遊戯王GX+   作:sura

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10ターン目
拓磨 [先攻]
真二 [後攻]

拓磨
LP 1800
手札 0枚
フィールド
カイザーシーホース(ATK 1800)
魔法・罠
なし

真二
LP 2000
手札 0枚
フィールド
なし
魔法・罠
なし

「行くぞ真二!カイザーシーホースでダイレクトアタック!」

「ゔっ...」

真二
LP 2000→200

「これで終わりだな、真二!」

俺の負けはまだ決していない!

「どうした拓磨、もう終わりか?」

「何だと!負けているのはそっちだろうが!お前の手札は次のドローで1枚、状況を変えられるカードなんて引く筈が「もし引いたら面白いよな?」っ!」

俺は信じる、このデッキを!俺は信じる、次のドローを!

「俺のターン!ドロー!」

真二 LP 200
手札 0→1枚

「俺は強欲な壺を発動!」

<強欲な壺>
通常魔法

「デッキから2枚ドロー!」

真二
手札 0→2枚

ありがとう!俺のデッキ!

「俺は魔法カード死者蘇生を発動!」

「死者蘇生だと!?」

<死者蘇生>
通常魔法

「蘇ってくれ!俺の仲間!破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダー!」

<破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダー>
Level 7 戦士族 地
ATK 2600/DEF 2300

「更に俺は破壊剣ーアームズバスターブレードを装備!」

<破壊剣ーアームズバスターブレード>
Level 4 機械族 闇
ATK 1600/DEF 1200

「なっ!モンスターを装備だと!?」

おいおい、お前はユニオンモンスターを知らないのかよ...

「そして俺はこのカードを墓地へ送り、さらなる効果を発動!」

「何!?効果があるだと!?」

「この装備していたカードを墓地へ送り、装備モンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!」

破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダー
ATK 2600→3600

「バトルだ!破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーでカイザーシーホースを攻撃!破壊剣閃光!」

「ゔぁぁぁ!」

拓磨
LP 1800→0

「へへっ!今日は俺の勝ちだぜ!相棒!」

そう言い真二は倒れている拓磨に手を差し出した

「フッ!よく言うよ、お前との成績は32勝2敗...結果的に俺の勝ちさ」

拓磨は真二の対応に答えた。

俺と拓磨のタッグは巷ではヘルツインズと呼ばれるくらいみんなから恐れられていた。


TURNー0 〜あの日から〜

レイ救出から11ヶ月が過ぎた、あの日以来真二、拓磨、藍の3人は小学なんでも団と言う何でも屋を始め、いじめ相談や、落し物捜索などの仕事を熟していた。そして真二たちの小学校生活も残り3日となったある時その事件は起こった。

 

放課後

廊下

もう少しで俺も中学生か...なんかあっという間の小学校生活だったな...

 

「真二〜!大変だよ〜!」

 

廊下で1人黄昏ていると藍が走ってきた

 

「廊下は走るなよ〜どうしたんだよ藍...そんなに息を切らして」

 

「ハァ...ハァ...それが...拓磨が...拓磨が!」

 

拓磨?拓磨がどうかしたのか?...まずは藍を落ち着かせるか

 

「藍、とりあえず落ち着け」

 

「う...うん...スゥーハァー」

 

藍は胸に手を当てて深呼吸をした。

 

「落ち着いたか?で、拓磨がどうした?」

 

「うん...それで大変何だよ真二!拓磨が中学校から別のところに行くって!」

 

「何だそんな話か...って、えぇぇぇぇぇ!?」

 

今、藍は何て言った!?拓磨が違う学校!?

 

「ちょっと!真二、声がでかいって〜」

 

「ご、ごめん...とりあえず本人に聞こう、拓磨は何処にいるんだ?」

 

「屋上に居るよ!」

 

「そうか!分かった!」

 

そう言うと真二は走って屋上へ向かった。

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

屋上

バンッ!

