デュエルアカデミア港
真二side
「やっと着いたぜ!デュエルアカデミアー!」
真二はそう言いながら背伸びをした。
『マスター船の中で死んでましたもんね』
「いい加減その乗り物酔いを治せよ」
「治せるもんならとっくに治してるよ!」
「まぁまぁ2人とも早く帰ろうよ〜!」
それにしてデュエルアカデミアの風景を久しぶりに見た気がするよ。
「ねー拓磨!荷物置いたらデートしよ!デート!」
「そうだな、年明けて全然だったからな・・・」
「やった♪」
この感じもなんか久しぶりだな、ってか人前でイチャつくな!
その時だった、真二と拓磨のPDAへボイスメッセージが届いた。
「校長から?」
『真二くん、そして拓磨くんはデュエルアカデミアに到着次第、至急校長室まで来てください』
「「・・・・・」」
突然のボイスメッセージ、更に至急にと言う言葉が2人に不安を煽っていた。
「とりあえず行くとしよう!」
「あぁ!」
「ちょ、ちょっと!2人とも!」
「藍悪い!先に寮へ帰っててくれ、デートはまた後でな」
「むぅ!分かったよ!」
校長室
「どうぞ」
校長室をノックすると校長の声が聞こえ、2人は中に入った。
「「失礼します!」」
「2人とも久しぶり、楽にしていいよ」
やっぱりこの部屋落ち着かないんだよな・・・なんて言うかレイちゃんの時のこと思い出しそうで
「校長、用って何ですか?」
「君たち二人の記者会見、見せてもらったよ」
いや、俺たち立ってただけだよ
「そこでだ、テスター二人には明日の始業式でエキシビションマッチをして欲しいんだ」
「「エキシビションマッチ!?」」
「ただし、デッキはテスター用のデッキでお願いしたい」
「ってペガサスさんから頼まれましたか?校長先生」
拓磨は何かを察したように聞いた。
「あっははは、バレてたか!とにかく明日のエキシビションマッチの件受けてくれるね」
「俺は喜んでお受けいたしますよ、真二とやるのは久しぶりだし」
「俺もです!」
拓磨とデュエルか、あの洗脳事件以来だな!
『マスター嬉しそうですね』
『そりゃ拓磨さんとのデュエルは久しぶりですからね!マスター自身すごく楽しみなんでしょうね!』
お前らうっさい!拓磨にも一応聞こえてんだからな!///
「では俺たちはこれで」
拓磨がそう言い扉の方へ歩こうとした瞬間ドアが開き、拓磨の足取りが止まった。
「お、お前──何でここに!?」
「君はもしかして拓磨くんかい?」
赤い帽子を深く被りオシリスレッドの制服を着た生徒が部屋の中に入りそう言った。
「丁度いい、君たちには先に紹介しておこうか!彼は
小波か、何処かで聞いたような
「どうしたんだい拓磨くん幽霊を見たような顔して」
「お前、重症だったんじゃ!」
「重症?そんな事ないよ♪それよりさ横の彼が遊闇真二くん?」
「何で俺の名前を?」
「君は何かと有名だからね!逆に知らない人の方が怪しい、そうだろ?」
「まぁ、それもそうだな!拓磨お前この後予定あんだろ?帰ろうぜ!」
「ちょ、ちょっと待て!」
「じゃあな!えっと──」
「小波でいいよ、そっちの方が言い慣れてるだろ?」
「そっか!じゃあまた明日な!小波」
そう言い真二は拓磨を引っ張りながら部屋を出た。
「何の真似だ真二」
「悪いな拓磨、でもあいつ何者なんだ?なんか妙に怪しかったけど」
「あいつの名前は小波 遊一、中等部の教師をやってた小波先生の息子だ」
それで何処かで聞いた気がしたのか
「なるほどな、そういや息子がどうこうってあの時言ってた気がする、あいつ何かあったのか?」
「眠ってたんだよ、植物人間ってやつさ」
「それなら目覚めても特にはおかしくないんじゃ?」
「忘れたのか?あいつはデュエルエナジーを使って目覚めさせるって言ってたんだ、それだけで充分おかしいんだよ」
そう言えばそんな事も言ってたな
「ってお前あの時意識あったのかよ!」
「まぁ、多少はな」
「まぁ、今日はその辺にしとこうぜ!それより明日だ!」
「はぁ──そうだな精々無様姿で負けるなよ」
拓磨はため息をつくとニヤリと笑い帰っていった。
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イエロー寮
小波遊一か、拓磨が言う事とは別に妙な感じがしたんだよな、なんて言うか親近感のような例えるならそう、ヤミみたいな
「まさかな」
『マスター』
寮の床が突如光だしバスター・ブレイダーが姿を現した。
「お前さ、その出方どうにかできないの?眩しいんだけど」
『す、すみません!善処します』
「で、どうしたの?幽鬼がなんかした?」
『いえ、エンシェント・フェアリー様からマスターにご報告がありまして』
エンシェント・フェアリーが?
