第2⑨話~異変の核心!? チルノの第一歩!!~
第0宇宙にポツリと浮かぶ、発達した文明を誇る地球。小さな島国のとある場所。結界に閉ざされ、守られ、隠された秘密の楽園。
神々の恋した【幻想郷】
第7宇宙の怨念が渦巻き、閻羅が徘徊する恐怖の異変が進行中である。
楽園の巫女である博霊霊夢は療養中。バーダックは修行中。現在、霧雨魔理沙をリーダーに異変解決のチームが各地に散らばる閻羅を退治。そして、孵化前の閻羅の卵を捜索・破壊の活動を続けている。
時は、諏訪子の意識がまだミジャグジと戦い続けていた頃。
「ふぅ。そろそろ休憩しますか」
霧の湖に悠然と構える大きな紅い館。その門前には、気を扱う華人妖怪紅美鈴が構えている。彼女は気を感じ、邪悪の性質を持ち合わせているかを察知することが出来る。彼女の察知範囲内において、彼女の発言は、非常に強い権力を持ち合わせる。現在進行で起こっている危険な異変中であれば尚更である。
そして、これより現れようとしている敵は、気をまとっていなかった。即ち、1つの対策が消えた。
(ぅぉぉぉぉぉぁぁぁ・・・・・・)
迷いの竹林の奥地に静かにたたずむ永遠亭。八意永琳の治療を受けている博霊霊夢は、非常に気が気でない。訳のわからない治療道具・毒で聞き覚えのある植物を持ってくる指示・話しかけても反応しない永琳先生。彼女は、生きていられるかしか頭にない。彼女の非常に凄まじい勘の良さも全く活かされていなかった。即ち、1つの対策が消えた。
「【突符】天狗のマクロバースト!!!!」
「【無意識】弾幕のロールシャッハ!!!!」
幻想郷最速の情報源である天狗の射命丸文は、鬼の伊吹萃香と蓬莱の人の形の藤原妹紅とチームを組み、閻羅の巣を1つ確保した。孵化した直後を襲い、被害が増えるのを未然に防ごうと奮闘している。そのため、彼女の耳に入ることはなかった。即ち、1つの対策が消えた。
「もう!!もう!!もう!!!!鬱陶しいにも程があるじゃないの!!」
「どうやったら、そんなに邪念を溜め込めるんですか!?黒!!黒!!黒ぉ!!!!」
「引きこもりの不健康をいたぶるな!!痛い!!痛い!!あ、吐きそう!!」
楽園の閻魔の四季映姫・ヤマザナドゥ、幻想郷の賢者である八雲紫と摩多羅隠岐奈は、破滅の門にて絶賛罵倒祭勃発である。彼女達の現状にイライラが募り、どうにも集中しないとやってられない。異変の新たな展開に気付く余裕など持ち合わせていない。即ち、1つの対策が消えた。
逆国士無双状態である。
全ての有力者や権力者が閻羅達に目を向けている。だがこれらは、異変のほんの片鱗に過ぎなかった。それは、後に自らを犠牲にして得た紫情報により、映姫の口から明かされることになる。
そうして、各勢力が未だに異変の核心に気づかない中、いち早く接触を完遂した存在がいた。普通の魔法使い【霧雨魔理沙】?始まりのサイヤ人【バーダック】?
いや。
彼女の名は
氷のおてんば妖精【チルノ】
「何だ、コレ?」
彼女は、霧の湖の中心付近に小さなかまくらを構えたはずの小島にいた。そこには、巨大な氷の塊が鎮座していた。どれくらいかって?すごくデッカイ!!こーれくらいデカイ!!
「あたいの家がなんか占領されてる?てことは、またあいつらか?でも、こんな氷あいつらに作れるかな?」
朝、確かに出掛けたときは普通にあたいの家があったはず。朝御飯食べてお昼ご飯食べる前くらいの時間でこんなにデッカイ氷、あたいにしか作れないよなぁ?どうする?これじゃ、あたいの氷のベッドで寝られないや。ちょっと眠いのに。
と、氷の一部が割れ、そこから何かが飛び出てきた。
「何だこいつら?」
どう説明したら良いかな?メロンみたいな模様の頭。虫みたいな細い手足。あたい達妖精より背が低い。色はちょっと黒っぽい感じ?
5人くらい出てきたけど、なんだ?
「ぎギキキキィィ・・・」
「キュルルレルロォゥゥ・・・」
きもっ!?鳴き声・・・で良いのかな?それも虫っぽい。コオロギとか鈴虫とかならかわいいけど、この大きさで鳴かれるとスッゴいキモい!!
