東風乃扇です!
タイトル入れるときにGEAR本部って打ち間違えたよ!
本社なのにね!
それじゃあ9話行ってみよう!
GEAR本社を爆発と振動が襲う少し前──
社長室に向かう渋谷は頭の中で、予定を思い返す。
午後の会議は3時からで、時間には余裕があったはずだ。
呼ばれたのは、
「浅野くん、どうしたのかね?」
社長室に入ると同時に待っていた秘書に質問する。
「はい、それが先程
「なに?
「わかりませんが最近、
優秀な部下達からの報告を受け、すぐに考えを巡らせる渋谷。
「うむ、すぐにベガ君に連絡を取りたまえ。周辺の警備に向かわせるぞ。あと、アルテア君には星夜くんのご学友のガードに付くように言ってくれ。」
この本社に常駐しているISは1機、ベガ・アルクトスの使用する『ワルキューレ』のみ。
施設の規模から見ると少なく感じるが、世界各地にある研究所にはそれぞれ1個のコアがあることを考えると非常に多い。
『こちらアルテアです。星夜くんの友人の護衛ですね?了解しました。』
『こちらベガ、ワルキューレの準備が出来次第に周辺の警備に当たります。』
「よろしく頼むよ。代表候補生とは言え、何があるかわからないからね。」
『はっ!』
通信が切れると、渋谷はふぅっと息を吐く。
「
──
「失礼します。『みつるぎ』から来ました。
受付に長身な女性がやって来て名刺を差し出しながら名乗る。
世界的企業の本社、その受付である以上特に筆記する事では無い。
「あれ?たしか『みつるぎ』の交渉担当は――」
受付は差し出された名刺を受け取りつつ、確認を取ろうとすると、広布と名乗った女性は被せるように口を開く。
「はい、担当が今日は体調をくずしまして、急遽わたくしがお越しさせていただきました。急な変更で連絡が届かず申しわけございません。」
そう言い終えると丁寧にお辞儀をする。
同じ女性でも見惚れるような容姿で、受付の者は軽く頬を染めながら答える。
「では、こちらの来客用IDカードをお使い頂き、4階にどうぞ」
「ありがとうございます。4階ですね、わかりました。」
IDカードを受け取り、広布はエレベーターに向かう。
カードを読み取り、エレベーターに乗り込む。
「まぁ……ここまで来れば充分ね。」
そう呟くと彼女は、隠し持っていた『IS』を起動する。
直後、エレベーター内部で爆発が起こり、ビルを揺らし警報が鳴る。
そして彼女はエレベーターの床を突き破り、一般公開されていない地下の研究施設を目指す。
「さぁ、いただくわよ。電子格納兵装、『データウェポン』を……このスコール・ミュゼールが!」
広布改めスコール・ミュゼールは、あらかじめ入手していた地図に従い一目散にデータウェポン研究室を目指す。
──
爆発音と振動が伝わり、警報が鳴り響く。
「まさか、狙いは俺か?」
俺―天野星夜―は男性操縦者だ。
そんな俺を狙ってる奴が居ても不思議じゃない。
でも、俺が目的なら警備のあるこのタイミングは少々不自然だ。
それこそ、帰りの電車内なんかの方が断然やり易いはず。
つまり目的は別にある。
このGEAR本社を襲ってまで欲しいものを考えろ!
「こいつら……か?」
周りにいる『データウェポン』達、こいつらが目的なら充分にあり得る。
接続されたモニターにも、俺の考えを肯定する表示がされる。
それなら、ここに向かってくるはず電童で撃退しよう。
『星夜くん!聞こえる!?』
通信が聞こえる。愛子さんだ。
「はい。聞こえます。」
『侵入者が現れてそちらに向かってるわ。ISを持ってるから気をつけて!狙いは──
「恐らくデータウェポンです。俺が目的ならもっと狙いやすいタイミングがありますし。それにこいつらもそう言ってます。」
自分の考えを伝える。
『そうですか。施設内は現在のパニックになっています。避難がまだ終わってないので大技は控えてください。』
「了解です!こいつらを渡すものか!」
電童を纏いながら、そう言うと目の前の扉が爆ぜた。
特徴的な尻尾を持つ金色のISが、火の粉を散らしながら部屋に入ってくる
「あら、データウェポンをもらいに来たのに噂の
「悪かったな、こいつらは渡さない。」
侵入者は、構えるこちらを見つつ笑う。俺を脅威と捉えていないのだろう。
「今日は『リムーバー』持ってきてないのよね。残念だけどたっぷりと教育してあげる時間も無いのよ。」
「じゃあ、さっさと帰れば?」
「仕事の成果もなしに、帰れるわけないでしょう?」
会話をしつつも距離を測り、飛び込む、ここで戦ったらこいつらに被害がでる。それだけは避けないと。
ハイパープラズマドライブを起動させながら殴りかかる。