 

「拓磨!違う中学に行くってどういう事だ!」

 

屋上のドアを開けると手すりに肘をついて外を眺める拓磨がいた。

 

「...真二、忘れたのか?俺はデュエルの天才だ、だから俺は高みを目指す。そのために俺はデュエルアカデミアの中等部に行く、そしてプロを目指す!」

 

「お前、自惚れてるんじゃないのか?」

 

「っ!そんな事ない!俺の実力は本物だ!俺は...俺は天才デュエリストで新聞に載った男だぞ!」

 

「ほらな、拓磨...お前はずっとそれしか言わない、お前はずっと過去の栄光にすがっているだけなんだよ!」

 

「良いぜ!そこまで言うならやろうじゃねぇか!」

 

...俺は別に拓磨とデュエルがしたい訳じゃない、ただ拓磨と同じ学校に行きたかっただけだ...こんな事を今言ってももう遅いんだろうけど俺と藍は拓磨と同じ学校に行きたいと思っているだけなんだ

 

「...別に俺はデュエルがしたい訳じゃないさ」

 

「ちっ!気が変わったらいつでも来い、相手してやるからよ!だってもう...いや、何でもない...じゃあな!」

 

バタンッ!

 

そう言うと拓磨は勢いよくドアを閉めて屋上から出て行った

 

あいつ今何を言いかけたんだろ?

 

バンッ!

 

「真二!拓磨に何を言ったの!」

 

勢いよく藍が屋上のドアを開けて入ってきた

 

「いや、俺は別に...」

 

「真二〜、今嘘ついてるでしょ?」

 

ギクッ!

 

「そ、そんな事ないよ...」

 

「じゃあ何で目を背けるの〜?」

 

なんか藍には敵わないな...

 

「...藍には負けたよ、でもほんとの事は言いたくない」

 

「何で〜?」

 

「それは...男には色々あんの!」

 

藍を傷つけたくないし

 

「そう言うもんなの?」

 

「そう言うもんなの!...じゃあな!」

 

そう言うと真二は笑顔でさよならを言った

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

自宅

「ただいま〜!」

 

「真二おかえりなさい、そうだったわ!真二、今日は父さんも帰ってくるからね!」

 

俺の父さんは科学者をやっている、今は次元がどうとかそんな研究をしてるらしい...それはさておき基本的に泊まり込みで仕事をしている父さんは偶にしか帰ってこないのだ。

 

そう言えば今日はその日だっけ?

 

「分かったよ母さん、俺は自分の部屋にいるから」

 

「はーい」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

自部屋

どうして自分の思う通りに事がいかないんだよ...

 

「どうしてなんだよ、何がいけないんだよ...」

 

でも拓磨の人生は拓磨が決める事、だから俺がとやかく言う権利は無い...けど離れ離れになるのは嫌なんだよな...とりあえず藍と相談するしかない、か

 

「...もしもし、藍?」

 

『どうしたの?真二〜』

 

「ちょっと拓磨の事でな、今会えるか?」

 

『拓磨の...こと?分かった!』

 

会えるってことで良いのかな?

 

「んじゃ、10分後に公園集合な」

 

『は〜い』

 

そうだ、公園に行く前に近くのカードショップ寄って1パック買おっと!

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

公園

藍のやつ遅いな...

 

待ち合わせの時刻から30分過ぎている、その間真二はずっと待っているのである。

 

パックはまだ開けないでおくか...藍のことだそろそろ『真二お待たせ〜』とか言いそうな気がするし

 

「真二お待たせ〜!」

 

「遅いよ藍!30分も待ったぞ!!」

 

「良いじゃん!呼んだのはそっちでしょ!」

 

「そうだけど...はぁ〜、もう良いや、本題に入るぞ」

 

「拓磨の事...だよね」

 

そう言うと藍は下を向いた。

 

そう言えば俺が拓磨のことを知ったのは藍から聞いたんだったな...藍はいつから知ってたんだ?

 

「なぁ、藍」

 

「な、何!?」

 

「藍はいつから拓磨のことを知ってたんだ?」

 

「...」

 

驚いて顔を上げた藍にその質問をすると藍はまた顔を下に向けた。

 

この表情からすると裏に何かあるな?

