人の女の子が入ってきて、黒板に字を書いた

 

早乙女 幽鬼(さおとめ ゆき)です...えっと...よろしくお願いします。」

 

あれって、さおとめって読むのか...へぇ〜

 

「あと...私はみんなと仲良くするつもりはありませんので」

 

「「「「「「は!?」」」」」」

 

今の一言でクラスの全員の息が合った。

 

転校そうそうぼっち宣言か...面白い子だな

 

『マスター、手を出す気じゃないですよね?』

 

出さないよ、僕は藍ちゃんしか...ってそうじゃなくてね

 

「あと4つ下に私の妹が居ますが、彼女にも近寄らないでください。」

 

その情報与えたら寧ろイジメの標的になるんじゃ無いのか?

 

「以上です。」

 

「.......えっ!?じゃ...じゃあ幽鬼さんは...そうね!そこの空いてる席遊闇くんの隣に座ってくれる?」

 

「はい」

 

よりによって僕の横かい!...とりあえず声かけとこうかな、あんな事言ってたけど”とりあえず”...ね

 

「ゆ...幽鬼ちゃん、宜しく!」

 

「っ!?そ...そうね」

 

やっぱり不満そうな顔してるな...話しかけるのは止めたほうが良かったのかな?

 

キーンコーンカーンコーン!

 

HRが終わりのチャイムがなった。

 

えっと1時限目は...って今日から新学期なのに授業あるわけが無いか

 

「ねぇ!幽鬼ちゃん!前の学校って何処?」

 

気がつくと幽鬼の周りにはクラスの数人による質問攻めにあっていた。

 

「.....」

 

「好きなアーティストとかは?」

 

「.....」

 

「.....」

 

「....あの」

 

「なにかな!?」

 

「もう終わりで良いですか?私用事が在るので」

 

なんか嫌な予感がしてきたな...

 

「ねぇ!良い加減にしてよ!あたし達は幽鬼ちゃんと友達になろうとしてるのに!何でそうやって「簡単よ、小学生でもわかる簡単な理由」っ!?」

 

幽鬼ちゃんの目が変わった気がした。

 

「人間...じゃなくて、君たちはやっぱり嘘つきだね。君たち...特にそこの君は自分の優しさを他人に自慢しようとしてるだけでしょ?」

 

今幽鬼ちゃん人間って言わなかったか?気の所為かな?

 

「そ、そんなわけないじゃない!あたしが優しさを自慢するためになんて!」

 

「そうかな?じゃあ君の好きな人の名前も言ってあげようか?私心が読めるんだよ?」

 

心が読めるのと好きな人が分かるのって関係なくないかな?...いやそんな事ないね。

 

「へぇ〜?面白いじゃん!なら言ってみなよ」

 

「君の好きな子は...遊蔵くんって子でしょ?」

 

言い忘れたが拓磨は凄くモテるのである

 

「そ...///何で!///」

 

そう言うと話しかけていた女子の1人が半泣き状態で廊下に走って行った

 

あらら...やっちゃったな、さてとそろそろ止めに入った方がいいかな?

 

「君たちそこま「君達そこまでにしときなよ、幽鬼ちゃん嫌がってるじゃん」」

 

真二が止めに入ろうとした瞬間拓磨が止めに入った。

 

「た...拓磨くんがそう言うなら」

 

アレ?なんか変じゃね?僕が今言おうとしたのに拓磨が止めに...あれ?

 

なんやかんやで1日が終了したのである。しかしそれから幽鬼に対するイジメが始まった事は言うまでもない。

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

それから2週間ほど経ったある日の放課後の事

 

『マスター』

 

「....」

 

今日は幽鬼ちゃんの机を外に捨てる...か、いい加減にしろよな

 

※もちろん真二と拓磨は何度も止めてます

 

「なぁ、真二!ちょっとこっちに来てくれないか?」

 

そう言われ真二は下駄箱に連れられた。

 

「何だよ拓磨!」

 

「なぁ、真二!俺に力を貸せ!」

 

拓磨が正義の味方気取りなのは分かってるさ、仕方ない...僕も幽鬼ちゃんは助けたいし力を貸すか!