「とりあえず敵っぽいから、やっちゃって良いんじゃ無いかな?やっちゃって良いよね?よし、やろう!!」
元気に大暴れ宣言をかますチルノ。氷をまとい、爪先を軸にバレエの様に回り出した。
「【氷符】フェアリースピン!!!!」
小さな氷の塊が無数に含まれた吹雪が竜巻のように吹き荒れた。風に飲み込まれ、その中で氷に細かく切り裂かれるメガシンカした虫もどき。
「なんだ。割りとあっさり倒しちゃった。弱いな、こいつら」
あっけなく終わった。が、先程の亀裂からまた出てきた。
「あん?また回って欲しいのか?」
新しい氷をまとっては、華麗にギアを上げるチルノ。久しぶりの弾幕格闘に、俄然とやる気をあげては楽しそうに氷を撒き散らす。
「もしかして、お祭りを襲ったやつらの仲間か?確か・・・閻魔!!」
惜しい!!一字違いで大違い。と言うか、片方はオリジナルの固有名詞なのであまり意味はないが。
「あたいだって、やる時はやるんだ!!覚悟しろ!!」
氷で巨大な剣を作り出すチルノ。次々と虫もどきが溢れてくる亀裂にぶっ刺し、高く跳躍した。
「【氷法】氷大噴火!!!!」
燃え盛る氷(?)を全身にまとい、柄目掛けて渾身のキックを繰り出した。
チルノは【氷】という固い力や氷製の翼を所持している。更に、他の妖精とは桁外れに力があり、とてもすばしっこい。妖精と言えども、その一撃は氷の分厚い壁に耐えられる物ではなかった。
「あぁ・・・・・・チルノちゃんが・・・助けないと・・・でも・・・・・・」
その光景を見かけてしまったのは親友の大妖精。たった一人で何かの巣窟に行ってしまったチルノを放置できる訳がない。
が、やはり助けに向かう一歩が出ない。恐怖で足が震え上がっている。巷で噂の閻羅の可能性がある以上、たかが妖精一人の力では未来は見えてる。妖精から桁違いにずば抜けた実力を持っているチルノちゃんでも、不安が募るばかりだ。
「えっと・・・誰に助けを・・・・・・バーダックさんだ!!」
そして、バーダックを探しに行く大妖精。あちこち飛び回り、夜に飛んでいるバーダックを見つけ、追いかけた結果、おぞましい気に当てられ、妖怪の山中腹で気絶、落下してしまった。後に河童に保護されたそうである。
ばっきゃぁぁああああああん!!!!
「突破!!さーて、閻魔はどこだ!!おらぁ出てこい!!あたいが怖いのかぁ!!」
無尽蔵に沸き上がる元気いっぱいに叫びまくる妖精。反応した虫もどきがわらわらと集まる。
「もう回るのもめんどいから、まとめて喰らえ!!【冷符】・・・・・・」
全身に力を込めて少し丸くなり、解放と同時に
「瞬間冷凍ビーム!!!!」
青白い稲妻が走り、被弾した床や壁、虫もどき達を一瞬で氷浸けにしてしまう。元々氷の床や壁だったが、チルノのスペルにより全く違う性質の氷に包まれた。白く濁った雪景色の様な銀世界から、クリスタルの様に美しく透明な鏡世界に変貌した。
『ほう。興味深いガキだな』
亡霊のような低い声が広い空間に響いてきた。
「む?誰だ!?さっきの虫は喋らなかったし、お前が閻魔の親玉か!!覚悟しろ!!出てこい!!」
『威勢が良いな。その力、私が有意義に使ってやろう』
「さっさと出てこいやぁ!!あたいが怖いのっっっ!!!!!!」
突然全身に衝撃が走った。膝から崩れ落ち、腕に力も入らず倒れこんでしまった。
「あ・・・なに、こ・・・れ・・・・・・」
全身が痺れて力が入らない。視界もぼやけ、意識が徐々に薄れていく。
『有り余るその力。我々の駒として使わせてもらおう・・・・・・』
「おん?」
ここは月面。月の都からは大きく離れた座標。クラウンピースは大量生産した大小様々の松明を月面に挿し、星空を緻密に再現し、大量の水で全部流して
『あーまーのーがーわー』
と宣言する遊び(4周目)の手を止め、空を見上げる。何か、嫌な気配を感じ取った為だ。実際に何が起きたのかは全く持って知らない。何か、大切な物が消えてしまったかのような不安感に一瞬包まれてしまったのだ。
「なんだ?何故かわからないけど・・・・・・なんか・・・悲しい・・・?」
胸の奥が少し痛い。一体何処で何が起きたのだろうか。ご主人様なら分かるかも。よし、帰ろうか。
そして、クラウンピースは一目散に走っていった。走り始めにベガとアルタイルを蹴飛ばしていた。
「・・・・・・たぅっ?チルノ・・・?」
