ドラゴンクエストビルダーズ メタルギアファンの復興日記 作:seven river
極げきとつマシンでメギドロイドを倒した後、俺はまずガロンを援護に行く。
ガロンは筋肉を活かした攻撃でデュランダルを弱らせていたが、彼自身もかなり消耗しているようだった。
俺は3体のデュランダルのうちの一体に近づき、背後から剣を突き刺し、ハンマーで頭を叩き潰す。
「ガロン、こっちは終わったぞ!こいつらを一緒に倒そう」
「助かったぜ、雄也!オレはこっちと戦うから、雄也はもう一体を頼んだ!」
ガロンとの戦いで弱っていたこともあり、俺の強力な攻撃を背後から受けたデュランダルは力尽きて倒れていった。
俺はガロンにそう言った後、残り2体のうち1体の奴と戦っていく。
こちらも戦いでかなりのダメージを受け、いつもより動きが遅くなっていた。
「動きもかなり鈍ってるみたいだし、さっさと倒そう」
「オノレ…ビルダーメ、ドコマデジャマヲスルキダ!」
デュランダルの剣を確実に避けて、一瞬の隙に可能な限りの攻撃を叩き込んでいく。
ベイパーの救援にもいかないといけないので、ここに時間はかけていられない。
弱点である核を中心に狙いながら、奴の残った力を削り取っていった。
デュランダルが体勢を崩すと、俺はさらなる連撃でとどめを刺していく。
「こいつも倒したぞ。そっちはどうだ?」
「オレももうすぐ終わる!倒したら、ベイパーのことも助けに行くぜ!」
俺がデュランダルを倒した時にはガロンも奴を追い詰めており、何度も頭部に打撃を与えて倒していっていた。
ガロンと戦っていたデュランダルが全て倒れると、俺たちはベイパーのところに向かっていく。
背後から攻撃する方が大ダメージを与えられるので、俺とガロンはベイパーへの攻撃に集中している奴らの後ろに迫っていき、思い切り武器を叩きつける。
今度は倒すことは出来なかったが、デュランダルは大きく怯んで動かなくなる。
「援護しに来たぞ、ベイパー!今まで大丈夫だったか?」
「感謝する、雄也、ガロン。相変わらず素早い奴らだが、まだ無事だ」
「なら良かったぜ。3人でこいつらを倒して、トロルギガンテの野郎もぶっ潰してやるぜ!」
ベイパーもデュランダルの素早さに苦戦していたようだが、まだ傷は負っていないようだった。
この後も戦いは続くし、怪我される前に助けられて良かったぜ。
俺は動けなくなった奴を倒し切ろうと、両腕に全身の力を溜めていく。
ここで飛天斬りを当てれば、デュランダルの生命力を削り取ることが出来るだろう。
「飛天斬り!」
頭上から飛天斬りが直撃し、奴は力を失って消えていった。
ガロンとベイパーもハンマーでデュランダルたちを殴っていき、体を破壊していく。
デュランダルはかなり耐久力のある魔物ではあるが、荒くれたちの力のおかげで巨人の魔物が来る前に倒すことが出来たな。
アメルダたちもそれぞれ2体ずつの奴らを倒し、巨人との戦いに備えていた。
「デュランダルは全滅したな…ギガンテスも迫って来ているけど、このまま倒すぞ」
「もちろんだぜ、雄也!」
巨人たちの中で、まず最初にギガンテスたちが迫ってくる。
ギガンテスは強力だが何度も戦っているし、今回は極げきとつマシンもある…苦戦せずに倒して、トロルギガンテのところに向かってやるぜ。
俺は近接戦闘になる前になるべく弱らせようと、6体のギガンテスに向かってもアサルトライフルを連射していった。
「生命力の高い奴らだから、少しでも弱らせておこう」
アサルトライフルの扱いにはまだ慣れていないが、ギガンテスはやはり顔の大きさ故に、何度も頭部や目に命中させることが出来た。
サブマシンガンより威力が高いので、怯みはしないもののかなりのダメージを受けているようだった。
奴らが俺たちの至近距離にまでやって来ると、俺は二刀流に戻す。
このままアサルトライフルで倒してもいいが、トロルギガンテとの戦いにも弾はとっておきたいからな。
「人間どもの武器はやはり厄介だな…オレが、お前ごと叩き壊してやる!」
6体のギガンテスがそれぞれみんなのところに向かい、俺もそのうちの1体と対峙した。
ギガンテスは近づいて来ると、巨大な棍棒を叩きつけてくる。
攻撃範囲がかなり広いので俺はジャンプしてかわし、攻撃の後の隙に一気に近づいて、両腕の武器を叩きつけていく。
「やっぱり攻撃範囲は広いけど、近づくことは難しくないな」
攻撃の溜め時間や攻撃後の隙が大きいので、接近がそこまで難しい相手ではない。
みんなもジャンプを駆使して棍棒を回避し、奴らの足元に近づいていく。
足元にまで寄られると、奴は前と同様に足で俺を踏み潰そうとして来る。
「オレの棍棒をかわしやがったか…なら、足で踏み潰してやる」
