提督LOVEな艦娘たちの短編集   作:あーふぁ

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高校生の兄と義妹である中学生の山風との現代パロディ。


34.現パロ山風『山風かわいがり症候群』

 今日は12月25日のクリスマス。

 クリスマスイヴに続き、日本では恋愛関連で盛り上がる日だ。クリスマスだからと休暇を取ったり、恋人とデートしたり。

 そんな日でも高校2年生の俺は友達とさえ遊ぶこともせず、バイトをやっていた。

 お金はそこそこ欲しいが、バイトをするのはそれが目的じゃない。家にいたくないからだ。

 家には中学1年生になる妹の山風がいて、妹にどう接すればいいかわからない。

 妹は小学6年生から段々と大人っぽくなっていき、おとなしい文学少女となった今ではどう接すればいいかわからない。言うなれば、思春期の娘を持った父親のような気分だろうか。

 俺は2Kのアパートで妹と2人暮らしをして1年経つがいまだに対応の仕方がわからない。

 家のことは任せっきりだし、俺のしていることと言えば料理だけだ。それも男料理だから大雑把な味付けや盛り付け。作るのも朝とバイトがない夜だけ。

 妹に家の大部分を任せきりで、聞いてはいないがきっと俺にもっと家のことをやれと思っているはずだ。

 普通なら家での作業を分担とか、もっと甘やかしてもいいじゃないの、と言う人がいる。

 俺も本当の妹ならそうするだろう。

 でも山風は義理の妹だ。

 距離を取りたいと思ったり、距離感がわからないといってもおかしくはないはずだ。

 俺の父親が再婚したのが4年前。そのときに小学3年生の山風がやってきた。俺は中学1年生だった。

 出会ったときは変わった名前だったが、発音のしやすさや女の子過ぎない名前に好感を持っていた。

 中学で見る、やかましくうるさく乱暴で雑で女のかけらもなく暴力で訴えたりする同級生の女たちとは違って最初からかわいさがあった。

 だから俺は山風を大事にした。お互いに小さかった頃は一緒に漫画を見たり、外で遊んだりもした。

 だというのに、今はそうじゃない。山風が中学生になり、山風と仲の良かった俺を信頼し、両親は仕事のために県外へと行った。

 そのために、俺と山風は2人で暮らしている。

 両親が時々やってくるときには、仲のいいフリをするが実際は仲が良くない。

 このままでは良くないと思いつつも、もう今年が終わっていく。

 まだ『おにいちゃん』と呼んでくれてはいるが、おにいちゃんらしいことなんてなにもできていない。

 

 ◇

 

 ―――そんな自分の情けなさにため息をつき、照明に照らされて白い息が出る。

 今いる場所は住んでいるアパートの部屋の前。

 時刻は午後9時で、部屋の中からは明かりがついているものの物音は何も聞こえない。

 ポケットからスマホを取りだし、来てから14分も経っていることに気付く。

 体を暖めてくれるコートからは段々と熱がなくなっていき、カバンやワンホール5号サイズのケーキが入った紙箱を持つ手までが寒さで震えてくる。

 そんな寒くなっても入れないのは罪悪感のためだ。

 クリスマスプレゼントの用意を忘れていて、慌てた俺はケーキだけはなんとか買うことができた。

 今日という日をキッカケにして仲良くなろうと思っていたが、これでは悪化するかもしれない。時間も夜遅いし。

 何度も悩み、『妹に嫌われない態度と言葉はどうするべきか』と悩んでいたが、このままでは何も解決はしない。

 決断とは自分ができる最善の行動をすることだ。

 カバンから鍵を取りだしてドアノブへと差し込み、鍵を開ける。その時のガチャリという金属の音がやけに響いて聞こえる。

 緊張と焦りを抑えながら、鍵をしまいドアノブをしっかりと握る。

 そして深呼吸をし、静かに扉を開ける。

 

「おかえりなさい、おにーちゃん」

 

 開けた瞬間に優しさと温かさを感じる言葉が聞こえたと同時に破裂音が聞こえる。

 クラッカーの音と理解はしたが、その音で心臓が一瞬にして冷えた。

 表現するなら、さっきまで考えていたことや、今まで妹を大事にできていない俺を脅すかのような。

 でもそのクラッカーの音よりももっと驚いたことがあった。

 淡い緑色のパジャマを着た妹の山風が俺へと破裂させたクラッカーを持っていたからだ。

 いつものポニーテールではなく、膝までの長く伸びる淡い緑色の髪をおろしていた。シャワーから上がったばかりなのか髪はしっとりしている。

 身長が俺より低く小柄で、ちっちゃかわいい山風はクラッカーを持ったまま固まっていて、俺もどう反応すればいいか困った。

 玄関まで迎えに来てくれるなんて片手で数えるほどしかなく、帰ってきてもほとんど会話もなくて目を合わせる程度だというのに。

 帰ってきて目の前にいたことから考えると、前もっていたのはわかる。

 時間も普段バイトが終わって帰ってくる時間と同じだから、そう長くは待たせていないはず。

 でもこんなことは初めてだ。

 どうすればいいか悩みながらも、山風に寒い思いはさせたくないから家へと入って扉を閉めた。

 そこからはお互いに会話もなく、気まずい空間になってしまった。

 