 

「分かったよ拓磨、幽鬼ちゃんを救おう!」

 

「バカの割には話が早いな、なら作戦を言う、一回しか言わないから耳の穴かっぽじってよく聞けよ?」

 

今さりげなくバカって言わなかったか?確かに僕はバカだけどさ

 

「って事だ、いいな?」

 

「えっと...分かったよ」

 

多分だけど

 

「そうか、なら決行は明日だいいな!」

 

「うん!」

 

そう言うと拓磨は外に走って行った。

 

さてと、僕も明日の用意をしよっと

 

「あ、あの!」

 

声に反応し後ろを振り向くと下級生の少女が居た。

 

低学年の子?俺あまり関わりないはずだけど何かしたっけ?

 

「えっと...君は?」

 

「ボクは早乙女(さおとめ) レイって言います!」

 

早乙女?って事は幽鬼ちゃんの言ってた妹って!

 

「そっか、僕の名前は「遊闇真二さんですよね」」

 

なぜ僕の名前を?...って妹ちゃんが声かけてきてるんだから名前は知ってて当然なのかな?

 

「で、レイちゃん...僕に何か用かな?」

 

「お姉ちゃんの事で...」

 

「幽鬼ちゃん?...なるほどね、分かったでもここでの話は止めておこうか」

 

「え...どうして、ですか?」

 

どうしてって言われてもな...其処でいじめ組が聞いてるなんて言えないしな、拓磨が去った後からチラチラ見えてるんだけど...きっと僕1人になったときを狙って襲うつもりなんだろうな

 

「どうしてでもだよ!早く!こっちだ」

 

「えっ!?ちょっと!」

 

真二はレイの手を引っ張り走るのであった。

 

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コンビニ店内

 

ここなら良いか、追っても居ないし

 

「ごめんねレイちゃん...それで幽鬼ちゃんがどうしたんだ?」

 

「その、お姉ちゃんがいじめられてるのは知ってます。それを止めさせるのを手伝って欲しいんです!」

 

「いじめを止めさせるのを手伝うか...その事なんだけど明日俺と俺の友人でそれを決行しようとしてたんだ、元々から断ったりしないよ」

 

「そうじゃないんです。今日救って欲しいんです!」

 

「今日!?どうして今日なんだ?」

 

「これが...この手紙がお姉ちゃんのカバンの中に入っていたんです。」

 

手紙?

 

レイは手紙を真二に手渡した。

 

早乙女幽鬼、明日お前は1人で3丁目のカードショップの裏路地に来い、たっぷりと可愛がってやるよ。

 

3丁目の裏路地か...って事は結構近いな、よし!拓磨にも連絡しておくか!

 

「分かったよ、レイちゃん!俺は今から幽鬼ちゃんを助けに行く!」

 

「ありがとうございま...す」

 

「レイちゃんどうしたの?」

 

「いえ...変な話なんですけどボクあまりお姉ちゃんとの記憶が無いんです。」

 

幽鬼ちゃんとの記憶が無い?

 

「遊んだ記憶も、笑った記憶も、喧嘩した記憶も」

 

レイは涙を流していた。

 

物忘れが酷い子なのかな?いや、違う...この涙は悲しみの涙だ...ま、それは救出してからだな

 

「そっか、でも今は救出が優先だよ。危ないからレイちゃんは家に帰っててね」

 

「は...はい」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

3丁目の裏路地

 

拓磨への連絡はしておいた、そろそろ突っ込むか!

 

『マスター行きますよ!』

 

言われなくても分かってるさ!

 

「おい!暁とその取り巻きども!幽鬼ちゃんを放しやがれ!俺が相手だ!」

 

「ん?何だ、真二か...放してやっても良いぜ?俺にデュエルで勝てたらな!」

 

そう言うと暁とその取り巻きはデュエルディスクを構えた。

 

「...2対1って酷くね?まぁいいや!デュエルだ!」

 

「「「デュエル!」」」

 

LP 4000

 

取り巻き

LP 4000

 

真二

LP 4000

 

バトルロイヤルルールか、一週目はみんな攻撃できないんだっけ

 

「俺から始めさせてもらう俺のターン!」

 

暁 LP 4000

手札 5→6枚

 

