「ペガサスさん、俺のデュエルディスクはいつになったら完成しますか?」
「それは分かりまセーン、でも海馬ボーイの事デース、1週間あれば完成すると思いマース!」
7日間か、アカデミアの編入テストまでは8日間...ギリギリ間に合うな。
「それは良かったです。」
「それと真二ボーイ、1つ私から話がありマース」
ペガサスさんから話?
「何ですか?」
「シンクロカードの事デース、あのカード...シンクロカードはこの世にまだ1枚しか存在しないカード、これはこの世界でのトップシークレットデース!だからこのことは誰にも話さないで欲しいのデース!」
確かに公表するまでは黙っていた方が良いよな...良いんだけど
「それはもちろん彼女達にも...ですよね?」
「もちろんデース、ユーのガールフレンドにも秘密に「あの...言い辛いのですけど、多分バレてます。」...」
うん、そりゃそうだよ...その反応が妥当だと思うよ!でも仕方ないでしょ!あっちから覗いてきたんだし...それにペガサスさんが来た時点で藍達もちょっと察してるよきっと!
『ペガサス様、到着いたしました。』
運転手がそう声をかけるとドアが開いた
何でだろう家を出たのが相当前な気がする。
真二は勢いよくドアを出ると玄関を見てそう感じた
「まぁ、バレた事はしかたありまセーン、ですがこれ以上知らせないようにお願いしマース」
「了解しました。」
「それでは真二ボーイ、1週間後に会いまショーウ」
そう言うと車はドアを閉じて走って行った。
それにしても長いリムジンだよな...これじゃ秘密も何もバレバレだよ。
ガチャ
「ただいま「「真二!」」っ!?」
玄関のドアを開けた瞬間レイと藍が真二に飛びつき、押し倒した。
何で俺ん家にいるんだよ...
ムニッ
ってか待てよ...この感覚って!
「レ...レイちゃん」
「なに?」
「む...胸がっ///」
パシンッ!ボカッ!
「うぐっ...痛えぇ...」
レイからはビンタが、藍からはアッパーが飛んできた。
「あの...さ、レイちゃんはともかく...何で藍からだよ!」
「ふーん!どうせ私は胸がないですよ〜!」
「誰もそこまで言ってないだろ!ただレイちゃんの方が大きかっただけだ!」
パシンッ!ボカッ!
も、もうこの話題には触れないでおこう...
真二の部屋
「と、言うことだから、藍も拓磨には言わないでくれるか?」
「う〜ん...拓磨に秘密を作るのは不本意だけど分かったよ」
「拓磨さんに秘密を作りたくないって...藍ちゃんどんだけ拓磨さんのこと好きなんだよ...ねぇ!真二!」
「俺に振るなよ...それに」
拓磨のことを触れたら藍がまためんどくさいことに...
「えっ///それはそのぉ〜...」
「ほら、始まった。藍の超絶照れモード」
藍は拓磨の話題を振られると10分はモジモジするのである。
「まぁ、良いや...とりあえず藍のことは置いといて、レイちゃん...それで、頼みって?」
「あの...その、ボク!デュエルアカデミアに編入したいんです!」
「...はい?」
えっとちょっと待てよ...確かレイちゃんって小5だったよな?あ〜なるほど
「中等部か、良いんじゃないの?」
「そうじゃなくて!亮様!亮様に会いたいの!」
「あ〜、そういうことね」
丸藤亮は今年度で3年生になる、即ち来年度にはいないのだ、レイちゃんはどう考えても会えないから会いたいってことか...