「めりぃー、くりす、ますー。うわーい……」

 

 突然、クラッカーを床へと置いた山風が両手を万歳とばかりに天井へと向かって上げ、極めて不自然にクリスマスを喜びはじめた。

 なんて返事をしようか戸惑っていると、恥ずかしかったらしくて頬を赤くする。

 そんな姿を見て、言葉がつまりながらも言ってくれたことになごみ、自然と顔がゆるむ。

 

「メリークリスマス、山風。ほら、お土産のケーキ」

「えっと、……ありがと、おにいちゃん」

 

 俺からケーキの箱を大事そうに受け取り、じっと箱を見つめてから慎重に居間へと運んで行った。

 髪を揺らし、機嫌よさそうに歩いている後ろ姿を見て、安心のため息をつく。

 靴を脱いで家へと上がると、また山風がとてとてと歩いてやってきた。

 何か用でもあったか? と疑問に思うと俺の前へとやってきて両手を差し出してきた。

 その意味を考え、数秒経ったあとにそっとカバンを差し出すと受け取ってくれて、コートを脱ぐとそれも持ってくれた。

 そうして廊下を山風と一緒に歩いて居間へと行く。

 居間にはテレビにちゃぶ台が置いてあり、そのちゃぶ台のまんなかにはケーキが置いてあって、今すぐ食べるのだろうかと思って山風を見る。

 山風は渡したものを片付けていて、それが終わると俺の前までやってきては期待する眼差しで見つめてくる。

 

「あの、あたし、ケーキ……食べたいな?」

 

 夜にケーキは太るぞ、と言おうと口を開くがキラキラした目には勝てず、廊下に置いてある食器棚から皿とナイフに包丁を取り出す。

 それらを持ってちゃぶ台へ戻ってくると、山風は正座して静かに待っていた。

 俺は食器をちゃぶ台へと置き、山風の反対側に座ってケーキの紙箱を開いていく。

 中から出てきたのは、白いクリームに包まれたスポンジの上にイチゴやリンゴ、キウイにパイナップルなどが乗っている色鮮やかなものだ。

 その瞬間の山風の表情はもうかわいいの一言に尽きる。

 視線はケーキへと固定され、顔はにやけている。もし、犬のような尻尾があったとしたらブンブンと振りまわしていることは間違いない。

 山風の様子を見て安心した俺はケーキに包丁を入れて八等分してから山風の皿へと持っていく。

 喜ぶ顔を見ながら自分の皿にもケーキを置くと、ゆるんだ表情を引き締める。それに気付いた山風は笑顔を引っ込めた。

 

「今から大事なことを言うぞ」

「え、あ……うん、いいよ」

 

 真剣にけれど不思議と悲しげに見つめてくる山風の視線から目をそらしてしまうが、俺は言わなければならない。

 それはとても大事で、兄としてやってはいけなかったことを。

 

「すまん、プレゼントを買えなかった」

 

 頭を下げ、そう言った瞬間に胸の中には罪悪感が渦巻いている。

 バイトして自由に使えるお金もあるし、送るのは決まっていた。けれど、普段から会話は少なく、何が欲しいかもわからなかった。

 無難にぬいぐるみでも送ろうかと思ったが、好みじゃないと思った。現金を渡して自分で買ってもらえば解決かとも考えたが、それだと山風のために何も考えていなく愛情さえもないと思われるからやめた。

 今日まで悩み続け、答えは出ずに買えないまま終わってしまった。

 頭を下げたまま、山風の言葉を待つが何も言ってこないまま時間が過ぎていく。

 怒るとか拗ねるとか、滅多にわがままを言わない山風でも文句ぐらい言うかと思っていたが、あまりにも何も反応がないことに逆に焦ってしまう。

 視線も感じないし、完璧に嫌われたかと冷や汗と緊張と恐怖が同時にやってくる。

 今、この瞬間に「おにいちゃんなんて、だいっきらい」と言われようものなら1週間はこの世の終わり気分を味わえることは確信している。

 うまく山風に言えてないが、妹である山風のことを俺は大事にしたいし甘やかしたい。

 ただ、やり方がわからないだけだ。

 生まれた時から一緒ならわかるが、思春期という年頃になった女の子の扱いなんてわからない。

 特に山風は繊細でかわいいから、なおさら慎重になる。

 苦しく静かな時間が続くが、何も言ってこないことが辛くなり、そっと顔をあげて山風の顔を見る。

 見えたのは俺が最もさせたくなかった表情、泣き顔だ。

 涙は流れてないが、今にでも泣きそうな程の悲しげな表情になっている。

 

