始まりのサイヤ人が幻想入り   作:白藍ハートネット

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前兆編
第18話〜妖魔の襲撃!? 秋を防衛せよ!!〜


秋。それは、山々が美しい紅葉で見る者の心を癒す、視覚の楽園。

秋。それは、たわわに稔る実で人々の舌と腹を癒す、味覚の楽園。

長年の間人々が心を満たし続ける事が出来たのは、紅葉の神と豊穣の神が密かに支えてきたからだ。

姉の秋静葉は、夏に青々と茂った木々の葉を、赤・黄といった暖色で彩り、山々を映えある姿に変貌させる。

妹の秋穣子は、野菜や果実等の旬を極限に高め、より美味しくより大きく実らせる。

秋を司る2柱の神は、太古より人間たちに崇められてきた。それは、幻想郷でも同じである。紅葉の神は絵描き師に、豊穣の神は農民に。需要の幅そのものは狭いが、人間の最も求める層を掴んでいるのだ。信仰の深さなら、全ての神の中でもトップクラスだろう。

そして幻想郷は、2柱の神が力を高める最盛期を迎えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お祭り〜!!お祭りだよ〜!!年に一回の、秋祭りだよ〜!!集まれ〜!!」

 

 

 

射命丸文は、号外を持って人里の敷地内をブンブン飛び回っている。そして、人間が集まったタイミングでチラシをばら撒いている。ヒラヒラと舞い降りてくる紙を、里の人間たちは我先にと、次々に手に取っていく。

秋祭り開催中は、幻想郷の日常的な生活から大きく外れる無礼講となる。

まず、『妖怪が人間を襲う』。この行為が一切禁止となる。秋神の恩恵は、社会性を持つ妖怪、天狗とカッパにも与えられている。主催者の要望により、祭りには人間と妖怪の両方が参加出来るようになっている。人間は『食材の提供』、河童は『絡繰の提供』、白狼天狗は『人間の参加者の安全確保』といった仕事を主とし、その他は屋台を開いたり機会を売ったりとしている。

まさに、年に一度だけ開催される人間と妖怪の交流の場となっているのだ。

そもそも、妖怪は人間に恐怖を与え、人間が妖怪を恐れ、退治する。このバランスで幻想郷の結界が安定しているため、社会性を持った高い知能の天狗達は、自分達の誇りを穢されない限り、人間との最小限の交友を深めてもいる。

 

 

 

「ふむ、もうそんな季節になったのか。家族でゆっくり楽しんだ方がいいだろう。寺子屋は休ませてやるか。私は・・・妹紅でも誘おうかな・・・」

 

「相変わらず仲がよろしいようで」

 

「む、阿求か。まあ、私たちも長いしな・・・あはは・・・」

 

 

 

慧音に声を掛けたのは、幻想郷を見守り、歴史を記し続ける稗田阿求だ。里の権力者の1人でもあり、身に付けている衣服も気品さを感じ取れる。幼い容姿だが、振る舞いや喋り方に大人の雰囲気を感じる。

 

 

 

「と、言いながらも、君の方こそ居るのだろう?そう言う人が」

 

「う・・・それはぁ・・・」

 

 

 

と思いきや、急に少女の様に顔を赤らめる。

 

 

 

「鈴奈庵は休みを取っているか若干怪しいからな。あらかじめ約束を申し出なければ、祭りは無理だと思うのだが、どうなんだい?」

 

「うぐ・・・その・・・・・・」

 

「・・・・・・私も手伝ってやるから、頑張ろうな?」

 

「・・・・・・はい・・・」

 

 

 

意外と意気地無しの様だ。歴代稗田数百年の記憶を継承しているとはいえ、精神は見た目通り幼い。俯く阿求を慧音はほっこりとした表情で見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「秋の茄子はみずみずしいよ〜。炭で焼いてかえしを垂らせば絶品だよ〜」

 

「椎茸の栽培に成功したうちの商品見てってよ!!この大きさ、天然物より肉厚だよ!!」

 

「柚子の香りは鼻を強く刺激するんだ。これで腹が減らない奴は存在しねぇ!!」

 

「鮎の煮干しは、うまい出汁が沢山採れる!!美しい黄金色が食欲をそそる!!」

 

「飯にも菓子にも応用の効く木の実は、栗以外にありえません。最近流行りのけぇきでも主役を張れる憎い奴w」

 

