マクロスFB -銀河に響く歌-   作:涼音725

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少々遅くなりまして申し訳ございません
リアルが色々と忙しくてまとめて考える暇があまりありませんでした…

駆け足で書いたので内容が薄かったりしたらごめんなさい!


第三話 ミレーヌ・アタック Aパート

怪物が襲来するほんの数分前…―

 

―アイランド1 スカイラウンジ―

 

「う~ん…見当たんないなぁ、バサラの奴」

「ここの望遠システムならこの船の中を見渡せるので

 見付かるかとも思ったんですが…すみません、ミレーヌさん」

 

熱気バサラを探してチューブライナー連絡駅を使い展望台へと来た

デジタル望遠鏡で船内を見渡していた二人は一度、目撃情報のあった丘へと戻ろうとしていた

 

発車いたしますというアナウンスと共に扉が閉まる

 

「ううん、ガムリンさんのせいじゃないもん。バサラがほっつき歩いてるのが悪いんだし…」

ところで、とミレーヌは振り向く

「いつになったら、ミレーヌって呼んでくれるんです?」

首を傾げ、ガムリンの顔を覗き込んだ

 

「えっ、あっ…っとそれは…あははは!」顔を赤らめ笑い流そうとする

「もうっ!ガムリンさ…―」ドゴォン!!

 

近くで爆発が起こり、乗客は悲鳴を上げる

とっさにガムリンはミレーヌを庇い覆いかぶさり

列車は非常用の赤い電灯へと切り替わった

 

「大丈夫ですか?!」

「う、うん…ありがとう、ガムリンさん」

 

非常警報が発令された為、シェルターへと進路を変更いたします

乗客たちがざわめく

 

「襲撃…でしょうか、もし賊だとしても哨戒機は飛ばしているでしょうし

 こうもあっさりと爆撃される事はないと思うのですが…」

「…あっ、ガムリンさん!あれ!」

ミレーヌは指をさしたその先には赤いバルキリーが天井に空いた穴へ飛び込み

黒いバルキリーとすれ違っていく…その瞬間、列車はシェルターへと入り停車した

 

「…機体までは分かりませんが、あの色…バサラかもしれませんね」

「あーもうっ!タイミング悪いんだからぁ」

「戦闘ならバサラは歌うハズです。そうすればDr.(ドクター)千葉から頂いた装置で確認が取れますよ」

 

程なくしてガムリンの持つ装置からはサウンドウェーブと無線機から歌が流れ出す

 

「「バサラ!!」」

「やはりバサラはこの船団にいましたね、ミレーヌさん!」

「今度こそマクロス7に連れ帰ってやるんだからっ!」

「…ですが、戦闘が終わるまではここからは出れそうにはないですね…」

 

―…ザ…ザザ…れだから軍…は…―

―…ら、S.M.Sスカルしょうた…ルカ・アンジ…熱気バサ…ね?…ザー―

無線機からオープン回線の通信が入る

 

「これは…誰かと通信しているようですね」

「S.M.S…ってなんだろうガムリンさん?」

「近頃、そういった民間軍事会社が名を上げているとは耳にしてますが…」

 

―…できれ…ご一緒…―

―…だね、オレは歌…ザザ…だけ…ザ…ヌにも会う気は…じゃ…―

―…ちょ…と!…―

 

「これを聞く限りだと、S.M.Sでもバサラを捜索しているような…」

「どうしてそんな民間会社が…?」

「分かりません、ですが何か情報は持っていそうですし民間ならば連絡もつくハズです」

「調べてみましょう、ガムリンさん!」

 

 

翌日

 

―マクロスクォーター 格納庫―

 

「な、アルト!?」「アルト先輩!!」

「お、お前らなんでこんな所に…」

 

三人は会うはずもない場所での出会いに驚きを隠せなかった

「このVF-25F(機体)…ギリアムさんの…」

「まさか…あの時この機体に乗ってたのはお前か?」

「そ…それは…」

 

「その通りだ、そして俺にも聞かせてもらおうか」

「オズマさん」「「隊長!」」

 

「ギリアムは…アイツの最後はどうだったんだ」

「…ランカと俺を庇って怪物の攻撃を受け止めた衝撃で放り出されて…

 俺にランカを守れとVF-25(こいつ)を貸してくれたんだ」

機体を見上げ、拳を握りしめてそう答えた

 

「そうか…」

「それより、なんでオズマさんやミシェルにルカまでこんな所に!!」

 

オズマはほんの少し考えて、口を開いた

「俺たちは民間軍事会社S.M.S」

「S.M.S…?軍の下っ端じゃないか、なんでVF-25なんて最新鋭機が」

「最新鋭機だからこそ、俺たちが試験をしてるんだ。より実践的に…な」

「実践的に…ってまさかアイツらと…?!」

 

 

「それ以上知ると戻れなくぞ、アルト」

 

 

その一言が話を遮った

「ミシェル…」

いつになく真剣なミシェルの瞳にアルトは思わず後ずさる

 

「そうだ、これ以上は軍事機密が入る。この続きを聞けばお前は一般人ではいられなくなる

 そうでなくともお前は最新鋭機に乗ったんだ、統合軍の連中(やつ)らに口止めはされるだろうがな」

 

一般人ではなくなる、それは軍に準じなければ日常生活に戻ろうとも監視がつくだろう

「それでも、俺は知りたい。自分の運命を人に任すなんてまっぴらごめんだ!!」

 

