ドキドキプリキュア 前日譚異伝~MISSING SWORD~   作:メガネ虎

14 / 14
アンコール ーー輝く勇気ーー

「まさか・・私が・・・・まさかぁぁぁぁ!!!」

ブレイドとキュアソードのコンビネーションによってルストは断末魔を上げ、致命傷である背中から大量の黒い闇を撒き散らしながら消滅した。

遂にジコチュー幹部を倒すことができたのだ。

 

ソードはブレイドにブレイラウザーを返却し、そんなソードにブレイドは親指を立てる行為(サムズアップ)をした。

 

ゴーマを倒した後もまだまだいるジコチューを浄化していたラルクとランサーもルストの断末魔を聞き、勝利した事に思わず笑みを浮かべた。

 

「頭に何か付いてるけど・・」

そしてブレイドはソードの頭に付いてた野菜の葉を取った。

 

実はソードが吹っ飛ばされた時に鳴った「グシャッ」という音は野菜売り場の野菜が潰れる音だったのだ。

 

ーーつまりソードは必殺技を決める時に頭に葉っぱを付けながらやっていたーー

 

パシィィン!!

「・・・ウェェ、何でだよ・・・」

その事に赤面したソードはデリカシーのないブレイドに平手打ちをかまし、そこらにあった姿見で必死に外見を整えた。

 

 

 

 

 

 

だが、そんな和やかな時間は長く続かなかった。

 

 

先ほどゴーマが爆散した炎の中から闇の巨人が周りの大地を揺らす雄叫びを放ち、再びその姿を現した。

 

「人ごときに・・・貴様ら人ごときに倒されてたまるかぁぁ!!!」

 

ゴーマが両腕を振り上げるとまだ残っていたジコチューはゴーマの元へ吸い込まれていく。

 

 

 

全てを吸い込んだゴーマの体は背中から黒い羽が生え、外見はキリンの様な姿に変貌し、小さく見える4人の戦士を優越感に浸るように見下ろした。

 

 

 

 

「悪魔・・・」

その姿を見たラルクは思わず呟いた。

ラルクには、いやプリキュアである者には皆、世界の終末に現れる禍々しいそれに見えた。

 

 

 

 

 

 

 

「諦めるな!諦めちゃダメだ!!

まだあるはずだ、希望が!!

・・見つけよう、俺たちの希望(しょうり)を、俺たちの力で!!」

 

そんな弱気になっていたプリキュア達に仮面ライダーブレイドは一喝し、勇気付けた。

世界の危機(バトルファイト)巨大な敵(フォーティーン)も全て乗り越えて来たブレイドはこれほどの事態にも臆することなく立ち向かおうとしている。

 

「「「・・・・・!!」」」

ブレイドの言葉にプリキュア達は仮面ライダーと共に戦うことを決意し、戦闘体勢に入る。

 

 

 

 

「ガッハッハッハッ!!ワレハムテキダ!!キサマラナンゾメデハナイ!!!」

大量のプシュケーを喰った反動かゴーマは理性が飛びかけた状態で頭を降り下ろす。

 

 

「アブゾーブクイーン・・・エボリューションキング!!」

 

圧倒的な敵には圧倒的な力でと言わんばかりに、ブレイドはラウズアブゾーバーを用いてキングフォームになりゴーマの頭突きをキングラウザーで防ぐ。

 

「「「たぁぁぁぁ!!」」」

プリキュア達もゴーマの頭を受けとめようとするが、あまりの衝撃にラルクとソードだけでなくパワー自慢のランサーも吹っ飛ばされた。

 

プリキュアは全員建物の壁にめり込み、戦意喪失。

一気に3人の戦力を失ったブレイドも押されていく。

 

 

 

だが、パワーアップするのは闇だけではない。

 

 

 

「プリキュアーー、頑張れーー!!」

「負けるな!プリキュアーー!!」

戦場である街から少し離れた所から人々の声が聞こえる。

その手にはライブで使われたライトが握られている。

 

「頑張れーー!プリキュアーーー!!!」

「いけーー!!」「負けないでーー!!!」

その声は段々多くなり、ライトの光もまぶしくなっていく。

 

 

「ダマレ・・・ダマレェェェェ!!!!」

ゴーマはその声の方へ頭突きを放とうとする。

 

ガキィィィン!!

「させるか!!」

だがブレイドがそれを最大パワーで抑えて止めた!

 

 

 

 

「頑張れーー!!プリキュアーーーー!!!!!!!!!」

人々の応援の声が1つになったとき、ライトの光がプリキュア達がいる所へ飛んでいく。

 

 

 

 

 

 

「オラァ!デヤァァァ!!」

「うわぁっ!!」

ゴーマを抑えていたブレイドは競り負けてしまい、ゴーマは凄まじい頭突きを放ってしまった。

 

頭突きは衝撃波をも放ち、人々の方へ迫る。

 

 

だが、その前に光が立ちはだかり衝撃波をかき消した。

 

 

光から姿を現したのは今までのようなプリキュアではなかった。

マントを羽織り、キラキラしたオーラを放ち巨大な影に立ち向かうのは人々の思いの光が進化させた奇跡の強化形態「ブレイブフォーム」だった。

 

まずラルクが光の速さでゴーマの目の前まで走り抜け、直視できない程の光で作った矢がゴーマの体を貫く。

 

ゴーマは怯むことなくラルクに頭突きを放つが一瞬でラルクの姿は消えた。

 

代わりに頭突きの標的となったのはゴーマの下で待っていたランサーだった。

しかし、ランサーはゴーマの頭突きを右のアッパーで止めるどころかゴーマを空中にぶっ飛ばしてしまった。

 

 

その間にソードはブレイドの元に駆け寄り、自身の光をブレイドに分け与えた。

 

ーー頑張れ!負けるな!!

ーー助けて!仮面ライダー!!

 

人の光を貰ったブレイドは傷が全快し、再び立ち向かう力が湧いてきた。

 

 

ラルクとランサーが空中に浮いたゴーマに更に追い打ちを掛けて天高くに飛ばす。

 

 

ブレイドは手を天にかざし、5枚のカードを取ってキングラウザーにスキャンする。

 

10(テン) J(ジャック) Q(クイーン) K(キング) A(エース)

 

ブレイドは空に向かって必殺技を決めようとする。

そこにソード、ラルク、ランサーがキングラウザーに全ての光を与える。

 

仮面ライダーとプリキュア、そしてトランプ王国の国民という本来なら決して交わることの無かった者達が起こす合体必殺技(コラボレーション)がキングラウザーから発声される。

 

「ミラクルロイヤルストレートフラッシュ!!」

 

ブレイドは空へ跳躍、体を紫、赤、緑、そして金に発光させて

身動きが取れなくなっているゴーマを斬りつけた。

 

 

 

「オオォォ・・・」

一気に力が抜けていくような叫びともいえない声を上げてゴーマは大爆発を起こした。

 

 

ブレイドは下を見るとトランプ王国の人達が、プリキュア達が笑顔になっているのを見ることができた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。