ドキドキプリキュア 前日譚異伝~MISSING SWORD~ 作:メガネ虎
トランプ王国王宮ーーそれはやはり剣崎が最初DBに助けられ、匿われた場所であった。
その事についてトランプ王国の王女、マリー・アンジュは
「そうなの、でもおかげでジコチュー達を何とかできたから今回は許すわ。」
「申し訳ありません、王女様・・・。」
DBを注意するのみでお咎めは無かった。
DBにしても王女にしてもこの国の人々は皆良い人ばかりでさっきのようなジコチューは出てきそうに無さそうな所なのにどうしてなんだろう、と剣崎は考えていた。
あのジコチューとの戦いでラルクとランサーは大怪我を負い現在病院で治療を受けている。
そうしているうちに王宮の広間に到着、まるでドラマやアニメに出てくるような王様が座る玉座やきらびやかな装飾が飾られており剣崎は目をまん丸くしていた。
そして王女は剣崎とマコト、DBや近くにいた側近の方達に話を始めた。
「まず私は皆が知っているように病気で寝込んでいたわ。今の王国では治療は無理に近いほどの重病でね。
だけど、ち・・王が
「エターナルゴールデンクラウンはかつて1万年前にプリキュア達がジコチューを封印した禁忌の秘宝、わたくし達は何度も王様を止めたのですが・・・」申し訳無さそうに側近の人達が王女の話に補足した。
「そう、そのせいか私の病が治ると同時に王は姿を消した、今兵士達に頼んで探してもらっているわ。」
「ならば私達も捜索を手伝います。マコトもいいよね?」DBがマコトの方を見るとマコトも首を縦に振った。
「俺も手伝います!まだそれほど時間も経ってないから遠くには行ってないはずだし」剣崎も名乗り出た。
「その気持ちは嬉しいけどみんなには他にやって欲しい事があるの。」そう言ってマリー・アンジュはマコトの方を向いた。
「プリキュアはジコチューと戦う為の戦士とはいえジコチューは1万年前に封印され今ではラルクとランサーの2人しかいない、けれど今日ジコチューは復活してしまった。そこでマコト、あなたは少し予定を早めて明日あなたをプリキュアに任命します。」
「・・・!?・・・頑張ります・・。」
突然の事態に驚きながらもマコトはプリキュアへの任命を受けた。
反面その事を嬉しく思った。今日のように何も出来ないことが明日から無くなるのだから。
「そして剣崎さん、あなたはプリキュアではありませんがそれに準ずる能力を持っています。その力を私達トランプ王国の為に貸して欲しいのですがよろしいでしょうか?」
今度は剣崎の方を向いてマリー・アンジュは頼みを言った。
先ほどの戦いで久し振りに8年前のような性格に戻れた剣崎にこの質問の答えは1つ
「はい!もちろんです!!」
人々を守るために戦いの渦中に入ることのみだった。
「では、明日11時30分よりマコトの任命式を開始します。」
「「「はっ!!」」」マコト、DB、側近達は答えそれぞれの準備に取りかかり始めた。
剣崎も食事をした後、戦いの疲れがどっと出たのかぐっすり眠った。
これでこの話は一段落付きました。
次回はマコトことキュアソードの初陣回になります。
お楽しみに!