ドラゴンクエストビルダーズ メタルギアファンの復興日記   作:seven river

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Episode201 常闇の進軍(後編)

俺とルミーラはメラミやベギラマを避けながら、だいまどうに向けて攻撃を続けていく。

やはりかなり大きな火球だが、奴らの動きを見てジャンプすれば回避するのはそう難しくはなかった。

だいまどうはコスモアイより耐久力が低く、頭を撃ち抜かれると5、6発ほどで倒れていく。

 

「まだ弾はたくさんあるし、このまま全員倒してやろう」

 

今朝たくさん作ってきたので、アサルトライフルの弾もまだたくさん持っている。

次々にライフルを撃ち続けていき、だいまどうの数を減らしていった。

ルミーラも正確な射撃で、奴らの身体を貫いていく。

 

「人間ども、抵抗はもう諦めろ!」

 

「我らが貴様らを叩き斬ってやろう!」

 

16体のしにがみのきしのきしたちも、俺たちに向かって斧を振り上げて近づいてきた。

だが、奴らの移動はブラバニクイーンよりは遅く、俺たちは奴らが来る前にだいまどうを倒し切ろうとする。

 

「あいつらが来る前に、だいまどうを倒しきっておかないとな」

 

だいまどうも魔力のある限り呪文を唱えて攻撃して来て、俺はかわし続けるうちに体力を消耗してしまうが、腕輪のおかげもあってさほど動きは鈍らなかった。

なるべく奴らの頭に当てるように射撃し、残った体力を削り取っていく。

だいまどうが全て倒れると、俺はハンマーと斧に持ち替えて、しにがみのきしの攻撃に備える。

 

「これでだいまどうは終わったか…しにがみのきしの奴らも、このまま倒そう」

 

「16体もいるからな…手分けして倒すぜ」

 

しにがみのきしが近づいて来ると、ゆきのへやバルダスも再び武器を構えて戦いに向かう。

俺もゆきのへにうなずくと、4体の奴らに武器を叩きつけ、注意を引き付けた。

しにがみのきしたちは俺に強い怒りを持ちながら、斧を叩きつけて来る。

 

「だいまどうも倒したか、ビルダー…!どこまでも忌わしき奴め!」

 

「貴様を滅ぼして、世界中を魔物の楽園にしてくれる!」

 

奴らは腕に力をこめて攻撃して来るので、相当威力が高そうだった。

だが、攻撃速度は今までの個体と変わらないので、攻撃の後の隙に武器を叩きつけることが出来る。

ビルダーハンマーやビルダーアックスなら奴らの硬い鎧にも簡単にダメージを与えることが出来るので、何度も攻撃を続けることで、大きく体力を削り取っていく。

 

「攻撃力はすごいけど、動きは見慣れてるな」

 

戦い慣れた魔物でもあるので、さらに対処するのは容易であった。

ルミーラたちのところにもしにがみのきしは斧を振り回して来るが、みんなうまく対応出来ている。

 

「ビルダーに味方する者め!貴様も一緒に始末してやる」

 

「魔物でありながら人間に味方する者…貴様のような存在は許されない!」

 

怒りを強めているということは、魔物たちもかなり追い詰められて来ているのだろう。

それならなおさら負けるわけにはいかないし、戦い慣れた魔物とはいえ油断せずに攻撃していく。

強力な武器での攻撃を続けたことで、しにがみのきしはだいぶ弱ってきていた。

 

「弱ってるけど、慎重にいかないとな」

 

弱っているとはいえ、奴らは攻撃の手を緩めず俺を斧で叩き斬ろうとして来る。

だが、それでも攻撃速度は落ちてきているので、俺は確実にかわしながら残った体力を削り取っていった。

みんなもそれぞれの武器で、しにがみのきしを追い詰めていく。

ダースドラゴンも迫って来ていたが、ブラバニクイーンを倒し終えたラスタンとチョビが、奴らを止めに行っていた。

 

「我らを追い詰めたところで、後ろにはドラゴンたちもいる!」

 

「我らの斧とドラゴンたちの炎で、貴様らは滅ぼされることになるのだ!」

 

「私もこちらの魔物を倒した…お前たちの思い通りにはさせないぞ」

 

「ダースドラゴンヲ引き付けテ、みなサンを守りマス!」

 

ラスタンとチョビは2体ずつダースドラゴンを引き付けて、俺たちのところに来るのを防ぐ。

奴らも炎や鋭い爪で二人を攻撃していたが、素早い魔物ではないのであまり苦戦はしていなかった。

しかし、ダースドラゴンは8体いるので、残りの4体は引きつけることが出来ず、俺たちのところに近づいて来る。

ラスタンたちのおかげで俺たちのところに来るダースドラゴンの数は減ったが、少しでも奴らが来たら戦いは苦しくなるので、その前にしにがみのきしを減らそうとする。

 

「二人だと抑えきれなかったか…ダースドラゴンが来る前に、こいつらを出来るだけ倒しておこう」

 