「レイちゃん、俺は協力しても良いよ?」
「ですよね...やっぱり無理...って!?えっ!手伝ってくれるの!?」
「そりゃな、レイちゃんは俺にとっても妹みたいな存在だし、困ってる子は助けたいし!だからできる限りは協力するよ、ただし、1つ条件がある。」
「条件?」
「アカデミアに行くってことはもちろんバレた時には、流石に俺は庇いきれない、それにもしかしたら俺が敵となるかもしれない...それでも会いたいっていう覚悟はある?」
「覚悟...」
「そうだよ!レイちゃん!恋する乙女は覚悟が必要なんだよ!」
あっ、藍が元に戻った。
「っていうか真二は反対しないんだね〜」
「まぁ、まだ入試の受付はやってたからな、チャンスがあるなら反対はしないからな」
「大丈夫!覚悟ならあるよ!」
「そっか、なら安心だ。」
「ねぇ、真二...ここまで聞くんだから良い案でもあるの〜?」
「案ってほどでもないけど、とりあえずあるにはある」
でもこれ案と言うかただの消去法なんだよな。
「2つだな、まず1つは船の中に潜入して、アカデミアに進入する。」
「それって密航なんじゃ...」
「ま、そこが問題なんだけどね」
「それで、もう1つは〜?」
「簡単に言うとそのまま受験する。」
と言っても普通に受験するわけじゃない、男装させリスクを減らし編入試験を受けさせる。と言った感じだろうか、男装をさせるのは歳を誤魔化すためだ。中学生男子は成長期真っ只中、または訪れていない等で男装をさせる。これで怪しまれずに行けるはずだ。でも
「「...はい?」」
うん、知ってた。こんな感じになると思った。
「簡単に言うと...だよ、詳しく話すと途轍もなく難しい」
「難しいって何がです?」
「編入するってのもあるしその後もだよ、レイちゃん」
「その後?その後ってどういうこと?」
「編入に成功した後の事さ」
真二は詳しく説明した。
「なるほど、確かにその後が大変だね〜」
「レイちゃんの一人称を活かした作戦だ」
「確かに!ボクの一人称はボクだからね!」
それは偶々であって、実際は関係ないんだけどな。
「どうする?どちらもハイリスクだけどハイリターンだぞ?」
「...両方って出来ないかな?」
両方?
「双方をやるって事か?」
「うん!編入試験を受けて、無理だったら密航する!」
確かに、それが妥当だよな。
「分かった、それじゃあ...この帽子とかどう?」
「何これ?」
「俺が小学生の時に被ってた帽子だよ、そんでもってこの髪留めで後ろをまとめてっと!」
「なんで真二が髪留め持ってるのよ」
「よし!完成!」
これで男の子っぽく見えればいいんだが
「どう?」
「うん!ボク男の子みたい!」
「へぇ〜真二にはそんなの才能があったんだ〜!」
才能って何の才能だよ...
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それから1週間後
海馬ランド
さてと第一次試験の筆記は終了した...多分下のほうだろう。でもデュエルアカデミアの試験は実技が本番って聞いたことあるしきっと大丈夫...だよな?
「真二〜どうだった?」
「ボチボチって感じかな、それより藍、レイちゃんは?」
「レイちゃん?レイちゃんならほら、あそこに居るよ?」
藍の指指す方向には遊園地のアトラクションを羨ましそうに覗くレイが居た。
レイちゃんだって小学生だもん、海馬ランドまで来たら遊びたくなるよな。でも俺はこの後、海馬コーポレーションでデュエルディスクを受け取りに行かなきゃならないし...
「藍、レイちゃんと遊んで来たら?」
「え?真二は?」
「俺はこの後デュエルディスクを受け取りに行かないと」
「あ〜例のアレね」
「そうそう、それそれ」
「でも〜レイちゃん的には真二と遊びたいかも知れないから早く戻ってくるようにね〜!」
なんでそんなことがわかるんだよ
「わ、分かった、終わり次第向かうけど帰るんだったら連絡しとけよ〜!」
「了〜解!」
そう言うと藍は敬礼をした。
あの敬礼久しぶりに見たな
そう思いながら真二は海馬ランドの入り口に向かった。
「このチケットは本日中なら再入場可能な物なので無くさないで持っていてくださいね!」
「はい」
「遊闇様、ペガサス様と海馬社長がお待ちです。」
後ろから黒服の男が話しかけてきた。
「分かりました、ありがとうございます」
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海馬コーポレーション本社研究室
確かここで合ってたよな?...それにしてもこんな研究室がある会社ってなんだよ!
コンコン
「入れ!」
ガチャ
「失礼します。お久しぶりです、海馬社長」
「真二か、お前のデュエルディスクは出来上がっている!これだ!」
そう言うと海馬は真二に新型のデュエルディスクを渡してきた。
「これが...俺の新型デュエルディスク!」
「そうだ、そのデュエルディスクはシンクロモンスターに対応してある、それとこれはペガサスからだ」
ペガサスさんから?って何この箱
「これは?」
「昨晩新しいシンクロカードが見つかった、ペガサスによると手紙も付属していたらしい、遊闇 真祐という宛名でな」
また父さんから?
