世界の破壊者の聖杯探索   作:ガンダムラザーニャ

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こんにちは、ガンダムラザーニャです。

今回は主人公が戦うことを決意する話です。

それでは始まります。


決意

 

 

 

 

マシュは悠馬が心配になり、管制室を出て悠馬を探す。

 

「先輩、本当に大丈夫なのでしょうか・・・。」

 

すると、その時に廊下の横で横たわっている悠馬を見つけた。その表情は憔悴しきっているようにも見えて、右手には血が滲んでいて、悠馬が横たわっている壁の上には殴ったであろうわずかなへこみが見られた。マシュは恐る恐る悠馬に声を掛ける。

 

「・・・先輩?」

 

「・・・マシュか?」

 

悠馬は顔をマシュの方に向ける。悠馬の眼は心底疲れているような目だった。

 

「あの、その手の傷は大丈夫ですか?何度もそこの壁を殴りつけたようにも思えますが?」

 

「大丈夫だよ。・・・なあマシュ。なんで俺たちはあの時所長を助けられなかったんだろうな・・・?」

 

「・・・オルガマリー所長のことは本当に残念でした。レイシフトした先で会った時にもうすでに肉体が失われていて、私たちですらもそれに気づくことすら不可能でした。」

 

「ああ、そうだな・・・。そしてあの時、所長は俺たちに助けを求めて手を伸ばして消滅したんだよな。」

 

「はい、まだ確証はありませんが・・・。」

 

マシュはそう言って悠馬の横に座る。悠馬はマシュが隣に来ることが分かったかのように壁に背を向ける形で座りなおす。

 

「それで、先ほどの人類を守ることの件についてですが・・・、先輩はどうされたいのですか?」

 

マシュは悠馬の顔を覗き込みながら聞く。マシュが心配そうな目で悠馬を見つめていたため、悠馬は目を背けながら言う。

 

「俺には、もう何もわからないんだ・・・。」

 

「えっ?」

 

「本当は行こうと思っているんだ・・・。でも、俺は所長との約束を守れなかった・・・『皆で生きてカルデアに帰る』って約束を・・・。」

 

「・・・先輩?」

 

マシュは目を鋭くして悠馬の話を聞く。

 

「もしレイシフトした先でもこういうことがあって、約束してもまた目の前で失ってしまったら思うと・・・もう自分でもどうしたらいいのかわからないんだ・・・。」

 

「・・・先輩、私の顔を見てくれませんか?」

 

悠馬はマシュの顔を見た瞬間、マシュが両手で悠馬の両頬をつねる。

 

「っ!?痛い痛い痛いって!何するんだよ!?」

 

マシュは悠馬の頬をつねったまま放さない。しかし、マシュの顔は耳まで赤かったが表情が下を向いていて見ることができない。

 

「・・・だったら助けれるようにすればいいんです。オルガマリー所長のような犠牲が出ないようにするためにも。だから、行こうって思っているならここで立ち止まらないで下さいよ・・・。」

 

そう言って、マシュは顔を上げる。その表情は目を鋭かったがボロボロと涙が流れていた。

 

「私だって同じなんですっ!先輩だけが不安になって後悔してるわけじゃないんですよ!カルデアには私たちだけでなく、ドクターロマンも、フォウさんも、そして先ほどお会いしたダ・ヴィンチさんだっているんです!だから、一人で抱え込まないでくださいっ!」

 

「マシュ・・・。」

 

悠馬は何も言うことができなかった。オルガマリー所長を助けれなかったことを後悔しているのは自分だけでなく、今目の前にいるマシュも後悔をしていると聞いて何も言い返すことができなかったのである。

 

「先輩がそんな状態だと私たちまで悲しいんですっ!だから、一緒に未来を守れるように戦ってください、マスターっ!」

 

マシュはそこまで言うと悠馬の頬をつねるのをやめ、両手で顔を覆い泣いてしまう。すると、廊下の奥からダ・ヴィンチが手に悠馬のベルトを持って歩いてくる。

 

「おやおや、良いのかい?女の子にあそこまで言わせといて泣かしといて。」

 

「ダ・ヴィンチ・・・。」

 

「それで、答えは出たのかい?」

 

ダ・ヴィンチはほほ笑みながら悠馬の顔を見る。その眼はもうすでに悠馬の答えを見据えているようなまなざしだった。

 

「・・・そうだよな。こんなところで立ち止まれないな・・・。」

 

「ほう、と言うと?」

 

「先輩・・・?」

 

悠馬はマシュとダ・ヴィンチの顔を見て言う。

 

「俺は戦う。所長のような犠牲を出さないためにも、そして誰も悲しませないためにも、世界を救うために俺は戦うっ!」

 

「先輩っ!!」

 

「マシュ、迷惑かけて悪かったな。それにダ・ヴィンチも、ありがとう。俺のベルトを持ってきてくれたのか・・・。」

 

「あの時、君が慌てて出て行ったからね。管制室まで持っていこうとしていたところさ。」

 

そう言ってダ・ヴィンチは悠馬にベルトを渡す。悠馬が触れたとたん、ベルトのワイヤー部分と側面に装着されていたカードケースが光に包まれバックルの中に入るように消えていった。

 

「さて、話がまとまったことだし、二人ともロマニがいる管制室に向かいたまえっ!!」

 

「はいっ!」

 

「ああ、行こう!」

 

悠馬とマシュは管制室に向かうところをダ・ヴィンチは見送る。

 

 

 

 

 

 

悠馬とマシュは管制室にいるドクターロマンに戦うことを伝える。ドクターロマンは安心したような表情でマスターである悠馬とマシュのような悠馬と契約しているサーヴァントを全力でサポートすることを約束する。

 

 

 

 

そして始まる。未来を取り戻す戦いが。不思議な力を持ったマスターによる人類史を守る戦いが、今始まる。

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

今の話を書いていると、「もう一つタグ入れたほうが良いかな?」って感じがするのは自分だけだったりしますかね?

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