世界の破壊者の聖杯探索   作:ガンダムラザーニャ

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すみません、書き直します。

そういえば、少し気早いと思いますが、オルレアン終了後に召喚するサーヴァントついて、リクエストをお願いします。

ちなみに本作品はヨシヒコのように原作のFateには出てこないサーヴァントも召喚していますので遠慮なくリクエストをお願いします。


フランスへ

仏のお告げを元に、ドクターロマンとカルデアのスタッフが数日で特異点の特定を行い、百年戦争終盤のオルレアンであることが判明した。

 

特異点の特定までの数日間、ヨシヒコたちはダ・ヴィンチの魔術工房の従業員として働いていた。

 

ヨシヒコは調べると言いながら、工房にあった壺や箱を割ってその直後にダ・ヴィンチに締め上げられていた。

 

メレブは呪文を使えると言っていたが、人の鼻を上げる呪文や食材を電子レンジなしで温める呪文など微妙なものを唱えていた。

 

ダンジョーはマシュをなかなかの美人だと口説きながら近づくも、顔を真っ赤にしたマシュに盾でビンタされた。

 

ムラサキはカルデア内を散歩しては、フォウと会っては猫なで声でかわいがっていた。

 

また、それだけでなく悠馬はマシュとヨシヒコたちと一緒にシミュレーションルームで鍛えていた。

 

 

 

「さて、今回はわかっていると思うけど、一つ目の特異点の修正に向かってほしいんだ」

 

特異点の特定が決まりドクターロマンは中央室に悠馬、マシュ、ヨシヒコ、ダンジョー、ムラサキ、メレブを集めブリーフィングを行っている。

 

「はい、確かオルレアンでしたね、ドクターロマン?」

 

「ああ、それも百年戦争終盤だ。

あの仏様がお告げしていた情報を元に調べてみたらその時代が出てきたんだ」

 

「百年戦争というのは何ですか?」

 

悠馬が手を挙げてドクターロマンに質問する。

 

「百年戦争というのはフランスで起きた戦争で、終盤だからジャンヌ・ダルクという女性が活躍していたことが有名かな?」

 

ドクターロマンの答えを付け加える様にマシュも続けて言う。

 

「はい。

しかし、ジャンヌ・ダルクはのちにフランスで魔女として処刑されてしましましたが、その後百年戦争は終わりました。」

 

「処刑?」

 

「うん。

当時彼女はフランスの聖女として戦っていたんだけど、彼女の言う神のお告げに恐れを抱いたんだろう。

フランスは彼女を敵国に身柄を渡すことで戦争を終わらせようとしたんだ」

 

「ちょ、そんなことって!!」

 

悠馬は動揺するが、これは仕方のないことだろう。

 

ジャンヌ・ダルクという女性はフランスのため、神のお告げを信じて戦ってきたのにその報酬が今まで信じてきた者たちからの裏切りであったのだから。

 

「うん、気持ちはわかるけど、これが百年戦争での話なんだ。

まあ、この時代で特異点が確認されているから史実と何ら違う現象が起こっているに違いない。

だから、くれぐれも気を付けてくれ」

 

「・・・わかりました。

それでは行ってきます」

 

そういって悠馬はマシュたちを連れて中央室の中央に向かおうとした瞬間、マシュの盾の中から、フォウが飛び出し悠馬の肩に乗る。

 

「なっ、フォウか!?」

 

「わっ、フォウだ!」

 

「出たな、カルデアのマスコット」

 

「メレブさん、フォウさんをマスコットとして見てたんですね・・・」

 

「フォーウ・・・」

 

「な、なんだよ・・・。

落ち込むなってことか?」

 

悠馬の言葉への返事のつもりか、フォウは悠馬の頬をなめる。

 

くすぐったい感覚ではあったのだが悠馬にとっては心地よく、先ほどまでの暗い気持ちは晴れていった。

 

「ははは!

くすぐったいぞ、フォウ」

 

「あー、やっぱりフォウも行くのか・・・。

じゃあ、マシュ、特異点に行ってもフォウのことを頼むよ」

 

「はい、ドクターロマン!

それでは行ってきます!!」

 

すると、悠馬たちの足元が光り出し包み込む。

 

そう、レイシフトの開始だ。

 

そして、悠馬たちの姿はカルデアから消えた。

 

 

 

 

 

 

1431年 百年戦争終盤のオルレアンの城

 

城の玉座の前は兵士と思われる大量の死体が血の海に沈んでいる。

 

そして、そこには人が三人立っていた。

 

いや、正確には一人の男を二人の男女は追いつめていた。

 

一人は銀色の髪を肩まで切りそろえ黒い修道服を思わせるような鎧を身を纏い、歪んだ笑みで男を見下す少女。

 

その少女の隣には今にも飛び出しそうな眼球に黒いローブを身に纏い、いかにも何かが壊れた雰囲気を出す大男。

 

そして追いつめられている男は司祭を思わせる服を纏い頸に掛けた十字架を握りしめ怯えている老人。

 

老人は怯えた表情で少女を見ながら叫ぶ。

 

「なぜ、貴様がここにいる!?

いや、すでに処刑したはずなのになぜ生きているのだ、ジャンヌ・ダルクっ!!」

 

ジャンヌ・ダルクと呼ばれた少女は見下しながら、まるで目の前の虫をどう殺そうかと考えているかのような表情で口を開く。

 

「なぜですって?

そんなこともわからないんですか?

これはピエール・コーション、貴方と私を裏切ったフランスへの復讐ですよ」

 

ジャンヌは手に持ってた旗の穂先をピエールに向ける。

 

すると、ピエールが尻餅をつきながら後ずさりして叫ぶ。

 

「ひっ!!