 

「藍、俺に何か隠してる?」

 

「...うん、実はね...この事はずっと前から知ってたの」

 

「ずっと前って...いつからだ?」

 

「えっと...2ヶ月くらい前、最初はビックリしたけどそれで良いんじゃ無いかなって思ったんだ〜...でも段々拓磨と離れるのが嫌になって...その」

 

「それで突然聞いたような芝居をして俺を止めさせるよう誘導したってことか」

 

「...ごめん真二、私...」

 

そう言いまた藍は顔を下に向けた。

 

別に怒ってるわけじゃ無いんだがな...

 

「で、どうしたいんだ?」

 

「え?」

 

「拓磨のことだよ!藍はどうしたいんだ?」

 

正直言うと俺1人で拓磨をどうこうできる問題じゃないしな、この際藍のやりたいようにさせれば良い気がする

 

「私は拓磨を...できれば送り出したい...かな?」

 

かな?って事は藍自身も迷ってるのか

 

「そうだ!真二!拓磨と賭けのデュエルをして!」

 

「俺が?」

 

「うん!真二が勝ったら拓磨は入学を辞める、拓磨が勝てばそうだなぁ〜真二がなんでも1つ言うことを聞くってのは?」

 

「いや、待て!俺はそれでも別に構わないけどそれで拓磨は承諾するのか?」

 

「うん!だって拓磨は真二とデュエルしたがってたもん!」

 

それであいつが承諾するなら居れば別に構わないけどさ

 

「んじゃ、今日は解散!」

 

そう言い藍は帰って行った

 

何でこう、藍はマイペースなんだよ...ま、それが藍の良いところなんだけどさ

 

「ってちょっと待てよ藍!日程とかどうするんだ?」

 

「それは卒業式の次の日!拓磨がこの町を出る時にしよ!場所はここの公園ね!」

 

そう言い藍は帰って行った

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

その日の夜

真二の部屋

そういえば今日買ったパック開けてなかったな!

 

そう思い真二はパックを開けた

 

「うわっ!」

 

パックを開けた瞬間1枚カードが光出した。

 

なんだよ今の光は...

 

「って君誰だ!」

 

真二が目を開けると目の前には着物を着た1人の女の子が居た。

 

『初めまして...貴方が私の”マスター”ですか?』

 

女の子はカンペでそう見せた。

 

「マスター?って言うか君誰だよ!どっから来た!?」

 

カキカキカキ

 

『私の名前は幽鬼うさぎ、カードの精霊です!あなたは遊闇真二さんで間違い無いですか?』

 

「そ、そうだけど...ホントにカードの精霊なのか?」

 

コクリ

 

幽鬼うさぎは縦に首を振った

 

まさか本当にカードの精霊が存在してるなんて...ずっと都市伝説的な何かかと思ってたよ...でもカードの精霊なのに幽鬼うさぎなんてカード見たこともなければ聞いたことも無いけど

 

「それで...何で君喋らないの?それに、幽鬼うさぎなんてカード見たことも聞いたことも無いのだが?」

 

ガチャ

 

「それは俺が説明するよ」

 

「父さん!?」

 

「そいつは俺の研究中に発見されたカードの精霊の幽鬼だ、精霊は主人の持つ力の力量で能力が変わるんだよ、強ければ強いほど喋れたり、能力が付いたりするんだ。」

 

「なんで父さんがそんなこと知ってるんだよ...って言うか今発見されたって言わなかったか?俺はパックからこいつを当てたんだけど?」

 

「それはな...まぁ、色々したんだよ!」

 

色々って...本当になにしたんだよ

 

「そうだ、真二!デュエルディスクで幽鬼をスキャンしてみろ」

 

スキャン?召喚のことかな?

 

「幽鬼うさぎ召喚!」

 

そう言い真二は幽鬼うさぎを召喚した。

 

『ふぅ...やっと喋れますね!...うん、魔力も正常っと!声で話すのは初めてですね!初めましてマスター!』

 

「う、うん、初めまして!よろしくな!えっと...」

 

『先程紹介されたように私の名前は幽鬼、幽鬼うさぎの幽鬼です!』

 

なんでだろう?幽鬼とは初めて会った気がしない...この感覚そういえば前にも!確かレイちゃんと初めて会った時だったはず...

