ご注文はうさぎです! 作:兎丸
色々とごたついていて中々投稿する暇がなくて、読者様には多大なる迷惑をお掛けしました。
また投稿を再開させて頂きます!
これからもどうぞよろしくお願いします!
「ココアのやつ何処まで行きやがった.........」
この炎天下の中、アイツを探し回るのは流石に骨が折れる。
ココアが消えてから俺はチノ達を待たせて、一人であの馬鹿を探していた。
なんで一言も言わず消えるかなぁ、アイツは。まあいいさ。見つけたらアイスの1つでも奢らせてやるかな。
「ココア~!チノが心配してるぞ~!お姉ちゃんなんだろ~!側に行って安心させてやれよ~」
返答はない。
この方法じゃ駄目か。
どうする?
いっそ探すの諦めちまうか?
アイツならその内ひょっこり帰ってくるだろ。けどチノが心配してるのは本当だしなぁ。頑張って探しますか。
「って、ココア?」
「あ!ジンくん!」
ベンチに見知らぬ女の人と座り、陽気にこちらの存在に気付き、手を振ってくる。
俺は怒る気力もなくし、やれやれと近付いていく。
「お前、チノが心配してたぞ?」
「ジンくん、私は町のバリスタ国際弁護士として、パンを作りながら小説家の道を生きることにしたよ!」
「この暑さに脳をやられたか。御愁傷様..........」
「やられてないよぉ!」
この小娘、またおかしな事を抜かしおる。おかしいのは今に始まったことじゃないが。
「クスクス。仲がよろしいんですね」
俺達のやり取りに微笑む女性。何だか、いかにも大人って感じの人だ。というか、何処かで見たことあるような........ないような........。
(この男の子、何処かで会ったような........ないような.........)
今、なんかすれ違いを感じた。
「って、チノ待たせてるんだから早く行くぞ。すみません、なんか付き合ってもらって.........」
俺は女性に軽く頭を下げる。
本当に申し訳ない。ココアの奴が変なこと抜かしてないか不安になる。
「いえいえ。こちらもお話が出来て良かったですよ。またお会いしましょうね」
「はいっ!今度は小説のお話も聞かせてくださいっ!」
「勿論ですよ。では、またさ迷ってきます~」
「行ってらっしゃい!」
「あの人、小説家なのか?」
「そうだよ~。作品が映画館にもなってるんだって!」
「いや、めっちゃ凄い人ぉ......」
ただ、なんとなくだけど、ココアと同じ匂いがするな、あの人。物理的な意味ではなく。なんかこう、天然っぽいとでも言えば良いのだろうか。掴み所がないと言うか......まあ、考えるのは止めよう。面倒くさいし。
「ほらさっさと行くぞ。あまりチノを待たせたくないし」
「は~い」
抜けた返事をするココアと俺は少し駆け足でチノの居るところまで戻った。
ここまで読んで頂きありがとうございます!
いつもさることながら、非常に短いですけども。
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