美琴「それにしても、いくらデュエルに勝ったからと言っても、足下をしっかりと確認しておかないと、大怪我するわよ?」
龍亞「おか…、美琴さん。そんなに子供扱いしないで下さいよ!」
お母さんと言いそうになった龍亞は、その言葉をグッと我慢した。
もし言ってしまったら、これまでの全てが変わってしまう。
そう思った龍亞は、どうしても望んだ言葉を言い出せなかった。
そして美琴から離れる為に、腕を伸ばした。
美琴「もう…龍亞くんったら意外と大胆なのね。」
龍亞が伸ばした手は、美琴の胸に当たっていたのだ。
龍亞「す、すみません!!わざとじゃ無いんです!」
美琴「そんなの知ってるわ。それよりも、これから少し時間あるかしら?」
美琴は、龍亞のタッグパートナーであるルイズに確認をとるように、ルイズの方を見た。
ルイズ「別にこの後、次のデュエルまで大して重要な用事は無いけど…。」
美琴「だったらちょうど良いわ。実は、私の旦那が龍亞くんと話がしたいって言って聞かなくてね。」
龍亞「わかりました。それよりも、早く離してください!」
龍亞がそう言うと、忘れてたのか慌てて美琴は龍亞を離した。
美琴「それじゃあ、早くあの人の所に行くわよ。」
そう言って美琴は、龍亞の手を握りなから歩いて行った。
プラシド「本当に大丈夫なのか?あのフェイス・レスって男、正体不明すぎて怪しいと言うか…。」
ルイズ「多分大丈夫だと思うよ。美琴さんもいてくれるし、もしもの時はボクがかけつけるさ。」
~~~通路~~~
美琴に手を繋がれていると、龍亞の胸の中に今まで感じた事のない、暖かさと優しさ、そしてなぜか虚しさと寂しさがあった。
美琴が、自分の母であれば…と思う程感じるこの感覚の正体に、龍亞は気づいていた。
だが、認めたく無く必死に否定をした。
美琴「そんな暗い顔して、何か嫌なことを考えてるの?それだったら…。」
美琴はそのまま、龍亞の手を自分の胸に当てた。
突然の事で、龍亞は言葉を失っていた。
美琴「貴方のことは、あの人から聞いているわ。辛い事があったのね…。
でも、私の温もり感じる?私は龍亞くんの味方なのよ。
困った事があるなら、言ってほしいの。」
美琴にそう言われた龍亞は、深く深呼吸をした。
そして意を決して、自分のこころの内を話した。
龍亞「美琴さん、俺は幼い頃から両親の愛を感じた事がなかった。
でも、美琴さんにあった時から俺のお母さんが美琴さんだったらと思う楊になったんだ!」
フェイス・レス「それが、お前の心の貧しさであり、心の闇なんだよ龍亞。」
ついに暴露しましたね。
両親の愛に飢えている龍亞からすれば、魅力的な愛情でしょうね。
リクエスト等がありましたら、えんりょせずに教えてください。