俺は今までしにがみのきし4体ともを均等に攻撃していたが、1体でも減らせるよう、1体に集中して攻撃を仕掛けていく。

集中攻撃を受けているしにがみのきしもまわりの奴らも抵抗を強めて来るが、回避出来ないほどの攻撃は行って来なかった。

 

「我らを倒そうとしても無駄だ!ビルダーめ、滅びを受け入れるがいい!」

 

「こいつらの攻撃も強まってるけど、倒せないほどじゃないな」

 

素早く動いて奴らの斧を避けつつ、鎧に向かって何度も両腕の武器を叩きつけていく。

弱っているところに連続攻撃を受けて、しにがみのきしは生命力を失って消えていった。

1体しにがみのきしが倒れると、俺はすぐに次の奴への集中攻撃を始めて、数を減らそうとしていった。

ゆきのへたちもダースドラゴンが来る前に、少しでも奴らの数を減らそうとしている。

ダースドラゴンが到達する頃には、俺の前にいるしにがみのきしは2体になっていた。

 

「ダースドラゴンが来たか…しにがみのきしは残り2体に減らせたし、こいつも順調に倒せそうだな」

 

残ったしにがみのきしも、先ほどまでの攻撃でかなり消耗している。

ダースドラゴンとは戦い慣れているので、これならあまり苦戦することはないだろう。

ダースドラゴンは俺に近づくと、鋭い爪を振り下ろして攻撃して来る。

当たったら危険だろうが、悠久の竜の時ほどの攻撃速度も範囲もないので、かわして反撃することが出来た。

 

「まだ倒れないのか、ビルダーめ…!どこまでもしぶとい奴め!」

 

「絶望に沈め、ビルダー!」

 

しにがみのきしの動きも鈍っているので、3体同時でも相手することが出来る。

まずは生命力の低いしにがみのきしから倒し、それからダースドラゴンにダメージを与えようとした。

両腕の武器での攻撃を続けていくと、2体のしにがみのきしもだんだん追い詰められていく。

怯んで動きを止めることもあり、俺はその間にさらなる攻撃を続けていった。

俺もゆきのへたちもしにがみのきしを倒しきることができ、ダースドラゴンとの戦いに集中していく。

 

「これでしにがみのきしも倒れたな…ダースドラゴンとの戦いに集中しよう」

 

ダースドラゴンにも少し攻撃を与えており、このまま攻撃を続ければ倒せるだろう。

しにがみのきしがいなくなると炎を吐いて攻撃して来たが、そこまで攻撃範囲が広いわけでもないので、俺はジャンプを使わずにかわし、さらなるダメージを与えていく。

生命力の高い魔物ではあるが、少しずつ弱って来ているようだった。

 

「生命力は高いけど、このまま押し切れそうだ」

 

ゆきのへとバルダスもハンマーで奴の爪を潰し、ルミーラも弓で頭を撃ち抜いて攻撃している。

遠距離武器を持つルミーラには大きな火球を飛ばしての攻撃も行っていたが、まだうまくかわすことが出来ていた。

ラスタンたちも、2体のダースドラゴンを追い詰めることが出来ている。

だが、戦いを進める俺たちのところに、後衛のゴールデンドラゴンやエビルトレントも近づいて来ていた。

 

「でも、ゴールデンドラゴンたちも近づいて来ているな」

 

奴らはダースドラゴンより強力なので、大勢に囲まれるとまずいことになるな。

特に2体のダースドラゴンと戦っているラスタンとチョビは、危険な状況になるだろう。

ゴールデンドラゴンたちが来る前に二人を助けに行こうと、俺はまず目の前にいるダースドラゴンを急いで倒そうとする。

 

「極げきとつマシンを使って、こいつを早く倒すか」

 

このダースドラゴンは既に俺の攻撃で傷を負っているので、極げきとつマシンで突撃したら絶大なダメージを与えられ、その場で倒れるか瀕死になるだろう。

せっかくマイラで作った最強の兵器なんだ、ラダトームでも役立てないとな。

俺は走ってダースドラゴンから距離を取り、すぐにマシンに乗り込む。

そして、奴に追いつかれる前にすぐに発進し、頭に向かって突撃していった。

 

「これであんたを倒して、みんなを助けに行ってやるぜ」

 

ダースドラゴンは火を吐いて来ようともするが、頭にマシンの角が刺さるまでに間に合わない。

頭を5本の硬く鋭い角で突き刺され、奴は大きく怯んで動きを止めていた。

俺もすぐにマシンから降りて、両腕に全身の力を溜め始める。

 

「倒しきれなかったけど、これで終わりだな」

 

飛天斬りも、アレフガルドの2度目の復興の中で手に入れた強力な技だ。

弱っているところにこれを受ければ、ダースドラゴンも耐えきれないだろう。

俺は両腕に力が溜まりきると、大きく飛び上がって両腕の武器を垂直に叩きつける。

 

