ご注文はうさぎです!   作:兎丸

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焦って書いていたので、文章がところどころおかしいかもしれないです......。

やっと一話終わらせることが出来ました......。


3 ひと目では尋常じゃないもふもふだとは気付けなかったよ

 「ところでチノちゃん、この店ってラビットハウスでしょ?ウサミミ付けないの?」

 

 昼頃、急にココアがチノに尋ねてきた。

 

 「ウサミミなんて付けたら、違う店になってしまいます」

 

 確かに。そうしたら既に喫茶店ですらなくなってしまうじゃないか。

 しかし、バニーはバニーで捨てがたいと思うけどな。

 

 「リゼちゃんとかウサミミ似合いそうなのにね」

 

 ど、どうだろう?

 

 あのたくましい姿を見てから、リゼを普通の女の子として見れなくなってしまっている。

 り、リゼだってれっきとした女の子なんだ。それ相応に扱ってやらねば。

 

 「んなもん付けるか......ろ、露出度高すぎるだろ!」

 

 何を想像したのか、顔を真っ赤にして叫ぶ。

 ウサミミの話をしていたんだけどな。チノもチノで顔を赤く染めている。

 

 いや、だから何を想像したんだ?

 

 ......もしかして!いかがわしいこと!?

 チノがバニーガールになって接客するの!?

 

 「チノ!!そんなことさせないからな!」

 

 「じ、ジンさんはジンさんで一体何を想像したんですか......?」

 

 「え?チノがバニーガールになる話じゃないの?」

 

 「意味分からないし、ドン引きです」

 

 理由がよくわからないまま、チノのひどく冷たい視線が俺に突き刺さる。

 しかし、これくらいじゃあへこたれない俺の鋼メンタル。

 

 むしろもっとちょうだい!

 

 なんて口には出さねぇよ?

 けど、だったら一体ラビットハウスの由来ってなんなのだろうか?

 

 ココアが改めてリゼに聞いてみると、どうやらティッピーがこの店のマスコットだからみたいだ。

 

 忘れてた......コイツうさぎだったっけ?

 

 「でもさぁ、ティッピーってうさぎっぽくないよ?もふもふの塊みたい......」

 

 「なら、なんて名前つけるんだよ?」

 

 「ズバリ!もふもふ喫茶!」

 

 うわぁ、スゲーまんま過ぎる名前になったな。さすがにその名前は――――

 

 「もふもふ喫茶......!」

 

 目をキラキラと輝かせるチノ。

 どうやら、その店の名前が気に入ってしまったらしい......。

 

 それこそ別の店になってしまう気がするんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ん?リゼちゃん何やってるの~?」

 

 「ミルクの泡でラテアートを作ってるんだろ?」

 

 「よく分かったなジン。そう、この店ではサービスでやってるんだ。描いてみるか?」

 

 ラテアートとは、コーヒーにミルクを使って絵を描くことだ。結構難しいが故に、ラテアートを上手く描ける人は滅多にいない。

 

 俺は絵が絶望的に下手くそだがら、ラテアートは絶対に出来ない。

 

 「俺は......遠慮する......」

 

 「絵なら任せて!こう見えても金賞貰ったことあるんだ!」

 

 自信満々に胸を張るココアだが、本当に金賞を貰ったのかもどうか怪しいな。

 

 「町内会の小学校低学年の部、とか言うのはなしな?」

 

 「うっ......!」

 

 「なあリゼ、一個手本として作ってみてくれよ」

 

 「仕方ないな、特別だぞ?やり方もちゃんと覚えろよ?」

 

 ミルクを持ち、コーヒーの中へと注ぐ。

 

 いや、カップ一回転させる需要はどこにあるんだ?というか、これラテアートですよねぇ!?

 

 なんで手からコーヒーの入ったカップを手放す!?危ないだろ!? 

 ミルクを注いだ後に、そこから上手い具合にかき混ぜていくと、戦車の絵が浮かび上がってきた。

 

 「スゴ!?え!?なんでこうなった!?」

 

 「全くそんな上手くないって!」

 

 「いや......上手ってレベルじゃないよぉ......!」

 

 ココアの声が震えている。

 

 もはや芸術並みの上手さなんですけど......。

 

 「よっし、私もやるぞ~」

 

 意気揚々とコーヒーにミルクを注いでいくココア。

 完成した物を見てみると、ティッピーを描いたのだろうかうさぎの絵が浮かび上がってきた。

 

 上手いと言うわけではないが、しっかりと形にはなっている。俺じゃあ原型もとどめてくれないだろうな。  

 

 にしても、案外可愛い仕上がりになっている。

 

 リゼが口を押さえながら顔を赤くして震えているのは、きっと可愛いという言動を外に出さないためだろう。

 

 「わ、笑われてる!?......もぉ、チノちゃんも描いてみて?」

 

 「私もですか?」

 

 その様子を見て、笑われたと思ったココアはチノにもなにか描いてみるよう促す。

 

 「どんなのが出来るか楽しみだね~」

 

 「なんか、スゲー予想だにしないような絵を描いてたりしてな」

 

 淡々とラテアートを作るチノの後ろで、どんなのが出来上がるか予想する。

 

 「出来ました」

 

 言われ、チノが作ったラテアートが差し出される。

 

 「............えっと......え?」

 

 それは予想のはるか斜め上を行くラテアートだった。角度を変えれば、別の絵のようにも見えてくる。まるであの有名な画家、パブロ・ピカソの絵に酷似したラテアートだ。

 

 ココアは単純に下手だと受け取ったのか、チノと手を合わせて仲間だとか勘違いしている。

 

 いやー.......こういう絵は凡人と比べちゃならない気がするんですが......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 店も閉店し、着替えも終えた俺は部屋でのんびりとしていた。リゼはバイトが終わり家に帰ったみたいだ。

 ココアとチノは、二人で夕飯を作っているみたいで出来上がったら呼びに来るとのこと。

 

 ベットに身を投げ、そのままゴロゴロとベットで暇そうに転がる。

 

 携帯を開いてみると、母さんからメールが一通届いていた。今朝、地図を渡さなかったことを詫びたメールだったが、なんとかたどり着けたと報告。

 

 携帯を適当な場所において、そのまま目を閉じると知らずに疲れていたのか眠気が襲ってきた。

 そして俺は、そのまま深い眠りへとつくことになった。

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!

すみません、主人公とラビットハウスの面々とまったくイチャコラがないですね。
というか主人公のキャラでどうイチャコラさせようか迷います.......。

誤字、脱字等ありましたらご報告おねがいします!
厳しい意見を含め、感想のほどもお待ちしております!
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