「という事はこの中いっぱいに新しいシンクロカードが?」
「その箱の中にはテスター用のデッキが入っている。それを今度行われるデュエルアカデミアの実技入試で使え」
そう言うことか...こいつを、俺が...出来ればこいつ等のデッキを使いたかったけど、仕方ないよな、仕事だもん
「海馬さん、このデッキを改造することって可能ですか?」
「良いだろう、ただし1枚のみだ、良いな」
1枚か...となると、入れるのは幽鬼かな?
『ん?どうしたんですかマスター?』
なんでもない
「分かりました、ありがとうございます!」
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海馬ランド
さてと、藍達はどこに行ったんだ?携帯にはデュエルアリーナって書いてたけど
「確かデュエルアリーナって今度の入試会場だったよな?」
「あっ!きた来た!真二〜!」
「あれ?藍だけか?レイちゃんは?」
「レイちゃんならあっちに居るよ!」
藍の指差した先には男装を解いたレイと1人の制服を着た人がいた。
あれはアカデミアの制服?誰だ?っていうかレイちゃん男装解くなよ
「いっひひ〜♪」
「何だよ、その気持ち悪い笑い方は」
「アレね!誰だと思う!ねぇ真二〜!誰だと思う!」
藍のあの表情から見るに...
▷ 拓磨だろ?
誰なんだ?
俺だろ?
「拓磨だろ?」
「なっ!...何で分かったの!?」
「だって顔に書いてるし」
「えっ!?何処何処!?」
いや〜本当に書いてるわけ無いだろ、それにしても...拓磨か、困ったな...流石に仲直りはしたいけど、どう話せば良いのか
「なかなかの腕だったよ、レイちゃん」
「ありがとうございます」
何でレイちゃんは拓磨に対しては敬語なんだろ...
「お...おっす、拓磨」
「...久しぶりだな、真二」
「中等部生活はどうだった?」
「俺を誰だと思ってるんだ?天才デュエリストだぞ?もちろん首席で卒業したよ」
『マスターこの人って拓磨さんですか?』
「あぁ」
『凄いです〜マスターと違って身長が伸びてますね!」
うるさい、身長のことは触れるな
「...それよりもおめでとう」
「ん?何がおめでとうなんだ?」
「今日の筆記試験だよ、もう結果が出てる。とりあえずは合格ラインだったよ」
「そっか、良かった...って、結果が出てるのか!?」
「あ...あぁ、知らなかったのか?」
「シッテタヨ」
知らなかった...結果は合否発表の時に知らされるのかと思ってた。
「拓磨は知ってるのか?レイちゃんのこと」
「レイちゃん?何のことだ?」
知らないのか、ならいいや
「いや、何でも無い」
「変なやつだ...」
そう言うと拓磨は外に出て行こうとした。
「もう帰るの〜?」
「今日は下見に来ただけだしな」
気のせいかもしれないけど、拓磨の目が以前より輝いてない気がする
「なぁ、拓磨...俺とデュエルしないか?」
「...断る」
そう言い残し拓磨は帰って行った
やっぱりだ、何があったか知らないけどいつもの...小学校時代の拓磨と何か違う
「なぁ、藍...拓磨の事だがあいつ少し「クールになってたね!カッコ良かった!」」
そうだった、藍に振ったらいけない話題だわ、コレ
「レイちゃん、どうだった?」
「う〜ん、ボク的には少し変だとは思った。何ていうか...デュエルを楽しんでないみたいな」
やっぱりそんな感じだったのか
「そうか」
「それよりも、もう結果が出てるって言ってたよね!見に行こうよ!」
確かにそれは気になるな、明日の実技は今日の結果で順番が決まるって言ってたっけ?...ってそう考えればもう点数が決まってるのは当たり前じゃん、何でさっき気づかなかったんだ?
