ドキドキプリキュア 前日譚異伝~MISSING SWORD~   作:メガネ虎

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今回は殆ど説明です。


状・況・確・認

「さて、色々話してくれる?」最初に目覚めた部屋に戻り女性と向き合って話すことになった。

 

こうしてまともに話すのは久し振りだ。闘争本能のことは心配だが決めた以上やるしかない。

 

「私の名前はDB、よろしく」「お、俺は剣崎一真 だ。よろしくな!」やはりぎこちない、しかし人(?)と話せたことに剣崎は久方ぶりの喜びを感じていた。

 

 

その後段々と口が回るようになり色んなことを聞けた。

まずここはトランプ王国の王宮内であり、DBはそこの王女専属の歌手のお世話役として王宮に住んでいること、トランプ王国は地球とは違う異世界であること、妖精は訓練すれば人でもヤカンでも椅子でも何にでも変化できることを教えてもらい女性はあの紫の猫の姿や剣崎の身長を優に越える大きなドラゴンに変化した。

 

「さて今度はあなたのことについて聞こうかしら。」再び女性の姿に戻ったDBは剣崎に色々質問した。

 

まずトランプ王国のことを知らなかったことで地球出身は分かったのでどこ出身なのか。

そしてあの緑色の液体はなんなのか。

 

最初の質問は正直に日本出身と答えたが次の質問は答えられなかった。ここで「私はジョーカーという化け物だ」等と言ったらせっかく掴んだ希望を離してしまう。

どうしようか迷っているとふと先ほどDBが話した歌手のことが気になった。

 

「お前がお世話しているという歌手の方はどんな人何なんだ?」と聞いた。すると彼女は嬉しそうに話し始めた。

 

「あの子は凄いわ。周りを感動させる歌声を持っているし、少し教えただけでどんどん磨きがかかっている。しかも王女様を守るためにプリキュアになる修行にも耐えて来週正式に任命されることになったの。」

 

何とか誤魔化せたがまた新しい言葉が出てきた。プリキュラ?三十路になった者には覚えにくい単語だ。

「プリキュア、トランプ王国を守る為に妖精と人が力を合わせて変身するこの世界のヒーローよ。」

 

そうか、こっちにも世界を守るヒーローがいるのか。かつての自分達を思い出し、シンパシーのようなものを感じた。

「そろそろ、こっちも仕事に戻らないと。隣は空き部屋で滅多に使わないから使っても大丈夫よ、そこでゆっくり休んで。」

「本当にありがとな!」礼を言ってDBと別れ、空き部屋に入った。

 

滅多に使わないという割には綺麗に掃除されている。けっこうな数の部屋があったはずだがたくさんメイドがいるのだろうか?そんなことを思いながら久し振りにベットで眠りについた。

 

 

眠る直前、あっ歌手の子の名前聞いてないと思ったが次の瞬間から意識は真っ暗闇に堕ちていった。

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