 

「なぁ、幽鬼...俺たち前に会ったことが無いか?」

 

『...?いいえ、私の記憶の中では今日初対面の筈ですが?』

 

「変なことを言うな?それで幽鬼、魔力の方はどうだ?」

 

『私生活では問題ありません。』

 

「そうか、じゃあ後の説明はお前に任せていいか?」

 

そう言うと父さんは部屋から出て行った。

 

後のこと?

 

『ありがとうございました!』

 

「幽鬼、後のことって?」

 

『マスターとの契約です!』

 

「契約?」

 

『ええって言っても署名だけですよ』

 

そう言うと幽鬼は羽ペンと一枚の紙を出した。

 

『ここに名前をお願いします!』

 

そう言われ真二は紙に自分の名前を書いた。

 

『これで契約完了です!これからよろしくお願いしますね!マスター!』

 

「ああ!よろしくな!幽鬼!」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

そして4日後卒業式の次の日

 

「おい真二!藍!どこに行くつもりだよ!」

 

「公園だよ〜」

 

「公園?どうして今日に限って!俺は今日旅立つんだぞ?」

 

そんなの知ってるさ!でも今日が拓磨とのデュエルが最後になるかもしれない日なんだ!拓磨のわがままは聞いてられない

 

『うぅ...なんか今日のマスター怖いです〜』

 

幽鬼はそう書き込んだカンペを持った。

 

ドン!

 

真二がそう思い込んで歩いているとしてると人にぶつかった

 

「す、すみません!」

 

「良いんだ、こっちもボーッとしてたからね...」

 

「全く...真二が前を見ないからってあなたは!」

 

この人、中学生くらいかな?...ってあの特徴的な髪型は!

 

「「「武藤遊戯さん!?」」」

 

その場にいた3人は仰天した。武藤遊戯と言えばデュエルキングであり、現在は行方不明扱いになっているからだ。

 

カキカキカキカキ

 

『マスターの知り合いですか?とてつもない魔力を感じますけど?』

 

「どうしてその子は喋らないの?」

 

「あっ!これは...その...」

 

やっぱり遊戯さんには幽鬼が見えてるのか!

 

「その子?誰のこと?ねぇ、拓磨?」

 

「さ...さぁな?」

 

もしかして拓磨って見えてるのか?とりあえずあの様子から見て藍は見えてないようだな

 

「そういうことか...そうだ!君たちに会った記念にこのカードを渡すよ、僕からのラッキーカード」

 

そう言って遊戯は3人にカードを1枚ずつ渡した。

 

バスター・ブレイダー...

 

ズキッ!

 

またこの感覚...でもなんで!?今回は頭が痛い!

 

「うっ...」

 

「ちょっと!真二大丈夫!?」

 

「あ、あぁ!悪りぃな、心配かけて、それで遊戯さんどうして...ってあれ?遊戯さんは?」

 

気がつくと目の前から遊戯は消えていた

 

「あれ?本当だ〜どこ行ったんだろ〜」

 

「まぁ良いや、早く行くぞ真二!俺は時間がないんだからな!」

 

「ああ、その前にデッキ再構築しないと」

 

丁度俺のデッキはバスター・ブレイダーがあれば完成したしタイミングが良かったな...まさかそこまで見越してたのかな?

 

「丁度俺もデッキ少しだけ編集したかったところだ制限時間は10分でどうだ?」

 

「良いぜ!」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

10分後

 

「さてと、真二!俺は正直楽しみで仕方がねぇ!何故ならやっとお前と決着をつけれるからな!」

 

「おいおい!楽しむのは良いけど条件は呑んでくれるんだよな?」

 

「その事だが、少し変更させてくれないか?」

 

条件の変更?