「そうだな!行こうか」
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真二たちの街
筆記テストの結果を見るとすぐに俺たちは自分たちの街へと帰って行った。
『流石ですねマスター!』
「まぁな」
筆記の結果、俺は奇跡的に1位だったそう、奇跡的に1位だったのだ
「う〜、真二に負けるなんて...」
「いや〜俺も1位何て知らんかった...分からなかった問題全部勘だったんだが、まさか全問あってたなんて」
確かに海馬さんが怖くて必死で勉強したってのはあるんだけどさ
「んじゃ!私はレイちゃん家に送るから〜!」
「おっけー!じゃあ明日な!」
そう言うと藍はレイを連れて交差点を曲がっていった。
それにしてもまさか1位取れるなんて!
「フフッ!フフフフ」
『マスター、なんかキモいです...』
「良いだろ、別に...初めて1位をとって嬉しいんだから」
ガチャッ
「では、私はこれで」
「はい、今日はわざわざありがとうございました。」
ん?誰だ?
見知らぬ老人が真二の家から出てきた。
「ただいま〜」
「真二おかえり、試験はどうだった?」
「見事1位を獲得しました!」
「...真二、あんたカンニングして無いでしょうね!」
「してないよ!て言うか息子を信用しろ!」
全く何考えてるんだようちの親は
「それよりも母さん、さっきの人は?」
「え〜っと何ていうかお父さんの仕事関係の人よ」
父さんの仕事関係ってことは科学者なのか?
「そうなんだ、その仕事関係の人がうちに何のようだったの?」
「それが、もしかしたら父さんが帰ってないか〜ですって、不思議な話よね?」
まさか!
「その人手紙とか言ってなかった?」
「え、えぇ、言ってたけど...何で真二が知ってるの?」
「ちょ、ちょっと心当たりがね」
あっぶね!危うくペガサスさんとの約束破るところだった!
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レイside
それにしても何で真二はボクの頼みを聞いてくれたんだろ?妹みたいな存在とか、困ってる子は助けたいとか言ってたけど本当なのかな?
レイは帰る途中ずっとそう考えていた。
「それじゃ!レイちゃん、また明日ね〜!」
もう家に着いちゃった、なんかあっという間だったな。藍ちゃんに聞いたほうが早いのかな?
「藍ちゃん!」
「ん?なに〜?」
「その、何で真二はボクの頼みを聞いてくれたのかな?」
「そうだね〜、多分真二が優しすぎるからじゃないかな?」
優しすぎる?
「真二ってさ、どんなに嫌いな人でも困ってたら助けろうとする人なんだよね〜...あっ!レイちゃんのことが嫌いってわけじゃ無いよ」
「知ってるよ!」
「それでね、多分そのせいなんじゃ無いかな?」
全く意味が分からないんだけど...
「早い話がお人好しなんだよ!真二はさ!」
「さすが藍ちゃん!真二のこと分かってるね!」
「ふふ〜ん!15年も一緒なのは伊達じゃないからね!」
「15年?小学校からじゃ無くて産まれてからなの?」
「うん!真二の家とは家族がらみの仲だからね〜、産まれてから一緒なんだ!」
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真二side
次の日
海馬ランド(試験会場内)
「よっしゃ!何とか試験会場に辿りついたな」
「真二、大丈夫?まだ顔が青ざめてるよ?」
電車に乗る時酔い止め忘れたから死にかけたからな
「大丈夫だよ、レイちゃん」
「それじゃ、レイちゃん!私たちは席の確保に行こうか〜真二のショーがあるわけだし(ニヤニヤ)」
「うん!」
「その言葉を言うんじゃねーよ!って言うかショーじゃないし!」
俺はペガサスさんからある頼まれごとをされている。それはシンクロ召喚発表の時、即ち俺の試験の時ひと芝居打たなきゃいけないのだ。
「...そろそろ俺行けど変なことすんなよ?」
「しないってば〜!」
大丈夫だろうか
そう思いながら廊下に向かう真二だった。
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拓磨side
試験会場(在校生席)
「拓磨じゃないか、どうしたんだ?こんな所に」
こいつの名前は
「ちょっと気になるやつが居てな」
「ほう?中等部首席卒業で、次期デュエルキングと名高いお前が気にする奴でも居るのか?それは楽しみだな、名前は?」
「遊坂 藍、それと...遊闇 真二」
藍は真二や俺の陰に隠れやすいが実力は確かにある、真二は言うまでもないって所だな
「遊闇真二...あった、6番か...それなりにって感じか?」
「油断するなよ準、もしかすると真二の実力はお前以上だ。」
「なんだと!?」
「一つだけ言うなら小学生の時...俺と真二の実力は、ほぼ五分五分だからな」
やっぱりお前は俺たちを引き合わせるのか?カオス・ソルジャー...いや、確かにここに来いと誘ったのは俺だが、まさか本当に来るなんてな
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真二side
やっべ!もしかすると俺少し遅刻気味かもしれん!
