始まりのサイヤ人が幻想入り   作:白藍ハートネット

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1日やる事がなかったので、コレに専念しました。1日投稿したからといって、今後も早く出来上がるとは言えません。今回は偶然なので、過度な期待はしないよう、ご了承下さい。


第10話〜先生の頭突きに要注意 クラスメートのおバカ共〜

「筍・・・筍・・・筍・・・今の俺の手の親指先から小指先までの大きさ・・・無い・・・」

 

 

 

筍ご飯。アレは絶品だ。手間暇が紅魔館の時の倍以上あるが、あの美味さなら許そう。自分で作れるようになったら、好きな時に食べられる。だが、そのためには筍を採る必要がある。土から顔を出した直後のものを見つけなければ、次の日にはおおきくなりすぎている。こんなにも成長速度の速い植物もあるのか。ガキの姿なのが意外にも役立つ。目線が低いから、たまに妹紅が見逃したやつを見つけたこともあった。

だが、1人でやってみると、一向に見つからない。そこら中に生えているのかと思いきや、妹紅の経験で密集している場所を漁っていたのだろう。

 

 

 

「こりゃ、時間かかりそうだ・・・」

 

 

 

更に深く竹林を漁り、規定からやや大きいがギリギリ食べられるであろうサイズを1個採った。そして、数十分後。

 

 

 

「出口は何処だああああ!?」

 

 

 

やっぱり迷ってしまった。紫が言ってたが、本当に方向が分からなくなるとは。飛んで竹林の上に出ようともしたが、上に行けど上に行けど、竹が伸びている景色ばかりが続き、空に出られない。一旦降りようとすると、一瞬で地に足がついた。上昇時間と下降時間の計算が余りにもおかしい。迷いの竹林とはここまで恐ろしいものだったのか。

 

 

 

「ヤバイ・・・帰れねえ・・・」

 

 

 

開始早々、やらかしたバーダックであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく、バーダックのヤツ。1人で行くなとあれほど言ったのに・・・」

 

 

 

妹紅は、竹林を走り回ってバーダックを探している。どれだけ強く言い聞かせても、目の前には見たことの無い美しい世界が待っている。探究心をくすぐられない訳がない。一瞬でも目を離した自分が悪い。早く見つけないと、午後からは寺子屋の時間だ。正午まで後1時間。

 

 

 

「あ、兎。どうだ?カニ頭の子供はまだ見つからないか?・・・そうか。引き続き探してくれ」

 

 

 

竹林で遊んでいる兎を見かけては、兎ネットワークでバーダックを見かけなかったか協力を要請している。永遠亭の鈴仙に伝わることを、祈るばかりだ。

だが、鈴仙よりも早く、厄介な者に存在を知られてしまった。

 

 

 

「クックック・・・たまには、回りくどい事でもやってやるかww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マズイな・・・日がほぼ真上・・・そろそろ寺子屋に行かねえと、後々面倒ごとに・・・」

 

 

 

あちこち歩き回るのを諦めたバーダック。今は生の筍しか所有していない。既に生の渋さを知っているので、非常食として使えない。無駄に動き回るより、じっと助けが来るのを待つ方が良いだろう。地面に座り込み、待つ。時々合図に極限に弱めた気弾をばらまく。

すぐに助けが来た。

 

 

 

「やあやあ、迷子かな?」

 

「お前は・・・鈴仙と同じ兎か?竹林を出たいんだが、道、分かるか?」

 

「もちろん分かるよ。なにせ庭だからね。コッチだよ」

 

 

 

兎の少女、因幡てゐの案内に着いて行くバーダック。・・・どうも遠回りをしているっぽいのだが・・・。

 

 

 

「こっちで合ってんのか?時間がヤベエんだよ・・・」

 

「大丈夫大丈夫♡ホラ、見えてきたよ♩」

 

 

 

ようやく着いた出口。だが、違和感を感じる。妹紅の家が無い。別の出口に出てしまったのだろうか。

 

 

 

「バーダック、寺子屋に急ぐんでしょ?この筍、妹紅の家に置いてきてあげる♡」

 

「あ、頼んで良いか?悪いな・・・人里は・・・あっちか。案内サンキュ、てゐ」

 

 

 

バーダックは飛んで行った。すっ飛ばして時間に間に合うように急ぐ。

 

 

 

「・・・うししし・・・ウサギ電波。〜こちらてゐ。カニ頭の少年未だ見つからず。引き続き捜索〜・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これから人外クラスの授業を始める。だが、その前に新しい仲間を紹介しよう。はい、自己紹介」

 