 

「賭けに対するお前の勝利条件を俺を満足させてくれたらって事で良いか?」

 

「満足?それって主にどういう事をしたら良いんだ?」

 

「簡単さ、俺が不満に感じたら即刻サレンダーをする。もしそうなったらお前の負けって事だ。」

 

それって接待をしろって事か?いや、拓磨に限ってそんな事を要求するようなやつじゃない、となると遠回しに倒せって言ってるのか?

 

「分かった」

 

「真二!?」

 

「藍、悪いな...でも、俺は全力でやるから安心しろ」

 

これも全部藍のため...いや、俺のためでもあるか

 

「お前を満足させれば良いんだろ?簡単さ!」

 

「ほう?言うじゃねぇか!」

 

「「デュエル!」」

 

真二 [先攻]

 

拓磨 [後攻]

 

「俺の先攻!ドロー!」

 

真二 LP 4000

手札 5→6枚

 

この手札...仕方ない

 

「俺はカードを2枚セットしてターンエンドだ!」

 

真二 LP 4000

手札 4枚

フィールド

なし

魔法・罠

伏せ2枚

 

「真二...行くぞ!俺のターン!」

 

拓磨 LP 4000

手札 5→6枚

 

拓磨...どう出るっ!

 

「俺はカオスの儀式を発動!」

 

<カオスの儀式>

儀式魔法

 

カオスの儀式だと!?あいつカオス・ソルジャーを持っていたのか!?

 

「手札のカイザー・シーホースと暗黒の海竜兵を生け贄に捧げ、カオス・ソルジャーを儀式召喚!」

 

<カオス・ソルジャー>

Level 8 戦士族 地

ATK 3000/DEF 2500

 

「どうだ?これが俺の最強カード...これを超える事ができるか?」

 

カオス・ソルジャー...戦士族最強のカード何故あいつが...まさか遊戯さんにもらったカードなのか!?

 

「拓磨...そのカードって」

 

「そうだ、さっき遊戯さんにもらった。」

 

やっぱりか、でもなんでカオスの儀式は持ってたんだ?

 

「真二、正直俺は拍子抜けしたよ、お前はもう少しできると思ってたんだがな?」

 

「ならサレンダーしたらどうだ?満足できなかったらサレンダーするんだろ?」

 

「その表情からするにお前は何か仕込み刀がある筈だからな、サレンダーしようにも出来ないんだよ」

 

読まれてるか...?

 

「カオス・ソルジャーで攻撃!カオス・ブレード!」

 

「リバースカードオープン!破壊剣の追憶!」

 

<破壊剣の追憶>

通常罠

 

「破壊剣の追憶は手札の破壊剣カードを1枚墓地へ送りデッキからバスター・ブレイダーを特殊召喚する!俺は破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーを墓地へ送り現れよ!バスター・ブレイダー!」

 

<バスター・ブレイダー>

Level 7 戦士族 地

ATK 2600/DEF 2300

 

「これで攻撃は巻き戻るぜ?」

 

これが俺のコンボだ...流石にカオス・ソルジャーは焦ったけど。

 

「だがカオス・ソルジャーの方が攻撃力は上だぞ?」

 

来るなら来い!俺の伏せてあるカードはDNA改造手術、これでドラゴン族を指定すれば倒せる!

 

「どうしたのか?攻撃しないのか?」

 

「攻撃してやるよ!カオス・ソルジャーでバスター・ブレイダーを攻撃!カオス・ブレード!」

 

来たっ!

 

「その瞬間リバースカードオープン!永続トラップDNA改造手術!「来ると思ってたよ、速攻魔法発動!サイクロン!」」

 

手が読まれてた!?

 

「くっ!」

 

真二

LP 4000→3600

 

「な...何故わかったんだ?」

 

「簡単さ、あれほど自信を持っていたって事はそれなりのカードを伏せていたって事だよな?じゃなけりゃただのバカだよ」

 

う...表情に出てたのか

 

「俺は強欲な壺を発動!」

 

<強欲な壺>

通常魔法

 

拓磨

手札 0→2枚

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

拓磨 LP 4000

手札 1枚

フィールド

カオス・ソルジャー(ATK 3000)

魔法・罠

伏せ1枚

 

拓磨に手を読まれてた。表情に出てたのが悪かったのかもしれないがこれは痛い...それに拓磨の新しいデッキ、あれはきっとアカデミアで使う用のデッキなのだろう。あんなデッキに俺は勝てるのか?いや、勝たなきゃいけない!