「銀杏の苦味は、大人の嗜み・・・お酒のお供にいかがですか・・・?」

 

「柿より甘い物はありません。酸味も水分も無い、果実の純粋な甘みはクセになるよね」

 

「南瓜は、夏の野菜?いいや、貯蔵で寝かせれば秋に一番美味しくなるのだよ。濃厚な身をとくと味わえ」

 

「餡子にも旬はあります!!加工品と侮るなかれ!!小豆のコクが深くなった大福は芸術だ!!」

 

「うちで作った地霊饅頭は、もう最高!!あまりの美味しさに、体力が100回復するかも!!」

 

 

 

「すごいすごい!!こんなに美味しそうな食べ物が沢山!!大ちゃん、アレ食べよう!!」

 

「待ってよ、チルノちゃん!!先生から貰ったお小遣いだし、もう少し見て回ろうよ」

 

「うーん・・・屋台で使える食材は・・・今の季節、蕎麦も良いかもしれないかな?」

 

「うぅぅ・・・火が怖いよぅ・・・・・・」

 

「全部食ってやるのだー」

 

 

 

祭りの屋台の大部分を占める食エリアには、家族連れを中心に子供達が沢山訪れている。食べ物をより美味しく見せる提灯の灯りの下では、美味しい美味しいの幼い声が賑やかに溢れかえる。子供が嬉しそうに話す言葉ほど、微笑ましい物は無いだろう。

 

 

 

「この水墨画は、玄武の沢を表現しています。川の流れに大きな岩、植物群等。水辺の美しさは、ここに集まっています」

 

「やあ、お嬢ちゃん。藍染って知ってるかい?手拭いに綺麗な色を付けられるんだ。ちょっと体験してみないかい?」

 

「妖怪の山にある滝は、それはもう絶景なのだ!!カメラの底力、その目に焼き付けな!!」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

「ふはははは!!我らが来たからには、盛り上がること間違い無し!!さあ、崇めよ!!」

 

「芸術の秋に大声はいらん!!落ち着け!!」

 

「あばばばばばば!?」

 

「屠自古、あまり人間の前で力を使ってはいけませんよ」

 

「布都さんもいつも通りですわね♡」

 

「せーが。あっち行きたい」

 

「人前に死体連れて来るとか、頭湧いてるのですか?」

 

 

 

芸術作品が並ぶここは、静かに物を見て回る大人が多い。天狗も妖怪の技術を駆使した、写真集なる物を販売しており、人間の興味を上手に掴んでいる。河童の絡繰はレベルが高すぎたのか、どんな道具か分からない為に殆どスルーされている。

 

どちらのエリアも、素晴らしい盛り上がりを見せている。

そんな中、提灯の灯りから大きく離れた場所に、バーダックはこそこそと隠れている。

 

 

 

「くっそぉ・・・寺子屋のガキ共が・・・今日は薬持って来てねぇのに・・・」

 

 

 

大人verも子供verも、服のデザインは一緒なのだ。つまり、大人の姿でバカ共の前に行ってしまうと、あれこれ言われる。バレたからといって何かがどうなるという訳でも無いのだが、3ヶ月近くも隠し続けているため、関係やらが色々と面倒臭い。

 

 

 

「ったく、美味いものが大量に物色できるチャンスだってのによ・・・・・・諦めたくねぇ・・・」

 

 

 

ガキ共が帰るであろう、祭り終盤まで身を隠す事にしたバーダックは、腰を下ろし、瓢箪に入れた酒を飲もうと蓋に手をかけた。

その時・・・

 

 

 

 

 

「・・・・・・っっ!!??」ザワッ

 

 

 

 

 

一瞬ではあったが、寒気を感じた。殺意や邪気に似ているが、妙に違う。得体が知れない故に、フリーザやチルドの顔よりも悍ましく思えてしまうのが恐ろしい。すぐそこには、何も知らない人間が祭りを楽しんでいる。白狼天狗の警備は、提灯が並ぶエリアだけのはず。

 

 

 

「・・・・・・俺しかいねえんじゃなぁ・・・」

 

 

 

瓢箪と金袋をを地に置き、妙な感じの正体を確かめに、暗闇の中に身を投じて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、もう大丈夫だ。もう逸れたらダメだよ」

 