「・・・・・・バーダック・・・」

 

 

 

既に座っているのは7人。まず、見覚えのある3人がいた。

 

 

 

「あれ?どっかで会ったことある・・・?」

 

「ど、どうも・・・」←察した

 

「良い匂いがするのだー」

 

 

 

次に目についたのは、頭から触覚を生やした少女と、背中から翼が生えた少女。

 

 

 

「ぉぉ・・・カッコいいね・・・」

 

「人外クラスに男の子かぁ・・・」

 

 

 

次に見えたのは、お面をかけた少女。・・・今更だが、幻想郷は女しかいないのか。

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

最後に見えたのは・・・・・・

 

 

 

「ふむ、オスの妖怪が入ってきおったか。太子様の名の下、色々と教えてやらねば!!」

 

 

 

・・・・・・。あれって、大人じゃねえのか?なんでこんな奴が。てか、オスの妖怪って。他に言い方は無かったのか。

慧音は、新しい仲間とお話しする時間と言って、退室しやがった。本気か?

 

 

 

「よう、あたい、チルノだ!!」

 

「ルーミア〜。よろしく〜」

 

「私はリグル。よろしくね」

 

「ミスティアよ。良かったら、後でヤツメ食べる?」

 

「この胸のマーク何だろう?」ツンツン

 

「・・・・・・こころ・・・」

 

「我は物部布都である。宜しくのたもう!!」

 

 

 

頭がクラクラする・・・。本当にこいつらと付き合わされるのかよ・・・。ガキは嫌いなのに・・・

 

 

 

「あの、バーダックさん・・・」

 

「あん・・・なんだよ・・・」

 

「その・・・苦労したんですね・・・・・・」

 

「お前だけだよ、分かってくれるのは・・・」

 

 

 

なんだか暗いムードのバーダックに大妖精が手を差し伸べたら、その手を取った。大妖精は分かってくれたようだ。

だがしかし、周りは勘違いしている。大ちゃんの心配するそぶりに動揺するチルノ。手を繋いだ2人をそういう関係かと思うリグル。嫉妬するミスティア。ルーミアとこころはよく分かっていないようだ。布都はと言えば・・・

 

 

 

「なんと!?幼子の不純異性交遊は認めぬぞ!!さあ、ここになおれ!!説教を「お前、イチイチうっさいよ!!」ガツンッ

 

 

 

布都の言葉に、更にげんなりするバーダック。それを慰めに行く大妖精。

 

 

 

「ねえ、大ちゃん。そいつ知ってるヤツなの?」

 

「どういう関係・・・なのかな?」

 

「バーダック君はどう思ってるの?」

 

 

 

質問攻めを受けるお二人。

 

 

 

「え・・・と・・・ヒミツ、かな?」(正体的な意味で)

 

「あ、ああ。ヒミツだな・・・」(常識人の大妖精以外入って欲しくない)

 

 

 

無意識に傷口を広げる2人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回は、面積のもとめ方を勉強しよう。この2つの四角形を見てみよう。どっちが大きいかな?」

 

 

 

少し横長の四角と、真四角。どっちが大きい・・・必要あんのか?そんな知識が必要か?

 

 

 

「えっと、右のヤツが大きい!!」

 

「ん、どうしてだ?」

 

「右のヤツが少し大きく見える!!」

 

 

 

チルノのヤツ、元気なこった。面積、ねえ。お勉強って、まさかガチのお勉強とはな。もっとこう、歴史とか神話とか、そういうヤツと思ってた。コレが最短で2週間・・・。惨めだ・・・。

チルノとルーミアは何となく分かってはいたが、あまり容量がよろしくない。クラストップは大妖精で、ミスティア≧リグル>こころ>>布都>>>>ルーミア≒チルノ。といったところか。布都、明らかにおかしいだろ。

 

 

 

その後、バーダックは算数は難なくこなし、大妖精と肩を並べた。まさか、次の言語の授業でチルノと肩を並べることになるとは思わなかったようだ。言語は、布都がブッチギリだった。あるもんだな、偏りって・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、今日はこれまで。後は1時間自由に過ごして良し。だが、寺子屋からは出るなよ。以上、ひとまず解散」

 

「・・・終わった・・・」

 

 

 

死ぬ。疲れじゃない。やつれそうだ。精神的にガンガン押し込められる。コレが最短で2週間・・・。

 

 

 

「や、お疲れ、バーダック君」

 

「あー・・・リグルだっけか・・・」

 

「あ、覚えててくれたんだ。嬉しいな」

 

「忘れるぞ・・・」

 