真二は廊下を走っていた。
ドン!
「うわぁっ!」
「悪い...君大丈夫?」
走っている途中角を曲がってきた少年とぶつかった。
「いいよ、こっちもちょっと考え事してたから...」
「ってカードバラバラじゃん!拾ってあげるよ」
ふ〜ん...この人のデッキはビークロイドデッキか、それに中々バランスの取れてるデッキだし
「はい、これで全部だよ!」
「ありがとう...」
でも何でこの人、浮かない顔してるんだ?
『マスター!この人、多分自分のデッキに自信がないのでは?』
なるほどな
「君、自分のデッキに自信がない?」
「うっ...」
「あ、いや!そういうつもりじゃなくて!えっと、その...」
仕方ない、困った時はあの言葉を言おう
「自分のデッキを信じたらそれに応じてデッキは応えてくれるよ、だからデッキには使う本人が自信を持たないとね!って言いたかっただけだよ」
『マスター、フォローになってない気がするよ』
『受験番号6番、遊闇真二君はデュエルフィールドへ至急お越しください』
あれ?6番?俺って筆記1位じゃなかったか?
「ごめん、俺行くから!じゃあな!」
『もう!マスターったら、少しは自分を優先して下さい!』
「悪りぃな幽鬼...俺がそう言う性格なのはお前も知ってるだろ?」
『知ってますねど...』
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試験会場
ここがデュエルフィールドか...さてと、テスターデッキ、俺のサポート頼むぞ!
「君が相手なノーネ?」
何だこの変な人...制服を着てるから教師なのは分かるけど
「はい!受験番号6番の遊闇真二です!お願いします...あの先生、一つ聞きたいことがあるのですが良いですか?」
「何なノーネ?」
「俺、筆記1位だったんですけど何故6番なんです?」
「簡単なことなことなノーネ!特待生の方が先に行われる仕組みナノーネ!」
なるほど、特待生優先なのね
「それじゃ、始めましょうか!先生!」
そう言うと真二はデュエルディスクを構えた。
「まだ私の自己紹介をしてないノーネ!私の名はクロノス・デ・メディチ、デュエルアカデミアの実技最高責任者なノーネ!」
実技最高責任者ってことは学校内で一番強いってことなのか?
「そんな凄い人とデュエルできるなんて光栄です...それでは始めましょうか!」
「「デュエ(ー)ル!!」」
真二 先攻
クロノス 後攻
「試験の都合上受験者は先攻権を得るノーネ!」
なるほど、ハンデって事か。
「俺のターン、ドロー!」
真二 LP 4000
手札 5→6枚
「俺は魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動!」
<ワン・フォー・ワン>
通常魔法
「手札のモンスターカードを墓地へ送りレベル1のモンスターをデッキから特殊召喚する!」
「レベル1!?そんな雑魚カードを持ってきて何になるノーネ?」
「来てくれ!ミスティック・パイパー!」
<ミスティック・パイパー>
Level 1 魔法使い族 光
ATK 0/DEF 0
「攻撃力、守備力共に0トーワ!私をなめてるノーネ?」
「そんな事ないですよ!俺はミスティック・パイパーのモンスター効果発動!このカードを生贄に捧げ、1枚ドロー!」
真二
手札 4→5枚
「そしてドローしたカードをお互いに確認し、レベル1のモンスターならもう1枚ドローする!」
そう言い真二はドローしたカードを見せた。
「俺がドローしたのはロードランナー、よってもう1枚ドロー!」
真二
手札 5→6枚
『マスター!お待たせです!」
来てくれたか、幽鬼!