 

「俺のターン!...ドロー!」

 

真二 LP 3600

手札 4→5枚

 

こ...このカードは!

 

「俺は手札抹殺を発動!」

 

<手札抹殺>

通常魔法

 

「この効果は...言わなくてもわかるよな?」

 

「お互いに手札をすべて捨て、捨てた枚数分ドローする、だろ?」

 

真二

手札 4→0→4枚

 

拓磨

手札 1→0→1枚

 

「そして俺は墓地の破壊剣士の追憶効果を発動!」

 

「なに!?墓地からトラップだと!?」

 

「このカードをゲームから除外し、墓地からバスター・ブレイダーとドラゴン族モンスターを除外し、竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーを融合召喚する!」

 

<竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー>

Level 8 戦士族 光

ATK 2800/DEF 2500

 

「なるほど、その効果を使うためにわざわざ手札抹殺をしたのか」

 

やっぱり拓磨は理解が早いな...

 

「だが、それじゃあまだカオス・ソルジャーに届いてないぞ?」

 

分かってるよ、そのためのこのカードだ!

 

「俺は竜魂の力を発動!」

 

<竜魂の力>

装備魔法

 

「このカードは戦士族に装備し攻撃力を500ポイントアップする」

 

「ほう?これでカオス・ソルジャーを超えるって魂胆か?」

 

「俺が装備させるのはカオス・ソルジャーだ!」

 

「何!?」

 

カオス・ソルジャー

戦士族→ドラゴン族

ATK 3000→3500

DEF 2500→3000

 

「これにより竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーの効果が発動!相手フィールドにドラゴン族モンスターが存在する時、そのモンスターを守備表示にし、効果を無効にする!そして、ドラゴン族モンスター1体につきこいつの攻撃力を1000ポイントアップする!」

 

カオス・ソルジャー

ATK 3500→DEF 3000

 

竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー

ATK 2800→3800

 

「行くぞ!竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーでカオス・ソルジャーを攻撃!竜破壊剣一閃!そしてこいつは貫通効果を持っている!」

 

「くっ!」

 

拓磨

LP 4000→3200

 

これでカオス・ソルジャーは倒した!...これで俺は勝てる!

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

真二 LP 3600

手札 1枚

フィールド

竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー(ATK 2800)

魔法・罠

伏せ2枚

 

この伏せカード2枚が拓磨を倒す最後の策、これが破られたら俺の負けは確定する。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

拓磨 LP 3200

手札 1→2枚

 

「フッ!」

 

どうしたんだ?拓磨のやつ、急にニヤけやがって

 

「真二!感謝するよ!お前の手札抹殺と今ドローしたカードで俺の勝ちは決した!俺はハーピィの羽根箒!」

 

なっ!あんな禁止みたいなカード使いやがった!

 

<ハーピィの羽根箒>

通常魔法

 

「これでお前の伏せカードは全滅...そしてぇ!罠発動!リビングデッドの呼び声!」

 

<リビングデッドの呼び声>

永続罠

 

「これにより墓地のカオス・ソルジャーを復活!」

 

「カオス...ソルジャー...」

 

またか、でも墓地にあるあのカードを使えばまだ勝機はある...筈!

 

「...辞めだ、もうお前とデュエルする必要はない!」

 

え...「今...なんて!」

 

「言った筈だ、俺が不満を感じたらやめる(サレンダー)と言ったろ?」

 

つまり拓磨は今のデュエルで満足できなかったってことか?何処だ!?何処に不満があったんだ?

 

「ま、どの道今のお前には始める前から不満しかなかったし、お前の賭けを...いや、藍とお前に賭けで勝たせるつもりは無かったけどな」

 

こいつ...今なんて言った?...勝たせる気なんてそもそも無かった...?

 

グイッ!

