たくさんの人々で混雑している国際通りに5人が歩いていた。
「・・・。お腹空いた・・・。曙、夕食どうする?」
「・・・。」
耀達5人はグゥーッとお腹を鳴らした後、耀が曙に話しかけたが、曙は沈黙していた。
「もう時間ないよ。」
「・・・。」
また曙に話しかけるが、曙はまだ何も話さなかった。曙がこうなったのは、ある事が原因だった。それは、国際通りで夕食を食べる事だった。沖縄と言えばソーキそばやステーキだが、曙は「ソーキそばは不味いって聞いたんだけど・・・。」とか言い、さらに、「ステーキにするか?」と言った耀に対し、「いや、ステーキはちょっと・・・。」と言い、夕食の店探しだけで大半の時間を潰してしまい、それに罪悪感を感じていたらしいからだ。
「コンビニで買う?」
「・・・。」
しかし、何も話さないのは厄介だ。何も話さない人形に質問するみたいに、何を聞いても黙り込んでいて、なかなか意見を聞けないからだ。
「喋れよ。」
「ごめんなさい。」
耀が話すように曙に催促すると出てくる言葉は「ごめんなさい。」どうでもいいが、作者の姉と私自身に似ている。
「いやいや、ごめんなさいじゃなくてさ、今日の夕食何がいいか言って。」
「ごめんなさい。」
「もうコンビニでいいんじゃん。」
痺れを切らしたのか、少しキレ気味になっていた漣がそう言った。耀は漣にそう言われるがままに近くのローソンに入り、サンドイッチやおにぎりなどを買い物かごに投げ込み、レジに行き、赤紅色の髪をヘアバンドで抑えた店員と、〝研修中〟というプレートを名札の上につけた銀色のながーい髪の毛を三つ編みにしている店員に買い物かごを渡した。
「違うよ海風の姉貴。レジ打ちはこうだって。」
「こ、こう?」
研修中の店員は、先輩店員兼妹?にレジ打ちを教わりながら会計処理をしていた。姉が妹に教わる。なんて微笑ましい光景なのでしょう(ゲス顔)。
「お待たせして申し訳ありませンでした!!!」
会計が終わると、レジ袋を先輩店員に謝られながら渡された。
「いやいや。大丈夫ですよ。曙、漣、潮、朧。行こ。」
「「「「うん!!!」」」」
耀は、そう言うと、7駆の4人は元気よく返事をした。それから耀達はローソンから出て集合場所へと急ぎ足で向かって行った。その時、曙は「ごめんなさい。」を言わなくなっており、笑顔になっていた。なんて機嫌がころころ変わる人なんだろう。耀はそう思いながら7駆の4人と集合場所に向かって行った。