「そして俺はレベル・スティーラーを通常召喚!」
<レベル・スティーラー>
Level 1 昆虫族 闇
ATK 600/DEF 0
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
真二 LP 4000
手札 4枚
フィールド
レベル・スティーラー (ATK 600)
魔法・罠
伏せ 1枚
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拓磨side
何故だ?何故真二のやつバスター・ブレイダーを使わない?あれは真二と遊戯さん、そして俺との友情のカードなのに!
「なぁ、拓磨...あいつお前が言うほど強いのか?俺にはそう見えんが」
それに何故だ、何故あいつ低級モンスターばかり使っているんだ?
「ま、相手があのクロノス教諭だ、拓磨推薦の奴とは言え思考がおかしくなってるんだろうな」
「さぁな、俺には分からん...でも」
「でも?」
あいつの目...輝いている...きっと何か有る目だ、だがなぜだ...何故俺には理解ができん...アレは...藍か?
拓磨が周りを見ていると藍を見つけた。
「いや、何でもない...悪い、ちょっと用事ができた!そっちに行ってくる!」
「そ、そうか」
----------------------------------------------------------------------------------------
藍side
真二、大丈夫かな〜?
「それにしても楽しみだね!藍ちゃん!」
「ん〜?何が〜?」
「真二のショーだよ!」
「レイちゃん本当に真二の事好きなんだね〜」
「そ、そんな事...ないよ///」
あれ?私の求めていたリアクションと違う...まさかレイちゃん、真二のこと...ってまさかね〜!レイちゃんはカイザー一筋だもんね
「それにしても真二は良いよね!」
「何が〜?」
「だってペガサスさんに選ばれたデュエリストなんだよ!」
「ま〜確かにね〜!」
『試験番号110〜159番の人は直ちにデュエルフィールドにお集まり下さい!』
「あっ、ボクだ!先に行ってくるね!」
「うん〜!頑張ってね〜!」
そういうとレイは走って廊下へ向かった。
先に3桁からって事はこれからは下か昇順に行くのかな?
「本当に大丈夫かな?...大丈夫だよね!だってペガサスさんに選ばれたデュエリストだもん!」
「...藍、ペガサスさんに選ばれたってどういう事?」
えっ!
藍が振り返るとそこには冷めた目をした拓磨が居た。
「えっと...それは...」
はう〜!どうしよう...真二には言うなって言われてるけど、拓磨に秘密にはしとけないし〜!
「もういいよ...話したくないんだろ?」
「ごめん」
その言葉を聞くと拓磨はどこかへ向かった。
私、悪い事したかな〜
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真二side
2ターン目(クロノスのターン[メインフェイズ1終了時])
真二 LP 4000
手札 4枚
フィールド
レベル・スティーラー (ATK 600)
魔法・罠
伏せ 1枚
クロノス LP 2000
手札 4枚
フィールド
魔法・罠
フィールド魔法
死皇帝の陵墓
1ターンで攻撃力3000を出すとは、流石は実技最高責任者の事はあるな...
「古代の機械巨人でレベル・スティーラーを攻撃するノーネ!アルティメット・パウンド!そして速攻魔法、突進を発動するノーネ!」
<突進>
速攻魔法
古代の機械巨人
ATK 3000→3700
「攻撃力の底上げ!?ゔっ!」
真二
LP 4000→900
「でも、俺のモンスターが破壊されたとき、罠発動!スクランブル・エッグ!手札・デッキ・墓地からロードランナー1体を特殊召喚する!手札から現れよ!ロードランナー!」
<スクランブル・エッグ>
通常罠
<ロードランナー>
Level 1 鳥獣族 地
ATK 300/DEF 300
「カードを1枚伏せてターンエンドなノーネ!」
クロノス LP 2000
手札 3枚
フィールド
古代の機械巨人 (ATK 3000)
魔法・罠
伏せ1枚
フィールド魔法
死皇帝の陵墓
なるほどライフを1000以下にする事によってデメリットでもある死皇帝の陵墓を封じるとは...
「ヒヒッ!」
「な、なんなノーネ!?」
「おもしれぇ!流石ですよクロノス先生!」
デッキよ...応えてくれ!
