ハイスクールD×D 和平ってなんですか?   作:SINSOU

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ちょっと本編作成に気が滅入ってしまい、ハッチャケてしまった。
ネタは、基本的にノリで書いています。
これは本編とは無関係です


もしもこんなんだったら1

私は、目の前の光景が理解できなかった。

なにせ、目の前ではリーシャが悪魔をしばいていたからだ。

どこにあったか解らない鞭で。

 

「ほらぁ!これが良いの!?ねぇ良いの!?良いって言いなさいよ!」

「はい!嬉しいです!嬉しいですリーシャお姉さまぁ!」

 

しかも、お子様には見せてはいけない方向で。

特に妹のリーシャは、お嫁に行かせてはいけない顔であり、

対する悪魔は、もはや目を合わせるのもダメならレベルでヤバイ。

私は、呆然とするクリスへ歩いて行き、声をかけた。

 

「アレ、何?」

「僕もよく解らないんだけどさ、急に彼女が現れて、貴女は私の目に叶った存在ですわ。

 ですから、私の寵児になりません?って言ったんだ」

「うん」

「そしたら、リーシャが怒ってさ。一昨日来なさいよ、このコロネ!って」

「うんうん」

「そしたら、彼女も怒ってどこからか鞭を出したんだよ」

「それで?」

「でね、少しお仕置きが必要ね、って鞭を振ろうとしたら、

 リーシャがそれを奪って、彼女に当てたんだ」

「ほうほう」

「始めは、止めなさい!って叫んでいたんだけど、途中からもっと!もっとしてぇ!になった」

「うん、いみがわからない」

 

クリスの説明で、私は頭を抱えた。

そもそも、リーシャにあんな性格があったことで、一発目のパンチを食らい、

もう一発目は、随分とアカン光景を見せられているということだ。

クリスなんて、呆然として・・・、おい、どこかへ行こうとするんじゃない。

ここにはいられない?私も居たくないわよこんなところ(公開処刑)!

あ、逃げやがった。まてや婚約者ぁ!

今絶賛アカン状態の花嫁を置いてくんじゃなーい!

 

しばらく私は、目の前で繰り広げられる光景を、無心のままで居続けた。

多分、私の目は死んだ魚のような、人形のガラス玉の目のようだったと思う。

とりあえず、帰ってきたクリスを殴った。

 

「お姉ちゃん!助けに来てくれたのね!」

「そのつもりだったけど、さっきの光景で台無しだよ」

「私、お姉ちゃんのことが心配で」

「だったらさっきのこと止めなさいよ。途中で気付いてたでしょ」

「私、下僕(悪魔)に襲われてて不安だったんだよ!?」

「待ちなさい、読み方がおかしいから」

 

私の言葉を余所に、リーシャは泣き出す。だが私にはそれが嘘くさく見えた。

そして、私に顔面パンチされたクリスに抱きついた。

 

「リーシャ!無事だったかい!?」

「クリス!あなたも無事だったのね!私、怖かった」

「ああ、ごめんよリーシャ!僕が弱かったばかりに、こんなことになってしまって」

「そうだよ、あの凶行を止めなさいよ婚約者」

「自分を責めないでクリス!あなたは決して弱くないわ。あなたは私を守ろうとしてくれたわ」

「途中でどっか行きましたけどね、私を置いて」

「それにしても凄いよリーシャ!君にあんな勇気があるなんて!」

「そうね、家族としては(黒歴史として)泣きたくなるわ」

「私も無我夢中で・・・怖かったわクリス!」

「寧ろ楽しんでたでしょ。おい、目を逸らすんじゃない」

「ああ、あの鞭の痛さは癖になりましたわ・・・・(うっとり)」

「うん、貴女は色んな意味でダメになったよね」

「大丈夫だよリーシャ、もう僕がそんな目に合わせない。僕が守るよ」

「嬉しいわ、クリス」

 

私を無視するんじゃないぞ、このバカップルでも。

そしてそこの悪魔、

「ああ、放置されるのも素晴らしいですわ・・・!」ってウットリするんじゃありません。

私はこの場の空気に吐き気を催し、一目散に外に出た。

そして私は、目の前の光景に膝から崩れ落ちた。

 

「俺に勝とうなんざ、一生無理だな。なにせ、俺にはママがいるからな!」

「く・・・その鍛え上げられた筋肉に、私は目を奪われてしまった!

 この私の肉体美に勝るものが現れようとは・・・!」

「キャー!パパ素敵よー!その引き締まった体に惚れ惚れしちゃう!」

 

パパが自身の肉体美を披露し、それに悔しそうな悪魔と、パパに抱きつくママ。

うん、私がおかしいのでしょうか?

ちょっと頬をつねる。あ、痛い。夢じゃないのね。

もう一度、私は目の前の光景を見る。うん、家族の闇を見てしまったよ。

もう、まともに家族の顔が見れません。

 

現実を逃避するように外を見渡してみると、

他にも、おいしそうにスコーンを食べている女悪魔や、

隣のおじいさんに正座で説教を聞かされている悪魔を見かける。

うん、おかしいね。もうこの町って何なの。

というか、私以外みんなおかしいよね?

もういいや、頭がくらくらする。眠たいのよ。

そして私は、考えるのを止めた。

 

目が覚める。いつも通りの天井に、私の部屋。

ああ、夢だったのね、夢だっということに私は安堵した。

揃いも揃って、家族の黒歴史を見せられてたまるかってんだ。

そうして私は部屋から出た。

 

「ああ、アーリィお姉さまぁ!私、この家の給仕になりました、ローゼリアですわ!

 アーリィお姉さまも、リーシャお姉さまに負けず、

 いえ、それ以上のお力をお持ちと聞きました!

 ですから、私を好きにしてください!むしろして!」

「お師匠様!あなたはお父上よりも素晴らし美を備えているとお聞きしました。

 あなたのような美を私も得たいのです。どうか、あなたの極意を教えてくれませんか!?」

 

「リィィィィィィィィシャァァァァァァァァ!!クソパパァァァァァァァ!」

 

私は全速力で、妹とパパをしばきに走った。

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