「俺はモンスターをセットしカードを3枚セットしてターンエンドだ」

 

暁 LP 4000

手札 3枚

フィールド

伏せ1枚

魔法・罠

3枚

 

「分かったよ暁さん!俺のターンドロー!」

 

取り巻き LP 4000

手札 5→6枚

 

「俺はジェムナイト・ガネットを召喚!」

 

<ジェムナイト・ガネット>

Level 4 戦士族 地

ATK 1900/DEF 0

 

「俺はその瞬間リバースカードオープン!破壊輪!ジェムナイト・ガネットを破壊し全プレイヤーに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える。」

 

<破壊輪>

通常罠

 

「ゔっ!」

 

真二

LP 4000→2100

 

「ヒヒッ!この痛みだ!」

 

LP 4000→2100

 

取り巻き

LP 4000→2100

 

この感じ...あの2枚も何かありそうな気がする

 

「俺はターンエンドだ!」

 

って何もなしかよ!

 

「僕のターン!ドロー」

 

真二LP 4000

手札 5→6枚

 

『マスター、私の力をお使いください』

 

「ありがとうグラファ」

 

...このターンでケリをつける!

 

「何言ってるんだ?」

 

「さぁ?絶望的すぎてきでも狂ったんじゃないんですか?」

 

「それもそうか!(俺の場にはカードが2枚、魔法の筒と聖なるバリアーミラーフォースーだ、どのみち勝てねぇよ!)」

 

「僕は手札抹殺を発動!」

 

<手札抹殺>

通常魔法

 

「全プレイヤーは手札をすべて捨て捨てた枚数分ドローする」

 

「手札交換か?おやおや、運のないこって!」

 

「それはどうかな?」

 

「「なんだと!?」」

 

「僕は今捨てた暗黒界の龍神グラファの効果と暗黒界の導師セルリの効果を発動、グラファの効果でフィールドのカード1枚を破壊する、破壊するのは伏せモンスターだ!」

 

「くっ!マシュマロンが!」

 

危ないカードを伏せてたな...

 

「さらにセルリの効果発動!このモンスターを守備表示で相手の場に特殊召喚する、俺は暁の場に特殊召喚!」

 

<暗黒界の導師 セルリ>

Level 1 悪魔族 闇

ATK 100/DEF 300

 

「俺の場に特殊召喚?舐めてるのか?それとも馬鹿か?」

 

ブチッ!

 

「お前は今この僕を...いや!俺を怒らせた、1つは幽鬼ちゃんをいじめた事、そしてもう1つは女子を泣かせた事、そして1つは俺より馬鹿な奴にバカと呼ばれた事だ!セルリの効果発動!このモンスターが暗黒界モンスターの効果で特殊召喚した時相手は手札を1枚捨てる!俺が捨てるのは暗黒界の魔神 レイン!」

 

「手札を...捨てる?まさかっ!」

 

「今頃気づいたのか?そうだ、俺の暗黒界モンスターは手札を捨てる事で効果を発揮する!」

 

『マスター!落ち着いてください!』

 

「っ!?(やっと見つけたわ!グラファとその仲間達!)」

 

俺は落ち着いてるよグラファ...やれる、今なら俺はっ!

 

真二の体が白く光ったような気がした。

 

『こ、この光は!自信の光...そうですか、そう...ですね、あの子もいますしそろそろですね』

 

「俺は暗黒界の魔神レインの効果発動!このカードが相手によって捨てられた時このカードを特殊召喚し、相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!」

 

<暗黒界の魔神 レイン>

Level 7 悪魔族 闇

ATK 2500/DEF 1800

 

「なんだとっ!?」

 

レインが咆哮を挙げると魔法・罠カードが全て消えていった。

 

「さらに俺は強奪を発動!セルリのコントロールを頂く!」

 

<強奪>

装備魔法

 

「そして、墓地のグラファの効果発動!自分フィールドの暗黒界モンスターを手札に戻しこのカードを特殊召喚する!俺はセルリを手札に戻しグラファを特殊召喚する!」

 

<暗黒界の龍神 グラファ>

Level 8 悪魔族 闇

ATK 2700/DEF 1800

 

