現代に来た第7駆逐隊   作:しがみの

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遅いようですが、あけましておめでとうございます。2017年もAoba054をよろしくお願い致します。


第50話 修学旅行編 3日目 民泊編 上

「「「「「え?」」」」」

 

その瞬間、車の中が静まり返った・・・。

 

「もしかして、貴女、艦娘ですか?」

 

耀が恐る恐る阿野挟さんに尋ねると、阿野挟さんはコクリと首を縦に振った。

 

「もしかして、阿賀野型軽巡洋艦二番艦 能代(のしろ)ですか?」

 

耀が、更に阿野挟さんに尋ねると、阿野挟さんこと、軽巡洋艦 能代は、またコクリと首を縦に振った。それからは、全員黙ってしまい、車のエンジン音のみが聞こえていた。それから、5分くらい経った時だった。ある一言を発した能代がその沈黙を破った。

 

「ねえ、君たち4人の中で誰が艦娘なの?」

 

それは、艦娘を見つけた安堵感なのか分からないが、若干安心した様な表情や、声だった。

 

「自分が艦娘です。艦名は護衛艦〝あけぼの〟です。」

 

耀がそう言うと、能代は「やっぱりね」と、思っていたのか、コクリ、コクリと首を縦に振っていた。まあ、肩に水雷長妖精が居たからそう思われるのも納得だが・・・。

 

 

 

 

それから15分くらいが経った。車はそのまま糸満市街地から少し離れているところまで行き、ある1軒の家の前で止まった。

 

「ここが私の家。姉妹3人と暮らしてる。」

 

能代は、車から降り、家の前で耀達4人にそう言った。

 

 

 

 

「ただいまー。」

 

「おかえりぃ・・・。」

 

能代が居間に入ってくると、黒髪のロングヘアーの髪型をし、床に寝っ転がり、ダラダラしている女性が1名居た。

 

「阿賀野姉・・・。」

 

「ん?何ー。能代ー。」

 

能代は、申し訳なさそうな顔で阿賀野に言うが、阿賀野は、ゲームをしており、全く顔を見ずに、軽ーく答えた。

 

「バレた。それに・・・」

 

「何バレてんのー?」

 

能代が耀について話し始めたが、阿賀野は、話しの最初のみを聞いていたようで、呆れたように答えを返してきた。

 

「話は最後まで聞いてよ!!!」

 

「?」

 

「実はね、あの民泊の4人の中の1人が艦娘だったの!!!」

 

「へー。」

 

「って、ェェエ工!!!」

 

阿賀野は、驚き、ゲーム機を投げ捨て、床から立ち上がったが、直ぐに冷静になったらしく、直ぐにゲーム機を拾い、またゴロゴロしながらゲームをし始めた。

 

「って、艦娘じゃないじゃん。ってか、みんな男子だったんでしょ?バカでも艦娘じゃないって分かるよ。」

 

と、能代に言い、床にまた寝っ転がり、ゲームを始めた。

 

「でもね、でもね!!!なんと、肩に妖精さんが乗っている子がね、艦娘なの!!!」

 

「どうせ嘘なんでしょ?」

 

そんな阿賀野の様子が見えているのかいないのか知らないが、能代が目をキラキラ輝かせながら熱弁するが、阿賀野は、冷静にゲームをしていた。

 

「自分は、粟本 耀こと、むらさめ型護衛艦8番艦、〝あけぼの〟です。」

 

その様子を見ていた耀は、自分の姿を艦娘の姿に変え、艤装を展開させて、能代の横に立った。

 

「マジだ・・・。」

 

「ね!!!」

 

阿賀野が、自己紹介をした耀を見ると、その姿を見て、彼(彼女?)が艦娘である事を確信した。

 

「〇INE交換しますかー?」

 

「するするー!!!」

 

あけぼのの姿の耀は、私服のポケットからスマホを取り出し、阿賀野に尋ねると、阿賀野は、先程の能代の様に目をキラキラ輝かせながら四つん這いになり、高速で床を這ってきた。

 

 

 

その後、2階から降りてきた矢矧と酒匂とLI〇Eを交換し終わったら、既に辺りが暗くなり始めていた。民泊は、まだ始まったばかりだ。

 




阿野挟(あのはさ)さんの名前の由来

あ=阿賀野(あがの)の「あ」
の=能代(のしろ)の「の」
は=矢矧(やはぎ)の「は」
さ=酒匂(さかわ)の「さ」
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