龍亞の闇 心の悲しみ外伝   作:なめらかプリン丸

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ジャックとカーリー その後3

サイス「久しぶりだな。たしか、治安維持局でデュエルした時いらいだな。」

 

サイスは受付から出てきて、嬉しそうにジャックの肩を叩いた。

 

サイス「で、こんな廃墟にわざわざ何しに来たんだ…!何だよそのお嬢さんは。」

 

ジャック「あぁ、カーリーか。この女性は、俺の妻だ。」

 

ジャックは、カーリーの肩を抱きながらそう言った。

 

カーリー「は、初めまして!ジャックの妻の、カーリーです!よろしくお願いします!」

 

とても緊張しながら、カーリーは深々と頭を下げた。

 

サイス「まぁ、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。別に採って喰おうって訳じゃ無いしな。

さてと、立ち話も何だから移動するか。」

 

そう言ってサイスは、2人を診察室だった部屋に案内した。

 

ジャック「ここはそんなに、ボロボロでは無いな。掃除が行き届いている。」

 

サイス「当たり前だ。これでも、ちゃんと毎日掃除してるんだぞ?それに、この部屋は客間だしな。

そうだ!茶でも煎れてくるか。お前達、ちょっと待っててくれ。」

 

サイスは席を立つと、部屋から出ていってしまった。

 

カーリー「とても優しくて、暖かな人ね。嫌な顔されたらどうしよう…って、心配してたけど、杞憂だったわ。」

 

ジャック「全く、そんな事を心配してたのか。お前は本当に心配性だな。」

 

すると診察室の扉が開いて、サイスが入ってきた。

 

サイス「ほれ、茶だ。熱いから気をつけてな。」

 

サイスは、ジャックとカーリーに自分の煎れてきたお茶を渡した。

 

サイス「で、ジャックよ。何しに来たんだ?

まさか、嫁さん紹介だけじゃないだろ?」

 

ジャック「あぁ、その…なんだ、まぁ色々と礼をしに来たんだ。」

 

そう言うとジャックは、座りながらサイスに頭を下げた。

 

ジャック「あの時お前が、俺を育ててくれたお陰で、今の俺がいるんだ。

本当にありがとう。」

 

心から感謝しているジャックに、サイスは恥ずかしそうに頬をかいた。

 

サイス「面と向かって言われると、恥ずかしいなおい…。

まぁ、本来だったら俺の罪滅ぼしから始まったんだが。」

 

サイス「俺達が、モーメントの研究を始めたせいで、あの忌まわしきゼロ・リバースが起きちまった。 

でもな、お前が地震で亡くなった息子の産まれ代わりに想えてな。」

 

目にうっすらの涙を浮かべながら、サイスはそう言った。

 

ジャック「産まれ代わり…。」

 

ジャックは、サイスに貰ったペンダントの写真を見た。

そこには、若きサイスに抱かれた小さな赤ちゃんが写っていた。

 

ジャック「サイスよ、俺はお前の大事な息子のジャック・アトラスにはなれなかったかも知れない。

でも俺は、サイス・アトラスの息子、ジャック・アトラスだ!」

 

サイス「…ありがとなジャック、それにカーリーだったな。

こんな不出来なバカ息子だけど、まぁ末長く一緒にいてやってくれ。」

 

カーリー「そんな事、当たり前です!ジャックとは、幸せな家庭を築いていきます。

ですから、お義父様も私達の幸せを願っていて下さい。」

 

サイス「ジャックよ、お前は幸せ者だな。本当に幸せ者だ。」

 

サイスは涙を流しながら、ジャックの頭を撫でた。

 

こうして、ジャックとサイスとカーリーは、より深い絆と愛で結ばれたのだった。




無事にサイスに、認めてもらえましたね。
これで晴れて、本当の夫婦になれました。

今日は6月20日です。
今夜の更新をお楽しみに。
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