『この島に新たなシグナーの気配が現れたと』
そんなこと出来たの!?
「分かったありがとう」
『それでは私は失礼します』
そう言いバスター・ブレイダーは光りながら消滅した。
「あいつの属性って地属性だったよな」
新しいシグナーってもしかして
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レッド寮
ここに来るのも久しぶりだな
「うわっ!?」
肩を叩かられ振り返ると目の前には小波が立って居た。
「あはは、驚かすつもりは無かったんだごめんね──でもこんな所にどうしたの?」
「いや、ちょっとお前とデュエルしたくてさ!」
「なるほどね、いいよ!僕も君とはデュエルしたかったし」
小波は何かを察すると了承しデュエルディスクをセットした。
「「デュエル!」」
真二[先攻]
小波[後攻]
「俺の先攻!ドロー!」
真二 LP 4000
手札 5→6枚
「俺は破壊剣士の伴竜を召喚!」
<破壊剣士の伴竜>
Level 1 ドラゴン族 光 (チューナー)
ATK 400/DEF 300
「破壊剣士の伴竜が召喚に成功した時、デッキから破壊剣と名のついたカードを一枚手札に加える事ができる!俺は破壊剣士の追憶を手札に加え、カードを2枚伏せてターンエンド!」
真二 LP 4000
手札 4枚
モンスター
破壊剣士の伴竜 (ATK 400)
魔法・罠
伏せ2枚
「僕のターン、ドロー!」
小波 LP 4000
手札 5→6枚
「真二くん、君が見たかった力を見せてあげるよ」
小波がそう言い、小波の痣が光ると真二の痣が反応して光り出した!
「やっぱりか」
「僕は自分フィールドにモンスターが存在せず相手の場にモンスターが存在する時、太陽の神官を特殊召喚する」
<太陽の神官>
Level 5 魔法使い族 光
ATK 1000/DEF 2000
「更にチューナーモンスター赤蟻アスカトルを召喚!」
<赤蟻アスカトル>
Level 3 昆虫族 地 (チューナー)
ATK 700/DEF 1300
チューナーとチューナー以外で合計レベルは8・・・まさか!
「僕はレベル5の太陽の神官にレベル3の赤蟻アスカトルをチューニング!太陽昇りし時、全ての闇を照らし出す。降り注げ光よ!」
5 + 3 = 8
アスカトルは3つの光の輪となり太陽の神官を包むと一筋の光が走る!
「シンクロ召喚!いでよ!太陽龍インティ!」
<太陽龍インティ>
Level 8 ドラゴン族 光
ATK 3000/DEF 2800
「こいつが小波の──シグナー龍か!」
「正解だよ!んじゃバトル!太陽龍インティで破壊剣士の伴竜を攻撃!サンライト・フレア!」
「リバースカードオープン!破壊剣士の追憶!」
<破壊剣士の追憶>
通常罠
「手札の破壊剣カードを1枚捨て、デッキからバスター・ブレイダーを特殊召喚する!」
<バスター・ブレイダー>
Level 7 戦士族 地
ATK 2600/DEF 2300
「更に速攻魔法、破壊剣士融合を発動!俺の場にいるバスター・ブレイダーと太陽龍インティを融合素材とし現れよ!竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー!」
<竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー>
Level8 戦士族 光
ATK 2800/DEF 2500
「インティを消されたのは初めてだよ!やるね!真二くん!」
「おいおい、そっちのターンだろ?何悠長に構えてんだよ」
「まぁ、それなりに自信はあるからね!僕はカードを2枚伏せてターンエンド!」
小波 LP 4000
手札 2枚
モンスター
なし
魔法・罠
伏せ 2枚
「俺のターン!ドロー!」
真二 LP 4000
手札 3→4枚
「俺はフィールドにいる破壊剣士の伴竜を墓地へ送り効果発動!墓地に存在するバスター・ブレイダーを特殊召喚する!蘇れ、バスター・ブレイダー!」
破壊剣士の伴竜は雄叫びをあげると伴竜の足元から光の柱がそびえ立ちその中からバスター・ブレイダーが現れた。
<バスター・ブレイダー>
Level 7 戦士族 地
ATK 2600/DEF 2300
小波のシグナー龍は出た・・・あのデッキから考えてもうエクストラは使わなさそうだな
「さらに俺は手札の破壊剣ードラゴンバスターブレードをバスター・ブレイダーに装備し効果発動!このモンスターを特殊召喚する!」