しかし、簡単に受け止められてしまう。
「ふぅん。パワーはあるみたいね。」
「ぐっ!簡単に受けとめられた!?」
経験の差はいかんともし難いようだ。
そのまま格闘の連撃を仕掛けるが。すべての攻撃が軽くいなされてしまう。
「まだまだ経験が足りないわね。坊や、激しいのも嫌いじゃないけど時には優しさも必要よ?」
「ちっずいぶんと余裕だな!?」
正直焦ってる。こちらの攻撃が掠りもしない。
こっちの目的は相手を追い払うことだから、無理に当てる必要は無いが技量の差がありすぎる。
すでに研究室からは出て、廊下での戦闘だが相手は余裕がある。
「甘いわよっ!」
俺の攻撃を避けると同時に、後ろに付いていた巨大な尻尾で叩かれる。
その勢いで壁にたたきつけられ、体の一部がめり込む。
隙を逃さず尻尾の先端にある爪が開き、こちらの頭を掴む。
「あははは!あなたはどこまで耐えられるかしらね?」
笑いながら頭を掴む力を強めつつ、こちらを殴る。
殴られると炎があがり、燃える。
これがこいつの力か……。
そのままサンドバッグのように、殴られてしまう。
──
セシリアたちは物販コーナーで買い物を楽しんでいると、突然の爆発音と振動に襲われる。
周りにいる客は、突然の事態にパニックとなる。
「セッシー!」
「セシリアさん!」
「お二人ともご無事ですね?」
セシリア達は、お互いの無事を確認する。
周りではGEARのスタッフが避難誘導している。
そこに1人の男が近づいてきた。
「セシリア・オルコット、布仏本音、更識簪だな?私はアルテア、GEARの警備担当だ。何者かによる襲撃だ。天野星夜の関係者として君たちが狙われる可能性がある。こちらへ。」
アルテアと名乗る男はそう告げると誘導してくる。
「ま、待ってください。星夜さんは!?」
「そうそう、あまのんは?」
「たしかさっき機密エリアに行くって…。」
「彼は相手の目的と思われる部屋に居るため、そのまま防衛に当たっている。」
「でしたら、私も!」
セシリアが名乗り出る。
「気持ちは解るし、ありがたいが……。ここで何か君たちに何かあれば、特に君の場合は国際的な問題になりかねない。」
「友人の窮地に何もしない事が、正しいとは到底思えません!」
セシリアは強い意思を持った瞳で、アルテアを見つめる。
「確かに、個として正しい事と、群で正しい事は違う。だが──」
『アルテアさん!ベガさん!聞こえますか!?星夜くんがピンチです!今すぐ救援を!!』
インカムから焦る愛子の声が響く。
「なに?了解した。すぐに現場に向かう!ベガはどうした?」
『すみません、兄さん。今、襲撃者の仲間と思われるISと交戦中で──
交信中に突然インカムからの声が途絶え、部屋の明かりが消え、先程から鳴っていた警鐘が止まる。施設の全てのシステムがダウンしたようだ。
「どうした!?何があった!?」
アルテアはインカムに呼び掛けるが応答がない。
「くっ!」
「一体これは?」
「システムダウン?」
「ハッキングかなー?妨害電波系かなー?」
「とにかく、今は緊急事態だ。早く避難しろ!」
アルテアが強めに告げるが3人は。
「やはり状況がよくありませんわね。私は星夜さんの所に行きますわ。」
「警備システムがダウンしてその上、扉が全部ロックされてる。」
「制御端末から逆ハッキングだー!」
それぞれがやれることをやろうとしていた。
「仕方ない、セシリア・オルコット、星夜くんはこのポイントだ。苦戦している。また、外でこちらのISがほかのISとも交戦中だ。敵の増援に注意しろ。残りの2人はこっちだ。こっちにメインの端末「メテオ」がある。」
そう言ってセシリア以外は走る。
セシリアはブルーティアーズを纏い、黒煙を上げるエレベーターの扉に入り指定されたポイントを目指す。
「星夜さん。今、助けに行きます。待っていてください!」
セシリアは狭い通路を全速力で飛翔する!
セシリアー!早く来てくれー!
はい、区切りの良い所がここか戦闘終了っていうね。
あっこの世界だとベガさんと草薙織絵さんは別人ですので。
―――――――
星「くそっあのスコールって奴強すぎる!」
セ「だからといってこのままでは終わらせません!」
星「でも、どうすればいいんだ?!」
セ「1人の力でダメなら2人の想いです!」
星「わかった!セシリア!信じるぜ!お前の言葉!」
セ「えぇ、私も貴方を『信頼』しておりますから!」
次回!IS戦士電童
第10話《蒼い奇跡》
星・セ「「2つの心が奇跡を起こす!」」
――
何となく次回予告風
電童のアニメだと基本北斗と銀河の漫才だったけどね!
疾風の警備員さん、誤字訂正ありがとう。