い、いやだ!!

だ、だれか、だれか助けてくれ!!!」

 

ピエールの様子を見てジャンヌは呆れてため息をつく。

 

するとジャンヌの隣にいる大男は恍惚とした笑みを浮かべながらジャンヌに声を掛ける。

 

「おやおや、いくら司祭とはいえここまで追いつめられるとこの有様ですか。

ここの制圧もあっという間でしたねぇ、ジャンヌ?」

 

「はっ、バッカじゃないの!

この程度で満足してるなら殺すわよ、ジル!」

 

「そうですねぇ・・・。

確かにこれで満足してはいけませんね・・・。

それではこの男をむごたらしく殺してから、そのあとでフランスの国も、民もあなたの竜で皆殺しにしましょうぞ?」

 

ジルと呼ばれた大男はジャンヌに提案をし、ジャンヌは邪悪な笑みを浮かべながら旗の穂先をピエールに向けなおす。

 

「それもそうね・・・。

残念でしたねピエール司祭、この時代にはまだ免罪符はありませんし、このままその首を刎ねてしまいましょうか」

 

「い、いやだぁっ!!

まだ、まだ死にたくない、まだ死にたくないんだぁ!!!」

 

「それではおさらばです、ね!?」

 

ジャンヌが旗を振り下ろす、怒りと憎悪の表情を浮かべて。

 

しかし、ピエールの体に旗の穂先が触れる寸前、ジャンヌは呆然とした表情になり動きを止めてしまう。

 

「えっ?」

 

「ジャンヌ、どうされまし・・・た・・・?」

 

ジャンヌに声をかけようと近づいたジルも目の前の光景に言葉を失う。

 

なぜなら、ピエールの体が左右に真っ二つに切り裂かれ、二つに分かれて血を吹き出しながら倒れていたからだ。

 

しかし、それだけでなくピエールの後ろには黒い竜を模した鎧を身に纏い男が立っていて、右手には大量の血がこびりついた剣があったのだ。

 

「・・・」

 

男は黙ったまま、その場から離れようとする。

 

「ちょっ、どういうつもりよリュウガ!!」

 

しかし、我に返ったジャンヌはリュウガと呼ばれた男を呼び止める。

 

リュウガはその場で止まりジャンヌの方に顔を向ける。

 

「・・・どういうつもりも何も、お前らがその男をさっさと殺さないから俺が殺してやっただけだが?」

 

「ふざけんじゃないわよっ!!

私があの男が憎かったから、私がこの手で殺したかったに・・・っ!!

それをあんたはっ!!」

 

ジャンヌは激怒した。

 

しかし、リュウガはそれをつまらなそうな様子で見つめる。

 

「さっさと殺さなかったお前らが悪い。

そんなことよりも早くこの時代を滅ぼせよ。

そもそも、あの男を殺すよりもフランスを滅ぼした方が、お前らの復讐も大したものになるだろ?」

 

「リュウガ、貴方には楽しむということはできないのですか?

貴方の主張もわかりますが、愉快に殺すというものは格別なのではないのですか?」

 

ジルも我に返り、リュウガを非難する。

 

「ふん、知らんな。

俺はそんなものに興味もないんでな。

だが、今ここで俺と戦うなら後ろの死体のように焼いてやるが?」

 

「死体・・・?

まさかっ!?」

 

ジャンヌは慌ててピエールの死体を見ようとする。

 

すると、ピエールの死体が黒い竜に焼かれていた。

 

そして、ピエールの死体は跡形もなく消し炭にされ、焼き終えた後黒い竜はリュウガの周りをまとわりつくように飛んでいた。

 

「・・・俺たちの目的を忘れんなよ?

わかったな?」

 

リュウガはそう言って、踵を返し玉座の間の壁に掛けてある鏡の中に消える。

 

「・・・いちいち面白くないやつね。

でも、まあリュウガの言う通りよね、ジル?」

 

「はい、私たちはフランスを、この世界を滅ぼす、というのは間違っていないと思います。

彼も、遠回しに油断はするなと言いたいのでしょう」

 

「わかってるわよ、そんなことは。

・・・さあ、やつらを皆殺しするわよ!!」

 

ジャンヌは旗を掲げ、吠えるように、宣言するかのように叫び玉座の間に響き渡る。

 

 

 

 

一方、フランスのとある平原で悠馬たちは降り立った。

 

「・・・ここが百年戦争のフランスの世界か」

 

「はい、レイシフトも無事完了しました。

ヨシヒコさんたちも無事です」

 

レイシフト完了を確認した悠馬たち。

 

「フォッ、フォー!!」

 

「ねえ、ちょっとあそこ燃えてんじゃね!?」

 

すると、フォウとムラサキが遠方から炎が燃え上がっているのが見た。

 

「おいおい、いきなりかよ!!」

 

「何だとっ!?」

 

「これは、俺たちが着くまでに持ちこたえてほしいもんだが・・・」

 

「うむ、確かにこれはまずいと思う」

 

悠馬たちがそういっている時に目の前でまるで遮るようにオーロラが出現する。

 

「な、なんだこれはっ!?」

 

悠馬が少しうろたえた様子で言った直後、オーロラは消える。

 

代わりに何かが目の前に置いてあった。

 

「えっ?」

 

悠馬は目を点にしながらそれを見た。

 

それはバイクだった。

 

ピンクを基調に、黒のラインが入ったデザインのバイクがあった。

 

その瞬間、悠馬の頭の中で何かの映像が浮かび上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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