「またまたぁ」ツンツン

 

「バーダック君、元気無いね?ヤツメ食べる?」

 

「ミスティアか・・・くれ・・・」

 

「ほい、毎度」

 

「ぬっふっふ・・・言語が解らぬとは、致命的であるぞ、ばぁだっくよ!!」

 

「・・・ムグムグ」←無視

 

「ミスチー、私も食べる〜」

 

「はいよ、ルーミア」

 

 

 

端から見たら青春してる子供達。約1名場違いな方がいらっしゃるが。後、やっぱりカタカナ言語に弱い様子の布都だ。

もちろん、大妖精だけがバーダックの秘密を知っているため、心配で心配で仕方が無い。オロオロしているが、中々付け入る隙が無い。

そんな大妖精を見て、ミスティアがバーダックに問いかける。

 

 

 

「バーダック君と大ちゃんって・・・どういう関係?」

 

「ふぇっ!?」

 

「急に何だよ・・・」

 

「そりゃ・・・2人だけの秘密があるなんて、気になるよねぇ〜」

 

「気になるものなのか?」

 

「えっと、私も聞きたい・・・かな・・・」

 

「気になるものなのか」

 

「ぁぅぁぅ・・・」

 

「うむ?そち達2人の関係じゃと?寺子屋の方針に背くで無いぞ?」

 

 

 

ここにも居たよ。オマセなチビッ娘が。後、アンタが居る時点で教育方針がちっとも分かんねえよ。

 

 

 

「え・・・と・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

 

 

正体を・・・まあ、別にバレても良いがわざわざ隠してくれてるんだ。ルーミアとチルノが一緒にいた、魚泥棒の事は2人が怪しむから言わない方が良いだろう。俺と大妖精の2人だけで何かした事を言えば良いか。嘘じゃ無いし。だとしたら・・・

 

 

 

 

 

「こいつが居なかったら、今の俺は居ないって感じか」(湖で相談してくれたから、今も幻想郷で暮らせる)

 

「あ、そうだね。私も、良い人だなぁって思ったよ?」(湖で話して、以外と優しかった)

 

 

 

 

 

更に傷口を広げた。端から聞けば、ノロケだ。リグルは顔を赤く染めて動揺する。ミスティアも同じく顔を染めるが、ニヤニヤした目で2人を見つめる。布都は・・・

 

 

 

「なっ、なっ、なぬなななのぬな!?お主らああ!?お主ら、それは如何なるも「はい、黙ってようね」ガツンッ

 

 

 

また五月蝿くなりそうだったため、発言を許さずに頭をど突く。この動作、結構やってるが後何人にすれば良いのだろうか。何でこの3人はこんなにも過敏に反応するのだろうか。

因みに、大妖精も3人が何に対して反応してるのか分からない。間違ったことは言ってないし、やましいことも無い。バーダックが布都を殴らずに発言を許していたら、大妖精は気付いただろう。だが、それも叶わぬこと。しばらくはそういう勘違いが寺子屋を彷徨うだろう。

 

 

 

「うーん・・・どういう事?」

 

「チルノ、こっちこっち」チョイチョイ

 

「ん、なーに?」

 

「教えてあげるよ。アレはねぇ・・・・・・・・・」

 

「ええっ!?マジもがもご!?」

 

「大きい声出しちゃダメ!!」ヒソヒソ

 

「んむ・・・何で、ミスチー?」ヒソヒソ

 

「それはね・・・」ヒソヒソ

 

「2人は・・・だからだよ・・・」ヒソヒソ

 

「んな!?マジもがもご!?」

 

「だから!!このまま聞いててよ?」ヒソヒソ

 

「もしそれをあの2人の前で言ったら、ギクシャクして・・・しちゃうかも・・・」ヒソヒソ

 

「そうなったら、大ちゃん、悲しむよ?」ヒソヒソ

 

「悲しませたくなかったら、この事は何も言わず、今まで通りに話すんだよ。分かった?」

 

「・・・・・・」コクコク

 

「なんの話だ〜?」

 

(ルーミアは分かってくれないから、言わないでおこう・・・)

 

(そうだね・・・)

 

「んん〜?」

 

「ヤツメウナギ、美味しかったねって」

 

「ルーミア、もう一本食べる?」

 

「食べる〜♡」

 

 

 

なんかもう、女子である普通に現代でもありそうな小学生の甘酸っぱい会話である。

一方。

 

 

 

「なあ、こころだっけか?お前・・・なんというか・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「なあ、大妖精。コイツなんか変・・・」ヒソヒソ

 