ここは妖怪の山の一本の木。冬始めには表舞台から完全に居ない春の妖精リリーホワイトが目を覚ました。と言っても、真夜中に少し目が覚めまだ眠気が払拭できない状態であるが。
「チルノ・・・どうしたですか・・・?」
目が覚めてしまう直前、とある夢を見た。いつも元気で天真爛漫な少女の表情が、急激に曇ってしまったのだ。夢の中でさえ見たことのない表情である。
「何か・・・悪いこと起こるですか・・・?」
あり得ない光景を見てしまい、どうにも不安でしょうがない。眠いけど、ちょっとだけ様子を見に行ってみよう。とりあえず起き上がり、軽く準備を始める。
~5分後~
「すぅ・・・すぅ・・・・・・」
眠気には・・・勝てなかったよ・・・・・・zzz
「むぃーむぃー。暇~」
エタニティラルバは、何故か、本当に何故か神霊廟にいた。実のところ、慧音の紹介で来ていたりする。新世界の神となるべく、修行(お手伝い)をしていたら、散髪の才能が目覚めた。常夜の神ならぬ、床屋の神として新たに君臨したところ、豊聡耳神子の依頼で派遣されたのだ。
「ここなら安全って言われても、今日のおやつも食べたし、お昼寝(瞑想)もしたし、お昼寝(座禅)もしたし、お昼寝(お昼寝)もしたし、やることない~」
先程から妙に不自然な寒気を感じ、布団にくるまって布団をかじる位しかやることがない。
もう、暇なのは嫌だし、ちょっとだけ言いつけを破っちゃおうか。
確か、神子がお出掛けするとき、どこかの床を開けて行ってた。誰も見てないし、片っ端から開けてみよう。
「まずはコレ♪ふんにゃぁああえあああおおおおごいいあああああああ!!!!!!!!」
神子が帰ってきた頃、エタニティラルバが外で大の字にうつ伏せで倒れていたので、必死に介抱してあげた。後、自分のしうくりぃむをあげた。
三月精の三人は、スニーキングミッション真っ最中である。巷では閻羅の噂で盛り上がっている。霊夢さんがようやく相討ちになる様な化け物といつ遭遇するか分からないと来た。すぐさまおうちに帰り、避難の準備を進め、本日ようやく安全な神社に向かうのだ。
「ルナっ!!ルナっ!!今回のドジはもう庇えないわよ!?」
「止めてよ!?怖いこと言わないでっ!?」
「うぅー無事に帰れるかなー」
三人それぞれが違った反応でいる。
まずサニーミルク。ルナの【いつもの】に見捨てる宣言した。大切な同士の筈なのに。それほど恐れているということだ。
次にルナチャイルド。親友の無慈悲な発言に、涙がもう止まらない。だーだーと滝のように泣きわめき、サニーの腕を強くつかむ。もちろん、能力発動中のため、泣き声は周囲には聞こえない様子。
最後にスターサファイア。彼女は、周囲に誰の気配も無く、安全と解っているので一番落ち着いている。わかった上で二人を煽ろうとしているが、残念な棒読みである。プチパニックの二人には棒読みなことすら気づけないようである。読み通り!!
「サニーこそ能力消さないでよ!?見つかったら終わりよ!?」
「ルナこそ【いつもの】来たって、助けてあげられないからね!?分かってる!?」
「そんなひどいこと言わないでよ!!私達、3人で1つでしょう!?」
「そ、そーだよー。3人居ないとかくれんぼ最強がー」
3人を列べると、まあ実に面白い光景である。
余談ではあるが、三月精の家(神社裏の大木)から神社までの間には、閻羅は一匹も居ない。つーか、博霊神社の敷地内には、博霊結界のほかに八雲藍の式まで張られて要るため、大木にいる時点で安全だったりする。
「ぅぅ・・・ここは・・・?」
チルノは両手両足に錠を掛けられた状態で目が覚めた。巨大なビーカーの中のようだ。
「あっ!!あたい捕まった!?」
『ふむ。興味深い。貴様は大した気を持っていないのにあれだけの力を発揮したのだな』
「誰だお前!!お前が閻魔か!?」
『私は閻魔ではない。名乗っても無駄だろうしな。ひとつ質問をしよう。貴様の知る一番強い者は誰だ?』
「ん?さいきょーはあたいだ!!でも他にも強いのはたくさんいるぞ!!霊夢とか魔理沙とかけーねとか文とかバーダックとか!!お前なんか1発だ!!」
『威勢が良いな。成る程。はじめて聞く名だ。目覚めれば私の知ってる地上では無くなり、情報も集められなくて困っていたのだ。礼に私の部下にしようか』
「部下?部下って何だ?」
『・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・」
