ドキドキプリキュア 前日譚異伝~MISSING SWORD~   作:メガネ虎

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今回は一度バトルパートをお休みして、マリー・アンジュの視点からの話となります。


運命の守り人

am 11:56 ーートランプ王国・鏡の間ーー

 

キュアソード達が戦っていたのと時を同じくして、マリー・アンジュは遂に鏡の間に到着し、封印を解いていた。

 

「鏡よ鏡、この世と我等に馴染みのある青き星『地球』を繋ぎたまえ・・」

 

その言葉に呼応するように長い年月によってくすんでいた鏡は輝きだし、そこには王女ではなく先が見えない暗い渦が映っていた。

 

 

グォォォォォォン!!

 

 

その時、王女達ご一行の頭上に巨大な黒い何かが飛び去っていった。

それは雲にしてはどす黒く、虫の大群にしてはあまりにもまとまりすぎていた。

 

「!? あれは・・・まさか、そんな!!」

普段はしないひどい狼狽をする王女は念のために用意した策として、手元に連れてきた3匹の妖精を鏡の間の前で頼みを言う。

 

「ーーいいですか、皆さんにやって頂きたい大仕事があります。

地球で素晴らしい体力・知性・勇気を持つ者達とプリキュアとして戦い、ジコチュー達を鎮めて下さい!

確かに地球の人達は私達の世界よりも欲深い。

ですがそれでも強く優しく美しい。

・・またいつか青空の下で会いましょう。」

 

 

ビュォォォォォォォ!!

「シャルー!?」「ケルゥーー!」「ランスゥーー?」

 

シャルル、ラケル、ランスを送り出したマリー・アンジュは眩しい槍ーーミラクルドラゴングレイブを手に、黒い何かが飛んでいった方向へ馬を走らせた。

 

「王女様!お待ち下され!!」

一緒に来ていた家臣達の言葉に目もくれずマリー・アンジュは走る。

 

ーーやはり蘇ってしまったのね。

哀しみの感情を抱きながらマリー・アンジュは黒い闇を追いかけた。

 

偶然なのか、必然なのか走る方向にはプリキュアやブレイドが奮戦している戦場があった。

 

 

そして考え込んでいたためか王女は気付かなかった

 

 

ポケットから金色の物が落ちてしまった事に。

 

 

 

pm 0:06 ーートランプ王国・辺境の地ーー

 

ここはトランプ王国の王宮から数十キロ離れた土地、辺りは自然が豊かである所にマリー・アンジュの婚約者であり後に大統領になる男ーージョナサン・クロンダイクはいた。

 

 

「鏡の間方面の空が赤くなっている・・・」

 

何か未曾有の大事件が起こっていることに気付いたのかその男は馬に跨がろうとする。

 

「おいコラ、新入りぃ!てめえ上司である俺の許可無くどこに行こうとしてんだ。

もっとリキ入れて働かんかぃ!」

そこにヤクザの様な口調でクロンダイクと話す中年男性が現れる。

昼ドラのようなドロドロした話を沢山書いた脚本家の人に見えるが多分気のせいだろう。

 

「すいません、ちょっとお花摘みに行ってきます」

 

「分かりにくいから、普通に便所行って来るでいいだろ。」

 

 

 

何とか上司に釈明したクロンダイクは急行した、行き先はトイレ・・ではなく鏡の間へ。

 




いかがでしょうか?
以前海の日に完結したいと言いましたが色々あって無理そうです。
ですがそんな長くはかけないつもりです。
次回もお楽しみに!!
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