「うん、ありがとう!!狼のお姉ちゃん」

 

 

 

犬のお巡りさん・・・もとい、白狼天狗の犬走椛は、迷子の女の子を親御さんに届け、少し休憩に入るようだ。水を一口飲むと、目の前で今度は男の子がこけた。

 

 

 

「はぁ、やっぱり休めないな・・・」

 

 

 

瓢箪の蓋をさっさと閉め、男の子の元へ駆け寄る。抱き起こしてみると、膝に擦り傷が出来てしまっている。随分痛々しいのだが、男の子は涙を堪えている。

 

 

 

「痛くないのかな?」

 

「うぐ・・・男の子だから・・・泣かないもん・・・」

 

 

 

かわいい。4歳の子供でありながら、男の誇りを見せつけている。7歳程度がやればマセてる様に聞こえるが、ここまで小さいと微笑ましさしか湧き上がらない。ふと顔を上げると、11歳ほどの女の子が駆け寄って来た。

 

 

 

「楓、よく頑張ったね」

 

「お姉ちゃん、僕泣かないよ!!」

 

「偉い偉い」なでなで

 

「えへへ〜」

 

 

 

お姉ちゃんがすぐに助けなかった所を見ると、甘やかす事なくしっかりとした教育をしている様だ。将来がとても楽しみな少年・・・少年?少女の下を幼女というし・・・幼年か。将来有望な幼年だ。15歳頃には、どんな紳士になっているだろうか。顔の良し悪しは知らないが。

 

 

 

「楓くん。痛くなくても、傷は綺麗にしないとダメだよ。水で軽く砂とかを流しちゃおうか」

 

「あ・・・うん」

 

 

 

椛は、支給された貴重な飲み水の入った瓢箪の蓋を開け、男の子の膝に少しずつ流し始めた。傷口に滲みてしまったのか、目を強く瞑ってしまった。でも、声は抑えようと頑張っている。いちいち可愛いいなぁ、この子。

最後に手拭いを優しく巻いてあげる。

 

 

 

「うん、これで大丈夫だ」

 

「えへへ、ありがとう、犬のお姉ちゃん!!」

 

「いっ!?」

 

「あ・・・その、すみません・・・」

 

 

 

うーん。4歳かぁ。なら犬と狼の違いはよく分かってないよね。ちょっと複雑。

 

 

 

「よし、泣かずに頑張った楓くんには、犬のお姉さんが良いところに連れて行ってあげるよ。お姉ちゃんも一緒にどう?神様のお芋を食べさせてあげる」

 

「えっ!?神様って・・・穣子様の!?」

 

「ふふっ・・・特別だよ」

 

「やったー!!僕お芋さん大好き!!」

 

 

 

楓くんの頑張りにご褒美をあげる事にした。楓くんの左手を握る椛。右手はお姉ちゃんの月子ちゃん。しばらく歩いていると、大きなステージが見えてきた。一番前の席を取り、少し席を外してステージ裏に回る。

 

 

 

「にとり・・・にとり、居る?」

 

「うん?椛?警備は良いのか?」

 

「かくかくしかじかという訳で、楓くんに良い席をあげたんだ。後日に残業たっぷり取るから、お休みさせて?」

 

「はぁ。別に構いやしないさね。ゆっくりしな」

 

「ありがとう、にとり」

 

 

 

にとりと呼ばれた少女は、話が終わるや否や機材の調整作業に戻っていった。彼女はメインイベントの裏方を任されているため、祭り中においての権限はかなり高い。

にとりの協力で休みを得た椛は、姉弟の元へ戻って来た。ステージイベントまで15分ほど時間がある。椛は自分の弁当を開けた。中には握り飯が3つと漬物、柿の実が入っていた。握り飯と柿を1つずつあげた。食べながら、楓くんの武勇伝を聞いて過ごし、時間が経つのをのんびりと待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ!!お祭りは楽しんでいらっしゃいますか!?いよいよ、祭りの主役に登場してもらいますよ!!舞台にご注目ください!!」

 

 

 

ステージの上で射命丸文が荒ぶっている。手には妙な棒を持っている。ステージの上手下手には、黒い箱がドスンと置かれている。文の声は、その箱から聞こえてくる。かなり拡張されている。どういう仕組みなのかは知られていないが、人間たちは楽しそうにはしゃいでいる。毎年やっている事なのだろう。