「う...嘘だ!そんな!」

 

「さぁ、懺悔の用意は出来ているか!レインでダイレクトアタック!魔神戦斧刃!」

 

「うわぁぁぁぁっ!」

 

取り巻き

LP 2100→-400

 

「暗黒界の龍神グラファで暁をダイレクトアタック!龍神撃!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

 

LP 2100→-600

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

「さてと、幽鬼を放してもらおうか?」

 

「くそっ!覚えてろよ!」

 

「待ってくださいよ暁さん〜!」

 

暁と取り巻きは走って逃げて行った。

 

「幽鬼ちゃん、大丈夫?」

 

「...うん」

 

なんか様子が変だな?照れてるわけでもないし

 

「どうしたの?」

 

「さすがに言ったほうがいいわね精霊の持ち主さん...」

 

精霊の持ち主さん?

 

「って!?もしかして見えてるのぉぉぉ!?」

 

「えぇ、だって私も精霊だもの」

 

「へ?」

 

「私の本当の名前は幽鬼うさぎ、この世界で生まれてはいけないカード...本来ならば未来のあなたが手にするカードなのです。」

 

「え?ちょっと待ってくれよ!未来の俺?この世界で生まれてはいけないカード?何を言ってるんだよ!」

 

「そうね...言うならば本来の今日はまだ私たちは会えないって言えばいいのかしら?」

 

どういう事だ?まるで意味がわからんぞ!

 

「真二くん...いえ、過去のマスター私は彼らを元の世界に返す為に未来から来たのですよ」

 

そう言い幽鬼は暗黒界のデッキを指差した

 

「こいつら?」

 

「ええ、彼らは...元の世界に返すのです」

 

「元の世界?」

 

「はい、未来の世界です、その世界のマスターが呼んでますので。」

 

って事は未来の俺が暗黒界を必要として呼んだってことか?

 

「ならさ、俺がこのまま暗黒界を持っていればいいんじゃないのか?」

 

「それではダメなんです、それをやってしまうと未来が変わってしまうので」

 

「未来が...変わる?」

 

「はい、本来ならば暗黒界を使わずこのデッキを使っているのです。」

 

そう言うと幽鬼は手のひらから1枚のカードを差し出した。

 

「バスター・ブレイダー?このカードを俺が?」

 

「これからこのカードがマスターのエースとなるカードです...と言ってもこれは元の世界のマスターから預かっているから渡せませんが」

 

なんだ、くれるんじゃないのか

 

「...では時間ですので私達はこれで...行きましょうか」

 

『分かってます、最後に1つ、マスターに言わせてください。』

 

何言われるんだよ...なんかしたっけ?

 

「どうぞ...と言っても永遠の別れってわけでもないですし、ここでの...いえ私に関連する記憶は消滅させますので」

 

記憶を消す!?

 

「なんで記憶を!?」

 

「ここでの記憶は未来に関係する事、消滅させないと危ないのです。」

 

タイムパラドックスを起こす可能性があるってことか?

 

『そうですか、でも言わせてください』

 

「そこまで言うのなら止めはしません」

 

グラファが最後に俺への言葉...か

 

『マスター、もしこれから先デュエルで負けそうになったとしても決してあきらめないでください、デッキを信じればきっとデッキは答えてくれます...さっきみたいにね、だから辛い時こそ笑ってください!』

 

...分かったよグラファ...もし、これまでお前たちと過ごした記憶が無くなったとしてもその言葉だけは忘れない!約束するよ!

 

『だからマスター、お願いです涙を拭いてください!』

 

「え...!?」

 

真二は涙を流していた、自分で自覚はなかったが、大量の涙を流していた。

 

「悪いなグラファ...これで良いか?」

 

そう言うと真二は笑顔でグラファに答えた。

 

『えぇ、最高の笑顔です...その笑顔を忘れないで下さいね』

 

「あぁ!」

 

「では行きましょうか」

 

『はい』

 

そうグラファが言うとグラファと幽鬼の体が透けていった

 

グラファが行っちゃう...せめて別れの挨拶ぐらいしないと...でも言葉が出てこない...そうだ!

