ご注文はうさぎです!   作:兎丸

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文章短けぇ...............


2 学園生活をエンジョイするのも楽じゃないが、パン作りも楽じゃない

入学日を間違えて赤っ恥をかいた後、千夜が高校まで案内してくれるとのこと。

 広場から歩くこと10分程度のところに、俺たちが通う高校があった。思ったほど大きい。

 

 この大きさなら全校生徒で800は越えると思う。桜の花びらが俺の頭にのる。それを払いながら、高校生活への期待に胸を膨らます。

 

 「ここが私たちの通う高校か~。友達と笑って、泣いて、時には喧嘩して!」

 

 ココアも期待で胸が踊る。

 

 俺も年甲斐なくはしゃいでしまいそうだったが、ココアと同じに見られたくないのでここは我慢。

 

 ふと、静かな千夜に目を移すと、なにやら言いたそうな表情で学校を見ていた。どうしたのか理由を聞いてみたいが、嫌な予感がする。

 

 「............何か含みのある顔だな千夜、何か言いたいことがあんなら言ってみろよ」

 

 「ここ、卒業した中学校だったわ。すっかり忘れてたみたい」

 

 「おい............」

 

 ココアの耳には入っていないようだ。

 どうすんだ。隣ではしゃいでるやつ、これからここに通おうとしてるんだぜ?高校生なのに。

 

 しかし、黙っていたらそれはそれで面白そうだ。

 

 俺は千夜に、人差し指を鼻の前まで持ってき「ナイショにしようぜ」のジェスチャーをする。

 

 千夜も俺に合わせ、小さく首を縦に振ってくれた。

 俺を起こさずに置いていった罰だ。慈悲はない。

 

 「ジンくん!高校生活楽しみだね!」

 

 「ああ......そうだな!」

 

 俺は今日一番の、とびっきりな笑顔でそう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 高校が休みな俺たちは、家にいても暇なだけなので店の手伝いをしていた。

 

 テーブルを拭いたり、注文を受けたり、コーヒーを淹れたりとなかなかに忙しい。因みにコーヒーは俺が淹れていた。タカヒロさん直々に俺に淹れ方を教えてくれたのだ。しかし、それでもチノに比べたらまだまだ。もっと上達しなくては。

 

 ココアは注文された飲み物や食べ物を運ぶことに専念していた。

 自分がコーヒーを淹れるのは無理だと自覚しているらしい。

 

 「ただいまです......」

 

 カランとドアの鈴の音が鳴る。

 どうやらチノが帰ってきたみたいだ。俺はさっさとテーブルを拭き終わらせる。

 

 チノが近くにいたココアに、今日の高校はどうだったかを聞いている。ココアは、あれこれ取り繕っていたが、チノもチノで失念に高校の事を聞いてくる。 

 

 そりゃあ、今日は高校お休みでしたー、なんて恥を晒すのはごめんだ。

 

 「なあチノ............」

 

 「はい、なんでしょうか?」

 

 助け船を出してくれた。

 そんな表情で俺の顔をみるココア。

 

 「今日は高校お休みでした~!」

 

 「ジンくん!それはないよぉ!!」

 

 共に俺たちは、隠してもしょうがなかったんで自爆した。

 

 「ところで、チノは中学校どうだった?」

 

 よく見ると、チノは中学校の制服姿だ。いつでも頭にティピーが乗ってると思うが、ティッピーは俺の頭の上だ。流石に学校までは連れてかないよな。それに、コイツ頭に乗せたままだと、結構バランスとるのが難しいんだな。

 よくチノは平気で歩いているよな。普通に凄いと思う。

 

 「いつも通りでしたよ。楽しかったです」

 

 「そっか、良かったな」

 

 当たり障りのない会話をしたあと、チノもすぐに仕事へと戻った。

 

 

 




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