 

 

 

「では、皆さんで呼びましょう!!せー・・・の!!!!」

 

 

 

「「「「「「「静葉様ーーーーー!!!!!!」」」」」」」

 

「「「「「「「穣子様ーーーーー!!!!!!」」」」」」」

 

 

 

会場の客の呼びかけに、ステージ中央で待つ文の両脇に照明(河童製)が当たる。ギミックが発動し、昇降機に乗った二柱の神がゆっくりと姿を現してくる。観客の歓声が強くなった。

 

 

 

「さあ!!まずはお二方による、舞ですよ〜!!神様の舞で皆様を魅了してもらいましょう!!」

 

 

 

上手側から、3人の付喪神が追加された。【古びた琵琶】九十九弁々、【古びた琴】九十九八橋、【夢幻のパーカッション】堀川雷鼓だ。彼女らが演奏をするのだろう。美しい音楽に合わせて、秋姉妹が妖艶な舞を始める。

 

 

 

 

 

・・・・・・はずだった。

リズムを取ろうとモーションに入った雷鼓が、急に明後日の方向を向いてしまった。その表情は、とても険しい。次の瞬間、雷鼓はステージ向かって姉妹の左側に向かって走り出した。

急な出来事に秋、付喪神両姉妹とも目を丸くする。司会の文も何事かと周囲を見回すと、異変を感じた。次の瞬間。

 

 

 

バゴオオオオオン!!!!

 

 

 

突然祭りのステージを衝撃が襲った。文はとっさに団扇で風を作り、人間の客を爆風から守った。

 

 

 

「な、なんだぁ!?」

 

「ば・・・爆発!?」

 

 

 

事故が起きたのかと、動揺する人間達。だが、再び文が風を作り、ステージ上の煙を吹き飛ばした時、事故でないことを悟る。

そこには、ボロボロの舞台の上に、服が裂け、【肩から右腕がゴッソリ無くなった】雷鼓が呻き声をあげていた。

ありえない光景に、ザワザワし始める人間達。その不安感は、雷鼓が放った言葉で火がついてしまう。

 

 

 

「人間達、逃げろ!!死ぬぞ!!」

 

 

 

「っっ!!??【疾風】風神少女!!!!」

 

 

 

文は攻撃した者をその目で捉え、灯篭の外目掛けて攻撃を放った。その衝撃波から出てきた犯人は・・・・・・

 

 

 

「な・・・コレは・・・妖魔!?」

 

 

 

二メートルというドス黒い巨体は、人に似た構造をしている。人に似た体でなく、構造。人間の姿に限りなく似せた射命丸文や秋姉妹、付喪神とも大きく違う、悍ましい姿。視認出来るだけで、10はいる。

 

 

 

「キィ・・・キュィィィィィァァァァァァ!!!!」

 

「ひぃぃぃ!!??」

 

「うわああああ!?」

 

 

 

耳を破壊する超高音域の叫び声。人間達は、何かが切れてしまったかのように、狂うように逃げ始めた。

大勢のパニック状態の人間。光の薄い夜、10を超える妖魔が襲い始めた。

 

 

 

 

 

「幻想風藦!!!!」

 

 

 

スペルを纏った文が、妖魔の群れに突進する。人間に触れさせぬように風を撒き散らしながら飛び回る。白狼天狗達も先導を始め、客を守りながら騒ぎから逃がそうと試みる。だが、数があまりにも多い。弾幕での戦いは、白狼天狗や九十九姉妹も応戦できる。だが、妖魔が相手となっては通用しない。対象を殺すための攻撃を仕向けてくる。

 

 

 

「クォォオオオオオオオ」

 

「うっ!!??」

 

 

 

攻撃と回避を合わせて飛ぶ文だが、軌道上に哭鳴線が放たれた。音による攻撃ゆえ、躱し切れずに態勢が大きく崩れてしまう。

 

 

 

「あ!?しまった!!」

 

 

 

まだ逃げ切れていない人間目掛けて、数体が襲いかかる。その中には・・・

 

 

 

「お姉ちゃん!!立ってよぅ!!」

 

「う、か・・・楓・・・」

 

 

 

子供が2人!!月子ちゃんの膝から下が、大きく爛れてしまっている。あれでは、逃げるどころか、立つことすら危うい。

 

 

 

「う、うあああああああ!!!!」

 

 

 

2人に、妖魔の爪が襲いかかる!!

