その夜、鬼柳がシャワーを浴び終わってリビングに出てみると、そこには優雅にワインを飲みながら、ミスティが座っていた。
ミスティ「あら鬼柳、もう上がったのね。そんな所に立ってないで、一緒に飲みましょ?」
鬼柳「別に良いけど…。流石にトビーはもう、寝てるか。」
ミスティに誘われて、鬼柳も椅子に座りグラスにワインをついだ。
ミスティ「それじゃあ鬼柳、乾杯。」
鬼柳「あぁ乾杯。」
乾杯をした後、鬼柳はワインを1口飲み込んだ。
鬼柳「中々上質なワインだな、美味しいぜ。流石は大女優様、こんなお高いワインも飲めるなんてな。」
ミスティ「誉め言葉として、受け止めておくわ。それよりも、ついこの前まで未成年だった貴方が、どうしてワインの味なんて知ってるのかしら?」
鬼柳「まぁ、若気のいたりって感じだよ。昔にサテライトで遊星達とチームを組んでいた時にな。」
ミスティ「昔の話ね…、そうだ!貴方の昔話を聞かせてくれないかしら。前から少し興味があったのよ。」
鬼柳「俺達の話を肴にするのか。わかったぜ、要望通り話すよ。
必ず満足させてやるよ。」
鬼柳は、自分が創ったチーム、「サティスファクション」の伝説を、楽しそうに嬉しそうにミスティに話していた。
その顔は、無邪気な子供そのものだった。
ミスティ「なるほどね、随分と楽しそうなチームだったのね。まさに青春って感じがするわ。」
鬼柳「あぁ、最後こそ嫌な終わり方をして遊星を恨んでいたけど、それでも遊星達と過ごしたサティスファクションでの思い出は、かけがえのない大切な思い出だし、遊星とは龍亞様の件で色々あったが、それでも仲間だと思ってるぜ。」
鬼柳は遊星の顔を思いながら、ワインを飲み干した。
ミスティ「フフッ、私は貴方のそういう所が大好きなのよ?」
ミスティの突然の言葉に、鬼柳は恥ずかしそうに赤面した。
鬼柳「バ、バカ野郎!からかうんじゃねぇぞ!」
ミスティ「あら?からかって無いわよ。それに、貴方自身も好きよ?」
そう言ってミスティは、鬼柳に顔を近づけアゴに手を置いた。
トビー「こんな夜中に2人して何してるんだよ。」
パジャマ姿のトビーが、2人を見ていた。
鬼柳「何もしてねぇよ!さぁ、夜もこんなに遅いから、速く寝た方が良いぞ!
そうだ、うん、それが良い!じゃあ俺もそろそろ寝るとするよ。
お休みミスティ!」
トビーに見られ、余計に恥ずかしかったのか、物凄い早口でそう言うと鬼柳は急いでリビングから出ていった。
ミスティ「もう照れ屋なんだから…。それに、冗談なんかじゃ無くて、本気よ?」
誰にも聞かれない程小さい声でそう言うと、ワインを飲み干した。
夏休みに入り、仕事が一段と忙しくなり更新が遅れてしまいました。すみません!
何だか中途半端に思えるかも知れませんが、これで鬼柳達の話は終了です。
ミスティと鬼柳って、なんかお似合いと思いませんか?
でもこれだと、アニメと同様にクロウの相手が本当にいませんね。
オリジナルキャラか元々いるキャラか、どちらが良いと思いますか?