「こころちゃんは・・・ね・・・あまり話さないから・・・」ヒソヒソ

 

「うーむ・・・ほら、お前も食えよ、ヤツメ?だったか。美味いぞ」

 

「・・・・・・貰う・・・」

 

(・・・授業の成績から、常識人と思ったんだがなぁ・・・はぁ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、もう帰って良いよ。お疲れ様だ」

 

「ああ〜ようやく帰れるぜ・・・」

 

「お疲れ様です」

 

「バーダック君、今度私の屋台で歓迎会しようよ。ヤツメの他にも一杯美味しいものあるよ♪」

 

「えっー!?歓迎会!?あたいも行きたい!!」

 

「私も行く〜」

 

「ヤツメ以外にもか。興味あるな・・・」

 

「私も何か持ってくるよ。所用範囲から・・・蜜!!甘い物を持ってくるよ」

 

「お前も、何かしら作ってんのか。楽しみにしてるよ」

 

「ならば、我からは伝統的な保存食、ぶぶ漬けを持参してやろう!!」

 

「ああ、楽しみに・・・大妖精?」

 

「いえ・・・なんでも無いです・・・」

 

 

 

幻想郷に来て、美味いものにたくさん出会いたいと話すと、いろいろな事を教えてくれた。チルノもカキ氷とかいう物が美味しいと教えてくれた。氷が美味しいか。不思議だが、やはり興味が湧く。

さあ、帰ろうと教室を出ようとすると・・・

 

 

 

 

 

「慧音!!寺子屋終わったよな!?すぐに来てくれ!!バーダックが竹林に行って帰ってこないんだ!!!!」

 

 

 

 

 

ずっと竹林でバーダックを探していた妹紅が、仕事終わりの慧音に協力を求めに来た。が・・・

 

 

 

「は?妹紅、大丈夫か?バーダックが・・・何だって?」

 

「バーダックが竹林で迷って、ずっと見つからないんだよ!!」

 

 

 

必死に説得しようとする妹紅を尻目に、みんなで1人を見つめる。

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

「へ・・・あれ!?何でここにいるんだ!?」

 

「妹紅?送ってきたんじゃ無いのか?」

 

「違うよ!?朝食後に居なくなって、ずっと探してたよ!?何で・・・!?」

 

「なあ、伝えたハズだが?」

 

「聞いてないよ!?いつ寺子屋に来た!?」

 

「いや・・・てゐとかいうガキに案内されて、竹林を出たぞ?妹紅に伝えて・・・くれって・・・・・・」

 

 

 

だんだん声が小さくなるバーダック。妹紅と慧音の目からプレッシャーが放たれ、こちらの発言権限を奪っていく。

 

 

 

「なるほど・・・てゐにねぇ・・・」

 

「あの悪戯者と一緒に、妹紅をこんなにした・・・という事か・・・」

 

 

 

凍りつく目に、何も言えない。だが、2つだけ分かった事がある。俺を案内してくれたてゐは信頼されてない事。そして、てゐが何らかの方法で、俺をはめたという事か。

 

 

 

「バーダック・・・じっとしてろよ?」

 

 

 

慧音に頭をガッツリ捕えられた。動きようにも動けません。こいつの握力どんだけあるんだ?それとも、俺が弱くなって、抵抗出来ないだけか?

慧音は大きく頭を振りかぶった。

 

 

 

綺麗な夕日の中、1人の少年の絶叫が人里に響き渡った。




よう、バーダックだ。歓迎会だが、布都が家の者をみんな連れてくるそうだ。なんでも、主人の神子とかいう奴はかなり偉い人らしい。輝夜のような酷いパターンもあるかもだが、初対面はやっぱり礼儀正しく・・・こいつ、ずっときちんとしてやがるな・・・いや、永琳みたいな妙ちくりんな事を考えてるに違いない!!なにせ、ここは幻想郷だからな。油断禁物だ!!
次回、始まりのサイヤ人が幻想入り
【尸解仙の太子様 戯れは終わりじゃ!!】
絶対に見てくれな!!





布都を寺子屋に入れたのは理由があります。ルーミアチルノの暴走は、大体大ちゃんが納めてくれるでしょう。居ない時は、リグルとミスティアでサポートします。でも、誰も止められない幼女以上大人未満を考えた結果、布都ちゃんが選ばれました。結局、バーダックが収める形になってしまいましたが。どうする!?せっかく作ったムードメーカー設定が、まさか主人公に破られるなんて!?マジの想定外です。でも、今更プロットを変えるのもシンドイ・・・。
以上、今回の裏話でした。閲覧、ありがとうございます。
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