開会式も無事に終わり、出場デュエリスト達はゆっくりと控え室に移動を始めた。
1回戦の組み合わせは、もう少し後に発表されるらしい。
そして、控え室に入った龍亞はなぜか美琴が気になっていた。
今まで感じた事のない感覚、ルイズ達とは違う何かが龍亞の心に、モヤとなっていた。
龍亞「あ、あの…美琴さん。」
美琴「あら?どうしたの龍亞くん。そうだわ、紹介するわ私のタッグパートナーであり、私の夫よ。」
そう言って美琴は、隣にいた人物を紹介した。
その人物は、長いローブで体や顔を隠し、真っ白の面をしていた。
「俺の名前は…そうだな、一応本名はあるんだが今は言えなくてよ…。
呼ぶなら、『フェイス・レス』って呼んでくれよ龍亞。」
その男、フェイス・レスは龍亞に握手を求めた。
真っ白の面に、龍亞は少し恐怖を感じていたが、この男からも何かを感じとっていた。
美琴「それで、龍亞くんは何しに来たの?」
龍亞「そうでした、その…美琴さんを見てると、なぜか懐かしい様な、憧れていた様な不思議な感覚になって…。」
フェイス・レス「お前のその感覚が何かは、良くわかっている。だが、それが何かを気づくのは、お前自身じゃなければならない。」
龍亞「俺自身が…。」
フェイス・レス「そうだ。特別にヒントをやる。それは、お前が1番欲しかったモノだ。
じゃあな、龍亞。」
そう言ってフェイス・レスと美琴は、別の場所に移動した。
美琴「ねぇ貴方?龍亞くんの感覚っていったい何なのよ。」
フェイス・レス「感覚か。そうだな、お前には教えておくか。
龍亞が感じ、最も欲しがったモノは母の愛だ。龍亞が両親にどんな扱いを受けていたかは、前に教えただろ?」
美琴「そうね、それは聞いたわ。私に母を求めたのね、何だか母になる身としては、嬉しいわね。
それにしても、フェイス・レスってダサいわね。」
フェイス・レス「うるさい!そんな事言われても、咄嗟に出なかったんだよ!」
美琴「でも、貴方のそのシンプルさは大好きよ。それに今回の貴方の目的も、貴方らしくて良いと思うわ。」
心なしか、フェイス・レスの面の奥の顔が赤くなっていた。
MC「さぁ、待ちに待ったWTGP第1回戦の組み合わせを発表するぞ!」
MC 「 記念すべき第1回戦は、鬼柳・ミスティタッグvsディマク・亀岡タッグだ!」
鬼柳「まさか、1回戦目からディマクと当たるとは。」
ルイズ「鬼柳にミスティ、あのディマクという男は、どんな手を使って来るかは未知数だ。
でも、お前達が負けないって事だけはわかっている。」
龍亞「そうだよ!絶対に負けないでね二人とも!俺も、全力で応援してる。」
ルイズと龍亞の激励に、鬼柳とミスティはとても力が湧いてきた。
ミスティ「ご心配には及びません。必ず私達は、龍亞様とルイズ様の期待に応えて見せます。」
鬼柳「あのエセダークシグナーに、本当のダークシグナーの力を思い知らせてみせます!」
第1回戦が決まりました!
1回戦から、鬼柳とミスティの道場です!
相手があのディマク、なかなか手強そうですね。
ディマクのパートナーの名前は、亀岡信司と言う名前です。