「どうした、山風。おにいちゃ―――いや、俺が悪かったから!」

 

 慌ててどうにかしようとするも、どうにかする行動が思いつかない。

 山風は赤くなった目を手でこすると俺のことが怖いのか、視線をそらしながらもしっかりと俺を見つめてくる。

 

「あのね、……違うの」

「違う?」

「おにいちゃんが悪いんじゃなくてね、その、ね? 嬉しかったの。あたしがすごく大事にされているように思えて。今までね? おにいちゃんには嫌われてるって思ってたから」

「そんなこと! ……そんなこと、俺は嫌うことなんてなかった。俺こそ嫌われていると思って、どう接すればいいかわからなくて。今もこうやって『おにいちゃん』と呼ばれる資格はあるのかと悩んでいるぐらいなんだ」

 

 今まで山風に『おにいちゃん』と呼ばれるたびに罪の意識が湧いていた。

 おにいちゃんとして、俺はうまくやれているのだろうか。山風のことを困らせているだけの存在にしかなっていないんじゃないかって。

 いつも悩み、考えていた。

 でも考えていただけで行動はできなかった。

 なにかをするよりも、現状維持のほうを選んでしまったからだ。

 それが今の結果で山風に誤解されていた。

 辛かった。

 でもそれよりも山風は辛かったと思う。

 

「おにいちゃんは、ずっとあたしのおにいちゃんだよ?」

 

 首を傾げ、寂しげに微笑むその表情を見た瞬間に俺の目が涙でにじむ。

 悲しいとかそんなのではなく、嬉しかった。

 義務的に呼んでいたわけではなく、本当にそう呼んでくれていたことが。

 山風に何もしてやれなかった俺のことを。

 

「俺は山風のおにいちゃんを立派にできているか……?」

 

 そんなことを聞くと、山風は目をそらしたが、すぐにまた俺へと目を向けてくれる。

 

「うーんとね、あたしはおにいちゃんともっとお話しをしたいし、一緒に料理を作ったりご飯も食べたい。でも、でもね? おにいちゃんが忙しいのはわかってるの。大学のための勉強や、バイトがあるし。我がままになるけど、あたしといてくれたら嬉しいかなって思うの」

 

 家のことはほとんど山風に任せ、会話もない生活をしてきた。

 それでもまだ俺のことを好きでいてくれた。甘えようとしてくれる。仲良くしようとしてくれる。

 それは言葉にできないほど嬉しい。だが、今は言葉にしないといけない時だ。俺の思っている本心を。

 

「……どうすればいいかわからなかったんだ。だから勉強も忙しくしていたし、バイトも入れてた。他にも、いや、他はどうでもいい。今は山風のことだ。俺はおにいちゃんにふさわしくないと思うが、それでもおにいちゃんをやってもいいんだな?」

 

 脅迫めいた言葉にならないよう、柔らかい発音や表情を意識して作る。

 それなのに山風の顔がこわばったことにショックを受ける。

「おにいちゃんはきちんとしているよ。いつもどおりでいいの。……あ、もうちょっとだけ仲良くしてほしいなぁって思うけど」

 そんな言葉に喜び、そして反省をする。

 これからはもっと兄妹の関係をしっかりしないと。

 そう思っていたら、山風は言葉を続けていく。

 

「おにいちゃんとして、ふさわしいとかそんなのじゃないの。あたしの、たったひとりのおにいちゃんなんだから。それだけなの」

 

 はにかむように言い、それが恥ずかしかったらしく誤魔化すように慌ててケーキを食べ始めた。

 そして「あまーい」だなんて素直な感情のことを言ってくれる。

 そんな俺の妹がかわいすぎてたまらない。

 緊張していた心が一気に溶け、ひどく安心して俺もケーキを食べ始める。

 その時の俺の笑顔は、自然的な表情になれていたとおもう。

 

 ◇

 

 そうして、ふたりで半分ほどもケーキを食べたあとの俺はシャワーに入った。

 悩みもせず、穏やかな気分なのはひさしぶりだ。これなら明日から勉強バイトもさらに頑張れる。

 いや、妹と仲良くできたのならバイトの必要もなくなった。お金にはそれほど困ってはいないし、妹とふれあう時間のほうが大切だ。

 今はいいけど、妹が高校生になったら自然と離れていくだろうから。

 あんなにかわいい妹のことだ。将来は、いや今でも相当にクラスメイトや学校の男の子たちから人気があるはずだ。

 むしろ、山風を見ただけで誰もがかわいいとしか思えないはず。むしろそれ以外の感情がわからない。

 ……妹のことを考えるのはいつも通りだが、なんだか嫉妬の心が芽生えてくる。

 恋愛は自由だ。それを束縛するなんてダメ兄になってしまうと強く自分をいましめてシャワーから上がる。

 ああ、でもそんなに人気があるなら女の子たちから恨まれるかもしれない。あの子があんなにもてるだなんて生意気ね! とかそういう感じでいじめや無視されたりとか。ちやほやされて調子に乗ってるんじゃないのよ的な陰口とか!

