~~~ガレージ~~~
クロウ「遊星、まだこんな所に来てるのかよ?いくらここに来ても、俺以外は誰も来ねぇぞ。」
ロデニアと破壊神との戦いから数ヶ月もたっていた。
龍亞達と別れてから遊星は、1人でガレージに来ることが多くなっていた。
遊星「別にそんな事は考えていないさ。でも、このガレージが俺達の居場所でもあり、俺達の繋がりだと想うと、自然と脚がここに来てしまうんだ。」
クロウ「まぁ言いたい事は、良くわかるぜ。ついこの間まで、この場所に皆で集まって、色々したもんな。」
遊星はガレージを見渡しながら、皆がいたときの事を鮮明に思い出していた。
シグナーの皆で、楽しく笑いあい過ごした事、ダークシグナーと戦った事、龍亞達と対立した事等を思い出していた。
遊星「確かに、色々な事があったな。楽しかった事や、思い出したくない嫌な事も…。」
クロウ「あぁ、俺達は龍亞に酷い事をしちまったしな。」
クロウがそう言うと、遊星は自分のデッキから《スターダスト・ドラゴン》を取り出し眺め、少しだけ涙を流した。
遊星「龍亞は、俺達と対立していながらそれでも、俺達の事を考えていた。
そんな龍亞の優しさのお陰で、俺達の絆は残ったままだし、俺と《スターダスト・ドラゴン》の絆も護ってくれた。」
遊星「感謝しても仕切れないし、謝っても許して貰えないとわかってる。
でも、もう1度ちゃんと謝罪と礼をしたいんだ。」
それから少しの間、2人の間に沈黙が産まれた。
そんな空間に耐えられなかったのか、先に口を開いたのは遊星だった。
遊星「そ、そう言えばクロウ、どうしてお前はここに来たんだ?」
クロウ「そうだった、お前に伝えたい事があったんだ!
龍亞と龍可の両親の事なんだが、意識不明の状態で入院中らしい。
医者の見立てでは、目を覚ます可能性は0%との事だ。」
遊星「それは本当か!その事は龍亞と龍可に伝えたのか?」
クロウ「一応、ルイズにはここに来る前にリーシャ経由で連絡を入れたよ。でもまぁ…、あいつの事だかな…。」
2人は、龍亞と龍可の両親の情報を聞いたルイズの事を想像して見た。
嬉しそうに笑い、まるで汚れを見下す様な目、2人は想像して鳥肌が立ってしまった。
遊星「確実に龍亞と龍可には、伝えないだろうな。」
クロウ「それよりも、病院に直に止めをさしに来るかもな…。」
クロウの言葉を、遊星は否定出来なかった。
クロウ「さてと、そろそろ仕事に戻るわ。これ、お前宛の手紙だ。」
遊星「ありがとうクロウ。この手紙、セキュリティからだな。」
クロウ「さぁな。まぁ、もし助けが必要だったら直ぐに連絡くれよ。」
そう言って、クロウは仕事に戻っていった。
遊星に届いたセキュリティからの手紙とは、いったいどういう内容なのか。
それにしても、双子両親は入院中だったのでね。
一応まだ生きてるみたいですけど…。