「飛天斬り!」

 

二刀流での飛天斬りを受けて、ダースドラゴンは力尽きて消えていった。

奴が倒れると、俺は再び極げきとつマシンに乗り込み、まずはラスタンを助けに向かう。

ラスタンと戦っているダースドラゴンのうちの1体の背後に迫り、思い切り加速して突撃していった。

 

「これで突撃して、ラスタンを助けに行ってやるぜ!」

 

背後から鋭い5本の角で突き刺され、ダースドラゴンは大きなダメージを受ける。

ラスタンの攻撃で既に弱っていた奴は、そのまま光を放って消えていった。

突然現れた新兵器でダースドラゴンが倒されたことに、ラスタンも驚いている。

 

「助かったぞ、雄也!しかし、その変な形の兵器は…?」

 

「アレフガルドを回っている間、マイラで作ってきたんだ。次はこれでチョビを助けにいく」

 

そう言えばラスタンは、げきとつマシンを見るのは始めてになるんだな。

詳しい説明をしている時間はないので、俺はマイラで作ってきたことだけを伝えて、今度はチョビのことを助けに行った。

残りのダースドラゴンも既に弱っているので、ラスタンだけですぐに倒すことが出来るだろう。

極げきとつマシンをまた発進させて、今度はチョビと戦っているダースドラゴンのうちの1体に突撃していく。

こちらのダースドラゴンももう弱っているので、極げきとつマシンを使えばすぐに倒せるだろう。

 

「チョビ、新兵器を使って援護しに来たぞ!」

 

そうチョビに言いながら激突すると、案の定奴は力尽きて、倒れて消えていった。

チョビも極げきとつマシンに驚いていたが、すぐに戦いに戻って、残ったダースドラゴンを攻撃していった。

 

「オオ、雄也ドロル!すごイ兵器ですネ!」

 

「俺は先にゴールデンドラゴンと戦いに行く。チョビもそいつらを倒したらすぐに来てくれ!」

 

チョビに関しても、残ったダースドラゴンをすぐに倒すことが出来るだろう。

俺は二人より先に、ゴールデンドラゴンと戦いに行こうとする。

ゴールデンドラゴンたちは俺が近づいて来ると、炎を吐きながら攻撃して来る。

ダースドラゴンのものより攻撃範囲が広いので、俺はジャンプも使いながら回避して近づき、両腕の武器を叩きつけた。

すると、最初は俺の近くにいた2体が爪を振り下ろして攻撃して来る。

 

「ダースドラゴンより動きは早いけど、まだ対処は出来るな」

 

ダースドラゴンより動きは素早いが、まだ回避しながら反撃することが出来ている。

ゴールデンドラゴンも生命力の高い魔物だが、ビルダーの名を冠する武器で少しずつ体力を削っていった。

怯むことはなかなかないが、だんだん弱っては来ているだろう。

2体が攻撃を受けているのを見て、他の2体のゴールデンドラゴンも近づいて来ていた。

 

「4体に囲まれたか…でも、まだ何とか回避出来るな」

 

以前の俺だったら、4体のゴールデンドラゴンに囲まれたら危機的状況になっていたな。

だが、ほしふるうでわを装備し、ここまでの戦いを生き延びて来た今の俺なら、まだ攻撃を受けることなく戦うことが出来ていた。

4体を次々に攻撃していき、生命力を削り取っていく。

ここでラスタンたちもダースドラゴンを倒し終えて、ゴールデンドラゴンと戦いに来た。

 

「先ほどは助けてくれて感謝する。私も雄也を援護するぞ」

 

「手分けシテ、ゴールデンドラゴンヲ倒しマショう!」

 

二人の助けもあり、6体のゴールデンドラゴンを2体ずつ相手することになる。

再び目の前にいる奴らが2体になったので、俺たちは攻撃の手を強めていった。

さっきの攻撃もあって、まだ動きが鈍ってきたりはしないものの、追い詰めることが出来ているだろう。

ラスタンやチョビもゴールデンドラゴンの動きに対処して、少しずつダメージを与えることが出来ていた。

 

「みんなで戦えば、ゴールデンドラゴンも倒せそうだな」

 

まだ攻撃を受けてはいないが油断せず、両腕の武器を振り回していく。

俺たちがゴールデンドラゴンと戦っている間に、ゆきのへたち3人もダースドラゴンを倒し終えていた。

ダースドラゴンを倒したゆきのへたちは、エビルトレントと、その変異体と思われる暗黒の樹の魔物のところに向かっていく。

 

「ワシらもダースドラゴンを倒したぜ、雄也。ワシらはこれから樹の魔物どもを止めに行くぜ」

 

「ああ、頼んだ」

 

俺はゴールデンドラゴンと戦いながらも、ゆきのへに返事する。

エビルトレントはみんなも戦い慣れているが、変異体は気をつけなければいけないな。

魔物の軍勢をかなり追い詰めてはいるが、まだ安心することは出来なかった。

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