 何を考えてもだめだ。どうやっても心配ごとしかない。

 俺ってこんなに妹が大好きだったか? いや、兄が妹好きなのは自然なはずだ。これくらい心配するのもごくごく普通だ。

 乱れた精神を整えてからパジャマに着替えて居間へ戻ると、そこにはちゃぶ台を片付けて布団が敷かれてあった。

 いつもの2つではなく、1つだけの布団。

 その布団の上には山風が小さく体育座りでテレビを見ていた。

 俺が来たことに気付くと、テレビを消して布団をポンポンと何度も叩いてくる。

 その目はなにかを期待してくる目だった。

 上目遣いで見てくると何も逆らう気さえもしない。

 壁にかけてる時計の時刻を見ると、時間は午後10時47分。

 この時間だと山風は寝ているのが普通だというのに、待っていてくれたのが嬉しい。

 嬉しいけれど、一緒に寝ようと催促してくるはのどうかと思う。

 兄妹といえど、高校生と中学生が一緒に布団で寝るのは問題しかないと思う。

 血が繋がっていなく、本当の兄妹じゃないっていうのに。

 こんなやましい気持ちになってしまうのは心が汚れているからかと胸が痛む。

 道徳的に間違っているからこそ、山風のためを思って布団をもうひとつ出そうとするとパジャマの服を掴まれる。

 腰のあたりで引っ張ってきたのを見ると、山風の手だった。

 さっきまで座っていたのに、急いでやってきたみたいだ。

 上目遣いで寂しげに見てくるのは反則的だ。ずるすぎる。

 俺は大きな、極めて大きなため息をつくと、山風の頭をぐりぐりと乱暴に撫でまわす。

 髪がぐしゃぐしゃになっているというのに、「えへへ……」と幸せそうに声を出すと俺までもが嬉しくなる。

 先に布団へ入ると、山風は部屋の明かりをオレンジ色の小さい明かりだけにして俺の横へとぴったり寄り添ってきた。

 冷えている布団には山風の体温は温かく、ほっと心が落ち着いてくる。

 

「おにいちゃん」

「なんだ?」

「おにいちゃんはプレゼントを忘れてないよ。こうしてくれるのがプレゼントなの」

 

 そう言って俺の腕へと強く抱きついてくる。

 

「山風からのプレゼントも受け取ったよ。また仲良くできるなんて嬉しかったよ」

 

 その瞬間、俺の腕へと抱きつく力が弱まって変な言葉でも言ってしまったかと焦る。

 

「えっと、うわ、……えーと……あたしのプレゼント、あるの。あったの」

「過去形?」

「うん。お風呂場でおにいちゃんの背中を流そうかなって。でもね、いつもの癖で先に入っちゃったの。……ごめんなさい」

 

 暗いなか、山風の表情は見えづらい。

 そっと手をあてると、驚いたらしくてビクリと体を震わせる。そのあとは愛おしそうに俺の手を掴んでは優しく何度も撫でてくる。

 

「こうやって山風と昔のように一緒に寝れることができて幸せだよ」

 

 もしも山風の考えていたことが実行されたとしたら。山風のことだから、バスタオルなんて巻かずに裸のまま体を洗ってくれると思う。そんなのを実際にされてしまったら、色々と後戻りができないからこれでよかった。

 よかったんだ。残念とかそんなのはまったく思っていない。うん。

 余計なことを考えてしまうのを抑えつけ、目をつむって無理にでも寝ようとする。

 目をつむった瞬間に今までの緊張やストレスから離れらたこと。妹と仲良く出来たことで安心して、すぐに眠気がやってくる。

 山風の寝息を聞くよりも先に寝るのは兄じゃないだろう、と眠気に抵抗するもそんな戦いにはすぐに敗れ、意識が落ちかけていく。

 

 その時だ。ささやく山風の声が聞こえてきたのは。

 

「……大好き、おにいちゃん」

 

 夢なのか現実なのか。そんな言葉が頭に響き、俺の意識は消えていった。

 山風のぬくもりを感じつつ、明日もかわいい山風といれる喜びを持って。




クリスマスボイスを聞き、また衝動的に書いた山風の話。
兄のことをなんて呼ぶか悩んだ。

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