足での攻撃もかなり迫力があるが、今までの奴らより攻撃速度が上がったりはしていない。
足を地面に叩きつけた直後に剣とハンマーを叩きつけ、足にダメージを蓄積させていく。
先ほどのアサルトライフルのダメージもあり、奴もかなり弱って来ていた。
「かなり弱って来てるな…トロルギガンテが来る前に倒そう」
俺たちのところには、トロルギガンテと手下のボストロールも確実に近づいて来ている。
奴らとギガンテスを同時に相手するとなれば、勝てる可能性は大きく下がるだろう。
その前に倒そうと、俺はギガンテスの足への攻撃を強めていく。
そしてギガンテスが倒れ込むと、俺は極げきとつマシンに乗り込むために一度奴から離れた。
「体勢を崩したな…この前超げきとつマシンは受け止められたけど、今の極げきとつマシンなら大丈夫なはずだ」
マイラの奪還戦の時、俺はギガンテスに超げきとつマシンを受け止められ、危険な状態に陥ってしまった。
だが、今の極げきとつマシンであれば、奴でも止めることが出来ないはずだ。
自分の作った兵器の力を信じて、俺は倒れたギガンテスに向かって突撃していく。
「メギドロイドみたいに、こいつも貫いてやるぜ」
「くそっ…ビルダーめっ…!」
さっきメギドロイドを貫いた時くらいの速度で、5本の角が奴の体にぶつかった。
ギガンテスも必死に受け止めようとするが、棍棒も腕の力も耐えきれず、棍棒は砕け散り、深く体を突き刺される。
アサルトライフルや剣とハンマーでの攻撃で受けたダメージもあって、奴は生命力を失って光を放って消えていった。
「これで倒れたか…すごい威力だったな」
巨人の魔物でも防ぐことが出来ない、極みという名にふさわしい威力だな。
トロルギガンテが来るまでにはもう少し時間があるので、俺は極げきとつマシンを使ってみんなが戦っているギガンテスも倒しに行こうとする。
俺は近くにいるアメルダの援護に行こうと、彼女に声をかけた。
「今からこのマシンを使うから、そこをどいてくれ」
アメルダがギガンテスの足元にいる状態で使えば、巻き込んでしまう危険性もある。
アメルダが俺の声を聞いて動くと、極げきとつマシンに乗って一気に加速し、ギガンテスに向かって突撃していく。
奴も回避しようとするが巨体故に間に合わず、足を貫かれて辛うじて生きていたものの、立ち上がることは不可能になっていた。
「助かったよ、雄也。新兵器をさっそく使ってくれてるみたいだね」
「ああ。やっぱり強力だし、作ることが出来て本当に良かった。ギガンテスは弱ってるし、一緒にとどめをさそう」
自分の考えた新兵器が活躍し、アメルダはとても嬉しそうな顔をする。
超げきとつマシンの時点でもかなり強力だったし、ここまで強い物になるとはな。
極げきとつマシンで瀕死になったギガンテスに、俺とアメルダは追撃を加えていく。
弱った体に二人の連撃を叩き込まれ、奴も力尽きて消えていった。
「これで今度こそ倒れたな。そろそろトロルギガンテが来るし、奴と決着をつけよう」
「もうアジトを奪われるわけにはいかないからね…極げきとつマシンだったら、アイツにも効果があるはずだよ」
マイラを奪った変異体であるトロルギガンテが、もう俺たちの目前に迫っていた。
奴なら極げきとつマシンも弾き返すことが出来るかもしれないが、大きな隙が出来た時に激突したら相当なダメージを与えられるはずだ。
トロルギガンテは近づいて来ると、ドルモーアのような呪文で攻撃して来る。
「さすがは物を作る力…ここまでの兵器を作り出すとはな。だが、どうあがいても無駄なことだ…我が消し去ってやる!」
トロルは普通呪文を使えないのに、こいつはこんな行動もして来るのか。
ドルモーアの範囲は滅ぼしの騎士と同じくらいだが、ほしふるうでわを手に入れた今なら走って回避することが出来た。
アメルダも大きくジャンプして、爆風の直撃を避けることが出来ていた。
しかし、直撃が避けられたとはいえいくらかの衝撃は受けているので、これ以上放たれる前にと俺とアメルダは走って近づいていく。
「さすがに1発目は避けたか…だが、どこまで逃げ続けられるか…?」
だが、トロルギガンテの詠唱速度はかなり早く、2発目を放たれる前に接近することは出来なかった。
ドルモーアの魔法が炸裂すると、俺は走り、アメルダも大きくジャンプする。
「くっ…相変わらずの強敵だね。でも、今度は負けないよ!」
マイラが奪われた時にはドルモーアで町を破壊され、さらに爆風の衝撃も受け、近づけたとしてもトロルギガンテの体力を削り切れなかったのだろう。
アメルダは今度こそやられまいと、爆風を受けて痛む体を動かして奴に近づいていく。