 

 

 

 

 

「【終符】幻想天皇!!!!」

 

 

 

後方より、何者かがスペルを打ち、子供を襲う妖魔を一瞬止めた。すると、間髪入れず、

 

 

 

「【借命】不死鳥の捨て身!!!!」

 

 

 

炎を纏った妹紅が妖魔の胴体に突進をかました。爆発を前方向に放出させ、黒い巨体が不快な絶命をあげて焼けていく。

 

 

 

「良かった!!逸れてしまって、心配したよ!!捕まって!!楓くん、逃げるよ!!」

 

 

 

椛が月子ちゃんを抱えた。今度は、絶対に離れてしまわないように、歩みを合わせる。

 

 

 

「妹紅!!他に逃げ遅れた者は見えるか!?」

 

「大丈夫だ、さっきの姉弟で最後!!こいつらを蹴散らせば・・・」

 

 

 

だが、安心もつかの間。椛達が走る先の地面が割れてしまった。

 

 

 

「な、なんだと!?」

 

「ひっ!!お姉ちゃん・・・」

 

「あ・・・あ・・・」

 

 

 

椛はすぐさま刀を構える。がしかし、妖魔の爪の一突きが椛の肩を貫いてしまう。

 

 

 

「がぁぁ・・・・・・き、貴様ぁぁ・・・」

 

「ま、まずい・・・手一杯だというのに・・・!!」

 

 

 

灯篭の外より、妖魔は次々に数を増やしてくる。文、慧音、妹紅で既に20は落としているが、これではキリがない。

妹紅は炎で周囲を焼き払った。姉弟の方を見ると、3体に囲まれてしまった。椛は重症。肩から大量に血を流し、倒れてしまう。月子ちゃんは右膝より下全部が爛れ、所々から出血。

 

 

 

「う・・・僕が・・・お姉ちゃんを守るんだあぁぁああ!!」

 

 

 

楓が2人の前に立ちはだかった。幼い子供ながら、大好きなお姉ちゃんを傷つけた妖魔を威嚇する。

 

 

 

(だ、ダメだ・・・間に合わない・・・!!)

 

 

 

妖魔は容赦することなく、楓の顔めがけて爪を振るった!!

 

 

 

「っっっ!!!!!!」

 

 

 

慧音は目を瞑ってしまう。妹紅も視線を逸らしてしまった。

 

 

 

 

 

ズバッ!!ギシュン!!バゴン!!

 

 

 

 

 

楓に猛威を振るった妖魔の爪は一つ。聞こえてきた衝撃音は・・・・・・三つ?

何かがおかしい。慧音は目を開けて様子を確認する。

 

 

 

「あ、アレは・・・!!」

 

 

 

 

 

「けっ・・・中々の度胸じゃねぇの・・・ガキンチョ・・・」

 

 

 

 

 

金色に輝く、救世主が姿を現した。




よう、バーダックだ。妙だ・・・邪気の塊にしたっておかしい!!悪意や殺気みたいな気配が一切感じられねぇなんて・・・まるで[意思そのものが感じられない]!!こいつら、本当に妖魔なのか!?とにかく・・・・・・俺の楽しみを一度に全てぶっ壊しやがったんだ・・・覚悟は出来てるんだろうなぁ!?答えは待たねぇ!!歯ぁ食いしばりやがれぇ!!
次回、始まりのサイヤ人が幻想入り
【蘇る悪夢 博麗の恐怖の記憶】
絶対に見てくれな。



辛い・・・何がって、ストレスにストレスが重なりまくって、外の空気を吸うだけで吐き気が・・・。学校どころか、飯を買いに行くことすら地獄や。
更に、ドッカンバトルで「中断データが存在します。途中からやりますか?」の表示で、誤っていいえを選んでしまう始末。俺の16連覇ああああああ!!??

ヒドイ・・・あまりにもヒドイ・・・。俺の生活が圧迫されるううううう!!

ドラゴンボール仲間のみんな!!俺に元気を分けてくれ!!

くそおー!!バーダックの勇姿を見たくねえのかあ!?バッカヤロー!!



茶番はこれくらいにします。これ以上暴れると、精神がイカれるので。
ではでは、今後も閲覧、よろしくお願いいたします。
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