「…24時間やる、明日またここに来い。そうすりゃウチで面倒を見てやる」

「それまでに答えを出してこいって事か」

 

業務連絡 スカル小隊にお客さんよ、ロビーに向かってねぇん。

オカマ口調のアナウンスが格納庫に流れる

 

「客だ…?まぁそういう事だ、おい、誰かこいつを外に連れてってやれ。いくぞミシェル、ルカ!」

 

 

―S.M.S ロビー・受付前―

 

「ったく、俺たちを直接指名なんてどういう客だ?」

「女性がいるって言ってましたしミシェル先輩とかじゃないですか?」

「おいおい、いくら俺でもS.M.Sのスカル小隊に所属してるなんて言わないぜ?」

 

と軽口をたたきながら廊下を抜けロビーに入るとそこには一人男が立っていた

オズマが先頭に立ち声をかける

 

「スカル小隊であります。我々の存在を知っているということは軍関係者…という事でしょうか?」

「あ、いえ、今はそうではないのですが…私ガムリン木崎と申します!

 スカル小隊にルカという方がいらっしゃると思うのですが」

 

心当たりのないルカは驚きの声をあげ、前に出る

「僕に御用でしょうか…?」

 

すると男の陰からピンクの色の髪をなびかせ一人の女性が顔を覗かせる

「これはこれは…美しいお姉様じゃないか」

な…っとオズマの瞳孔が開く

 

「貴方がバサラとオープン回線で会話してるのがこの無線機にも受信されてたんです」

そういって無線機を差し出した

「えっ、なんで熱気バサラさんのことを…「み、ミレーヌ・ジーナス!!?」」

ルカを押しのけオズマがミレーヌに近づいた

 

「は、はいっ?!そうですけど…」

「私、オズマ・リー少佐であります!!FIRE_BOMBER(ファイアーボンバー)の大ファンで…ん?ちょっと待てルカ」

「な、なんですかオズマ隊長…?」

「お前…熱気バサラにあったのか!?」

振り向いたオズマはそのままルカを掴み揺さぶった

 

「それどころか、生で歌を聞いちゃいましたからねぇ」

ミシェルが面白いと思ったのか火に油を注ぐ

 

「なぜサインを貰わなかったあああああ!!」

オズマ・リー、心からの叫びであった

 

「そ、それが声をかけたら何処かに逃げられちゃいましてぇえぇえ…」

「なぁにぃ…まあいい、本当にこの船団にいると分かったんだ。

 まだサインをもらうチャンスはある……なんとしても探し出せよ!ルカ!ミシェル!」

 

「あの~…よろしいでしょうか?」

おいてけぼりを食らっていたガムリンが口を挟む

 

「あぁ、すいません、ウチの隊長はFIRE_BOMBERの事となると見境がないもんで

 それで、どういったご用件でしょうか?」

メガネをクイっと直し話を本題へと戻したミシェルに対しガムリンは笑みをこぼした

「民間の企業だという事なので我々から依頼したいと思いまして…」

 

「依頼という事は…熱気バサラの捜索ですか」

我に返ったオズマは真剣な表情を浮かべ、ガムリンの瞳を見つめる

「えぇ、その通りです」

「それに関しましては我々も協力は惜しみません!」

安心してくださいとオズマは胸を叩く

その言葉を聞いたミシェルとルカは顔を見合わせるがオズマの無言のオーラに口を閉ざした

 

 

今後の計画を立てようとロビーからブリーフィングルームに5人が場所を移していた頃

 

―アイランド1 左舷側部 S.M.S前広場―

 

アルトは空を見上げていた

己の道を決める為真実を知りたい、だが不安や逃げているのではないかという想いで心は揺れ動く

「ハァ…どうしたもんか…」

 

エスカレーターに乗ってきた少女の髪がアルトの声を聴いてクイッと反応する

「アルトくん…?」

 

「ん?ランカじゃないか、もう大丈夫なのか?」

「お医者さんに診てもらったけど問題ないって!アルトくんはどうしてここに?」

ランカは小走りに近付いて首を傾げた

 

「この間の事でちょっと…な。そういやオズマさんはここで働いてるんだってな」

「うん!今日はお兄ちゃんに差し入れ持って来たんだ」

 

そんなたわいのない話をしていると

「あら?アルトにランカちゃんじゃない」

ランカとは反対の方向から聞き馴染んだ声が飛んでくる

 

「シェリル?!今日は仕事とか言ってなかったか?」

「そんなのちょちょいと片付けて来たわ

 そ れ に、ミレーヌ・ジーナスがS.M.Sにいるって情報がやっと掴めたのよ!」

 

何かに気付いたのか、シェリルはアルトの顔をじっと見つめ目を細める

「な、なんだよ」

「なんだか顔色悪いわね?」

「あ、あぁ…ちょっと色々あってな」

 

「ふーん…じゃあ、アンタにちょっとだけサービスしてあげる

 そういう時は歌の力に限るわよ、ね?ランカちゃん!」

 

そう言ってシェリルは歌いだす

Baby どうしたい?…―

アイコンタクトを飛ばし、頷いたランカは続いて歌う

ハンドル ぎゅっと…―

 

「お前ら…」

息の合った二人の姿を見てアルトはニヤリと笑った

 

What 'bout my star…―

 

 

そしてアイランド1に張り付きその巨躯を休めていた怪物が再び目を覚ます




Bパートに続く

ですが、今回は前回のように連続投稿できませんでした…
完成までもうしばらくお待ちくださいませ
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