さっきの戦いもあって今回も万全な状態では戦えないが、今の武器があれば倒しきることが出来ると信じるしかない。
俺も全速力で走って、3度目の詠唱を行おうとするトロルギガンテに両腕の武器を叩きつける。
「聞いた通り相当な強さだけど、これくらいじゃ俺たちは止まらないぜ」
「さすがは人間…我に近づくのは容易みたいだな。なら、我らも全力を持ってお前らを消し去る!ボストロールたちも、人間共を叩き潰せ!」
アメルダも奴に近づき、やみよのつるぎを深く突き刺す。
トロルギガンテは防御力も上がっていたが、問題なくダメージを与えることが出来ていた。
だが、トロルギガンテは手下のボストロールに指示を出し、一緒に俺たちを潰そうとして来る。
俺たちのところに2体ずつのボストロールが来て、残り4体はガロンたちのところに向かった。
「トロルギガンテ様と共に、お前を砕いてやる!」
「ここまで来て残念だったな、ビルダーめ!」
ボストロールは今までの奴らと変わらず、かわしながら戦うことが出来た。
だが、ビルダーを優先的に排除するために、トロルギガンテも俺に向かって暗黒に染まった巨大棍棒を叩きつけて来る。
攻撃速度自体はダークトロル辺りと変わらないものの、地面に叩きつけられる度に闇の衝撃波が放たれるため、腕輪の力を持ってしても大きくジャンプしなければ回避出来なさそうだった。
「我らの力を見ろ、ビルダーめ!お前たち人間が勝つ可能性など、万に一つもないのだ!」
「くそっ…3体に囲まれるとかなり厳しいな…」
トロルギガンテはそう言いながら、暗黒の棍棒を何度も振り下ろす。
3体のトロルの棍棒を回避しながら攻撃するのは、今の俺でも至難の技だった。
ボストロールに何度か攻撃を当てることが出来たものの、倒す前に俺の体力の方が尽きてしまうな。
「トロルギガンテは強いから、アメルダにもう一体ボストロールを引き付けてもらうしかないか…」
トロルギガンテとボストロール1体なら、何とか相手出来るかもしれない。
だがそれだと、アメルダが3体のボストロールと戦うことになってしまう。
でも、トロルギガンテよりはボストロールは攻撃速度も遅く、攻撃範囲も狭いので、引き付けてもらうことも不可能ではないかもしれない。
それ以外にトロルギガンテを倒す方法はなさそうなので、俺はアメルダに頼む。
「…悪いけど、ボストロールをもう一体引き付けてくれ!このままじゃ、トロルギガンテは倒せない」
「分かったよ。今回もアンタには助けられたからね、アタシも全力でアンタを援護するよ!」
危険なことではあるが、アメルダはそう言うと俺と戦っているボストロールの足を何度も斬り裂き、注意を引きつける。
俺とアメルダは今まで何度も助け合って来て、今回も彼女は助けてくれた。
アメルダの無事を祈って、俺はトロルギガンテともう一体のボストロールと戦おう。
「1体をあっちに引き付けたところで無駄なことだ…我らだけでも、お前を叩き割ってくれる!あの女も、ボストロールたちに潰されて死ぬだろう」
トロルギガンテは2体だけでも俺を潰せるといい、棍棒を叩きつけ続ける。
攻撃範囲の広さは変わらないが、ボストロールが1体減ったことで少しはこちらの攻撃もしやすくなっていた。
俺はまず弱い方を倒そうと、ボストロールの足に攻撃し続ける。
出来るだけ速く倒そうと、俺は腕に可能な限りの力をこめて武器を振り続けた。
「これでもかなり厳しいけど、さっきよりは戦いやすくなったな…早くボストロールを倒そう」
俺の攻撃を受け続けて、ボストロールはだんだん弱って来ていた。
トロルギガンテの棍棒による闇の衝撃波を何度か受けて俺の背中には激しい痛みが走るが、それでも体を動かし続け、奴への攻撃を続けていく。
足に攻撃を受け続けて転倒した時には、俺は回転斬りや飛天斬りは使えないものの、渾身の連撃を力の限り放っていった。
「ここで倒せなかったら、かなりまずいな…」
「我の棍棒の衝撃波を受けて、まだ立ち上がることが出来るか…だが、それもそろそろ限界だろう…」
しかし、トロルギガンテの衝撃波を受けて体の動きが鈍り、さらに回避が難しくなってきていた。
またボストロールとトロルギガンテの2体に攻撃され続ければ避けきれなくなる危険性が高いので、転倒している間にボストロールだけでも倒しておかなければいけない。
俺はボストロールにとどめをさそうと、剣とハンマーでの攻撃を続けていく。
しかし、トロルギガンテの妨害もあって倒しきることは出来ず、ボストロールは体勢を立て直してしまった。
「よくもここまで我を…!今度こそ葬ってやる!」
「あの女や町の人間どもも我らが始末する…一足先に逝っているがいい!」
弱った俺に対して、トロルギガンテとボストロールは容赦なく棍棒で攻撃を続けていた。