龍亞の闇 心の悲しみ外伝   作:なめらかプリン丸

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龍亞 海へ行く2

~~~男子更衣室~~~

 

プラシド「はぁ~、どうして俺まで海水浴に行かなければならないんだ。」

 

自分の服を脱ぎながら、プラシドは大きなため息をついた。

 

ルチアーノ「そっかプラシド、お前泳げなかったもんな。それだから、皆の前で恥をかきたくないから嫌だろうね。」

 

弱気になっているプラシドを、ルチアーノは楽しそうに茶化した。  

 

プラシドも何か言い返そうとしたが、ルチアーノの言っている事が事実なので何も言えなかった。 

 

ルチアーノ「それよりもさ、龍亞はどこにいるの?」

 

プラシド「さぁな。服もここに脱いであるから、既に着替えて出てったんだろうな。」

 

 

ルチアーノ「そんな!龍亞のきがえを見て、目の保養をしようと思ってたのに!もう、速く着替えて行かなきゃ!」

 

そう言ってルチアーノは、速攻で着替えを済ませて出ていった。

 

~~~砂浜~~~

 

ルチアーノ「龍亞、先に行くなんて酷いよ。凄く心配したんだよ?」

 

龍亞「ごめんねルチアーノ…、その…着替えてる所を見られたく無くって。」

 

プラシド「水着の上にパーカーを着るなんて、よほど地肌を見せたく無いんだな。

それに、海に来てもそのネックレスをつけたままか。」

 

プラシドは、龍亞の首にかかっている眼球のネックレスを指差しながらそう言った。

 

明らかに作り物には見えないその眼球は、とても子供の身につける物には思えない。

 

龍亞「うん、だってこれは暦兄ちゃんだもん。いつも一緒じゃ無くちゃ、嫌だもん!

それに、暦兄ちゃんにも海水浴を楽しんで貰いたいんだ。」

 

龍亞の答えに、プラシドは納得した。

普通の人間では出てこない発想だが、龍亞にとってそれほどに暦は大切な人物だったのだ。

 

ルイズ「もう来てたんだ龍亞。どうこの水着、似合ってる?」

 

そうこうしている内に、女性陣も砂浜に来て無事に合流出来た。

 

龍亞「凄く似合ってるよルイズ。それに、龍可もリーシャもルチアーノも似合ってるよ。」

 

リーシャ「ありがとう龍亞。あら、龍亞はパーカーを着てるのね。まぁ、日差しが強いからね。」

 

ルイズと龍可は、龍亞が肌を隠している理由を察知した。

 

それは、自分の傷跡を見せたくないからである。

 

龍可「あんまり無理はしなくても良いのよ龍亞。」

 

龍亞「大丈夫だよ、上半身さえ隠せれば何とかなるし。」

 

プラシド「あんまり追求はしない方が良いみたいだな。

それよりも…、お前もそれつけてきたのかよ。」

 

ルイズ「そうだけど何か問題でも?ボクは暦の後継者だ。ボクも龍亞と同じで、暦に楽しんで欲しいだけだよ。」

 

ルチアーノ「良し!皆揃った所で、早速遊ぼう!」

 

ルチアーノの合図と共に、ルイズ達は海へと入っていった。

 

プラシド「全く、あいつもまだまだ子供だな。まぁ、親元を離れてる寂しい気持ちを、顔に出さないだけで年相応の感情をしてるな。」

 

楽しそうに笑っているルチアーノを見て、プラシドは嬉しそうに笑っていた。

 

プラシド「と言うか、お前はあいつらと一緒に泳がなくて良いのか?

俺は泳げないから良いけど、今日が初めての海水浴だろ?」

 

龍亞「今はこうして、皆が嬉しそうに笑いながら遊んでるのを、ここで見てたいんだ。

何でかはわからないけど、今は見てるだけで幸せなんだ。」

 

プラシド「そうか…、お前がそれで満足なら良い。だかな龍亞、お前はその幸せを護った英雄なんだ。もっとお前が、幸せの中心でも良いんだぞ?」

 

龍亞「別に良い。俺は皆が幸せなら、それだけで良いんだ。俺の大切な人の幸せを護れたなら、それ以上望まないよ。」

 

そう言って、龍亞は満面の笑顔をプラシドに向けた。

 

プラシド(他人の為にか…。それがこいつの幸せなのか。子供の癖に、中々の考え方だな。

こんな龍亞だからこそ、あの暦が全てを捨ててまで、護る訳だな。)

 

そんな事を考えながら、プラシドは龍亞の頭を優しく撫でた。




なんかプラシドが、優しいお兄さんみたいな雰囲気ですね。
ネットでは、ネタにされまってるプラシドですが…。

皆様は忘れてるかも知れませんが、龍亞の体には消えない傷があります。

あと、今日の深夜2時から3時までツイキャスをします。良ければ、よろしくお願いいたします。
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