「俺のターン!ドロー!」
真二 LP 900
手札 2→3枚
「先生!このターンで、俺は貴方を倒します!」
「何を言い出すかと思ったらハッタリもいい加減にするノーネ!」
「ハッタリなんかじゃありませんよ!俺は手札からチューナーモンスター、ジャンク・シンクロンを召喚!」
<ジャンク・シンクロン>
Level 3 機械族 闇
ATK 1300/DEF 500
「「「「「「チューナーモンスター!?」」」」」」
「ジャンク・シンクロンの効果発動!墓地のレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する!俺はレベル・スティーラーを特殊召喚!そして、フィールドにチューナーモンスターが存在するとき墓地のボルト・ヘッジホッグを特殊召喚!」
<ボルト・ヘッジホッグ>
Level 2 機械族 地
ATK 800/DEF 800
「そして、墓地からの特殊召喚に成功した時、手札のドッペル・ウォリアーを特殊召喚!」
<ドッペル・ウォリアー>
Level 2 戦士族 闇
ATK 800/DEF800
「だ、だからどうしたノーネ!そんな低レベルモンスターを揃えたところで、なんの意味もないノーネ!」
「それはどうかな?」
さてと、始めるとするか!
パチンッ!
真二が指を鳴らすと会場のライトが全て消えた。
「おいおい、どういう事だよ!」
「なに?停電?」
「うぅ〜怖いよ〜」
なんか藍の声がした気がするんだが...
「ladies&gentleman!これよりこの俺、遊闇真二による、新しい召喚方を活用したショーをご覧頂きます!」
そういうとクロノスのフィールドと真二のフィールドにスポットライトが当てられた。
「新しい召喚方!?」
「なんだよそれ!」
「それにショーってどういう事だ!」
「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください!それでは始めますよ!やり方は簡単、チューナーモンスターとそれ以外のモンスターをフィールドに揃え、それらのレベルを足すだけです!それでは行きましょう!」
「な...何が起こってるノーネ!?」
「俺はレベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
そう言うと、ジャンク・シンクロンは3つの輪に姿を変え、ボルト・ヘッジホッグを囲んだ。
「集いし星が、新たに輝く星となる!光さす道となれ!シンクロ召喚、現れよ!ジャンク・ウォリアー!」
<ジャンク・ウォリアー>
Level 5 戦士族 闇
ATK 2300/DEF 1300
「そ、それがどうしたノーネ!そのモンスターの攻撃力は2300、まだ古代の機械巨人の方が攻撃力が上なノーネ!」
「ジャンク・ウォリアーのモンスター効果発動!このモンスターのシンクロ召喚に成功した時、フィールドのレベル2以下の攻撃力全てをこのモンスターに加える!パワー・オブ・フェローズ!」
ジャンク・ウォリアー
ATK 2300+800+300+600=4000
「こ、攻撃力4000!?」
「更に速攻魔法発動!スクラップ・フィスト!」
<スクラップ・フィスト>
速攻魔法
「このカードは自分フィールドのジャンク・ウォリアー1体を対象として発動!このターン、このジャンク・ウォリアーが攻撃する時、相手は魔法・罠を発動する事が出来ず、与えるダメージを2倍にする!バトルだ!行けジャンク・ウォリアー!古代の機械巨人を攻撃!唸れ!スクラップ・フィスト!」
「ペペロンチーノ!」
クロノス
LP 2000→0
『見事ですよマスター!』
お前は何もしてないだろ!
2人のデュエルが終了するとともに会場全体に明かりがつき液晶画面にペガサスさんが映った。
拓磨side
会場の廊下
あ、アレはペガサスさん!?
「皆サーン、新しい召喚方...シンクロ召喚は楽しめたでしょうか?疑問に思っている人もいると思うのでこの私が説明しマース!彼、真二ボーイは我がI2社と海馬コーポレーションによるシンクロ召喚専門のテスターなのデース!」
真二がテスター...だと!?それもI2社と海馬コーポレーションの双方から依頼されてるのか!?
「クソが!」
ガンッ!
拓磨は近くにあったゴミ箱を蹴飛ばした。
彼奴...俺が知らない間にそこまでの実力を...まぁいい、これで高等部での楽しみが増えた!覚悟してろよ、遊闇 真二!