『家来になれ。と言えば分かるか?』
「嫌だ!!」
『まあ、拒否権は貴様にはない。興味深い検体だが果たしてうまくいくかどうか。洗脳の準備を始めろ』
「お前なに言ってるかさっぱりだ!!誰がお前なんかの家来になるか!!このあたいの手と足のなんか金属のなんか外せー!!!!」
『安心しろ。すぐ終わる』
「何が終わがあああああああああえああああああ!!!!!!!!」
『くくっ。コレで即死しない辺り、実に優秀な素材だ』
チルノの絶叫は声の主の良心を揺らすこと無いままに空しく木霊する。頭に紋様の入った金属が浮かび上がり、チルノは倒れこんでしまった。
『そう言えば、こやつ自信の名前を聞いて無かったな。まあ良いだろう。こやつの力と私の元々の標的を掛け合わせるとしよう』
そして、チルノのビーカーに白い紙が貼られ、そこにはこう記された。
【氷仙人】
こんにちは、大妖精です。ひいいいい!?チルノちゃんが!!チルノちゃんがああああああああああ!!!!大変!!速くバーダックさんに伝えないと!!なのに何でまだ目が覚めないのよ私!!バカっ!!私のバカっ!!早く起きなさいよ!!河童さん叩き起こしてええええええええ!!!!
次回、始まりのサイヤ人が幻想入り
【免許皆伝! 試し撃ちのVS聖!!】
チルノちゃんを助けてええええええ!!!!
最近、とてつもなく愉快な迷惑メールが来ました。紹介します。
「駅のトイレに『セフレ募集中!○○○○○@××.ne.jp』って書いてありますよ。消しときましょうか?」
バス待ちの他の利用者にちょっと離れられる程腹抱えて笑った。声は100%押さえた。
こういう迷惑メールは、何故無視するのが一番かご存じですか?おれおれ事故った詐欺に引き続き、講習会始めますよ。
そもそも、なぜメール主は私達のメアドを知っているのでしょうか?答えは簡単です。彼らは、私達のメアドは知らないのです。
じゃあ何故メールが届くかと言うと、彼らは適当に有りそうなメアドを何万通り何億通りと作り、それらを一斉送信します。そして運良く(悪く)貴方のメアドにヒットしてしまうのです。この時点では、彼らはどのメアドが実際してるか分かりません。
ここに私達が返信してしまうと、彼らに
『このメアドは生きている』
と、教えてしまうのです。すると、その情報を高額で各方面に売り飛ばす。コレが彼らの違法な収入源となるのです。
ここでワンポイントアドバイス。皆さん、自分のメアドを確認してください。
個人で契約したメアドは
~~~~~~@ーー.ne.jp
となっていませんか?
『ne』とは、ドメインと言って、メアドを管理する者の名刺みたいなものです。例えば、送り主が株式会社などの『企業』の場合、『co.jp』となります。政府機関や各省庁だと『go.jp』、個人の携帯スマホパソコンの場合は『ne.jp』といった具合に見ただけで大まかに判別できてしまうのです。
つまり、いかにも本物の請求に見えても、相手のメアドを見れば一目瞭然です。実際に合法的なお金のやり取りをする企業が、個人の端末でメールを送るはずがありませんからね。
コレで皆さんも新たな知識を得ました。
詐欺師の魔の手を退ける、白藍チャンネルでした~♪
さて。⑨月⑨日、チルノの日に何てものを投稿してるんだって話ですよね。しかも、博多のチルノ祭りに参戦する前に。わざわざ投稿日時を⑨で統一させる徹底振り。一部では叩かれてしまうのかなぁ。でも、これも物語展開でとても必要なワンシーンです。その第一号をチルノちゃんで飾れた事を誉めてあげてください。あ、僕じゃなくてチルノちゃんをね。取り合えず僕は殴っといて下さい。
てか、声の主、完全にアイツですね。わかった人はきちんとお口チャックお願いします。感想かく人も、出来る限り伏せてくださいね。『名前を言ってはいけない例のあの人』みたいに。
後書きの使い方に迷ってる人は僕のを参考にして見てください。
最初に爆弾発言して、読者の心をつかむ。
次に雑談で文字数を稼ぐ。
最後に次回の期待を煽って挨拶。
この流れだと、読者は本編だけでなく、作者にも興味を持ってくれるかも♪
さて、それでは最後の挨拶しますか。秘封ナイトメアダイアリー2周目で停滞してしまった白藍さんの応援を、コレからもよろしくお願いします。〆はチルノの日に因んで・・・・・・
バーカ⑨バーカ⑨