<破壊剣ードラゴンバスターブレード>
Level 1 ドラゴン族 闇 (チューナー)
ATK 400/DEF 400
「そしてレベル7のバスター・ブレイダーにレベル1の破壊剣ードラゴンバスターブレードをチューニング!」
真二の掛け声共に光の輪となったドラゴンバスターブレードはバスター・ブレイダーを包みこむ。
「破戒を行いし蛮竜よ、今ここに姿を見せ!その力を指し示せ!」
7 + 1 = 8
「シンクロ召喚!降誕せよ!破戒蛮竜ーバスター・ドラゴン!」
<破戒蛮竜ーバスター・ドラゴン>
Level 8 ドラゴン族 闇
ATK 1200/DEF 2800
「さらにバスター・ドラゴンの効果発動!墓地のバスター・ブレイダーを特殊召喚する!バスター・リコール!」
バスター・ドラゴンは咆哮を上げると地面から光の魔法陣が現れバスター・ブレイダーが現れる。
「バトルだ!バスター・ブレイダーでダイレクトアタック!」
「くっ!」
小波
LP 4000 → 1400
「僕がダメージを受けた瞬間、リバースカードオープン!ダメージ・ゲート!」
<ダメージ・ゲート>
通常罠
「ダメージ・ゲート?」
「このカードは僕が戦闘ダメージを受けた時に発動できる、受けたダメージ以下の攻撃力を持つモンスターを墓地から特殊召喚できるのさ!蘇れ!太陽の神官!」
突如空いた時空の扉から太陽の神官が現れフィールドへ立った。
「残念だけど小波!まだ龍破壊の剣士ーバスター・ブレイダーの攻撃が残ってるぜ!ゆけ!龍破壊剣一閃!」
「リバースカードオープン!聖なるバリアーミラーフォースー」
「ミラフォ!?」
龍破壊の剣士ーバスター・ブレイダーが太陽の神官に斬りかかると攻撃は弾かれ眩い光とともに真二の場にいるバスター・ドラゴン以外のモンスター達は砕かれた。
「くっ、ターンエンド!」
真二 LP 4000
手札 3枚
モンスター
破戒蛮竜ーバスター・ドラゴン(DEF 2800)
魔法・罠
伏せ1枚
「僕のターンドロー!」
小波 LP 1400
手札 2→3枚
「僕はチューナーモンスター、スーパイを召喚!」
<スーパイ>
Level 1 悪魔族 地
ATK 300/DEF 100
「そしてレベル5の太陽の神官にレベル1のスーパイをチューニング!」
「またシンクロだと!?」
「陽の光落ちし時、月の光が暗闇を照らす、降り注げ闇夜の光!」
5 + 1 = 6
「シンクロ召喚!いでよ月影龍クイラ!」
<月影龍クイラ>
Level 6 ドラゴン族 闇
ATK 2500/DEF 2000
攻撃力2500か、あれならバスター・ドラゴンの突破は無理だ!
「僕は手札から魔法カードブラックホールを発動」
「なっ!?シンクロモンスターを出したばかりなのにブラックホールだと!?」
<ブラックホール>
通常魔法
「このカードは.....って説明は要らないよね」
フィールドに突如現れたブラックホールはモンスター達を巻き込み消えた。
「そして月影龍クイラが破壊された事により効果発動!墓地に存在する太陽龍インティを特殊召喚!」
<太陽龍インティ>
Level 8 ドラゴン族 光
ATK 3000/DEF 2800
「さらに魔法カード死者蘇生を発動!墓地に存在する月影龍クイラを蘇生!」
<月影龍クイラ>
Level 6 ドラゴン族 闇
ATK 2500/DEF 2000
「なっ!?そこで死者蘇生かよ!」
「ごめんね♪バトル!太陽龍インティでダイレクトアタック!サンライト・フレア!」
「ぐっ!」
真二
LP 4000 → 1000
「これで終わり!月影龍クイラでダイレクトアタック!ルナ・シャイン!」
「ぐぁぁぁぁ!」
真二
LP 1000 → -1500
クイラの眩い光に包まれ次の瞬間、真二は少し飛ばされた。
「大丈夫かい?真二君」
そう言い小波は手を差し伸べる。
今の、ソリッドビジョンじゃなかったよな?
「あぁ、ありがとう」
「おーい小波ー!ってあれ?なんで真二がここに居るんだ?」
真二が小波の手を借り立ち上がると寮の方から十代が出てくる。
「ちょっとデュエルしててな」
「それじゃ!楽しかったよ真二君」
「あぁ、俺もだ」
小波と真二は改めて握手をすると小波はレッド寮の方へと走って行った。
小波 遊一、かあいつがやっぱり新しいシグナー補佐だったな
『マスター時間大丈夫ですか?』
唐突に幽鬼が現れ真二にそう言われ時計を確認すると夕食の時間が迫っていた。
「げっ!もうこんな時間かよ!」
時間を確認すると真二もまたイエロー寮へと走って行った。