ご注文はうさぎです!   作:兎丸

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皆様、投稿が遅れてしまい誠に申し訳ありませんでしたぁ!

ごちうさの映画を観賞している際に「あ、小説投稿してねぇ」と思い出しましたぁ!

ほんっとうに申し訳ありません!!


1綺麗になりたい

 今年の春からうちの店でバイトさんが三人入りました。

 

 腕っぷしが強く、頼りになるリゼさん。

 

 いつも元気で、少し強引なココアさん。

 

 そして生真面目で、優しいジンさん。

 たぶん、私にお兄さんがいたなら彼みたいな人だったのでしょう。

 

 「あれ?リゼは?」

 

 物置から出てきたジンさんが、リゼさんの居所をココアさんに聞いています。何か頼み事でもあるのでしょうか?

 

 「リゼちゃんはさっき、お客さんの言った可愛いの一言が自分に向けられたのかティっピーに向けられたのか分からずにお手洗いで苦悶してるよ」

 

 「なるほど、やけにめんどくさくなってると言うことだけは分かったよ。じゃあ、アイツがトイレから出てきたらコーヒー豆運んどいたって伝えてくれ」

 

 「アイサー......って、あれ全部運んだの!?」

 

 「そりゃあ......仕事だからな」

 

 「ジ、ジンさん、無茶だけはしないでくださいね?」

 

 「ど、どうしたんだチノ。前まで「全て運び終わるまで休憩はナシです」とか言ってたSっぷりはどこにいったんだ?」

 

 「そ、そんなこと言った覚えはありません......!」

 

 「冗談だよ。明日は休みだし、ゆっくり休むから今日は頑張りたいんだ。って、なんだ?心配してくれるのか?」 

 

 「そうじゃないです!は、早く仕事に戻ってください......!」

 

 「はいはーい」

 

 そう言うとジンさんはお客さんに注文を取りに向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねっむ......」

 

 朝の日差しに瞼を刺激されて目を覚ます。

 ぐっすり寝たせいか起きるのが久々に感じる。

 

 上体を起こして、半開きのカーテンを一気に開く。窓から放たれる光に当たり、意識が完全に覚醒する。

 

 おもっいきり背伸びをするとベットから降りる。

 

 「今日はホントに良い天気だな。こんな日はゲームをするのに限る」

 

 うん、ホントに良いゲーム日和だ。

 

 早速ゲーム機に電源をつけようとすると、自室のドアが誰かによって開かれる。

 

 「ジンくん!お散歩行こっ!」

 

 「ココア......頼むから、休みの朝くらいは静かにしてくれ」

 

 「ご、ごめん。けど、良い天気だからお散歩行こうよ!」

 

 「なんでわざわざ外に出なきゃ......」

 

 丁重にココアの誘いを断ろうとしたのだが、ドアの入り口から顔を覗かせるチノが目に入った。

 

 ああチノ、お前も誘われたクチか。

 

 一緒に行きましょうというチノの視線が俺に向けられる。

 

 「......はぁ、分かったよ。着替えるから外で待っててくれ」

 

 「やったぁ~!それじゃ、チノちゃんと外で待ってるからねっ」

 

 それだけ言って二人は部屋から出ていく。

 

 寝巻きから私服に着替えるべく、クローゼットを開ける。適当にパーカーとカーゴパンツを手にとって着替えようとしたときだった。

 

 ふと目覚まし時計が目にはいる。

 

 短い針は既に12時を過ぎていた。

 

 「......どんだけ寝てたんだ、俺」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お待たせ」

 

 「ジンくんも来たことだし、早速行こっか~」

 

 そんなココアの隣で気まずそうな表情をしたチノ。朝から珍しいことに挨拶もなかったので話しかけてみる。 

 

 「よっ、チノ。おはよう」

 

 「あ、おはようございます。ジンさん」

 

 「なんだか浮かない顔をしてるけど?」

 

 「いえ、その......休みの日だっていうのに、ジンさんまで付き合わせてしまって......その......」

 

 なんだ。

 

 それを気にしているのか。

 

 「チノだってアイツに付き合わされてんだろ?だからお前が謝る必要は微塵もないと思うけど?」

 

 「......そう言って貰えると助かります」

 

 「それに、たまには外に出て少しでも体を動かすことに慣れておかないとな。俺もチノも、インドア派だしな~」

 

 「私はインドア派でもスポーツ万能です」

 

 「え、そうなの?」

 

 いつも部屋でボトルシップとか製作してそうなイメージがあったんだが......これを口に出したら、言葉のナイフが飛んできそうだから黙っておこう。

 

 「二人とも!歩くペースが遅いよ!」

 

 「俺達はお前みたいに全身筋肉で出来てるわけじゃないんだよ」

 

 「ヒドイ!私だって年頃の女の子だよ!?」

 

 「ほぅ、そうか」

 

 「適当に受け流された......!」

 

 速いペースで歩くココアの後ろを俺とチノでゆっく付いていく。

 

 途中で町が一望できる高台まで来ると、ココアが急に二人乗りの話を始めた。

 

 「自転車があったら、チノちゃんを後ろに乗せて滑走するのっ」

 

 「二人乗りはダメですよ」

 

 「あっ、その前に自転車に乗れるよう練習しないと」

 

 「「ええ~~!」」

 

 自転車に乗れないというココアの発言に衝撃を受けたのか、チノとティッピーが驚いている。

 まあ、この歳になって自転車に乗れないってのは別に珍しいことでもないと思うが。 

 

 「あ、やっぱりジンくんの後ろに乗せてもらおうかな~?」

 

 (コ、ココアさん!結構攻めますね!)

 

 「チャリは持ってないけど、まあ機会があるとしたら良いけど?」

 

 「ふぇ!?や......その、ありがと......」

 

 (ま、まさかのお返事......!ココアさん、そんなに顔を赤くしてると怪しまれますよ!)

 

 「......?」

 

 何故かココアに顔を逸らされた。

 なんかマズイことでも言っただろうか?

 

 そんな他愛もない会話をしながら歩いていると、俺達は見知った顔を見つけた。

 

 リゼだ。 

 

 「なぁ、二人とも。あれってリゼだよな?」

 

 服を両手に持ってにらめっこをしているみたいだが、どちらを買うか迷っているのだろうか?

 

 「ホントだ~」

 

 「なんだか、いかにもリゼさんっぽい服ですね」

 

 「言われてみればそうだな。二人はあまり着ない系統の服だし」

 

 リゼの着る服は少し大人っぽい。

 背が高くてモデルみたいにスラリとした体型のリゼには似合うのだろう。

 

 「なんかジンくんでも似合いそうな服だね」

 

 「それ、誉め言葉?」

 

 「誉め言葉だよ~」

 

 レディースはそもそもサイズ的に無理だと思うんだが......。

 

 「って、今度はなにやら葛藤しているな」

 

 「そっとしておいてあげましょう」

 

 「そうだね~」

 

 俺達はそんなリゼを、そのままやり過ごした。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 




今回はウォーミングアップがてらに短めです。
いつも短いって?すみません.........!

ともあれ、ここまで読んで頂きありがとうございます!

誤字脱字等ありましたらご報告お願い致します!
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