 

「グラファ!きっとこれは永遠の別れじゃない、未来の俺がグラファを...暗黒界のみんなを呼んだんだ、だからきっと...また会えるよな」

 

『ええ...私はまた貴方と戦えることを望んでいます、ですからまた会いましょう!』

 

「お姉ちゃん!」

 

真二は声がした方向を振り向くとレイがいた。

 

「レイ...さん!?どうしてここに!...そうか、本来の時代ではマスターが助けたのは私ではなくレイさんだったはず!だからここに...」

 

「お姉ちゃん...どこに行くの!ボクは...ボクはお姉ちゃんの事を全然知らないんだよ!だから...だから教えてよ!」

 

「レイさん、ずっと騙しててごめんね...私は貴女の姉じゃない、早乙女幽鬼は嘘の名前、本当の名前は幽鬼うさぎ...だから「そんなの知ってるよ!お姉ちゃんが本当のお姉ちゃんじゃないことだって!だからボクはお姉ちゃんの全てが知りたいの!」」

 

レイちゃん...最初から気づいていた...のか?

 

「...ごめんね!もう時間だから!」

 

そう言うと幽鬼の体が光りだし光が一面を包み込んだ

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

な...なんだったんだ?今の光は?っていうかなんで俺はこんなところにいるんだ!?

 

「真二大丈夫か!?」

 

「真二〜大丈夫?」

 

路地の方から拓磨と藍が走って来た。

 

「拓磨!?それに藍も!?どうしてここに?」

 

「どうしてって...お前がこのメールを俺に寄越したんだろうが!」

 

拓磨は携帯のメールを真二に見せた。

 

え〜なになに?

 

そのメールには『いじめられてる子を見つけた。念のため救援を要請する。場所はカードショップ裏の路地』と書いてあった。

 

俺こんなの送ってたっけ?...そう言えばそんなの送った気がしなくもないんだけど...

 

「で、そこの彼女がいじめられてたってわけか?」

 

拓磨の指差す方向に1人の女子が倒れていた。

 

「あ、あぁ!」

 

思い出した!さっき俺はこの子がいじめられてるのを見て拓磨に念のため救援要請をして...それで今に当たる、か

 

「ま、真二にしちゃ大手柄だな!」

 

「俺にしちゃってのは余計だよ...っ!?」

 

真二が立とうとした瞬間身体中に激痛が走った。

 

なんだ?今の痛み...俺どこか打ったっけ?

 

「真二、大丈夫?」

 

「心配ないよ藍」

 

「おいおい真二、どうしたんだ?」

 

「いや、なんか今一瞬身体中に激痛がな」

 

「本当に大丈夫かよ?立てるか?」

 

そう言うと拓磨は手を差し伸べてきた

 

「ありがとな!拓磨!」

 

そう言い真二は拓磨の手を借り起きた

 

さてと、あの子大丈夫かな?

 

真二はいじめられていた女の子のところへ駆け寄った。

 

「君、大丈夫?」

 

「...は、はい」

 

「あっ!レイちゃん!」

 

「藍、知り合いか?」

 

「知り合いも何も、この前うちの近くに引っ越してきた子だよ〜!」

 

「あれって、さおとめって読むんだ...知らなか...ったな...」

 

「ん?どうしたの?」

 

今のセリフ前にも...それにこの子...レイちゃんとは今初めて会った気がしない...なんでだ?

 

「ね、ねぇレイちゃん...俺たち初対面...だよな?」

 

「うん...そうだよ?」

 

気の所為だったのかな?このリアクションを見る限り嘘は言ってないようだし

 

「そっか...なぁ拓磨、今何時だ?」

 

「えっと...今は5時だな」

 

5時か、もうじき暗くなってくるな。仕方ない今日はもう解散するとしますか

 

「ありがと、んじゃ今日は解散するか!レイちゃんを家に届けないといけないしな」

 

「え!?ボク1人で帰れますよ?」

 

「でもいじめられてたんだしもう暗くなるから危ないよ〜!」

 

「じゃ、じゃあお願いします」

 

藍はなんか妹に接するような感じで接してるような気がする...




決闘者情報
名前:遊闇真二
誕生日:3月2日
デッキ:バスター・ブレイダー,???
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