 

真二は拓磨の胸ぐらを掴んだ

 

「ってことは何か?お前は...鼻から断る気でデュエルしてたってのか?」

 

「...」

 

「お前は....お前は藍の気持ちを知っててそれを断る気でデュエルしてたってのかよ!」

 

「真二...」

 

「答えろよ!おい!」

 

「どうした?不満か?俺がお前の負けをフォローしてやったのに、お前は不満なのか?」

 

「不満しかないに決まってるだろ!」

 

「そもそも俺がお前らみたいな雑魚を相手にしてるだけありがたいと思え、俺は元々超絶天才のデュエリストなんだからよ!」

 

「てめぇ!」

 

パシッ!

 

「もう良いよ!真二!」

 

真二が拓磨に手を上げた瞬間藍が止めに入った。

 

「もう良いんだよ...ごめん」

 

藍が...泣いている

 

「離せ藍!俺はこいつを殴らねぇと気がすまねぇ!」

 

俺を侮辱するのは良い、ただ藍を泣かせ、さらに貶したことが許せない!

 

「どうした?殴ってこいよ?」

 

パシンッ!

 

真二が殴ろうとした瞬間藍のビンタが拓磨にヒットした。

 

「真二...もう良いよ...帰ろ?」

 

藍...何か感じ取ったのか?涙が止まってる...寧ろ怒ってる?

 

真二が藍の顔を見ると悲しみの表情が消えていた。

 

「分かった」

 

そう言うと真二は拓磨を離し、帰ろうとした。

 

「真二、悔しかったらお前もアカデミアに来い!まぁ、今更中等部に入学は無理だろうから高等部の編入試験だな!」

 

デュエル...アカデミア

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

5時間後

藍side

 

藍はレイを連れて拓磨の見送りに来ていた。

 

やっぱり作戦は失敗か〜それに真二と拓磨の間に亀裂が入っちゃった...これ全部私の所為...だよね。

 

「レイ、藍、今日は見送りに来てくれてありがとな。...それと藍、今日は悪かったな」

 

「え?」

 

「お前は分かってたんだろ?このタイミングで止めても断られるだけって」

 

確かに拓磨の言ってることは当たってる...でも、あんな事を考えたんだから、もしかしたら何処かで止まってくれるって期待してたのかもしれない...いや、きっと期待はしてた。

 

「そ、そんなことないよ〜...でもこっちこそごめん!拓磨と真二をあんな感じで別れさせる形になっちゃって!」

 

「いいさ、どうせあっちに行くんなら真二とはこうなってただろうしな。」

 

「藍ちゃん、真二さんと拓磨さんの間に何かあったの?」

 

「ん〜と...ちょっとね」

 

流石にレイちゃんは巻き込めないよね

 

『間もなく列車が発車します。危ないですから黄色い線の内側までおさがり下さい。』

 

電車の出発するアナウンスが聞こえた。

 

「じゃあ...またね...」

 

「藍...俺!」

 

そう言った瞬間ドアが閉まり電車は発車した。

 

拓磨は何を言おうとしたんだろ?

 

「レイちゃん、今日はありがとね」

 

「ボクも拓磨さんを見送りに行きたかったから別気にしてないよ!」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

真二side

今は17時か拓磨はもう行ったかな...俺悪いことした...かな?

 

「はぁ〜」

 

カキカキカキカキ

 

『マスター、さっきからため息しかついてないですよ?』

 

それにしてもデュエルアカデミア...か

 

”悔しかったらお前もデュエルアカデミアに来い”拓磨のそう言ったセリフがずっと脳裏をよぎっていた。

 

「行ってやろうじゃねぇか!デュエルアカデミアに!」

 

『っ!?』

 

いきなり真二が声を上げたことで幽鬼がすごく驚いた。

 

「...幽鬼ごめんな」

 

「真二!大変よ!ちょっとこっちに来て!」

 

母さん?どうしたんだろ?

 

「はーい!」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

「母さん、どうしたの?って本当にどうしたの!?それにその人達誰!?」

 

玄関には白衣を着た人が居た

 

「落ち着いて聞いてください...お父様が、実験に巻き込まれ、行方不明となりました。」

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